カテゴリー: ソロプレイ Page 9 of 25

増えるサプライ、変わるプレイ感。(ボードゲーム『アグリコラ』ソロプレイ)

話はこちらに遡ります。

この『アグリコラ』拡張入れとしたデッキケースでもって、早速ソロプレイを行いました。

ゲーム終了時の盤面

利用した拡張はBデッキ。職業に癖があるものの、強い小進歩がありました。

特に「森の宿屋」はソロプレイゆえに邪魔されることがなく、圧倒的なアドバンテージを叩き出せてもたつきながらも59点。

ボーナスポイントがマイナスの代わりに強い効果をもたらすカードも印象的。

カードスタンドを利用して

想像以上の使い勝手だと実感したのがこのカードスタンド。

  • 視認性が高く
  • 二列になっているので場所を取らず
  • デッキケースのスタンドも高さが丁度いい

と、かなりゲームのクォリティを高めてくれました。

このスタンド、もう少し買い足してもいいと思いました。

カードスタンドとデッキケース導入。

Dicetroyer製カードサプライ

新たに手に入れたのがこのDiceTroyer製のカードスタンド。

『ガイアプロジェクト』などのインサートでお世話になっているメーカーのものです。

組み立て

緻密なレーザーカットと表面はDicetroyerの骨頂です。パーツが少ない分、組み立てはすぐに終わりました。

さて、これを何に使うかですが

アグリコラ拡張デッキ用ホルダー

3月上旬に手に入れた『アグリコラ』の拡張デッキ入れとします。

3~4人向けの職業は厚みで入りませんが、当面はソロプレイのみなので問題なしです。

上部の溝や蓋がカードスタンドになる設計もナイスでした。

ボードゲーム『ガイアプロジェクト』テーブルトップ版でのアンバスチャレンジ。

専用マットを導入したことで物理でのボードゲームが捗ることが判明したので、テーブルトップでの『ガイアプロジェクト』を久しぶりに行いました。

種族、結果

  • アンバス:168点(手動)
  • ハッシュ・ホラ:96点(AI)

マジョリティ

  • 宙域(中立6)
  • 同盟に含まれる施設数(中立10)

寸評

第6ラウンドまではコンスタントにハッシュ・ホラが得点を重ねました最終ラウンドに

  • 同盟の素点
  • 上級技術:宙域×2
  • 上級技術:鉱山×2

で一気に逆転し、RB「鉱山×1」で引き離します。

Pros

  • アンバスの強み(鉱石収入と首府ワープ)が功を奏しました。
  • ガイア計画は3回にとどめ、航法と経済を優先したのが良かったです
  • 掘りやすい惑星が近くにあったのも幸いです。

Cons

  • QICが足りなかった事態が少しありました。
  • ラウンドごとの最適解を得られなかったので、上級技術に助けられました。

また、4パワー技術タイルを取らずに4同盟しっかり組めたのもこれまでの経験が生きました。

ラウンドブースターと研究競争。(デジタル版『ガイアプロジェクト』)

以前ご紹介したこちらの記事を改めて読み返し、これは黄金規則だ」と実感しました。

Case 1 :地球人

  • イタル
  • フィラク
  • ハッシュ・ホラ

と対戦。

行動方針

最終目標(マジョリティ)がガイア入植と同盟に含まれる施設数なので、まよわず地球人です。

それだけではなく、ラウンドブースターに「パス時、入植したガイア惑星ごとに1点」があったのが魅力的でした。そこで

  • 最終ラウンドにこのブースターを確実に取れる立ち回り
  • ガイア計画を優先的に上げていく
  • 航法も同時に上げる

の3点を考えました。

この戦略に間違いはありませんでした。要所要所で次元横断星を奪われたのが痛かったものの、順調にガイア計画を進めていきます。

また、地球人の強みは「ガイアフェイズ中に資源変換を行える首府能力」だけではなく、「パワートークンがエリア2に置かれるため、パワーアクションを狙いやすい」のもお気に入り。

