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楔の打ち込みと同盟パズル。(『ガイアプロジェクト』地球人&アンバス人)

『ガイアプロジェクト』、以前の反省を生かしてうまく行ったときの話です。

Case 1:地球人

全員がガイア計画に着手する次元横断星合戦。

「まずは航法を伸ばしていく」が根底にありました。

その目論見は大当たり。研究ゴールの暗黒惑星でダー・シュワームが同盟を築きたいところに配置します。

このせいでダー・シュワームを詰ませられました。

また、ガイア計画ゴールとその下にあったガイア惑星×2の上級タイルにより得点を伸ばせました。

Case 2: アンバス人

これは大満足。航続距離を伸ばす/QICラウンドブースターがあったので航法よりも経済を優先。

また、母星が近くにあったことも幸いして2R目に同盟&経済Lv.を4まで引き上げます。

このおかげもあって着実に惑星を展開していき

「5同盟(しかも6枚の同盟タイル)」という快挙。得点も200ジャストです。

まとめ

  • マップ
  • 他の種族
  • 研究タイル

それが1つ変わるだけでも戦略が変わるこのゲーム。それだけに、最初から最後まで考え抜いて高得点が取れたことは喜びがありました。

受けの広さと力押し。(ガイアプロジェクト:イタル&ダー・シュワーム)

先述したように、「ガイアプロジェクトが動く」が大きなアドバンテージとなっているiPad mini。

練習中の種族と大好きな種族の検証です。

case1:イタル人

  • エリア2→3にトークンを燃やしてもなくならずガイアエリアに移動
  • 学院の知識収入が他よりも高い
  • ガイアエリアにあるトークンを4消費して技術タイルを得られる首府能力

と、弱いことが書かれていない強力な種族。ではありますが、使っていたのは最初の頃だったので立ち返って改めて使ってみました。

  • どのタイミングからでも得点を狙える
  • 序盤でミスっても(あるいは囲まれても)リカバリーできる
  • マジョリティも研究も高水準

と、最強種族筆頭なだけあります。何よりも技術タイルを得られることによる受けの広さは相当なものです。

ただ、パワートークンを激しく消費するので終盤にパワーが回転しないのが難点でした。

case2:ダー・シュワーム

  • 最初に建てられるのは首府のみ
  • ターン毎にパワー1の宇宙ステーションを置ける
  • 同盟の衛星はパワートークン消費ではなくQICを消費
  • 「既存の同盟に追加する」形で拡大

と、既存ルールから大きく外れながらも

  • 同盟タイルによる得点と追加資源
  • 研究ゴールや上級技術を狙いやすい

と、これまた強い種族。反面、周りを取り囲まれると動きが取れないために柔軟性は低いという印象です。

それだけに、力押ししたときの爆発力はかなりのもの。このゲームではマップが開拓しやすかったことも幸いし、マジョリティも研究も高水準。

  • 5つの同盟タイル
  • 4同盟
  • 3研究ゴール
  • 2上級ゴール

を達成し、200点オーバーいきました。

まとめ

運の要素が初期しかなく、他のプレイヤーの動向で戦略が変わるガイアプロジェクト。

柔軟性に高い種族と自分の強みを最大限に活かせる種族は強いと改めて思いました。

週末のソロゲーム。

『タイニータウン』の裏で、いくつかゲームを嗜んでいました。

荒野へ-The Game of Tarot-

クリアできることがかなり難しいだけに、達成時の盤面は「自分の今後」が現れるかのよう。今回、キーカードが《死神》と不穏なもの。「再生」「仕切り直し」という意味にかけてみます。、

宝石の煌めき

ソロバリアントを利用。「貴族タイルは自分だけが使える」イージーにしても苦戦するので、自分だけ『交易』のハンデ戦で挑みました。

特定のセットコレクションを達成することで

  • 発展カード購入時に任意の宝石トークンを得られる
  • 黄金トークンが2つ分になる

など強力な効果が得られる効果のおかけでアドバンテージを稼いで勝利。

ドリーマツリー

こちらは開封から。タイル配置かと思いましたが

  • 明確な得点がない
  • 置くタイルはこちらが選べる

がほかと一線を画しています。なのでこれは「パズル」と理解。「大きな一本の木を作っていく」ゆったりさたゲーム性は貴重です。

クロスと背景。

思わぬ収穫がありました。

タロット用クロス

話はタロットをモチーフにしたボードゲーム『荒野へ -The Game of Tarot』を入手したときに遡ります。

今持っているタロットカードがあったはずだと発掘した猫をテーマにしたタロットカード。

一緒にタロット用のクロスとポーチを買っていたのです。

普段遣いのテーブルを覆い、シックな色合いのこのクロス、他に転用できると思い立ちました。

写真撮影の背景用クロス

あとはシンプルに、撮影ブースに立てかけるように配置。

クロスを用いての作例

クロスの表面と裏面を使っても目論見通り。光をある程度吸収してくれるために被写体の奥行きがより広がります。

まとめにかえて

カメラを入手した一連の流れでもそうですが……

今年は新しいものを入手したことにより、今まで持っていたものが脚光を浴びるケースが見受けられる気がします。

ボードゲーム『荒野へ-The Game of Tarot』開封と感想。

ことのあらまし

自分が日記として用いている『ZENタイル』。その紹介記事に、このゲームが紹介されていました。

『荒野へ-The Game of Tarot』は、タロットカードを使ったゲームであり、占いであり、瞑想であり、儀式である。

22枚のカードを山にして(これを「闇山」と呼ぶ)、カードを引いて手札にし、ルールに従ってテーブルの上(荒野と呼ぶ)に出していく。「未来の血」「自分の血」と呼ばれる赤いチップを移動させながら、すべてのカードを荒野に出し切れば達成。

https://telling.asahi.com/article/14516689
  • ソロプレイ可能なボードゲーム
  • 馴染みのあるテーマ
  • 占いや瞑想として使える

が興味深く、注文をしました。

開封と内容物

  • 大判のタロット
  • 程よいサイズのタロット
  • 血トークン
  • 説明書/解説書

と、かなりシンプルなコンポーネントです。

「現代西部劇」といった趣のイラストで大アルカナを表現しているのが斬新でした。

ゲーム内容

ゲームのルールは簡単。

  1. カードを規則に従って順番に出していく。
  2. カードの効果に「逆位置で出す」「手札を補充する」「血カウンターの移動」などがあればそれに従う。
  3. 7列3段(21枚)を出し切ればゲーム達成。

アルカナの番号の昇順(逆位置からの場合は降順)で出す縛りが思いのほかきつく、「血」と呼ばれるトークンの数によって手札が補充できる量も決まるのでシビアな手札管理を要します。

ですが、その血トークンは他のカードによって取り除いたり移動することが可能。血トークンが置かれたカードを回収するカードもありますので、それらをどう使うかがピンチを覆す好機となります。

この

  • 残っているカードの確率計算
  • 効果をどう使うか
  • どのカードを回収すれば受けが広くなるか

の状況判断が常に悩ましく、まるで瞑想めいたものを感じます。

「占い」「瞑想」「儀式」

しかもこのゲームはタロットを元にしているので

プレイ結果がそのまま占いになります。クリアしたときの

  • 現在の状況:審判
  • 過去:塔
  • 未来:悪魔
  • 外的要因:月
  • 内面:節制

と、かなり示唆に富んだ結果になっていました。

ルール一覧があれば手持ちのタロットが使えるのも好ポイント。

精神を集中してゲームに挑む様は瞑想になりますし、それがうまくいくかの手順は儀式ともなりえます。

いや、シンプルなコンポーネントで可能性はとても高い素敵なゲームでした。

ボードゲーム『フローリッシュ』ソロルールの手番

ソロプレイ時の手番処理がやや難解だったのでメモです。

架空の対戦相手「マクレガー」と庭園の出来具合を争っていき

「自分の点数 - マクレガーの点数」

で点数を決めます。

準備

  1. 自分とマクレガーのカウンターを用意します。
  2. デッキをシャッフルします。
  3. デッキからカードを6枚引き、自分の手札とします。
  4. デッキからカードを12枚引き、裏向きのままマクレガーデッキとしてマクレガー用のカウンターの脇に置きます。
  5. また、カードを一時的に取り置く場所「スタック」を用意します。

手番の流れ

以下のような流れとなります。

  1. プレイヤーは手札から1枚を場に出します。
  2. プレイヤーの手札から2枚を選び、裏向きにして一時的なカード置き場「スタック」に置く。
  3. マクレガーデッキの1枚上のカードをめくり、マクレガーの場に出す。
  4. プレイヤーはマクレガーのデッキから2枚引く。
  5. プレイヤーはデッキから1枚引く。
  6. [2]でスタックに取り置いたスタックをマクレガーのデッキに入れる。
  7. [6]のデッキをシャッフルする。

図解

シーケンスで示すと以下の通りです。

sequenceDiagram title:『フローリッシュ』ソロ:手番処理 autonumber participant p as プレイヤー participant s as スタック participant l as デッキ participant m as マクレガー note over p:手札から1枚を<br>場に出す(P) p ->> s:手札から2枚<br>スタックに置く note over m:トップ1枚を<br>場に出す(M) m ->> p: マクレガーデッキから2枚引く l ->> p: デッキから1枚引く s ->> m:スタックの2枚をマクレガーデッキに入れる note over m:マクレガーデッキ<br>をシャッフル

