昨日より始めたスイス旅行記。まずは「あらまし」を説明しました。今回より写真を交えての行動の記憶です。

6月22日――

語学学校の授業が終わり、地下鉄を乗り継いでヒースロー空港へと向かいます。「Eチケット」をよく知らなかった当時は「こんな紙切れで本当にチェックインできるのか」と不安だった記憶があります。

結局のところ、航空券の発券から出国審査までスムースに終わり、搭乗口でしばし待機。

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そうして機内の人となりますが――「これが国際線?」と言いたくなる小さな飛行機に少々驚きを禁じえませんでした。まぁ、日本よりも大きい国のほうが少ないEUです。それこそ、国内旅行と同じような感覚なのですね。事実、3時間もしないうちにチューリッヒ空港に到着しました。入国審査もアッサリとしたものです。日本のパスポートを見せただけで「コンニチハ」と言ってくれる始末。

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空はこの明るさですが、19時近い夜です。まずは宿に向けて市内を走る電車を探します。

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こんな感じの行き先別の運賃表が記された券売機でチケットを購入し、待つこと10数分――

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近未来的な路面電車がやってきました。半自動で動くその電車は「地上を走るゆりかもめ」と形容すべきでしょうか。当然のことながら、アナウンスも広告も自分にとって馴染みのない言語。期待と不安で入り混じった面持ちで目的へと向かいます。

そんなこんなで宿に着く頃にはとっぷりと日が暮れました。宿のカウンターはどちらかというと「宝くじ売り場」のようなガラス張りで物々しい警備でした。事前に支払ったバウチャーがあるにもかかわらず、身分証明書としてパスポートの他にクレジットカードまで提示されるまで。欧州随一の治安の良さは「見た目だけでは外国人を信用しない」警戒心にも現れているのですね。

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これが宿。この翌日はいよいよベルナー・オーバーラントに向かうのでゆっくりと就寝――できませんでした。「はじめての非英語圏の一人旅」という精神的プレッシャーは想像以上に大きく、まんじりとした夜を過ごしたわけで……。