今回、初級AIにしては珍しく隣接配置を連続で行ってきたので凄まじい勢いでトークンが回転しました。

最終ラウンド

理想通りの動きです。しっかりと先述したラウンドブースターを取れました。

また、この段階まで来ると流石に他の種族もガイア入植の研究を進めています。マジョリティで負けないためというよりも「地球人(プレイヤー)にこれ以上の得点行動を許さない」という形。

それを見越して、先んじて同盟を作り、ガイア計画のゴール。

最終結果

161点。ラウンド行動とブースターで40点、研究ゴールで13点を稼いだことになります。

Pros

  • 研究ゴールとブースター取得のタイミングが適切だった。
  • 相手がそれを行うステップを見越して先手を打てた。

Cons

  • ガイア計画の優先度を誤ったところが序盤にあった。
  • それが響いて4つ目の同盟を狙えなかった。

これに関しては冒頭に挙げた記事である

5) 「争点となるアクション」を最初に実施しましょう。

12) その資源、今のラウンドで使う必要がありますか? 次のラウンド目標のために備え、パスしたほうがいいかもしれません。

https://manualmaton.com/2021/08/12/%e3%80%8e%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%8f%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85%e3%81%ae%e6%88%a6%e7%95%a5%e7%bf%bb%e8%a8%b3%e3%81%a8%e5%ae%9f%e8%b7%b5/

が大いに役立ちました。

ボードゲーム『レムルース』ソロプレイ開封と感想。

『アグリコラ』拡張と一緒に購入したものを開封しました。

レムルース

前にも紹介した『GEMINOA』と同じデザイナーが手掛けた『レムルース』。

  • デッキ構築
  • デッキ圧縮
  • ダンジョン探索

と、比較的小さめな箱に収められているのにプレイ時間は60〜90分という重量級です。

概要

プレイヤーはカードをめくりながらイベントや精霊と出会っていき、合間合間に自分のデッキを構築しながらボスとの戦いに臨みます。

途中に出会う敵はめっぽう強く、苦戦は必至。そこで得られる報酬(ジェム)によりライフを回復したりカードを強化していきます。

感想

「極めて難しい」に尽きます。

  • エンカウント率が異様に高く
  • 後半になればなるほど異様な攻撃力と防御を持ち
  • こちらのライフ回復手段が乏しい
  • その回復をしすぎるとカードの強化ができなくなる

と、異様なジレンマに悩まされます。最初のうちは第一階層の突破すらままならないでしょう。

それ故に敵を倒したときの感動は得難いものとなっていますし、強化したカードの戦略もだんだんと学んでいけます。

初プレイは最初の階層のボスでゲームオーバー。2回目は次の階層で終わり。

何度か目のプレイで最終ボスまでたどり着きましたが、そこであえなく撃沈。

今後の展望

「非常に難しくクリアもままならない」ゲームではありますが

  • デッキ構築
  • 敵との戦闘

はやりがいがあり、リプレイ性も十分。クリアを目指してローテーションする気持ちが生まれました。

何より、『GEMINOA』や『Blade Rondo』の提供元だけあってイラストやテキストのフレーバーはとても練り込まれていますし。

新たな職業、新たな進歩。(ボードゲーム『アグリコラ』拡張デッキファーストインプレッション)

