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秩父サイクリングシリーズ・聖神社(2011年5月3日)

先だって、Twitterのフォロアーさんと秩父について話をしました。なので、当面はそれについて書いていこうと思います。

2011年のゴールデンウィーク、僕は自転車で秩父三十四カ所巡りを完遂しました。しかも、英国から持ってきたランドナーです。その合間――

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秩父で最も縁起がいい神社の一つ、「聖神社」に訪れました。どんな縁起があるかというと

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ズバリ「金銭関係」。日本最初の銅銭「和同開珎」に使う銅がここで採掘されたので、それを記念して祀ったという、非常に歴史のある神社です。

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それ故に、「お金のご利益がある」ということで絵馬にも大量の願望がありました。専門の神がいる「八百万の神の国」ながらも、やはり人気の神はこういうご利益を授けてくれる神様のようです。

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ちなみに、これがその時の自転車。今考えると、この8段変速のギアでよく秩父の山々を駆け巡れたと思っています。

埼玉・小鹿野のダリア園。(2011年10月8日)

今年、行きたかったのですが行けなかった場所。それがこの「ダリア園」です。

2年前―― 奥秩父でサイクリングを楽しみ、蕎麦をすすっていると遠くない場所でダリアが見頃だという情報を発見。

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予定を変更して、そちらに向かうことにします。

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「いかにも」という佇まいのバス停などを見ながら自転車は進んでいき――

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見渡す限りのダリア! これは壮観です。いざ、当時購入したばかりのGX-Rを携えて撮影開始です。

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山間に様々な品種のダリアを惜しげもなく投入し、この地域の人達の気合が伺えます。

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厄介者のカメムシでさえ絵になるのが衝撃的でした。

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片隅にも彼岸花が咲き乱れていて、ここが山村であることを伺わせます。

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この時の自転車の装備はこんな感じ。

また、ゆっくりとサイクリングできる機会を作ることが出来ればいいのですが……。

田舎で涼を求めた日。(2011年7月9日)

暑さの連続で、身体がどうにかなりそうな予感です。ここ7〜8年で首都圏が一気に熱くなったと思うのは気のせいではないでしょう。

2年前の今ぐらいの時期も、恐ろしい暑さだったなと思いだしました。そんな時に奥秩父へとサイクリングに出かけました。

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秩父札所28番、橋立堂。そびえ立つ絶壁にも驚きですが、鍾乳洞がある不思議なお寺です。そこでしばし休憩。

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それから、道の駅あらかわで名物のつけうどんを頂きました。刻んだ柚子の皮の風味が堪えられない一品でした。

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そうしたら、店の方から採れたての琵琶をサービスされ、喜んで食べているとおかわりまでくれた次第。

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この道の駅で必ず食べるのが、フルーツをてんこ盛りにしたソフトクリーム。フルーツ主体でアイスは「土台」という扱いに驚きです。

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次の目的日向かおうという時にSLが通り過ぎました。

この時は、恐ろしいまでの夕立に出会い、軒先でしばらく過ごした思い出があります。

なんとはなしに撮影した写真でも、それを見ると、その時の空気感や心境まで思い出しますから、カメラを携えていてよかったといつも思います。

「骨波田の藤」を見てきました。(本庄市:長泉寺)

日曜日――田舎にほど近い長泉寺に訪れました。ここは樹齢650年以上を誇る藤、通称:骨波田(こっぱた)の藤で有名です。

ほぼ満開だという話を聞いたので、またとない機会です。

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境内からして見事な藤が垂れ下がっています。これは楽しみです!

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ツツジも華麗に咲いておりますが、やはりここの主役は藤。今まで満開の時期に訪れたことがないので期待は嫌が上でも高まります。

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山門を抜けると、想像を絶するような光景が眼前にありました。藤棚の下は藤色のカーテン。風で光と影が揺らめき、束の間の万華鏡を見ているかのようでした。

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そんな「カーテン」を構成する花房。藤色がクリアな空に映え、天候と開花時期が一致したことを感謝したものです。

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クロスプロセスフィルターで、藤棚と山門を撮影。

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山門から本堂側を臨みます。何というか、不思議な色合いの雲を見ているようです。

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650年もの歴史を支える幹。その生命力も驚嘆すべきなのですが、それを守ってきたお寺や関係者の人々の努力の賜物が、今もなお咲き誇る藤を言葉通りの意味で支えています。

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白い藤。ミツバチがあちらこちらで蜜を集めていました。撮影中、藤棚の下に入るたびに花の芳香でむせかえるようでした。

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逆光で撮影。この陽の光にも負けない色合いを再現できたのはカメラとレンズの力です。

そうして、藤を堪能して秩父市内まで足を伸ばしました。

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秩父神社以前訪れたのは2月の終わりでしたか。ここの御祭神の一柱に「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」が祀られています。実はLPICを受験する際、この神様に願掛けをしました。その甲斐あって見事合格したので、お礼参りがようやくできた次第です。

