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紙のゲーム、盤のゲーム。(2020年12月12日のZENタイル)

結論から言うと充実した土曜日でした。

先月購入した『Fleet the Dice Game』。ようやく、プレイすることができました。

プレイヤーは漁船団を率いていきます。ライセンスを購入することでその後の状況を有利にしたり、街でさらなる勝利点を得たり。

「ロール&ライト」ってジャンルに相当します。

ダイスをドラフトし、出目に沿ってチェックを入れ、手順ごとにアクションをこなす。

それだけなのに、

  • 最終ターンのアクションの連鎖反応の爽快感
  • それに備えた漁船やライセンスをアクティベートするタイミングの悩ましさ

がうまくフィット。今までやったことがあるゲームに例えると『ウイングスパン』のようなエンジンビルドの楽しさがありました。

他のゲームにないソロプレイの「妨害の厳しさ」もお気に入りです。

夜――

デジタル版では毎日実施している『大鎌戦役』を半年以上ぶりに盤上でプレイ。

対オートマはCPUと勝手が違い、展開と戦闘特化。「徴兵でアドを広げる」が通じにくい相手ではあります。

それでも、対CPUで鍛えられた練度により、圧倒的な星章差で勝利しました。

デジタルの手軽さやグラフィックの美麗さは素晴らしいものですが、アナログの質感や重量の良さを思い知った日でした。

この日のZENタイルはFleetやら大鎌戦役やら。お昼のネガティブな感情は買い物で「この禍がもたらしたもの」を思い知ったわけで。

また、

百均で見つけたミニチュアの畳が和小物の撮影台に丁度よかったのをしれたのも収穫です。

ボードゲーム『ウイングスパン』専用オーガナイザー導入。

「ボードゲームの箱にコンポーネントをきれいに収める」きっかけとなった作品も、ついに専用オーガナイザー化です。

今回のメーカーはThe Dicetroyer。イタリア製だけあって側面にゲームの雰囲気に合わせたカッティングが施されているのが特徴です。

いつものように、組み立ててるときに猫が邪魔をしてきましたが

無事に完成。元々、コンポーネント量も少ないボードゲームですからオーガナイザーのパーツも少なかったです。

今まで使っていた用具との比較はこんな形。

マカロンやら本を模したケース、ダイスタワーに鳥のシールを貼るなど工夫はしていただけに、こちらに切り替えるのは感慨深いものがありました。

以前も利用していた個人用リソーストレイもそのままスッキリ入りました。

そして、これを使ってのソロプレイ。

今までよりさらにセットアップが楽になり、スペースも節約。

ますます、このゲームのローテーションが高くなりそうです。

銀河、崩壊。(2020年11月29日のZENタイル)

デジタルゲームも一段落。『ヌースフィヨルド』オーガナイザーのおかげでアナログゲームへの熱意も十分という矢先に事件は起きました。

朝、腰を据えて重いゲームでもやろうと『ガイアプロジェクト』をセットアップしていました。ボードを並べ、個人ボードに建物を置き、各種タイルを所定の位置に並べていく。

軽いボードゲームが1回は終わってしまうようなセットアップが終わり、さて、いよいよラウンド開始だという瞬間

足元に何か感触があり――

気づいたときにはすでに遅し。

テーブルを我が物顔で歩く猫。本ゲームの舞台である『銀河』がものの見事に蹂躙されました。

そこからは「猫が誤飲をしないよう、細かいコンポーネントを片付けていく」ゲームの始まりです。

ときには少しどいてもらってなんとか片付け終わ……りではありません。箱の蓋に1時間ほど居座られてしまいました。

結局、重ゲー再開というわけには行かず。(代わりにヌースフィヨルドのリプレイは大丈夫でした)

