カテゴリー: 旅行記-海外- Page 2 of 8

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月23日-5 セント・アイヴズ(5)

セント・アイヴズでお昼ご飯を食べ終わった頃――

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

船上の人となっていました。実は、お昼ご飯を食べ終わった頃に波止場で「この近くにアザラシの生息地があるから、見に行かないか?」と誘われ、二つ返事で前金を支払っていたのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

船は心地よい揺れの中、内海と外海の中間を走って行きます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

緑のそそりたつ崖は、英国ならではの光景。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

30分ほどして――件の「アザラシ」が姿を見せました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もの凄く人慣れしています。コーンウォール固有のアザラシが絶滅寸前だったところを、海域の人たちが「半飼育」しているというのが実際の所らしいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その証拠に、別の街からもアザラシウォッチングの船が出ていました。10分ほど観察した後、船はセント・アイヴズに戻りました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

なんと、アザラシは乗っていた船を追いかけて街まで来ていました。(その後、元の海域へと戻っていきましたが)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

すっかり満潮となった湾内は地元の子供達が飛び込みをしていました。

また、街はすっかりお祭り騒ぎ。それもそのはず、この日は2010年ワールド杯で、イングランドが予選を通過した日だったのです。

次回のエントリーでは、マラザイオン~ペンザンスなどの光景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月23日-4 セント・アイヴズ(4)

セント・アイヴズを中心的に巡ることとなったこの日――

お昼ごはんはどうしようかという事で、英国のファストフードであるフィッシュ&チップス屋で

IMG_1712

シュリンプ&チップスを頂きました。魚のフライではなくエビのフリッターが入っているもの。それにしても、果てしないボリュームに驚きです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そんな僕の食事をカモメが虎視眈々と機会を伺っておりました。

ロンドンよりは腕がいいのか、思ったよりもすんなりと胃に入ったものの、油っこさが残る感じ。そんな舌や胃を洗い流してくれたのが――

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

アイスクリーム屋。白壁の建物が涼やかな印象です。そこでカップ入りのアイスを買い求めて――

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ビーチサイドで頂きました。トルコアイスの流れを汲んでおり、粘りのある舌触りが特徴的。味も申し分ありません。それをこんな絶景のもとで頂くのですから、その美味しさは筆舌に尽くしがたいものがありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そのすぐ脇では、地元の楽団が素敵な音楽を提供してくれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

目抜き通りのブティックでは、この日の天候情報が記されていて、なかなか面白い趣向だと思った次第。

次のエントリーでも、まだまだセント・アイヴズの光景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月23日-3 セント・アイヴズ(3)

前日はサイクリングをした分、この日は街をゆっくり歩くことに決め、地中海のような陽光が降り注ぐ中、ゆったりとした時の流れをセント・アイヴズの素敵な街並みで過ごしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

リゾート都市のような光景…… と、ここでようやく「カメラのレンズがおかしい」ことに気づき、慌ててメンテナンスを行いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

倉庫を利用した街の博物館。行かなかったことが少しだけ悔やまれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

セント・アイヴズは小さな岬に展開される街で、岬の先は小高い丘になっており……

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

岬の端は気象台でした。漁や航海の安全も見守っているのでしょうね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

街の目抜き通り。観光シーズンなので、平日でも沢山の人で賑わいます。これは、前日にも頂いたコーニッシュ・パイの専門店。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ビーチ沿いにあるパブ。お酒が飲めたら、最高の眺めと一緒に飲むことができましたのに……。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして、午後に近づこうかという時、潮が段々と満ちて行きました。

次回のエントリーでも、セント・アイヴズの風景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月23日-2 セント・アイヴズ(2)

セント・アイヴズに到着し、まずは砂浜から街並みを散策することにしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こうやって白黒で撮影すると、自分が19世紀にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ふと、上を見やると凧。地元の老人が揚げていました。確かに、この青空なら海からの順風がありますねぇ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

砂遊びをしている子供たち。この日は確かに汗ばむような陽気。ここが本当に英国なのかと滞在中はずっとギモンに想っていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

