月: 2024年7月

検証結果:ノートPCへの単体Growi導入。

これの結果となります。

  • 中古PCに
  • NWに繋げず(つまり、クライアントLinuxのみで)
  • アプリを動かす

限定環境での感想です。

結論:モバイル環境下でのGrowi単体運用は難しい。

結論から言ってしまうと、この形。以下、理由を述べていきます。

理由1:重い

昨今のWebアプリの宿命と言えます。特にサーバーサイドレンダリングを重視しているGrowi v7以降は、低電圧版CPUでは満足に動かせません。(ビルドに15分以上かかりました)

理由2:スペックが低い機器は重いため、すぐ書ける・気軽に書ける特性が損なわれている。

Chromebookを選んでいた理由でもあります。

紙と同じぐらいの速度や携帯性を求めているので、重くしたのでは本末転倒です。

理由3:バッテリー消費。

これも、小さくない欠点でした。クライアントとサーバを兼ねるため、CPUにかかる負荷は増大。それにつれてバッテリーも消費してしまいます。

理由4:検証機を兼ねているノートPC

こちらは個人的な所見。

検証を兼ねているので、かなり頻繁にOSの再インストールを行います。そのたびにバックアップやリストアをするのは面倒です。

そういうわけで、「PCに沿ったアプリを選定する」大切さを学びました。

秘密の鍵による超特性素材採取。

『ライザのアトリエ3』終盤になって手に入る各キャラクターの最強武器。

  • パトリツィア
  • フェデリーカ

などは投入できる素材が宝石やインゴットなどで固められています。

これらは超特性を付与するのが難しいので、ちょっとした技が必要です。

超特性おさらい

『ライザのアトリエ3』のシステムであり、既存の3つの特性の他につけられる特別な特性です。

  • 無限ジェム稼ぎを可能にする(超純度)
  • 属性値を更に上げる(超濃度)
  • コアアイテムのクリティカルを確定させる(必中クリティカル)
  • ロールレベルを上げる(英雄/守護者/救護者の心得)

など、いずれも強力なものばかり。

ただし、これには「素材からしか引き継がれない」という制約があります。

つまり、超特性を付与した調合素材(宝石やインゴットなど)からは引き継がれず、地道に素材集めをするしかありません。

前述したように、元から「宝石」「インゴット」を持つ素材は限られているので鍵の力を使います。

秘密の鍵「レア採取ポイント出現」

ここでは、「宝石」を持つ素材を集めるケースです。

必要なのは秘密の鍵のアドベンチャー効果『レア採取ポイント出現』。(アンコモン/レアに発現)

続いて、ゴールデンアックスが必要です。効果1の採取ランクと効果2の採取量アップをもたせておきます。

これらを装備した状態でネメド地方の沿岸灯台までファストトラベルします。

灯台近くにある木が視界に入っている状態で、レア採取ポイント出現の鍵を使います。

木全体が光り、超特性付きの素材が採取可能になります。

採取道具を斧(ゴールデンアックス)に切り替え、チャージスイングで一気に取ります。

効果2が発言した状態なら、一回のフルスウィングで20〜25個程度のトライホーンが採取可能です。

これは、宝石を持つ数少ない素材の一つ。しかも、木から取れるのでチャージスイングで効率的に採取可能です。

あとは、これらを用いて調合/リビルドを行います。

投入可能素材が宝石(必須素材のアルクァンシェル含む)とインゴットと制約のあるパトリツィアの最強武器「エフロレッセンス」に超特性「英雄の心得」を付与することができました。

Ubuntu 20.04 / nginx環境でgrowiをv6.x→v7.0.xにアップグレード。(nginxリバースプロキシのWebSocket設定)

概要

長らくUbuntu 20.04で動かしているgrowi。こちらもv7.0.xにアップグレードできることを確認しました。

Apacheと同様、nginx環境でも、WebSocketを適切に設定する必要がありました。

環境

さっくりとした手順

  1. nodeのアップグレードを行います。
  2. growiサービスを停止します。
  3. growiのバージョンアップを行います。
  4. growiサービスを再開します。
  5. nginxのリバースプロキシ設定を書き換え、nginxサービスの再起動を行います。
  6. バージョンアップを行います。

nodeのアップグレード

node -v

OSが少々古いため、Ubuntu 20.04のnodeはv18.16.0。Growi7系の対象外だったので、nodeを最新安定版に変えるところからスタートします。

