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ボードゲーム『アズール ミニ』感想。

ポルトガルのタイル職人としてしのぎを削る『アズール』をコンパクトにまとめたミニバージョン。

ゲームそのものの感想は既に書いているので割愛し、オリジナルと比較しながら書いていきます。

本家よりいいところ

ずれにくいタイルと得点トラック

タイル部分に凹み、設置箇所に出っ張りがある個人ボードは本家にも欲しいと思った配慮です。

得点もスライダー形式になっているので、タイルを取りこぼしたときの衝撃などでどこかにいくということもありません。

余りタイル置き場の配慮

工匠の展示品、市場タイルを置くミニトレイ付き。これも少し凹みになっているのでタイル置き場として十分な機能を備えています。

本家と評価が分かれるところ

不完全な収納性

携帯性を優先した結果として、箱に余裕がありません。タイルを袋に詰めてしまうと元の箱に入れるのは苦労します。また、フックにかけての展示を想定しているためにパッケージ上部の穴が邪魔です。

なので、元の箱に入れるのは早々に諦めて百均のファイルケースに収納しました。

まとめ

収納性に難があれど:「この作品を持って行きやすいサイズにまとめた」のは素晴らしいです。

  • 物理で持っておきたいけどそこまで場所を取られるのが嫌だ
  • 旅先・帰省先などでも名作を楽しみたい

という方には本家よりも優先する意義はあると思います。

ボードゲーム『アズール』感想。

かなりわかりやすいルールの影に隠れたえげつない妨害要素が特徴的なボードゲーム。数年前に少し遊んでいたものの、改めてこれは凄いゲームだと実感です。

概要

プレイヤーはポルトガルのタイル職人。王に命じられて宮殿の壁を美しく装飾していくのが目的です。

このゲームの良かった点

見栄えの良いコンポーネント

最大の特徴でしょう。見た目も手触りも良く、タイル職人の気分を味わうことができます。

言語依存のないルール

多少の制約があるものの、実際に動きを見せておけば10分足らずのインストでもわかりやすいルールでした。

連鎖の爽快感

タイルが連続や交差していくことで得点は重なっていきます。うまくはまって点を重ねることができれば、落ちものパズルの連鎖のような爽快感を得られるでしょう。

シンプルなルールに隠された失点要素

中盤以降に顕著になります。

  1. 図案ラインは同じタイルしか置けない
  2. 図案ラインには配置済みのタイルを置けない

の制約に

「図案ラインに置けないタイルはバーストして失点要素になる」が加わります。

  • いかにしてバーストせずに取っていくか
  • 逆に相手をバーストさせるためのコントロール

が実にシビアとなっています。

人数でがらりと変わるプレイ感

2人は上述したバーストルールで相手をいかにハメるかというバチバチのアブストラクト。
3人以上はわいわいと高得点を競い合うパーティーゲーム。

なので、プレイ感に合わせて人を決めるという感覚です。

このゲームの少し残念な点

タイルのずれやすさ

特に、得点計算のキューブが当たってしまうと今何点かの確認がしづらかったです。

まとめ

  • ものすごく映えるコンポーネント
  • わかりやすいルールの裏の失点要素
  • アブストラクトとドラフトの融合

などが加わり、プレイ中ずっと「これは天才的なゲーム」だと実感。

個人的に、

  1. マイナス1点を許容することでスターティングプレイヤーになれる
  2. 市場に流れたタイルを先行で取れる

の駆け引きに実に感動しました。これまた、名作と呼ばれるには理由があると納得できました。

統率者&ボードゲーム会参加メモ。

連休初日、統率者&ボードゲーム会に参加してきました。この時のメモです。

統率者

統率者は《グレムリンの神童、ジンバル》。土地やいくつかのパーツを入れ替えただけです。

  1. ナヤカラーの恐竜にボロボロにされる
  2. 消耗戦を制して勝利
  3. グリクシスカラーに《サイクロンの裂け目》撃たれてゲームセット

と、3連戦で1回勝つことができたのが僥倖です。思ったよりも場持ちして、次々と配下を生み出していく様は感動でした。

なおのこと、自分に合ったプレイスタイルだと思いました。

ボードゲーム

キャントストップ

双六風のチキンレース。あと少しというところで抜かれて負けました。

アズール

ガチガチのアブストラクトだった2人と異なり、4人は選択肢が多くてタイルの入れ替えもスムーズ。

その延び延びさが功を奏してトップでした。

統率者のリストやらゲームのレビューは後日書くとして:いい連休の初日を飾りました。

平日休みのボードゲーム。(2023年7月)

平日に休みを取り、ボードゲームをいくつか回しました。

バロニィ

騎士を派遣しつつ橋頭堡を築き、領土を広げていくアブストラクト。

運の要素が介在しない実力ゲームであるものの、さっくりとまとまっていて高印象でした。

リトルタウンビルダーズ

ようやく、ワカプレが好きな人とプレイする機会に恵まれました。

とはいえ、これはワーカープレースメントの名を借りたアブストラクトです。

なので、戦略に出遅れがあり差し切ることができませんでした。

アズール

ミニバンでは満足できなかったため、オリジナル版を購入と相成りました。

こちらも戦略を誤って、ダブルスコアでの敗北。(バーストが多すぎました)

これに関してはきちんとした時間を設けて記事を書く予定です。

ボードゲーム『アズール ミニ』開封と百均グッズによる収納。

ボードゲーム『アズール』

3年以上も前に遊んだきりだったボードゲーム『アズール』。

ボードゲーム『アズール ミニ』

そのコンパクト版が出ていたので早速購入。(2023年6月現在、本家が再販掛かってないということもあります)

開封

これを早速開封です。

  • スライダー式のスコアボードがついたプレイヤーボード
    • タイルにフィットする凸付き
  • ボードに嵌めやすくなっている凹つきのタイル
  • トレイ内蔵の工匠ボード

と、本家に比べて携帯性を重視したという形。ですが、箱が収納を前提として作られていないのでプレイアビリティは大きく劣ります。

収納

それを踏まえて、収納はこのようにしました。

ケース

A4のファイルケース(ソフトタイプ)にしました。ゲームボードとトレイがちょうど下半分に収まる形になります。

トレイ

ゲーム中に発生する余剰のタイルを置けるようにそれっぽいトレイを追加。

ピルケース

鉄製のピルケースにスターティングタイルと工匠タイルを収納。

最終的な収納はこんな形。

箱面積はオリジナルから増えていますが、薄くなっていて潰れにくいため可搬性は上げています。

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