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5年が経過したインテリア。

TimeCapsuleの中に入っていた写真を眺めていると、

「2007年9月24日」という日付のフォルダを発見。

中にはシャーロック・ホームズのチェスセットの写真が収められていました。今では考えられない円安の時期に購入したので、ゾッとする値段だった記憶があります。

それは棚の然るべき場所に陳列。それから丸5年――

地震の影響でポーンの位置が微妙に異なり、また、5年という歳月でホコリが積もっています。

値段もさることながら、最初にシャーロック・ホームズ博物館に訪れた15年以上も前に「絶対、いつか、このセットを自分のものにしてやる」と決意していた思い入れのある品だけに「ホコリを除去する」必要がありますねぇ……。

どうにかして時間を作れればいいのですが。

言葉通りの意味で「タイムカプセル」。

ワイヤレス+有線ルータとして使っているappleのTime Capsule。

最初こそバックアップメディアとして利用していたのですが、英国遊学のゴタゴタやOS入れ替えなどで「アクセスパスワードを忘れてしまう」という為体。

これはいかんと思って一念発起。消えても構わないとハードリセットを掛けたら…… 「ルータの設定はクリアされていて、データは残っている」理想的な状況が生まれました! 03年~08年のデジカメデータが復活したのです。もう、タイトルにもあるように「タイムカプセルから昔の遺産が飛び出してきた」感じです。

その一部をご紹介です。

2008年4月12日~4月13日に訪れた京都と奈良吉野。満開の桜が楽しめました。この光景、今のカメラで撮影したらどうなるのか……

朝の一枚。

玄関で発見。いい感じだったので、大急ぎで自室に戻ってRICOH GX-R P10ユニットを取り出し、デジタルマクロで撮影した次第。

[撮影場所:自宅 露出時間:1/143秒 F値:4.5 絞り:4.3 ISO感度:100]

昨日の雨の水滴がちょうど残っていました。しずくの反射まできちんと再現できている辺り、いいカメラの実力を垣間見た気がします。

冬が近づくキュー・ガーデンズ(2009年11月13日)

ロンドン郊外に「キュー・ガーデンズ」という大庭園があります。各国から持ち寄った植物の種を育て、「どの植民地で育てれば効率的か」なんていう実験を行った場所でもあります。

イギリスで遊学をしているとき、そこに訪れる機会がありました。

折しも季節は冬が近づく11月半ば。空はとても陰鬱です。

雨や霜の影響で、「瑞々しい枯葉」という面白いものが撮影できました。

しかし、温室の内部は常春。骨身にしみる寒さを一事忘れることができました。

池には睡蓮のような花が咲いています。この日は平日ということもあって、あまり観光客がおらず、ゆっくりと見物することができたわけで。

白黒(ラフモノクロームのフィルター)で撮影した大温室内部。光と影だけでも絵になります。

面白かったのが、売店で売られているハエトリソウの注意書き。

「あなたが蝿でないなら、(ハエトリソウ)のトラップを誘発させないでください。自己消化をしてしまいます。もし、あなたが蝿ならこのメッセージは無視して下さい。…ただし、通過するときは気をつけて」

イギリス的なヒューモアってものに満ち溢れていました。

 

夏の盛りの根津神社。

田舎を朝6時に出発して、9時には自宅に到着。

丸一日が得した気分になったので、何とはなしに「根津神社」を参拝してみることにしました。今日の獲物はOLYMPUS E-PL1、Zuiko17mmの単焦点です。

ツツジの時期は多くの人で賑わう神社も、真夏の盛りとあっては人もまばら。

お陰で、こんな風景も気兼ねなく撮影できます。

境内にある「乙女稲荷」。その名に相応しく、たくさんの小ぶりな鳥居が並んでいます。

抜けるような青空と緑に映える朱色の鳥居。影のジグザグは稲妻を彷彿とさせます。

そこから上野・不忍池まで歩き、睡蓮で覆い尽くされた後継を眺めました。

こういう都内のスナップですと単焦点のパンケーキレンズは「ピシッとした風景」が撮影できますね。

 

 

 

久しぶりに以前のカメラを引っ張り出しました。

 

先週、タブレットPCを買いに行ったときのデジカメはRICOH GX-R。

メインのS10ユニットは広角の広さと明るさが魅力。昨日はOLYMPUS E-PL1のパンケーキレンズでも使ってみるかと思い立ち、軽く撮影してみたと。

 

中々どうして。収差も少なく、曇り空でも明るく、ハッキリと撮影できます。なによりも、単焦点なのに表現力が多彩というのも魅力的。

「道具を使い分ける」単純なことですけれど、この楽しみを忘れていた感じです。

 

カンタベリー郊外・チラム村(2009年12月3日)

 

英国で暮らしていた頃―― ちょっとしたエクスカーションを行うことにしました。

まずは自転車を電車に積み、英国国教会の総本山、大聖堂で有名なカンタベリーまでGo。

1300年代からある街の第二のトレードマーク「Old Weaver's House」を冷やかし、チラム村(Chilham)まで足を伸ばします。

 

30分ぐらい前は晴れだったのに、今にも降りそうな曇り空。(英国の天気の変わり様は有名ですが)

そしてチラム(Chilham)到着。漆喰の壁が印象的な、中世の村です。

村の中心部には領主の館。普段は非公開であるのですが、特定の時期には庭園が開放されます。それはまた別のお話。

西洋の村には付きものの小さな教会。この、石造りのたたずまいが冬の灰色の空に映えていました。

しかし、その内部は落ち着いていて穏やかな雰囲気。

教会内部に鎮座された彫刻もまた、見ているだけで心が鎮まります。

村の果樹園で採れたと思われる林檎が5ペンス(当時で8円程度)で投げ売り。投げやりな手書きも、ひなびた小村という雰囲気。

華やかな場所ではありませんが、ゆっくりと時を過ごすにはピッタリの場所でした。

帰り道の一枚。フィルターをかけているので、曇り空と相まって牧歌的な一枚に仕上がりました。

 

 

 

ある廃校の風景。(2011年5月8日)

 

埼玉、秩父三十四カ所巡りの結願寺、水潜寺にほど近い場所に、その廃校はありました。

 

沢沿いに建てられて、将に山の中にある学舎という形。その風景に魅せられて、外観を見て回ることにしました。

給食室か何かでしょうか? 建物から歴史を想像するのも楽しいものです。

雲底と滑り台が一緒になっている遊具。狭いスペースを活かす工夫ですね。

崩れた壁の隙間から見える体育用具。

今となっては使う人もおらず、朽ちるのを待つのみ。

こういうのを見ると、カメラとは「時の流れを封じ込める」道具なんだなぁと改めて感じました。

 

 

 

ねんどろいど「山田葵」が届きました。

「狂言回し」的なキャラクターが大好きなんです。実は、これが初めて購入したねんどろいどだったりします。(特典のねんどろぷちは3体ほどありますが)

小さいものを撮ると言うことで、RICOH GXRのマクロが光ります。

 

 

 

今までデスクを彩っていたミニサイズの山田とご対面。「うさんくさい」というよりは「ウザい」少女系ですけれど。

セット内容。「ぷち」と違ってこんなにバリエーションがあるのかと驚いた次第。

 

まずは普通にスタンドに立たせてみました。右側は大きさ比較。

パーツの付け替えで作中でおなじみの「皿を割った後」も再現。驚きなのは…… というか、このバリエーションがあったからこそ購入を決意。

屋根裏から顔を出す! 何というか、そのためにパーツを追加したスタッフの心意気を感じます。

 

 

 

 

今年、行きそびれた場所。(2011年5月1日)

今日はゆっくりした休日。夏用の私服を買ったり、タブレットPCを再初期化したり。

そんな中で写真を見つけました。うちの田舎の近くに藤の名所があり、去年、そこに出かけていたことを思い出したのです。

普段は(言い方は失礼ですが)「寂れた」という雰囲気が似合うお寺ですが、5月初旬~中旬になると一転。華やかな紫色で彩られます。

 

良く見ると蜂が密を集めていました。

 

フィルタ「ファンタジックフォーカス」で撮影したもの。

今年は承知の通り、休日を狙い撃ちにした雨のせいで出かけられない日が続いていたわけで。今週末こそどうにか晴れるといいんですけれど。

 

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