と、この日のZENタイルはこの出来事がメイン。

なお、夜に動画を見ていたときにも猫に邪魔をされてしまったという。

ボードゲーム『ヌースフィヨルド 拡張 カレイデッキ』感想。

昨日組み上げた『ヌースフィヨルド』専用オーガナイザー。導入したきっかけはこの拡張セットにより、これ以上のスペースがないからでした。

そして、スペースに問題が無くなった以上は、いよいよ実際のプレイです。

基本セットに含まれるタラ/サバ/ニシンとどれかが似通っていながらどれも違うカード群。

印象的だったのは序盤の漁獲量ブーストとなる建物。

特に《ボートレンタル》は船を2隻も増やせます。「レンタル」と銘打っているため得点計算前に返却しなくてはなりません。

しかし、コツコツとリソースを獲得してほかの資源に獲得していく本ゲームにおいて、序盤から漁獲量を増やせるのは破格と言えます。

その下の《荷揚げ所》にしても、ボートレンタルによって増えた漁獲量の分だけ木材を得られるコンボです。

これらによって爆発的にリソースが増え、サクサクとゲームが進み……

得点計算前に船を返却した結果が右側。

45点以上と、強烈なスコアをたたき出せました。

本ゲーム、デッキは組み替えられますからこれから楽しみです。

ボードゲーム『ヌースフィヨルド』専用オーガナイザー導入。

「ピザの箱」と共に輸送されてきたボードゲーム『ヌースフィヨルド』専用オーガナイザーを組み立てました。

予想通りの各パーツの精密さ。一番感動したのはパーツの穴やほぞに書かれているアルファベットと番号。

これらが一致するように、数字の順番で組み立ててれば完成するという仕組み。これにより、組み立て説明書の途中経過すら必要ないのです。

2時間ぐらいで組み付けは完了し

拡張のカレイデッキを含め、すべてのコンポーネントが収まりました。

ものの見事に、きれいに収まりました。

以前の百均グッズによる収納はこちら。

完成まで半年近くを要したこの収納はそれなりの思い入れがありましたが、

プレイアビリティははるかに良くなりました。

お気に入りのボードゲームだけに、セットアップがさらにやりやすくなったのは本当に素晴らしいです。

転用された輸送箱。(2020年11月25日のZENタイル)

頭痛が48時問続いたのは閉口。それでもタスクは時間より早く終わらせることができました。

さて、この日の出来事のメインは午後7時の「驚」がメインです。

自分宛に届いたのはこちら。ピザの箱。なぜこれがと思いましたが、国際郵便であることと

脇のドイツ語で線が繋がりました。ボードゲーム『ヌースフィヨルド』のオーガナイザーを注文したのはドイツのメーカーです。

ビンゴでした。ピザの箱にピッタリ収まるようにオーガナイザーの内箱がありました。

恐らく、たまたま目についたピザのダンボール箱を使ったのではなく、最初からこの箱に入るようにオーガナイザーを設計したのでしょう。

  • ある程度の剛性と厚み
  • 重ねやすく運びやすい
  • 梱包の手間を省け
  • 専用の箱を注文するより入手しやすい

と、凄まじい合理性の塊。

肝心の中身はこちら。説明書はやや言語依存があるものの丁寧に書かれており、素材のレーザーカットは一瞥するだけで精密さが伺い知れます。

これを組みたてる日が楽しみです。

ワンサイドゲームと、癒やしのゲームと。(2020年11月16日のZENタイル)

さて、もはや日課となっている『大鎌戦役』。ここ最近は3人戦での立ち回りを検証しています。

この日は

戸川幕府(愛国心)プレイヤー
ノルディック王国(工業)CPU
ロスヴィエト連邦(農業)CPU

という陣営。拡張で追加された戸川幕府は名前からも分かるように日本がモデルの勢力。

本拠地からファクトリーまで川がないので一直線に目指すことができますが、反面、メック能力に高速移動がありません。代わりにキャラクターが地形に進軍したとき、「罠」トークンを配置することで

・それを踏んだ他陣営は戦力や民心などを失う
・ゲーム終了時に領土になる可能性
・メック能力は配置済みの罠まで一瞬で移動できる

と、なかなかトリッキーな陣営になっています。

3人戦でめざしたことは「徴兵」による相手の誘発を狙うこと。他2勢力が改善を行いやすいマットだったため、真っ先に「戦力上昇」を開放。

そして、相手が生産した拠点を即座に奪い、その資源で改善、展開を行っていきました。

何より、戸川幕府は湖を渡ればすぐロスヴィエトの本拠地近くまで急襲できるため、早々と制圧。

その結果、「自分は星6つ、他2勢力は全く星章を獲得していない」完璧なワンサイドゲームを演じることができました。

対CPU戦を何百回とやってきましたが、ここまでの快挙は初めてです。

その後、以前にもご紹介した駅改修ゲーム『Train Station Renovation』をプレイ。正式ローンチとなったことでアーリーアクセス時のセーブデータが消えてしまったものの、基本的なゲームが変わらなかったのが幸い。