  • n packageのインストール
sudo npm install -g n
  • nでnode 20系の安定版をインストール
sudo n --stable
  • バージョンアップ確認
node -v

20.15.0を確認します。

growiのアップグレード前のサービス停止

  • growiのステータス確認(停止前)
systemctl status growi.service

※ サービススクリプト名は自分の環境に合わせます。
※ active(running)を確認します

  • growiのサービス停止
sudo systemctl stop growi.service
  • growiのステータス確認(停止後)
systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

growiのアップグレード

  • growiディレクトリの移動
cd /opt/growi

自分の環境に合わせます。

  • 必要パッケージのインストール
sudo aptitude install git-lfs

git-lfsを入れないとclone/build時に画像が表示されません

  • lfs -pull
sudo git lfs pull
  • リリースタグ取得
sudo git fetch --tags
  • リリースタグ確認
sudo git tag -l

2024/06/30現在のv7系最新版、v7.0.11があることを確認しました。

  • gitのバージョンを一時的に退避
sudo git stash
  • チェックアウト
sudo git checkout 【バージョン】

上述した通り、v7.0.11を入力しました。

  • yarn
sudo yarn

v6.xよりも時間がかかります。

  • アプリのビルド
sudo yarn app:build

こちらも時間がかかります。

アップグレード後のgrowiサービス開始

  • 再開前のステータス確認
systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

  • サービス再起動
sudo systemctl start growi.service
  • 再開後のステータス確認
systemctl status growi.service
サービススクリプトを[growi]にしている場合

active (running)を確認します

nginxのバーチャルファイルを編集

v7.xは、WebSocketによる通信設定を正常に行わないと既存ドキュメントの編集ができません。(編集画面が空白になります)

そのため、nginxの設定を見直します。

  • 既存のgrowiバーチャルファイルを退避
sudo mv /etc/nginx/sites-available/growi.conf /path/to/backup/directory/growi.conf.$(date +%Y%m%d)

大幅に変更する必要があるため、cpではなくmvします。

  • 新規の設定ファイルを作成

【】内を自分の環境に合わせます。

cat <<- __EOF__ | sudo tee -a /etc/nginx/sites-available/growi.conf
upstream growi {
       server 【growiのIPアドレス】:3000;
}

server {
        listen 80;
        server_name 【サーバ名】;
        server_tokens off;
        return  301 https://$host$request_uri;
        access_log 【growiのアクセスログのフルパス】;
        error_log 【growiのエラーログのフルパス】 warn;
}

map $http_upgrade $connection_upgrade {
    default Upgrade;
    ''      close;
}

server {
        listen 443 ssl;
        server_name 【サーバ名】;
        server_tokens off;
        ssl_session_timeout 1d;
        ssl_session_cache shared:SSL:50m;
        ssl_session_tickets off;
        ssl_dhparam /etc/nginx/dhparam.pem;
        ssl_ciphers ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384:ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384:ECDHE-ECDSA-CHACHA20-POLY1305:ECDHE-RSA-CHACHA20-POLY1305:DHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:DHE-RSA-AES256-GCM-SHA384;
        ssl_prefer_server_ciphers off;
        add_header Strict-Transport-Security 'max-age=63072000';


        ssl_certificate 【サーバ証明書のフルパス】;
        ssl_certificate_key 【サーバ秘密鍵のフルパス】;

        access_log /var/log/nginx/growi/ssl_access.log;
        error_log /var/log/nginx/growi/ssl_error.log warn;


    location / {
        proxy_set_header Host $host;
        proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
        proxy_set_header X-Forwarded-Port $server_port;
        proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
        proxy_pass http://growi;
        proxy_http_version 1.1;
        proxy_set_header Upgrade $http_upgrade;
        proxy_set_header Connection $connection_upgrade;
        proxy_read_timeout 900s;
    }
}

__EOF__

こちらの設定ファイルはGrowiの公式ドキュメントに沿ったものです。

  • nginxの構文チェック
sudo nginx -t
  • nginx: the configuration file /etc/nginx/nginx.conf syntax is ok
  • nginx: configuration file /etc/nginx/nginx.conf test is successful

を確認します。

  • nginx再起動
sudo systemctl restart nginx.service

バージョンアップ確認

  1. 設定したgrowiのサイトにアクセスします。
  2. チェックアウトしたバージョンであることを確認します。
  3. 既存のページにアクセスし、編集できること(編集画面が白くならないこと)を確認します。

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