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「あなたにとっての“ナイフ”」とは?-3- (「私が量産品を選ぶ理由」)

前回、「万年筆」を

  • 格好良いから

という理由で使い始めました。その書き味や機能性に惹かれて言った結果、なぜLAMY Safari(AL-Star)を選択したかという部分について解説します。

自分の感覚という「Book」

『メリー・ポピンズ・リターンズ』の『本は表紙じゃ分からない/Cover is not the Book』に曰く

Cover is not the book / 心が目に見えないように本も
So open it up and take a look / 表紙の美しさに騙されちゃダメ
'Cause under the covers one discovers / 中身読んだらやさしい王様
That the king may be a crook / 詐欺師だとわかるかも

とあります。この、「きちんと中身を読んだ」結果として、今の自分はLAMY Safari(AL-Star)になったという形です。

LAMYを使って良かった点:重心

これが一番、自分が良かったと思うポイントです。LAMY万年筆最大の特徴と言えるクリップ付きのキャップ。筆記時、これを後ろにつけることで重心が後ろ寄りになります。これにより、必然的に重心は親指と人差し指の付け根にフィット。
軽く支えるだけでさらさらとした書き味を保証してくれます。

より重いアルミを用いたAL-Starはそれを更に補強。ひんやりとした金属の素材感と相まって「よりしっかりした書き味」を楽しめます。

LAMYを使って良かった点:フィット感

持ちやすさ、と言い換えてもいいでしょう。持ち手の上が自然にカット(三角形のカーブ)があることで、手になじむような形にフィット。

何よりも、この持ち手が明示されていることで万年筆にありがちな「どこがペン先の上か?」を一切気にする必要がありません。

LAMYを使って良かった点:速度

この場合の速度は

  1. 書こうとする
  2. ペンを取り出す
  3. キャップを取り外す
  4. 書き始める

のスタートです。多くの高級万年筆は(キャップレスでない場合は)ネジ式のキャップであるため「キャップを取り外す」がハードルになります。

ですが、LAMY万年筆はシンプルなキャップ式を採用。「取り外す」手間が秒単位で速くなります。

LAMYを使って良かった点:カラーバリエーション

『忍風戦隊ハリケンジャー』のカラーで揃えられるなどバリエーションは豊富

通常色、限定色、チャーム付きなど、多彩なカラーバリエーションがあります。

単に物欲を充たしてくれるのはもちろんのこと、ボディに沿った色のインクを詰めることで、インク補充時に「このライトグリーンには『翠玉』のインクを。黄色には『夕焼け』を選ぶ」と、直感に従ったインク補充が可能になります。

量産品であるという美徳

おおよそ道具というものは使ってなんぼ、壊れてなんぼという考えです。なので、「書く」という「思考を伝達する道具」の替えが効かないというのは、それ自体が単一障害点(SPOF: Single Point of Failure):その部分に障害が発生すると、システム全体が停止してしまうような、代替手段のない単一の要素になります。

しかし、LAMY Safariであれば

  • Amazon等のネットショップで2500円程度から買える(2025年11月現在)。
  • 大都市圏の文具店、量販店でも扱っている。

という、「替えが効く」理由としては十分です。紛失、破損などがあっても「ペンそのものを用意できる」という安心感は非常に有用です。

量産品のユーザーの多さ

これに落ち着く前、中華万年筆を使っていました。「安いに越したことはない」と。しかし、

  • インクの乾きが速く、キャップをしてもすぐにペン先が詰まる
  • ひどいのになるとインクがすべて飛び跳ねてしまった

という「安物買いの銭失い」を地で行く結果となりました。この「授業料」の結果、ある程度は出費を覚悟しても(それでも高級万年筆よりは安価です)それなりのものとして白羽の矢が立ったのがLAMY万年筆でした。

最初は「樹脂製のデザイン」等がハードルとなっていましたが

  • 古くからのデザインという普遍性は、それだけ使われる理由があるということ。
  • 工学的に優れたデザインのため飽きが来ないということ。
  • ファンが多いため世界各国のユーザーからの知見が山ほどあること。

という、量産品の強みが前面に打ち出されたのです。

まとめに代えて

以上、「格好良さ」から始めた万年筆は、

  • 合理的な機能
  • 量産品の強み

という筆者のプラグマティズムにより、これを求めたという結論。コレクションを手放すことになったとか、壊れたという話でない限り、他のブランドに手を出すのはまだまだ先となりそうです。何せ、前の記事でお話ししたとおり5年前のSafariが未だに現役なのですから。