何より

・やればやっただけ成果が目に見える
・(ゲーム中では)誰の邪魔も入らない
・黙々と作業ができる
・面倒な会議もメールもない

のは今の自分に「癒やし」という他はなかったです。

この日のZENタイルはこの形。仕事中、一切のポジティブ感情がなかったのが「業」です。

ボードゲーム『パッチワーク』専用オーガナイザー導入。

自分のコレクション100本目となったボードゲーム、パッチワーク。

その記念にふさわしくしっかりとオーガナイザーを導入しました。

元々のコンポーネントが少ないため、作りは非常にシンプル。

“キルト”タイル、ボタン、特殊パネルなどが収まっていくのは実に小気味がいいです。

後は、プレイできる機会に恵まれる日を待つばかりです。

ボードゲーム『ハーベイシャス』ソロプレイ感想。

ソロプレイができて気軽に楽しめ、テーマも好みだったと言うことで入手。

プレイヤーはベランダでのハーブガーデニングを嗜む人として、同好と競っていきます。

  1. ハーブのカードを個人庭園と共同庭園から任意の枚数だけ取ってプランターの下に置き得点化する(任意)
  2. 山札からハーブのカードを引いて個人庭園か共同庭園のどちらかに置く。その後、もう一枚引いて「最初に置かなかった庭園」に置く。

が手番で行うこと。これを繰り返し、全員が[1]の得点化を終了させるか、山札のカードがつきたタイミングでこれ以上プランターにハーブをおけないというタイミングでゲーム終了。

単純明快なルールなのに戦略的。特にタイミングよくカードを手持ちのものとして得点化させる読み合いがとてもスリリングです。

高い得点を狙うには多くのハーブを必要とするのでできるだけ後回しにしておきたいももの。ですが、それは誰もが思うこと。プランターの条件も皆同じなので狙いが見透かされて、先にカットされてしまうのです。

特にソロプレイの場合は5枚置かれた時点で今までのハーブが酢手札置き場に行ってしまいますので、自分の得点を最大化させるためのタイミングが極めてシビアです。

「共通の庭園」があることと、「必ず双方の庭園にハーブを置く(植える)システム」がテーマと調和したシステムだと思いました。

ゲーム終了のトリガーも明確な分、カードを取る/見送るのチキンレースは将にボードゲームのジレンマを味わえます。(特に特殊ハーブ3枚をそろえることで先行一名のみもらえる「ハーブ入りスコーン」は勝者の要となるほど)

イメージしやすいイラストのために没入感あふれるのも素敵です。

ルールも簡単でダウンタイムも少なく、しっかり考えどころもある小箱のお手本的な作品でした。

“選択肢”を増減させる機動力。(『大鎌戦役』ザクセン帝国の戦い方)

モバイル版が出たことと、そのバージョンのCPUが存外な実力派だったことが判明したために「やりこみ度」が急加速したボードゲーム『大鎌戦役』。

勢力&マットの組み合わせはランダムでやっていますが、今日はやけにザクセン帝国を引きました。

  • 先述したとおり、戦闘による星章獲得に上限がない。
  • 目的カードによる星章を2つとも達成できる

が固有能力のため、専ら「戦闘で勝っていく」タイプ。メックの能力も元ネタらしくトンネルと山岳を一気に詰められる高速なもの。

しかし、このゲームは失った戦力を立て直すのに時間がかかり、戦闘を仕掛けた領地にワーカーがいるとその分の民心を失うという強烈なデメリットがあります。

なので、相手の隙をうかがって戦闘を仕掛けるのが定石みたいですが……。

こと、タイマンにおいては「民心を気にすることなく戦える」ことと「逆に戦闘を避けて内政とエリアマジョリティで取る」戦いの二択が取れることに気づきました。

本ゲーム、資源の生産には領地にワーカーがいる必要があります。この、ワーカーで資源を増やして建築/改善/展開(メック)/徴兵といった内政を整えていきます。

しかし、その「生産拠点そのもの」を奪ってしまえば、内政すら不可能となります。上図のようにワーカー/英雄/メックを戦闘で退却させ、スタート位置を制圧させてしまえるスピードはザクセンの魅力であり醍醐味でもあります。

逆に……

同じアクションを何度も取れて戦闘はザクセンよりもうまく立ち回れる強敵、ロスヴィエト連邦には戦いを避けて遭遇イベントを取りまくり民心を上げ資源を増やすという戦略が取れます。

この、「相手の生産拠点を徹底的に潰して相手の選択肢を激減させる」やり方と「守りを固めつつ陣地を広げ、自分の勝ち筋を増やす」やり方の両面立てが可能なのがザクセン帝国の骨頂。

もちろん、そこに至るための下準備はそれなりに必要ではありますが、それだけに「カチッとハマった時の爽快感」が味わえる勢力です。

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