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10年前の桜の写真。(2003年4月6日)

思ったよりも早い桜の開花の中、父の納骨がしめやかに行われました。

今まで張り詰めていた糸がプツンと切れるような感じがして、日曜日は全く外に出ませんでした。

と、次の旅行記はどんなのがあるだろうかと写真のアーカイブを見てみたら「2003年」という日付があったのです。基本的に全ての写真を溜め込んでおく性質なので、こういう時には劣化しないデジタルデータはありがたいなと思うことしきり。

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市ヶ谷のお堀。300万画素でもくっきりと撮影できていたのですね。

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この日は日曜日だったため、朝8時の段階で釣り堀がほぼ満員でした。

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アルバイトが終わって、上野公園の風景。10年前でも高なのですから、昨日の人出(とゴミの量)は凄かったでしょうね。

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夕方、ピンクがかかった空を拝めました。

それにしても、10年も「コンパクトデジカメを携えて散歩する」習慣は変わってないのですね。積み重なった膨大な写真データは、ある種のライフログになっています。

 

スイス旅行記2日目-3:ハーダークルム展望台(2009年6月23日)

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スイス屈指の観光都市であるインターラーケンは「湖の間」という意味があり、2つの大きな湖に挟まれています。チェックインまでまだ時間があるために駅から一番近い展望台「ハーダークルム」で時間を潰すことに決めました。

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「いかにも」と言う感じのケーブルカー発着駅でチケットを買いますが…… 高い。 往復で2000円ぐらい取られます。この地方では「一番低い位置にあるにもかかわらず」です。この往復でこんなに取られるのならば、第一の目的であるユングフラウヨッホはもちろん、麓のグリンデルワルドやラウターブルンネンまで幾らするのか…… 暗雲が漂いますが、まずはこの地方がどんなものかを見極める必要があります。

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ケーブルカーからの眺めは余りにも急な勾配。高尾山や叡山でもお目にかかれないすさまじさでした。

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そんなこんなで展望台が擁するカフェに到着し、一息つこうかなと思った矢先に

 「日本の方ですか?」

と日本語で声をかけられます。振り返るとそこには初老の夫婦がいらっしゃいました。話を聞いてみると「今年で定年退職を迎え、息子夫婦が暮らしているアメリカまで行くついでに世界各地を『西周りで』周遊している。こんな時期(6月中旬)に日本人が一人旅をしているのは珍しいと思い声をかけた」そうで……。 互いの情報交換をするため、お茶の席に相席させて頂きました。

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スイスならではのホットチョコレートを頂きながら様々な話を聞きます。そこで素直に「ここで4泊ぐらいする予定だけれど、移動費に難儀しそうだ」と素直に吐露してみたら

 「だったら、この地方の周遊チケットを買えばいい。6日間有効で200スイスフランぐらいだから、それだけ滞在するなら十分元が取れると思うよ」
 「インターラーケン駅の観光センターでも取り扱っているはずですよ」

……我が意を得たり。僕の懸念事項の1つが一気に解消されました。その情報だけでも有難いのに、ここの代金まで支払って頂きました。丁重に御礼を述べ、展望台からインターラーケンを臨むことにします。

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湖と山と山小屋と。雲が晴れていればユングフラウを始めとした名峰を目の当たりにできるそうです。

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湖上には船が砂州に向かっていました。この距離からだと豆粒のような小ささではありますが、実物は結構な大きさがありそうです。中央に浮かんでいるのは霧ではなく雲。嫌が応でもここの標高の高さを感じずにはいられません。

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そして下山。件のご夫婦とここでも一緒になり「チェックインまで時間があるなら、例のチケットを買ってインターラーケンから植物園に行くといい。こんな天気だけれども花は綺麗に見られるだろう」とのアドバイスまで頂きます。

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高所恐怖症の人が見たらそれだけで卒倒しそうな急勾配を下ります。いい景色以上に素晴らしい情報を得て、一筋の光明が見えました。

(続きます)

鬼怒川日帰り旅行で食べたもの。

10日の鬼怒川は友人との再会がメインだったので、行き先も

・東武ワールドスクウェア
・温泉

のみというシンプルなものでした。その合間合間に頂いたものは……

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東武ワールドスクウェアでのフライ盛り合わせカレー。テーマパークとしてはなかなかのおいしさでした。特にカツのさくさく感とジューシーさは特筆ものです。

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温泉でゆっくりした後、宿の喫茶店にて。様々な話題で2時間ぐらい滞在していた気がします。

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夕飯に頂いたのは蕎麦。キノコと野菜がとても素晴らしく、出汁と蕎麦の風味と相まって一気にすすりました。

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帰りは特急スペーシアの個室。贅沢にゆっくりした時間を過ごせました。