得点計算

  • プレイヤーとマクレガーが3枚を場に出したらラウンドごとの得点計算を行います。
  • 4ラウンドが終了(12枚のカードを場に出したら)ラウンドごとの得点計算とゲーム終了時の得点を計算します。
  • 自分の点数からマクレガーが取った点数を引きます。30点以上でクリア。
    • 30点:銅メダル
    • 40点:銀メダル
    • 50点:金メダル

年末年始のボードゲーム-2- 2022年のボードゲーム初め

2022年のお正月、3が日すべて、ボードゲームソロに費やしました。各日、テーマを決めてのゲーム選択です。

2022年1月1日-ウヴェ・ローゼンベルク縛り-

アグリコラ ファミリーバージョン

見通しを立てやすいこのゲーム、ラウンドごとの最適解を探していった結果、87点を取れました。

アルルの丘

こういう機会でなければ回せない重量級ボードゲーム、『アルルの丘』。今回は作業台を参照する建物があったので、これを用いたコンボを狙い123点ほど取得。

アグリコラ

2020年、2021年と元日に『アグリコラ』ソロをおみくじ代わりにしていますので、それに倣いました。

  • 鋤手助手
  • 大工
  • 屋根つけ

といった強力な職業に助けられて67点と満足行く結果です。

2022年1月2日 - 国産ボードゲーム縛り-

コーヒーロースター

煙のチップ処理がうまくいかないということもあり、クリアには二手足りませんでした。

ナショナルエコノミー

自分が最初に買ったワーカープレイスメント。クリア条件である「100点」には及びませんでした。

横濱紳商伝ロール&ライト

契約を14達成できましたけれど、得点を稼げる技術カードがなく108点止まり。

ぬくみ温泉繁盛記

こちらもダイスに泣かされました。158点と辛うじて及第点です。

Aqua Garden

これはうまくいきました。セットコレクションを計算し、63点まで伸びました。

2022年1月3日-釣り/漁をテーマとしたゲーム縛り-

コールドウォーター・クラウン

健闘、一歩及ばず。「寡黙な釣り人」が次々に重さチャレンジをクリアしていく理不尽でした。

フレッシュウォター・フライ

キャンペーンではなく1ゲームのみ。圧倒的大差をつけられて敗北。

Fleet the Dice Game

60点台と、そこそこの数字です。ボットが強くダイスも絡むゲームは致し方ありません。

ヌースフィヨルド

これはやり込んだだけの経験が生きました。効果がマイルドで特典が伸びにくいニシンデッキにも関わらず38点を叩き出しました。長老と漁獲量枠をすべて使い切れたのが満足です。

まとめ

昨年の年末年始以上にボードゲームで充実。その他、いいニュースもありましたがそれはまた別のお話です。

ボードゲーム『アグリコラ ファミリーバージョン』開封と収納。

ボドゲ納めの帰りに購入しました。

『アグリコラ ファミリーバージョン』

ワーカープレースメントの基本にして金字塔、『アグリコラ』のルール簡略化バージョン。

前から気になっていた作品に再販がかかっていたので迷わず購入です。

開封

木製トークンが固まって袋に入っていました。後はいつものタイル群。

本家から「減った」コンポーネント

  • 野菜
  • 石材
  • カード

がありません。特に本家『アグリコラ』のリプレイ性を無限に高めるカードがないのはちょいと衝撃です。

コンポーネントの整理

幸い、ほぼ全てのタイル/トークンをしまえました。

品名何に使ったか
Case and Case 4分割3・建材(木材/レンガ/葦)&厩
・家畜(羊/猪/牛)&麦
・ワーカー(各5人)
Case and Case の外側17木以外の柵(柵/畑)タイル
トレーディングカードケース(M)1部屋タイル
トレーディングカードケース(S)1食料
ハンドルつきミニケース1それ以外のタイル、マーカー

収納

一番大きな柵以外は本家と同じく百均グッズのみで収納です。

プレイした感想は改めて。

ボードゲーム『横濱紳商伝ロール&ライト』感想。

大本のゲーム(デュエル含む)未プレイ、ソロプレイでの感想です。

リソース管理、アドバンテージの獲得、アクションの連鎖が心地よいプレイ感を醸し出していました。

概要

プレイヤーは御維新の横濱で交易を行う商人。

  • 適切に人員を配置し
  • 交易品を調達
  • 時には新技術や信仰の力を借りて
  • 港へ商品を卸し
  • 商店/商館を建築

していきます。

良かったと思った点

アクションの連鎖

  • 雇用カードを取得したとき
  • 複数にまたがっての契約を達成したとき
  • 従業員を条件に従って配置したとき
  • 資金/信仰が一定数に達したとき
  • 技術カードによって