ここで、「量産品の強み」を最も的確に表した『ガールズ&パンツァー』、サンダース大付属のアリサがM4シャーマン戦車を

「丈夫で壊れにくいし、おまけに居住性も高い!
  バカでも乗れるくらい操縦が簡単で、
 バカにも扱えるマニュアル付きよ!」

と評した言葉を以て、本稿を締めくくります。

推し色と漢字ニブ。

丸善の洋書コーナーにて

  • ハリー・ポッター:スリザリンの弁当バッグ
  • ハリー・ポッター:スリザリンのモバイルポシェット

を入手した後、万年筆コーナーで発見。

LAMY Safari 2024年の新色。

それだけではなく、

アジア系言語に合わせて

  • とめる
  • はらう

に特化したものだとか。確かに、独特の心地よい書き味が楽しめました。

何より、先月から統一し始めたスリザリンカラーとしっかり合致するのが最高でした。

洗浄後のインク補充、及び“ミキシング”。

こちらの記事の続き。

インク切れや何やらで洗浄したLamy Safariの感想が思ったより早く終わりましたので、インクを詰めていきます。

今回、ちょっとした趣向を設けました。

軸とボディのミキシング。

白やクリアカラーなどが2本ずつ持っているので、もっと明確に区別をつけました。洗浄したからできる芸当です。

そうした上でインクを補充し――

ペンケースにも収まりました。

書き心地も新たに、ペンケースも充実です。

“早矢仕”と“檸檬”。

ちょっと用があったので丸の内に赴きました。

最初の理由はこちら。

久しく食べていなかったハヤシライスをいただくため。(この早矢仕ライスは丸善が開祖の一つだとか)

じっくり煮込まれた肉とトマトの風味がクリームコロッケとマッチ。久しぶりの害ショックということもあって満足です。

そしてもう一つ。

LAMY Al-Starの新色とLAMY Safariの「シャープペンシル」です。

こちらも「何年ぶりか」というレベルでシャープペンシルを買いました。

  • 手続きや何やらで使う機会がある
  • 書き味が思った以上に悪くない

と気づいたためです。

既に手に入れているライムカラーの万年筆と対になるように購入。(上述したように推し色ですし)

2本揃ったので、併せて撮影です。

「檸檬」と「ローズ」。(丸善コラボLAMY 入手-3-)

このシリーズも揃ってきました。

今回入手した丸善コラボのLAMY。色はローズです。

この淡いのに目立つ色は視認性も抜群ですし、こういう撮影にも映えます。

  • 比較的入手しやすい価格
  • デザインに統一感があり
  • コラボや限定などの豊富なバリエーション
  • 勝手知ったる書き心地
  • スクリュー式でないためにさっと書ける

のはLAMYの強みです。

絞りと背景。

今日は簡単な検証です。

発端は11月に撮影したこの、LAMYとfigmaライザを併せた絵をもう一度撮りたい、でした。

そこで適当にペンケースやら背景を並べていき、

撮影した1st takeがこちら。以前よりもペンやらをより強調したいのですがボケがやや強め。

そこで、カメラを絞り優先にして明かりも足して2nd take。

近づいてきたので、表情を変えての3rd takeです。

これによって、ペンもフィギュアも両方ともある程度ピントが合った状態で撮影できたという次第。

続・ペンケースの彩り。

「こういうことをやりたい」と思うときほど、モノは見つかるものです。

LAMYの色をもう少し増やしてみたいと思っていた矢先に東京駅で発見。

新幹線とコラボしたLAMYのセット。しかも万年筆型とこちらの希望をバッチリと合致していました。

ボディカラーもそれぞれコラボした車両と同じ色となっていて、軸には車両やストライプが描かれています。

この追加により、

ペンケースは更にカラフルなものになりました。

ペンケースの彩り。

LAMYを一本購入したことで

  • 比較的安価
  • 書きやすい
  • スクリュー式でないためすぐに書き始められる

の利点がある上に「カラフルで併せやすい」長所があります。

ここで新たに積み上げました。

  • テラレッド
  • バイオレッド
  • ヴァイブラント ピンク

の3つ。この3色をチョイスしたのは

いわゆる「戦隊カラー」に合うからだったりします。

ペンケースを広げると彩りが広がっている光景もまた日々の気分を高めてくれます。

“推し色”と“檸檬”。(丸善コラボLAMY 入手-2-)

昨年から、丸一年経っての出来事です。

ふと思い立ち、丸善の文具コーナーに訪れたら幸運が待っていました。

レモンのチャーム付きLAMY万年筆。

しかも、一番好きなこの明るい緑で彩られています。

昨年のものとは異なり、二つ切りのレモンとまるごとをあしらった形です。

今回のペン先は極細を選びました。

  • 割と気に入っているブランドの
  • 一番好きな色
  • そして書きやすい極細

と、三拍子が揃った道具を入手しました。

万年筆の洗浄とインク差し替え。

放置によるインク詰まり

万年筆が増えてきたことで、別のトラブルが出てきました。

「あまり使わないものはインクが詰まってしまう」

そこで、部屋に転がっていたものを用いました。

超電波洗浄器によるクリーニング

超音波洗浄器。眼鏡店の軒先によく置いてあるあれです。これを使います。まず水道水でペン全体を洗い、水を張ってスイッチオン。

流水で「あらカタ流しただろう」って部分からとめどなくインクが放出されていきます。

4〜5分ほど放置したあと、すぐに拭き取り一昼夜乾燥させます。

インク再補充

乾燥が終わったものがこちら。早速、インクを補充して確かめます。

かすれがなくなりました。書き心地も元通りです。

そして、この方法が思いの外役立つこともわかったのも収穫でした。

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