浜辺の反対側から撮影しました。前日のセント・マイケルズ・マウントでも思いましたが、このあたりの干満の差は激しいですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

とはいえ、潮が満ちている場所では観光ボートが出港しようとしていました。

次のエントリーでは、セント・アイヴズの街並みの光景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月23日-1 ペンザンス 〜 セント・アイヴズ

コーンウォール旅行記は2日目。1日目は早々と寝たおかげで爽やかな目覚めを迎えることができました。身支度を整えて、朝食をいただきます。

IMG_1705

この、シンプルながらもボリュームのあるイングリッシュ・ブレックファスト。栄養も補給して状況を開始します。

この日の目的地はコーンウォール半島北部のセント・アイヴズ。マザーグースの歌に

As I was going to St. Ives – Mother Goose

As I was going to St. Ives
I met a man with seven wives,
Each wife had seven sacks,
each sack had seven cats,
Each cat had seven kits:
kits, cats, sacks and wives,
How many were going to St. Ives?

セント・アイヴズに行く途中 (マザーグースの歌:壺齋散人訳)

セント・アイヴズに行く途中
7人の妻を連れた男と出会った
妻の一人ひとりは7つの袋を持ち
袋の一つ一つには7匹の猫がいて
ネコの一匹一匹は7匹の子猫を連れていた
子猫とネコと袋と妻たちと
全部でいくつになるでしょう

とありますが、この歌の「セント・アイヴズ」がかの地である証明は取れていません。さておいて、ガイドブックによると、この街は芸術家のアトリエを数多く抱える観光都市という事で期待は嫌が上でも高まります。

map1

ペンザンスからセント・アイヴズまでの自転車のルートは上記の地図の通り。若干のアップダウンがあったものの、自転車は実に軽快な走りで目的地へと向かっていきます。

IMG_1706

半島を縦断し、再び海が見えてきました。坂をしばらく下って行くと――

IMG_1707

あっと驚く光景が眼科に広がりました。岬を覆うように白壁の家が建ち並んでいます。これこそセント・アイヴズに相違ありません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

適度な場所に自転車を駐めて、探索を開始します。引き潮の海岸から見る街並みは、まるでジブリの映画を見ているかのよう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

観光用のオート三輪が波止場に駐められていました。この日は、ほぼまる一日をこの街で過ごすことに決めました。

というわけで、次のエントリーでもセント・アイヴズの光景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-6 セント・マイケルズ・マウント

ペンザンスからランズ・エンド、少し迷ってミナックシアターを観光し、帰宿することにしました。ですが、まだ日が高いためにセント・マイケルズ・マウントをちょっと見物です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ミナックシアターからの帰り道。どこまでも続く大草原。

IMG_1700

ペンザンス ~ マラザイオンは車で5分ほどの距離。歩行者と自転車用に、海岸沿いの道がありまして、この景色がまた素晴らしいのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

潮はやや満ちていて、島へと続く道がうっすらと見えています。手前のイルカの噴水は酒場宿が建てたものです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マラザイオンの街の店では、何故か鯉のぼりが入り口に掲げられていました。ある意味、斬新な使い方です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

潮風を受けて、海鳥が飛び立とうとしていました。

そうして、この日は早々と宿に到着し、持ち込んだ食料を全て頂いて泥のように眠りました。

次のエントリーでは、コーンウォール半島の北側にある観光名所「セント・アイヴズ」へと向かいます。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-5 ミナックシアター

Webサイトや写真で「ミナックシアターの特異性」は予習してきたつもりでしたが、やはり、見ると聞くでは大違い。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

本気で、切り立った崖に作られた屋外劇場でした。曰く、「この風景にはシェイクスピアの『テンペスト』が似合うに違いない」と、ロウェナ・ケイド女史が50年かけて、言葉通りの意味で「手作業で」作り上げたその光景は、ただただ尊いものがあります。

この青空と海がバックグラウンドでは、生半可な演技はかき消されてしまうでしょう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

