はじめに
2026年9月――フェリーで四国へ渡り、高松を拠点に一人旅をしてきました。
今回の旅行については、すでに「ピボット旅行」と名付けています。
そもそもこの言葉を使い始めたきっかけは、WWEでのジョン・シナのストーリーでした。
2025年のシナはヒールターンという大きな方向転換を行いました。しかし、その反応を受けて、今年は再びベビーフェイスへと方向を変えた。
ここで面白かったのは、 それまで起きたことを全部なかったことにするのではなく、起きてしまったことを材料にして、次の展開へ進んだこと です。
今回の旅行も、まさにそんな感じでした。
- 予定を立てる。
- 予定が崩れる。
- そこで別の手を考える。
これを繰り返しているうちに、いつの間にか「ピボット旅行」になっていました。
心の中のアズナブル
そして、もう一つ。今回の旅行には、常に 脳内のシャア・アズナブル がいました。
旅先では、見知らぬ土地を歩き、初めて乗る船に乗り、初めて食べるものを食べます。当然、予定通りにいかないこともあります。
そんな時に、
「見せてもらおうか……○○の性能とやらを!」
と、とりあえず試してみる。うまくいけば、
「ええぃ! ○○は化物か?」
となります。思ったほどではなければ、
「どうということはない」
で済ませられます。予定が外れれば、
「そうそう当たるものではない」
と言えばいいし、そして、自分の判断が盛大に外れていたことに気付いたら、
「これでは道化だよ」
にもなります。極めて重要なマインドセットとして、大ピンチに陥ったときにはあの言葉。
「まだだ…… まだ終わらんよ!」
実に便利です。
しかも、あの人は「戦いは常に二手三手先を読むものだ」と言いながら、普通に判断を間違えます。そのくせ、妙に生存率が高い。
あの白い悪魔と何度も交戦して、アクシズ・ショックまで生き残った人ですから、 「判断は必ずしも正しくないが、とりあえず現場に投入して帰ってくるテスター」 としては非常に優秀です。
今回も、フェリーには、
「見せてもらおうか……フェリー東九の性能とやらを!」
と乗り込みました。尤も、そこに至るまでに2つほどピボットがありましたが
心の中のゴリラルーム
そして、こうした「予定外の展開」を見て、もう一人、私の心中にいたのがゴリラルームのシナリオライターです。
WWEのプロレスラーは、何が起きてもその場で試合を成立させなければなりません。それも、コンマ1秒単位でのタイムコントロールが求められます。
予定していた展開が崩れたら、そこで試合そのものを止めるのではなく、次の展開を作ります。
今回の旅行も、それにかなり近いものでした。
- 「尾道へ行く」という目的は残す。
- しかし、そこへ至る手段が変わる。
- フェリーの帰りがなければ、新幹線にする。
- 自転車を持っていく予定だったが、雨だったので未練たらたら置いていく。
当初の予定が使えなくなったら、その時点で残っているカードから次の展開を組み立てる。
予定通りに進むことが目的ではない。旅行そのものを成立させることが目的です。
そう考えると、今回の旅行は最初から最後まで、ずいぶんとプロレス的でした。
シナリオライターが用意した展開に対して、
「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!」のコンボ
が炸裂し、その横でシャアが、
「見せてもらおうか……」
と言っている。そんな旅行です。
まずは、東京・有明から乗船する前から。
見せてもらおうか……フェリー東九の性能とやらを!
は、このお話の後の後、となります。前回のエントリーで
次からはいよいよ実際の写真を伴いながらの旅行記となります。
と言いましたが……「アレは嘘だ」のメイトリックス語録でこのエントリーは〆ます。
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