月: 2023年7月 Page 2 of 4

ボードゲーム『アズール ミニ』感想。

ポルトガルのタイル職人としてしのぎを削る『アズール』をコンパクトにまとめたミニバージョン。

ゲームそのものの感想は既に書いているので割愛し、オリジナルと比較しながら書いていきます。

本家よりいいところ

ずれにくいタイルと得点トラック

タイル部分に凹み、設置箇所に出っ張りがある個人ボードは本家にも欲しいと思った配慮です。

得点もスライダー形式になっているので、タイルを取りこぼしたときの衝撃などでどこかにいくということもありません。

余りタイル置き場の配慮

工匠の展示品、市場タイルを置くミニトレイ付き。これも少し凹みになっているのでタイル置き場として十分な機能を備えています。

本家と評価が分かれるところ

不完全な収納性

携帯性を優先した結果として、箱に余裕がありません。タイルを袋に詰めてしまうと元の箱に入れるのは苦労します。また、フックにかけての展示を想定しているためにパッケージ上部の穴が邪魔です。

なので、元の箱に入れるのは早々に諦めて百均のファイルケースに収納しました。

まとめ

収納性に難があれど:「この作品を持って行きやすいサイズにまとめた」のは素晴らしいです。

  • 物理で持っておきたいけどそこまで場所を取られるのが嫌だ
  • 旅先・帰省先などでも名作を楽しみたい

という方には本家よりも優先する意義はあると思います。

ボードゲーム『アズール』感想。

かなりわかりやすいルールの影に隠れたえげつない妨害要素が特徴的なボードゲーム。数年前に少し遊んでいたものの、改めてこれは凄いゲームだと実感です。

概要

プレイヤーはポルトガルのタイル職人。王に命じられて宮殿の壁を美しく装飾していくのが目的です。

このゲームの良かった点

見栄えの良いコンポーネント

最大の特徴でしょう。見た目も手触りも良く、タイル職人の気分を味わうことができます。

言語依存のないルール

多少の制約があるものの、実際に動きを見せておけば10分足らずのインストでもわかりやすいルールでした。

連鎖の爽快感

タイルが連続や交差していくことで得点は重なっていきます。うまくはまって点を重ねることができれば、落ちものパズルの連鎖のような爽快感を得られるでしょう。

シンプルなルールに隠された失点要素

中盤以降に顕著になります。

  1. 図案ラインは同じタイルしか置けない
  2. 図案ラインには配置済みのタイルを置けない

の制約に

「図案ラインに置けないタイルはバーストして失点要素になる」が加わります。

  • いかにしてバーストせずに取っていくか
  • 逆に相手をバーストさせるためのコントロール

が実にシビアとなっています。

人数でがらりと変わるプレイ感

2人は上述したバーストルールで相手をいかにハメるかというバチバチのアブストラクト。
3人以上はわいわいと高得点を競い合うパーティーゲーム。

なので、プレイ感に合わせて人を決めるという感覚です。

このゲームの少し残念な点

タイルのずれやすさ

特に、得点計算のキューブが当たってしまうと今何点かの確認がしづらかったです。

まとめ

  • ものすごく映えるコンポーネント
  • わかりやすいルールの裏の失点要素
  • アブストラクトとドラフトの融合

などが加わり、プレイ中ずっと「これは天才的なゲーム」だと実感。

個人的に、

  1. マイナス1点を許容することでスターティングプレイヤーになれる
  2. 市場に流れたタイルを先行で取れる

の駆け引きに実に感動しました。これまた、名作と呼ばれるには理由があると納得できました。

『ライザのアトリエ3』調合素材による特性の移し替え。(無料DLC王都辺境ネタバレあり)

※結論を言ってしまえば:コアアイテム「ヘイズブレス」に気体を入れるマテリアル環がありました※

本記事の応用です。

この時記した

動物素材や金属から特性を移し替えることもできますので、このテクニックは覚えておくと便利です。

のテストケースが無料DLC『王都辺境地域』のクエストにありました。

クエスト「クレリアの想い人」

クエストの達成条件は特性「自由な魂」つき(薬品)の納品。

Step1.特性を持つ素材を探します。

コンテナから特性→「自由な魂」で探すと、

素材“スカイバブル”(採取地:クレリア地方・アストラード高地)のみが持つ特性だと確認できます。

スカイバブルの素材カテゴリは気体です。そして、ライザが調合できる薬品に、気体をそのまま薬の材料に投入できるパターンは見つかりませんでした。

Step 2. スカイバブルを薬の材料に変換

そこで、気体を材料として薬の材料になりそうな調合素材を探します。

それを充たすものは《超純水》。必須素材の中に気体があり、効果によって薬の材料を付与できます。

順当に素材を入れていき、

スカイバブルを忘れずに投入。

引き継ぎ特性で「自由な魂」を確実に発現させます。

Step3. 特性を移し替えた調合素材から薬を調合

先ほどの、薬の材料を発現させた「自由な魂」つきの《超純水》を原料に《隠者の軟膏》を調合。

特性を発現させることが第一なので、それ以外は適当に材料を投入していきます。

Step4. 納品

最後に依頼元に納品して完了です。

他のルートとして

  1. スカイバブルを原料に超純水を作る
  2. 超純水(水)から中和剤を作る
  3. 中和剤などを原料に《魚油リキッド》を作る

もOKですし、極端な話

  1. スカイバブルを原料に超純水を作る
  2. 超純水(水)から中和剤を作る
  3. 中和剤からミックスオイル→カラフルオイルまで作る
  4. 精霊の小瓶(原料:カラフルオイル)→クリスタルエレメント→賢者の石まで調合
  5. 賢者の石を原料に《エリキシル剤》調合

まで行っても可能です。(それぞれの段階で特性の引き継ぎを忘れずに)

「特性を移し替えたいと思ったら水か中和剤にできるか」を念頭に置いておくと、自由な調合が行えるというお話でした。

MtG:統率者メモ-5-初の4人戦。

初実践の結果とフィードバックです。

前提

自分の統率者テーブル(チャート)は「Party」になります。(参考記事

デッキリスト


// 統率者

1 グレムリンの神童、ジンバル

// 土地

4 島
2 山
4 森
1 苔汁の橋
1 ホビット庄
1 水辺の学舎、水面院
1 繁殖池
1 踏み鳴らされる地
1 怒り狂う山峡
1 火の灯る茂み
1 焦熱領域
1 植物の聖域
1 銅線の地溝
1 尖塔断の運河
1 硫黄の滝
1 内陸の湾口
1 燃えがらの林間地
1 獲物道
1 蔦明の交錯
1 凍沸の交錯
1 シヴの浅瀬
1 ヤヴィマヤの沿岸
1 統率の塔
1 ケトリアのトライオーム
1 開拓地の野営地
1 アカデミーの廃墟
1 錬金術師の隠れ家
1 ホビット庄の段々畑
1 樹木茂る山麓
1 霧深い雨林
1 広漠なる変幻地

// クリーチャー

1 金属の徒党の種子鮫
1 エーテリウムの達人
1 設計図盗み
1 つむじ風のならず者
1 破片捲きのスフィンクス
1 煌めくドラゴン
1 作業場の古老
1 ガラクタ這い
1 苦痛分配者
1 面正体の起爆屋
1 第三の道のフェルドン
1 ピア・ナラーとキラン・ナラー
1 カルドーサのフェニックス
1 金のガチョウ
1 極楽鳥
1 桜族の長老
1 不屈の追跡者
1 不屈の供給者
1 永遠の証人
1 殺し屋の交渉人
1 双子唱者、アドリックスとネヴ
1 ラシュミとラガバン
1 テルカーの技師、ブルーディクラッド
1 搭載飛行機械
1 アカデミーの整備士
1 真面目な身代わり
1 ワームとぐろエンジン
1 鋼のヘルカイト

// 呪文

1 いざ動け
1 月への封印
1 飛行機械の諜報網
1 精神壊しの罠
1 難解な試験
1 解析調査
1 意志の力
1 残響の嵐
1 手慣れた複製
1 川への叱責
1 サヒーリの芸術
1 時を超えた探索
1 混沌のねじれ
1 鏡割りの寓話
1 ギラプールの霊気格子
1 ホビット庄の復興
1 パンくずの道標
1 殺しのサービス
1 耕作
1 根から断つ
1 エシカの戦車
1 原初の命令
1 僧帽地帯からの援軍
1 連合の蛹
1 崇高な工匠、サヒーリ
1 サヒーリ・ライ
1 王冠泥棒、オーコ
1 完成化した賢者、タミヨウ
1 太陽の指輪
1 シミックの印鑑
1 グルールの印鑑
1 秘技の印鑑
1 スカイクレイヴの秘宝

最初の入れ替えと比べて……

  • 重いカード(作業場の古老やサヒーリの芸術)を追加
  • マナ・アーティファクトを心持ち追加

となっています。

使っていて「強い」と思ったカード

エシカの戦車

勝った試合でのMVPでした。キッカーした《スカイクレイヴの秘宝》トークンをコピーし続け、強固なマナ基板ができあがりました。

作業場の古老

最初の入れ替えでは入ってなかったカード。これは面白そうだと入れてみたら

  • 飛行4/4が毎回量産される強さ
  • 上記《エシカの戦車》と併せることで供給先も困らず

と、Partyならではの強さを発揮していました。

ガラクタ這い

統率者や戦車などの相性が完璧です。相手のクリーチャーのみならずマナ基板をある程度縛ることができます。「親和(トークン)」のお陰で思ったよりも早く出ます。

入れたいカード

  • 統率者能力は+1/+1カウンターを用いるので、それらを参照するカード
  • 明確なリセット(サイクロンの裂け目)
  • 「構築物・トークン」を出すカード

など。

改めて

楽しむレベルが揃えばきちんと戦えるということが分かりました。この統率者は更に育てていきたいです。

統率者&ボードゲーム会参加メモ。

連休初日、統率者&ボードゲーム会に参加してきました。この時のメモです。

統率者

統率者は《グレムリンの神童、ジンバル》。土地やいくつかのパーツを入れ替えただけです。

  1. ナヤカラーの恐竜にボロボロにされる
  2. 消耗戦を制して勝利
  3. グリクシスカラーに《サイクロンの裂け目》撃たれてゲームセット

と、3連戦で1回勝つことができたのが僥倖です。思ったよりも場持ちして、次々と配下を生み出していく様は感動でした。

なおのこと、自分に合ったプレイスタイルだと思いました。

ボードゲーム

キャントストップ

双六風のチキンレース。あと少しというところで抜かれて負けました。

アズール

ガチガチのアブストラクトだった2人と異なり、4人は選択肢が多くてタイルの入れ替えもスムーズ。

その延び延びさが功を奏してトップでした。

統率者のリストやらゲームのレビューは後日書くとして:いい連休の初日を飾りました。

平日休みに購入したもの。(俯瞰と煽り)

話はこちらに遡ります。

この時に購入したものの記録として、そして、

このキットレンズの可能性を更に検証するため。

お茶詰め合わせ:俯瞰

猛暑が続く中で、お茶の消費量は更に激しくなったので、更に買い足しました。

こちらは俯瞰気味に、下に置いたお茶が見えるように撮影です。

ボードゲーム『アズール』煽り

ミニバージョンの『アズール』で「オリジナルのサイズを持っておきたい」というさなか、こちらも再販が掛かっていたので購入。

これは外箱を壁として用いるためにも煽り気味で撮影です。

このレンズ、買った当初は「使い処があまりない」で放置していたのに、こう、環境や撮影対象が変わっていると思わぬ役目が降りてきたという感じです。

ボードゲーム『リトルタウンビルダーズ』感想。

わかりやすいルールでテンポ良く進み、資源管理や箱庭感も楽しいワーカープレースメントです。

概要

プレイヤーは猫の街の建築士。

  • 資源を集め
  • 建築を行い

街の発展に最も貢献したプレイヤーが勝者となります。

ゲームシステム

4ラウンドで終了する非常にシンプルなワーカープレースメントです。

  • マップの空きスペースにワーカーを置くことで周囲8マスの資源を得る/建物効果を用いる
  • 資源を支払い、マップの空きスペースに建物を配置する
  • いくつかのフリーアクション

のみと、ボードゲームに慣れていない方でも覚えやすいルールです。

このゲームで気に入ったところ

まず、ポップで上質なコンポーネントの見た目です。ワカプレらしい箱庭感も健在であり、段々とタイルで埋めていくことで街の発展を目の当たりにできるようになっています。

マップ上のアイコンもわかりやすく(森に隣接すれば木が手に入る等)、建物効果も明快なものとなっています。

ラウンドごとにワーカーへの支払義務があるものの、建物に必要な資源獲得とワーカーへの支払を両立させながら資源をやりくりしていく様は、ワーカープレースメントの醍醐味といったところです。

このゲームの少し残念なところ

「アブストラクトに近い実力ゲーム」に尽きます。効率よく資源を獲得できるスペースや建物タイルは先取りされるため、実力差がそのまま得点差となります。

ワーカーへの支払を怠った時にはペナルティもあるため、初心者と交えるときは多少の手心や奉行とならない心構えが必要です。

まとめ

  • 資源管理
  • スペースの取り合い
  • 建物コンボ
  • 目標によるゲームプラン

といったワーカープレースメントの魅力をポップでライトなコンポーネントに詰め込んだ作品です。

初心者への導入として最適であり、経験者同士はシビアな戦略を楽しめる傑作でした。

平日休みのボードゲーム。(2023年7月)

平日に休みを取り、ボードゲームをいくつか回しました。

バロニィ

騎士を派遣しつつ橋頭堡を築き、領土を広げていくアブストラクト。

運の要素が介在しない実力ゲームであるものの、さっくりとまとまっていて高印象でした。

リトルタウンビルダーズ

ようやく、ワカプレが好きな人とプレイする機会に恵まれました。

とはいえ、これはワーカープレースメントの名を借りたアブストラクトです。

なので、戦略に出遅れがあり差し切ることができませんでした。

アズール

ミニバンでは満足できなかったため、オリジナル版を購入と相成りました。

こちらも戦略を誤って、ダブルスコアでの敗北。(バーストが多すぎました)

これに関してはきちんとした時間を設けて記事を書く予定です。

旅のデブリーフィング。

片品村に次いで、得るものがあった旅行でした。

準備期間:

上記のフィードバックのお陰で

  • 必要なものは何か
  • どのぐらいで準備できるのか
  • いつまでに間に合えばいいのか

を定量化できました。なので、前回より遙かに短い時間で、かつ、効率的にパッキングをすることができました。

宿で行うこと

観光ではなく「温泉宿でゆっくりする」がテーマだったので、行うテーマをある程度決めていたのは良かったです。

今回は時期的にアニメ『ライザのアトリエ』放映/動画配信サイト解禁ということもあり、

と、視聴しながら状況の整理をすることができました。

また、「以前宿泊したところ」のアドバンテージを活かして、撮影前から構図を考えられたのも個人的な利点です。

次は

  • もう少し効率的な移動手段の開拓
  • パッキングの効率化
  • いい宿を探す

等々。興味は尽きません。

旅先で遊んだボードゲーム。(2023年7月)

今回の温泉宿でもソロプレイのボードゲームを楽しみました。

ジャイプル(ソロバリアント)

2人用ゲームではありますが、

有志が作ったバリアントはシビアでタイトなリスク管理を楽しむことができます。

  • 1R目: 50-85 で敗北
  • 2R目:89-62で勝利
  • 3R目:83-65で勝利

の2−1。ある意味、1R目の大敗のお陰で「どうすればボットに点を取らせないか」を考えることができた気がします。

CROSS LORDS

ソロと2人モードのあるカードゲーム。ソロでは自分以外の魔女を3人倒せばクリアとなります。

ヴェロニカを用いて

  • マルファ
  • リュドミーラ
  • アナスタシア

の3人をそれぞれストレートで下しました。

やや大きめの箱がネックではありますが、難易度とプレイ感覚が自分に一番あっているドミナゲームです。

ソロキャンプ・ポケット

  1. 時間(手札)をコストにしてギア/メシを揃え
  2. ギア/メシのセットコレクションで点を稼ぐ

2段階のハンドマネジメントを必要とするソロゲーム。手札にも恵まれ、42点(フィールドマスター)を取ることができました。

今回は温泉をゆっくり楽しむのが目的だったので、軽めのカードゲームのみという選択も良かったです。

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