折しも、地元の少年団による劇が上演されていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大自然が風景なのですから、文字通り「溶けこんで」いるようでした。上演中でなければ舞台や楽屋などを見られたのですが、そこはまた次の機会といったところ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そうして、劇場を後にして隣接されている海水浴場を眺めます。英国というと「どんよりとした雲に、薄寒い空気」がイメージされますが、コーンウォールは例外の一つ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ゴムボートの影が映るようなクリアな海でした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「面白いな」と思ったのは、パラソルを使うのではなく、テントを持ち込んでいたこと。そこで日本の海水浴場との違和感に思い当たりました。ここには「海の家」がありません。

そうして、ペンザンスに戻ることにしました。

次のエントリーでは、午後のセント・マイケルズ・マウントの風景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-4 ランズ・エンド〜ミナックシアター

ランズ・エンドを後にして、次の目的地は「是が非でも訪れてみたかった場所」です。その場所は「ミナックシアター(The Minac Theatre)」。その名が示す通り劇場なのですが、「コーンウォールの崖地に、たった一人の女性が50年かけて手動で作り上げた」世界でも類を見ないオープンエアの劇場です。

地図を確認し、観光案内板などを頼りに自転車を漕いでいったのですが……

IMG_1687

思いっきり場所を間違えました。前にスイスでも同じような経験をしたことがあります

IMG_1685

トンネルをくぐり抜けると、ゴムボート。どう考えてもプライベートビーチですね……。

気を取り直して目的地を再設定。駐車場に「Minac Theatre」と書いてあるので今度こそまちがいなしです!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ところが、件の劇場に向かうまでの道が思いっきり獣道なので、若干不安になりましたが……。 しっかり到着。

IMG_1691

劇場にはカフェテリアが併設されており、劇場隣の海水浴場を眺めながらのティータイムを楽しめます。

IMG_1690

頂いたのは「コーニッシュティー」。いわゆる「紅茶とスコーンのセット」ですが、地方によって「デボン・ティー」や「クリーム・ティー」などの呼び方があったり。ここはコーンウォールなので、当然「コーニッシュ」と呼ばれている次第。

IMG_1694

濃厚なベリージャムとクロテッドクリームは、それだけで疲れが吹っ飛ぶ甘さでした。

次のエントリーでは、いよいよ「一人の女性が独力で作り上げた」劇場をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-3 ランズ・エンド(2)

初夏のコーンウォール旅行記、1日目の最初の山場であるランズ・エンド岬の風景です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

岬のレストランやアトラクションのコンプレックスでは、バイオリンのソロコンサートが開催されていました。今考えると、録音できる装置があっただけに、そうしなかったのが残念でなりません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

前回は訪れなかった岬周辺も散歩しました。これはポップアートフィルターを用いて撮影しています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

フィルターを取り除くとこんな色合い。アトリエがあったり、農場があったりと、思ったよりも拓けていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そこで、毛並みのいい三毛猫に出会いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この一帯を所有していると思しき貴族の館(かホテルか)をズームで撮影。

そんなこんなで、潮風を浴びながら持ってきたお弁当をいただき、丁度いい時間になったので、この場所を後にしました。

次のエントリーでは、風変わりな劇場をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-2 ランズ・エンド(1)

荷物をあらかた置いて軽装になり、グレートブリテン島の最西端であるランズ・エンドに向かいます。ここは以前も訪れましたが、やはり、ここに向かうまでの間にある最高のサイクリングロードが忘れられませんでした。

IMG_1676

一面に見える地平線。鮮やかな翠に穏やかな風…… サイクリングの醍醐味です。

IMG_1682

小高い丘も牧草地になっていて、これぞ「英国のカントリーサイド」。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

自転車は順調に進み、ランズ・エンド岬に到着。観光シーズンということもあり、2009年秋と比べて多くの人で賑わっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

心なしか、海も前回よりも蒼く見えました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

海鳥も悠々と翼を広げています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして、お約束の記念碑をバックに記念撮影。この日に頂いたアイスはストロベリー。これまた、濃厚なクリームの味にピッタリでした。

次のエントリーでは、更にランズ・エンドの光景をご紹介です。

Page 2 of 8

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén