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ボードゲーム対人記録『テラフォーミング・マーズ』2人戦。

初の対人戦記録

ソロプレイやCPU戦は数え切れないレベルでプレイしていたボードゲーム『テラフォーミング・マーズ』、ようやく、対人戦を行うことができました。

プレイ概略

相手は最初のプレイであるものの、ゲーム巧者のために初心者用のバリアントは使いません。

ドラフトはプレイ時間を短祝すためにオミット。

  • 自分:エコライン
  • 相手:ヘリオン

と、強い企業同士で戦いました。

結果

-エコラインヘリオン
TR4742
称号105
報奨912
緑地2312
都市2524
カード勝利点830
ボーナス2912
合計151137

得点で勝ちはしました。勝ちはしましたが、「こちらが一日の長がある」という勝ち方でした。

  • 上記で分かるように、カード勝利点は大きく水をあけられた。
  • 資源産出は相手が遙かなアドバンテージを持っていた。

のが2点です。特に科学タグを固め引きされ、《反重力技術》のようなロマンカードもプレイされた時はかなり血の気が引きました。

対してこっちは早々とストロングポイントにのみ絞り、盤面を抑えていく戦略が功を奏しました。

  • 草食動物
  • クマムシ(!)

が主なボーナスであり、この3枚がなければ負けは確定でした。

備考

  • インスト含めての総時間は4時間ほど。
  • 強い企業でアドバンテージを取り合うとほぼ拮抗でした。
  • さすが、重いゲームで候補に挙がるだけはあります。

上がる難易度、伸びる点数。(テラフォーミング・マーズソロプレイ)

はじめに

時間的にも難易度的にもバランスがいいため、出勤時に立ち上げるアプリの常連となっている『テラフォーミング・マーズ』ソロプレイ。

別オプションの難易度にやり応えありでした。

TR63ルール

プレリュードルールに、新たなハードルが加わります。

  • 海洋タイル
  • 酸素量-
  • 気温

のグローバルパラメータを12世代完了前までに最大値に持って行くとともに

  • TRを63まで上げる

という条件が課せられます。TR14から開始するので、普通にソロプレイを行ったのではTR56が限度。そこからTR7を「上乗せ」するには特定のプロジェクトカードや企業でないと無理。

そこで、標準プロジェクトに

「16MCを支払うことでTRを1上げる」

が追加されます。(本ソロプレイのみでの追加

感想

単純に「厳しい」です。元々が

  • 限られたMC
  • 少ないTR
  • 短い世代

で条件を満たさないとゲームオーバー。そこに貢献度(TR)を上げろというのですから、更なる試練が待ち構えています。

プレイ時のコツ

「いかにして無駄なカードを買わないか」

に尽きます。1MC/1資源に泣くゲームなのですから、無駄牌を買いすぎてTRを上げられず憤死するパターンは多々あります。

  • 「あと1タグあれば強い」
  • 「パラメータを2上げれば使える」

などの誘惑を断ち切り、また、配置ボーナス(特に海洋タイル隣接時のMC)を利用しながら、「資源産出量を見越した計画」がより重要になります。

なお、このモードでは〔国連火星動議(TRが上がった世代に3MC支払うことで1TR上昇する)〕といううってつけの企業がありますので、詰まったときはこの企業を引けるまで「リセマラ」するのもありです。

まとめ

厳しい戦いが強いられますが、達成感はひとしおですし、「勝利点が増える」のは爽快感があります。

それに、TRが増えるということは「次の世代に得られるMCが増える」につながりますから拡大再生産に磨きがかかりました。

特に、前に「多人数では最強クラスなのに、ソロプレイでは弱い」と判じた〔タルシス共和国〕でクリアしたときはこの上ない喜びがありました。

アプリ版『テラフォーミング・マーズ』のソロに歯ごたえが感じられなくなった方におすすめできるオプションルールです。

都市と採掘。(『テラフォーミング・マーズ』ソロプレイ)

今日はアプリ版『テラフォーミング・マーズ』の話題。

ソロゲーム当初は着目していなかった(というか弱いと言いきった)企業が脚光を浴びるかたちになりました。

タルシス共和国で99点。「4つの都市が隣接する」珍しい状況が発生。

そして、採掘ギルドで105点。初手に8MC(健在でも支払い可)で海を配置できるプロジェクトのおかげで資金を大幅節約。そのお陰で100点オーバーです。

プレリュードのスタートダッシュにカードの噛み合い、そして適切なプレイングが加われば大概の企業にチャンスがあると思った次第です。

ゲーム盤での「包囲」。

職場の行き帰りになくてはならないものになっているiPad。出勤時、主にWeb閲覧やらボードゲームに使っていますが、個人的なベストプレイが2つありました。

一つめは『大鎌戦役』。練度が上がってきてハードですらこんな盤面や大差での決着を狙えるようになりました。

特に最強勢力と名高いロスヴィエト連邦だと、相手の本拠地にそのまま居座り何もさせないこともできたわけで。

二つめは『テラフォーミング・マーズ』。プレリュード拡張のおかげでソロでもサクサク進むようになったのは前にも紹介した通り。

ただ、今回使った〔エコライン〕はプレリュードも引いたカードも全てが噛み合いました。海を包囲するように森林が並べられ、100点オーバー。

こういうナイスプレイングが連続すると、仕事の憂さ晴らしも早かったです。

おせちとソロゲはじめ。(2021年1月1日のZENタイル)

さて、年が明けて最初にやったことはボードゲーム『千本鳥居』による「初詣」でした。疲れが出たのか正常な判断力を失っていてプレイミスで負け。

そして、目が覚めて新年を占ってみようとおみくじ代わりにプレイしたのが

『アグリコラ』。今度は強力な職業に助けられ、63点とハイスコアをたたき出せました。

『テラフォーミング・マーズ(拡張入り)』やら『ブラッディ・イン』やら。写真に撮り忘れましたが『みんなでソロキャン!』も行っています。

そして、お正月と言うことでおせち料理を味わいました。

まさに、山海の幸。去年はほとんど外食ができなかった鬱憤を晴らすかのようです。

見た目や味はもちろんのこと、「冷やした状態が一番美味しい」よう味付けされているのが感動です。

そんな、宅内での時間を過ごした年の初め。

この日のZENタイルは、おせちの味に全てが持って行かれました。マイナス感情はプレイミスで負けたことだったり、宅内での仕事があったり。

火星の前奏曲。(『テラフォーミング・マーズ 拡張 プレリュード』ソロプレイの感想)

昨年末に注文していたので「まぁ、海外からだから届くのは年明けだろう」と高をくくっていたら届いてしまいました。

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『テラフォーミング・マーズ』拡張プレリュード(英語版)です。

内容はカードのみで

  • 新たな企業
  • 新たなプロジェクト
  • プレリュードカード

で構成されています。この、「プレリュード」が本格超の最大のキモ。

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これらのカードはゲーム0ターン目に2枚(企業によっては3枚)発動。

  • 資源/熱などの追加算出
  • MCの底上げ
  • あるいはMC算出と引き換えに資源やMCの入手
  • 特定のタグがついたカードを入手
  • 海洋/緑地/都市タイルの配置

など、様々な恩恵にあずかることができます。この“前奏曲”、プレイ時間の短縮や序盤のもたつきを軽減するだけではなく、ソロプレイ時の成功率を遙かに高めてくれました。

通常より少ないTRとターン制限がある中、一人でグローバルパラメータを上げきらないと負けてしまう性質上、序盤からの資源産出やパラメータの底上げは「頼もしい」の一言ではすみません。

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反面、通常ルールでは14世代が12世代でクリアするというハードルが課せられていますが、それをものともしないスタートダッシュ。

順調にTRが上がり……

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リミットとなる12世代目で全てのパラメータを基準値まで上げられました。しかも、都市を2つ置いた状態でクリア。

現時点では日本語版が手に入らないという難点はありますが、ソロプレイヤーにとっても「必須」と言い切れる拡張です。

百均グッズによるカードスタンド兼カウンター。

百均グッズによるボドゲサプライは収納だけではないというお話。

この、ハンカチスタンドが別の使いみちを示してくれました。

このように、ゲーム中のカードスタンドになります。これならスペースを大幅に節約できるだけでなく、視認性も格段に向上。

おまけに最大7段まであるため、『フレッシュウォーター・フライ』ゲーム終了のトリガー「7匹の魚を釣る」を明瞭にカウントしてくれます。

そして、1個で7段ということは2個組み合わせることで

『テラフォーミング・マーズ』でラウンドごとに獲得可能なプロジェクトカードを4枚ずつ置けるのです。

この手法の素晴らしいところは、4枚ずつ取っていくことで「ラウンドマーカーのカウント忘れ」を防ぐことができます。

アナログな手法ではありますが、確実に処理が行える工夫、まだまだありそうです。

『テラフォーミング・マーズ』ソロゲーム時のルール。

※本記事は『ボドゲーマ』に寄稿したものに一部だけ加筆修正を行いました。※

ソロゲームの目的

自由に選んだ企業1つで、14世代完了までに気温・酸素量・海洋の全てのグローバルパラメータを最後の段階まで達成させること。(クリアできない場合、ソロゲームに敗北します)

なお、写真はサードパーティー製のオーガナイザーとオーバーレイを用いているため一部コンポーネントがオリジナルと異なります。

使わないもの

  • 〔初心者用の企業〕は用いません。
  • (当然のように)スタートプレイヤーマーカーは用いません。
  • 称号と報賞のアクションを行うことはできません。

ボードの配置

通常と同じようにボードを広げ、酸素量と気温メーターの初期値にマーカーを配置します。(写真では写っていませんが、9枚の海洋タイルも所定の位置に置いてください)

世代マーカーとTR用の個人キューブを「14」に配置させます。そのため、最初のTRは14とMCの算出もままならない厳しいものになります。

(多人数プレイと異なり、世代マーカーは14からカウントダウンしていきます)

企業の選定と初期産出量の決定

ソロゲームは「企業時代」のバリエーションが適用されます。そのため、各資源の産出量は「0」から始まります。

〔初心者用の企業〕以外の好きな企業を1つ選びます。企業カードに示されたMCや資源を受け取り、各資源の産出量を調整します。

プロジェクトカードのシャッフルと都市/森林の配置

「企業時代」を含む全てのプロジェクトカードをよく切って山札を作ります。

次に、中立となる都市と森林を、以下の図に従って配置します。

これらのタイルは中立となります。

  • 配置ボーナスを中立者は受け取りません。
  • 最初から森林2つが配置されていますが、酸素量は増えません。
  • 中立でありますが、「都市が配置された」ことに変わりはないので〔タルシス共和国〕を選んでいた場合に限り、MC産出量が+1ずつの都合+2された状態でゲームが開始します。
  • これら都市は、都市を参照するプロジェクト(《温室》や《火星鉄道》など)を用いる場合、都市2つ分としてカウントできます。

ゲーム開始/進行

あとは通常と同じように10枚のカードを引きます。1枚につき3MCを支払って手札に加えます。

そうして、ゲーム開始です。企業〔インヴェントリクス〕や〔タルシス共和国〕のように、最初のアクションとして指示されている場合、それに従います。

また、ソロゲームは「1ターンに2つまでの制限」はありません。ターンを終えることなく、パスするまで世代を続けてください。

ソロゲームではありますが、中立プレイヤーはいるものとして扱い、それらの資源は無尽にあります。そのため、《略奪》や《盗電》で「存在しないプレイヤーから資源や電力を奪う」状況は発生します。

世代が完了し、次の世代に移行する場合、世代マーカーをカウントダウンさせます。

ゲーム終了と点数計算

14世代が完了したら、グローバルパラメータのチェックを行います。9枚の海洋タイルを置き、気温8℃、酸素量14%に達成されたかをチェックしてください。

  • 達成されなかった → ゲームに敗北します。(算出フェイズと植物タイル変換が行われたとしても酸素量は増えません)
  • 達成された → 通常ルールと同じように算出フェイズと植物タイルの変換が行われ、得点を計算します。

上記例では14世代完了までにテラフォーミングが完了したため、得点計算を無事に行うことができました。

攻略の指針

各企業のまとめについては以下に述べています。

また、第5世代までにTRを19以上に伸ばしておかないと、クリアは厳しいという印象ですし、それでもなお引き次第ではクリアならずとなる厳しいソロ。

なので、ある程度先が見えたらスパッと諦めて再攻略に挑むという手もありです。

『テラフォーミング・マーズ』ソロプレイ時の企業の個人的評価-2-

前回からの続き。『テラフォーミング・マーズ』ソロプレイにおいて、対人(対CPU)と同じぐらいの使い勝手だったという企業。

微妙に共通点のある企業を2つずつ紹介。

〔テラクター〕

タグ:地球
開始時:60MC。
効果:地球タグをプレイ時、コスト−3MC。

全ての国家、法律家、事業家を支配するに足るその影響力によって、テラクターはトップの座へとのし上がった。そして今、空が呼んでいる。地球最強の企業は、宇宙の専有をも企んでいるのだ……

〔クレディコー〕

タグ:[なし]
開始時:57MC。
効果:20MC以上のカードや標準プロジェクトのコストを支払った後、4MC獲得。

大符号バルド・ハンターは、テラフォーミングが好きだ。特に火星に小惑星を放り投げるような業が。それに、いつか報われる予感がある。彼の企業クレディコーは、競争のなかに飛び込んで勝てるだけの資源を、すべて取り揃えている。

初期MCが飛び抜けているこれら2企業はソロでも強力。1世代目に強カードでTRやMC産出量を上げていくのが常道です。クレディコーはタグ無し企業という特徴があるため、それが足かせになる時が少しあります。

〔エコライン〕

タグ:植物
開始時:植物算出+2、植物3個、36MC。
効果:アクションによる返還の際、植物8個ではなく7個を緑地1に。

比較的小規模な企業ではあるが、早期テラフォーミングに適した促成栽培の地衣類の開発により、惑星を手なずける事業に置いて、トップに躍り出ようという野望を抱いている。

〔ヘリオン〕

タグ:宇宙
開始時:発熱産出量+3、42MC。
効果:発熱をMCとして使用可能。逆は不可。

超軽量太陽帆の開発で知られるヘリオンは、今や火星その他の惑星のテラフォーミング事業に乗り出した。ヘリオンは、氷結の惑星に対して日光の焦点を合わせるソレッタのし作品の開発を済ませていたため、これは既に報われることが約束されているビジネスなのだ。


能力がTRを上げていくのに直結している2企業。エコラインは上げにくい酸素を安定供給。ヘリオンの熱をMCに換算してくれる有り難さは改めて語る必要はないでしょう。

〔採掘ギルド〕

タグ:建物×2
開始時:30MC、建材5個、建材産出量+1。
効果:配置ボーナスで建材やチタンを獲得したら、建材生産量+1。

火星初の個人事業主たちは、採掘と鉱物の宇宙輸出に重点を置いていた。テラフォーミング事業に巨大企業が乗り出してきたとき、坑夫たちは自分たちの利権を守るために、同業組合を組織した。この惑星での経験と知識を活かす彼らは、充分にタフな競争相手であった。

〔惑星間シネマティクス〕

タグ:建物
開始時:建材20個、30MC。
効果:イベントをプレイ時、2MC獲得。

国々が諍った場所への投資を見出すこの企業は、大量の広告に満ちた昼メロの文脈で、火星への植民を煽動した。メディアとしての興味と植民の先駆者として、今やテラフォーミングに乗り出している。


「ハマれば強い」って評価のいぶし銀。序盤からの建材は資金繰りに厳しい序盤は役立ちます。

このゲーム、「カードを使った拡大再生産」とはいえ、かなり引き運に左右されます。先に上げた4企業も特性に合わないカードが引けなければ14世代での地球化は極めて難しいのです。

次の記事は、逆にソロではあまり強くない企業たち(と言っても消去法で名指ししていますが)をご紹介です。

ボードゲーム専用オーガナイザー、第二弾。(テラフォーミング・マーズ)

以前導入したボードゲーム『Key to the City -London-』専用オーガナイザーに気を良くし、「これなら他も試してみたい」ということで組み立てたのは、今週になって遊び始めた『テラフォーミング・マーズ』です。

このオーガナイザーが気に入ったのは

こちらの個人ボード用のオーバーレイ。この手のゲームはプレイ中にズレてしまうと大変。また、各資源を表すものも同じなので、なおのこと区別をつける必要がありました。

そんな矢先にこの存在を知り、えいやっと注文。前回と同じ発売元でしたから組み立ての流れが把握できたのも幸いです。

スタートプレイヤーマーカーが火星探査車を模したものと遊び心満点でした。

ゲームの根幹をなすカード類。企業カードとプロジェクトカードは分けて整理できる上にスリーブごと収納可能。

もう一つの根幹、六角形タイルもジャストサイズです。別に分ける必要がある特殊タイル・海洋タイルも誂えられています。

資源や各プレイヤーのキューブは2段階開閉で取り出しやすくなっています。

最終的に、これらのコンポーネントが

とても綺麗に収納できました。

前回のKey to the City以上に値が張り、工数も多かったのですが、こちらは「ソロプレイ可能」という強みがあるので、今後も目にする機会は多そうです。

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