今日からは平常通りの仕事。切り替えが大変です。

氷川神社に行ってきました。

土曜日―― ふと思いついて大宮は氷川神社を参拝しました。

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参道を歩いて行き、両脇の林から突如現れるかのような朱色の門はとても神秘的な雰囲気です。

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その正門をクロスプロセスで撮影。ホワイトバランスが意図的に崩れており、鮮やかさがくすんでいます。なのに華やかな装いなのは、歴史の成せるものでしょうか。

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これは今日のお気に入り。回廊と正門の遠近感をミニチュアフィルターでうまく撮影できました。

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冬の弱いながらも柔らかな光が長い参道に降り注いでいました。

大雪の翌日のロンドン。(2009年12月23日)

以前の日記でも言及したことがある「80年ぶりの大雪が降ったロンドン」に居合わせた翌日―― 近場の公園に行ってみました。

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緯度の関係上、朝8時なのに太陽がこんなに低いのです。朝日に照らされた公園は、とても幻想的でした。

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犬ではなく、リスがあたりを駆け巡っていました。

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「雪原」とまではいきませんが、欧州ならではの広々とした風景が素敵でした。

尤も、この冬は暖房費が大変なことになったのですが……。

続・灰色の景色。(聖ポール大聖堂)

昨日に引き続き、灰色の風景。ロンドン最大の教会で、世界第2の大きさの聖ポール大聖堂。

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至近距離から見上げると、その偉容に圧倒されます。

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ドームの上まで登ることができます。エレベーターなんてものは無いので、この階段だけでもぞっとしません。

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ドームの天頂部からはロンドン中心街が一望できます。すりガラスのような空は「霧の都」と呼ばれていただけはあります。

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テムズ川を挟んで真向かいに見える煙突の建物はテート・モダン美術館。廃工場をそのまま美術館として再利用した、建物そのものが近代アートとなっている美術館です。

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当時(2009年11月24日)はロンドンオリンピックに向けて各種建物の建設が急ピッチで進められていました。

今、どうなっているのか…… もう一度ロンドンに訪れたいですね。

灰色の空四景。

今日、紹介するのは欧州の「灰色の空」。写真写りがいいのは晴天ではありますが、曇天も味があるので好きです。

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スイスで撮影した氷河の麓。雲と同じ高さにいるというのも凄い体験でした。

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こちらはフランスのテーマパーク。ええ、口にすることすら憚られるあのテーマパークのユーロ版です。朝霧に包まれて幻想的な風景を醸し出していました。

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ロンドン・トラファルガー広場に隣接するSt. Martin-in-the-Field教会。小規模ながらも定期的にクラシックコンサートが開かれている有名な場所。この日は折しも虹が架かりかけていました。

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ヴェネツィアの聖マルコ広場。左手前は池ではなく、海水がここまで来ているという証左です。

こうやって、当時の写真を漁っていると「恵まれた環境」にいたなぁと改めて思います。

失われた原風景。(2007年8月5日)

 

週末は自宅で引きこもっていたので各種アーカイブの整理。そんな中で「原風景」とも言える光景がありました。

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田舎のすぐ側にある小川。物心ついたときからこの風景と共にありました。

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この水の流れ、森、青空。これらは「心が落ち着く風景」だけでなく「好きな構図」として取り入れています。

今は護岸工事やらでこの森の大半が失われました。時の流れというのはある意味で残酷ですねぇ……。

バルセロナの市場の風景。(2010年3月4日)

一人旅の醍醐味は、様々な寄り道ができることです。

特に、現地の人が日常的に使う市場はついつい足を踏み入れてしまいます。

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風光明媚なバルセロナ。観光都市とはいえ生活必需品を扱う市場も当然ながらあるわけで。

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ですが、その入り口はポップで明るく、地中海テイストが味わえます。

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取り扱っている食材は日本と似通っていてどこか違っていたり。

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魚も新鮮なものが多く。スペイン料理はどれも素晴らしいものがありましたので、その根幹を垣間見ました。

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果物をそのままジュースにしてくれる屋台。とても美味しく、歩いた疲れを一発で癒してくれました。

St. James Parkの風景。(2009年7月4日)

シャーロック・ホームズで有名なベーカー街にほど近い場所にある「ロンドンでは中規模の」公園、St. James Park。ある初夏の休日にそこを歩きました。

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流石はガーデニングの本場。道端の花のセンスもグッと来るものがあります。

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公園内部は鳥の楽園。川岸に巣を作っていたり、普通に闊歩していたり……

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生態系や気候の違いでしょうか、7月なのに落ち葉が大量に敷き詰められていたのが印象的でした。

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その日の夕方はホームステイしていた家の庭での夕飯。飼い猫が虎視眈々と食事を狙っていました。

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