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少し体力に余裕があったので、秩父三十四カ所巡りの札所一番:四萬部寺を参拝。

本当に、この四連休はサイクリング三昧、秩父三昧でした。

羊山公園の芝桜を見に行って来ました。

土曜日――金曜日のサイクリングで勘を取り戻し、朝からお昼まで走って来ました。

向かった先は秩父にある羊山公園。

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谷間に敷き詰められた芝桜はゴールデンウィークの秩父の見所。

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一つ一つが小さい花とはいえ、陽光を浴びたその姿は「桜」の名に相応しいものがあります。

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抜けるような青空。武甲山との取り合わせは実に素晴らしい風景でした。

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しかし、少し離れたところを見ると、芝桜の密度が結構まばら。何というか、昨年はここまで緑が目立たなかったはずなのですが……。

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逆光で撮影。ミニチュアフィルターで太陽の光を際立たせています。

それから、奥秩父を一周するかのようなサイクリング。

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雄大なダムと谷側を抜け――

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秩父鉄道の路線と平行。ここは紅葉の時期は素敵な風景になります。特に電車が通過しているときはたまりません。

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秩父は道が整備されていて、適度な上り下りがあるのでサイクリングの好適地。僕の一番好きな日帰り温泉の一つ「両神温泉薬師の湯」にゆっくりと浸かって、田舎までの遠目のライドをこなしました。

1年ぶりの奥秩父サイクリング。

4連休の初日である昨日は田舎に自転車を1年ぶりに持ち込んでサイクリングです。

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今まで持っていたビンディングシューズが不慮の事故で紛失してしまったので、途中で新調しました。

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ここ一年、父の闘病や葬儀や遺品の整理などでサイクリングどころではなかったので、勘を取り戻すために軽く走っていきます。

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様々な緑が萌えるこの時期は、本当に大好きです。

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山の合間ではヤマフジが咲き誇っており、言葉通りの意味で緑に華を添えていました。

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アップダウンを繰り返して、神社で休憩。石段に降り注ぐ木漏れ日は、本当に神々しいものでした。

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道端でのベストショット。このタンポポの綿毛と緑の取り合わせ、構図のタイミングも決まりました。

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そして、秩父華厳の滝に訪れます。滝自体は本家の華厳の滝より格段に小さなものですが、その気品あふれる佇まいはなかなかのもの。

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引き返す途上には秩父34箇所巡りのラストである水潜寺。その三十三観音の壮観な御姿をモノクロームで撮影。

そして、凝り固まった筋肉を「満願の湯」で癒して、田舎に帰投しました。

曇り空の秩父地方の写真。(2011年5月28日・29日)

昨日のそんなに優れない天気を眺めながら、過去の写真を見ていたら、そんな空にふさわしい風景を発見。

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雨粒を蜘蛛の巣が受け止めていました。その主は今はどうしているのでしょうか。

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濁った空の色だからこそ、鮮やかな赤の木の実の色はとても映えます。

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蜜を集める蜂。

確か、この時期はまだマクロが得意ではないRICOH GXRではなくOLYMPUSのE-620を使っていました。写真も撮り様でどうにかなるものですね。

秩父神社に行って来ました。

スイス旅行記は今日はお休み。

昨年の4月以来、久しぶりに秩父神社を訪れました。

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クロスプロセスフィルターで山門から本殿を臨みます。このフィルターは冬の淡い光とすごく相性がいいです。

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左甚五郎の作と言われる「縛り龍」。周りの池の水を飲み干したために「動けないように鎖で縛った」伝説があります。真偽はともかくとして、この躍動感は素敵です。

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本殿周囲には先の「縛り龍」を含めて様々な彫刻で彩られています。この地の華やかさを今に残しているようです。

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そして、「あの花」で一躍有名になった当地。聖地巡礼の証として、絵馬がきちんと奉納されていました。

昨年は父の件で色々と合った分、今年の春は2年ぶりの「三十四ヶ所巡り」を行いたいです。

失われた原風景。(2007年8月5日)

 

週末は自宅で引きこもっていたので各種アーカイブの整理。そんな中で「原風景」とも言える光景がありました。

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田舎のすぐ側にある小川。物心ついたときからこの風景と共にありました。

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この水の流れ、森、青空。これらは「心が落ち着く風景」だけでなく「好きな構図」として取り入れています。

今は護岸工事やらでこの森の大半が失われました。時の流れというのはある意味で残酷ですねぇ……。

晩秋~初冬の田舎。

以前、田舎に訪れたときの写真です。

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干し芋です。祖父が育てた甘藷が干されていました。寒暖の差が秘訣なんだそうで。苦手で食べていなかったのですが、こういう風景を見ると「食べてみたい」と思う気になってしまいます。

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取り残された柿。野鳥たちの餌になるのでしょうね。

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このときは雨上がりと言う事もあり、水蒸気が立ちこめていました。

これから、段々と厳しい冬になっていくわけで。

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