はじめに

『パン屋航路』での食事をご紹介しました。この時に食べたものは、

  • グリーンカレーパン
  • ずんだ入りクリームチーズベーグル

の2つ。しかし、パッケージには3つめのものがあったはずです。

実はこれ、道中のおやつに食べようと思っていた「抹茶ブリオッシュ」。しかし、「お昼に尾道焼きが控えているため」に取っておいたものです。

本来、これを聖地巡礼の後に食べる予定だったのですが……。

脳内ハリソン山中の提案

商店街を歩いていると、脳内のハリソン山中(『地面師たち』)が語りかけてきました。

もっと大きなヤマを狙いませんか?

そうですね……白玉がゴロゴロ転がるようなヤマです。つまらないじゃないですか、宿に帰れば食べられるものをチマチマ食べても。小さなヤマよりは大きなヤマ、容易いヤマよりは困難なヤマ。胃袋が怖気づいて二の足を踏むような――難攻不落のヤマを落としてこそ、この旅をしているんじゃないですか?

それに一も二も無く飛びつきました。

向かった先の「ととあん」

ここで向かったのが、甘味処「ととあん」です。

筆者がこのお店を知ったのは2011年。それ以来訪れている、最高に好きな甘味屋です。もちろん、今回のような「ヤマ」が待ち構えていることも知っていました。

選んだのは、白玉はっさく練乳かき氷。(正式な商品名は忘れました)

そして、運ばれてきたのがこちら。

……大きい。

写真のとおり、かき氷の頂上にはっさくが鎮座しています。白玉とはっさく、練乳は別添え。つまり、目の前にあるのは、文字どおりの「大きな山」です。

もちろん、注文時に描かれていたものしか乗っていません。そこに偽りはありません。

ただし、実物を前にしたときのインパクトまでは、メニューから読み取れませんでした。

予定していたおやつを食べる代わりに、思いがけず大きなヤマに挑むことになりました。

「このヤマ、どうやって攻略するか……」

の前に既に食べ終わっていました。

  • サクサクとした味を楽しむ
  • 白玉と練乳を別添えでやる
  • シロップを足す
  • 最後に全てを混ぜ合わせて飲むようにして食べる

はやっていたはずです。

余談

筆者がこのお店を知って以来、訪れるたびに思うことがあります。

「自宅とこの店のポータル、開けられないかな?」

それくらい好きなお店なのです。

なお、先のWWEの例で言うなら、今回の出来事はハリソン山中がキャッシュインしたようなものです。

こちらは抹茶ブリオッシュを温存していたつもりでした。しかし、目の前に現れたのは、それを後回しにするだけの価値がある大物でした。(なお、このブリオッシュは電車待ちの間に美味しくいただきました)