交易品/舶来品(勝利点)/資金などを得られます。この、細かなアドバンテージの積み重ねが連鎖することによって次なる契約を得たり追加アクションにつながる体験はなかなか得がたいです。

雇用人数のバランス

雇用人数を決定するカードは

  • 人数が少ない:得られる雇用ボーナスが大きい
  • 人数が多い:雇用ボーナスが少なかったり追加アクションが得られないデメリットあり

というバランスで成り立っています。先の「アクションの連鎖」は、どの雇用カードを選んでいくかによるところも大きいので、12ラウンド中ずっとジレンマに悩まされることになります。

また、雇用人数は出た目に割り当てるのではなく「出た目に雇用できる従業員は最大2人、他は連続して0~1人を割り当てていく」システムも秀逸。出目のバランスを軽減し、上述した「従業員を一列埋めたボーナス」を狙う意義も生まれてきます。

高いリプレイ性

ダイスと雇用カードのランダム性はもちろんのこと、ゲーム開始時のランダムなエリア配置と技術カードの組み合わせにより戦略はがらりと変わります。

  • 技術カードによる効率化と勝利点を狙うか
  • 商店/商館で契約達成時の高得点を狙うか
  • 舶来品を集めていくか

など、状況に合わせたパズルチックな思考がフル回転です。

やや難点だと思ったところ

ロール&ライトにしては場所を取る

エリアカードと技術カードを並べていく関係上、それなりの場所が必要です。

ダイスの視認性の悪さ

白/灰/黒 なので、灰色を取り違えます。「どの色のダイスを取るか」は極めて重要な選択肢なので別のダイスを用意した方がいいと思いました。

まとめ

  • どのエリアにどれだけの従業員を割り当てるか
  • どの順番でボーナスを得ていくか
  • 何を主眼に得点を稼ぐか

の悩ましさが12ラウンドに渡って繰り広げられることに感動しました。リソース管理が好きでストイックに得点を稼ぐのが好きという方にはプレイいただきたい一本です。

ボードゲーム『GEMINOA』感想

概要

同じデッキを使うにもかかわらず、状況によって違う戦術で決着がつくデッキ“圧縮型”対戦ゲームです。

システム1- 圧縮-

冒頭で述べたように『圧縮型』というのが最大の特徴。ターン終了時やカードの処理によって不要なカードを除外し、有効牌を引く確率を高めています。

この、「何を残していくか」により、

  • 魔法攻撃特化
  • 物理攻撃でゴリ押し
  • 召喚獣を使役

等と、プレイスタイルがゲームによって変わるリプレイ性をもたらしています。(それだけではなく、デッキを全て消費しきると相手のライフをごっそり削る攻撃までできます)

システム2-昇華-

除外されたカードが7枚たまると、昇華という毎ターン1回ずつ使えるカードスロットが生まれます。これにより、攻撃は次々に連鎖。終盤はあっという間に決着がつきます。

良かったと思った点

終盤のドラマチックな決着

相手の重い攻撃を僅かなライフ回復や防御増強で耐えぬき、紙一重で逆転することは珍しくありません。

除外するカードの悩ましさ

互いに同じデッキを使う以上、

  • 相手が何を除外エリアに置いていったか
  • 自分は何を残して除外していくか

はとても重要な戦略判断となります。カードゲームと言うよりもアブストラクト/詰め将棋に近い読み合いをもたらしてくれています。

美麗なイラスト

言うに及ばず。Blade Rondoで名を馳せているメーカーだけあって、美しいカードイメージはどれもゲームの世界へとプレイヤーを誘ってくれます。

やや難点だと思ったところ

圧倒的な言語依存

対戦型カードゲームの宿命と言えます。ある程度TCGに親しんでいない方は敷居が高いです。

ソロプレイの選択肢の少なさ

ソロはランダムとはいえ8パターンで固定。プレイングやカードの引き運によっては相手の最後の攻撃が終わるまでに決着することも珍しくありません。

まとめ

多彩な戦術、同じデッキ同士故の読み合い、序盤の準備から終盤のドラマチックなゲーム運びが10~20分程度に「圧縮」されているのは見事です。

TCGプレイヤーなら15分ぐらいのインストでゲーム開始できるのもポイント。

これまた、Blade Rondoのように拡張や続編が望まれる一本です。

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