平日休みの収穫は写真だけではありませんでした。

アグリコラ拡張デッキ

  • アグリコラ アルティフェクスデッキ
  • アグリコラ ブーブルクスデッキ
  • アグリコラ コルバリウスデッキ

の3種。事あるたびにソロプレイをしているので、いい機会でした。

スリーブ入れと収納

各セット120枚、計360枚のスリーブ入れは少々骨が折れましたがなんとか終了。

各デッキを一つのケースにまとめ、

  • 1~2人で使う職業
  • 3人で使う職業
  • 4人で使う職業
  • 小進歩

を仕切りに入れました。これを使って、早速ソロプレイです。

アルティフェクスデッキのソロプレイ

驚きの結果が待っていました。

  • 特定のアクションを使うたびに資源がもらえる職業
  • 条件を満たせば増築が安くなる
  • アクションの後に続けて別のアクションができる

など、今までのソロプレイと次元が違います。10ラウンド目にオーブンを2枚手に入れ、

  • 家畜各4点ずつ
  • 全ての厩を入手
  • 大きな進歩4枚

で、合計68点。何より、道中で食に困ることがなかったのが驚異的。

今後の展望

今回使ったのは360枚ある中で14枚。

これから、別のカードを使ってどのようなプレイ感があるのかが今から楽しみです。

ラウンド行動と技術タイル。(『ガイアプロジェクト』一つの転換点)

習慣となっているモバイル版『ガイアプロジェクト』で、一つの転換点がありました。

ダー・シュワームチャレンジ

マジョリティ(ゲームの最終目標)が

  • 施設数
  • 同盟に含まれる施設数

だったので、得意とする種族『ダー・シュワーム』でチャレンジ。

  • 狙っていた経済ゴールはイタルにカットされ
  • 入植しようとしていたガイア惑星はグリーン人に阻まれ
  • 最終的なマジョリティはランティダに負ける

と、これだけを見ればうまく行かなかったように見えるのですが

結果は171点の圧勝。これには驚きでした。

勝因

「ラウンドごとに提示された得点条件をしっかり取っていた」が第一の勝因。

それに加えて、「主な入植をガイア計画で行う」と決め打ちしていたため早々とガイア3点の技術タイルを取れました。これだけでも結構な得点が稼げました。

そして、第6ラウンドの得点条件が「交易所への改良」というときに上級技術タイル「交易所を建てるたびに3点」の上級技術タイルを取れていたことが大きかったです。

まとめ

冒頭に上げたように、このゲームメイキングは「今後の『ガイアプロジェクト』の新たな指針」と言うべき転換点を与えてくれました。

  • マジョリティや研究ゴールだけが勝利ではない
  • 自分のイメージしたパターンが阻まれたときどう修正するか
  • 今のラウンドと次のラウンドの最適解はなにか

といったことに気付かされました。

おまけ

これを参考に地球人でチャレンジ。

取れた同盟はわずかに2。しかし、150点台の満足行く結果です。

すべてのガイア入植に「ガイア3点の技術タイル」が絡み、ガイア計画のゴールもきちっと取りました。

また、次元横断星が離れていたので航法に絞っていけたのも戦略がマッチした次第です。

初期位置と同盟。(モバイル版『ガイアプロジェクト』ゼノ族チャレンジ)

アプリ盤を手に入れてより研究と検証を続けている『ガイアプロジェクト』。

盤面とタイル、マジョリティで戦略が変わるので「他の種族がどういう動きをするか」は重要になっていきます。

そこで、普段使ってなかった種族を使ってみようとこちらを選びました。

ゼノ族

特徴

  • 鉱山初期配置後、追加で鉱山を置くことができる。
  • 首府能力として
    1. QICの定期収入がある
    2. 同盟に必要なパワー値が6で済む

という、ダー・シュワームやアンバスに並ぶ同盟種族。熟練の方から「特徴が薄いが非常に強力」との話を聞き、実際に試しました。

結果

106点とかなりピリッとしない点数でした。なぜこの点数止まりだったか……

Cons:

  • マジョリティが「惑星改造の種類」だったにも関わらず、惑星研究を進められずにいた。
  • 技術タイル「首府/学院4パワー」が魅力的すぎて、勝利点が次々に吸われていった。
  • にもかかわらずラウンド行動やブースターが得点に結びつかず。

と、分析結果は割と散々です。でも、活路は見えてきました。

Pros:

  • 同盟のしやすさは魅力的。(首府+交易所で済むのは非常に楽)
  • 隣接パワーの驚異的な回転。
  • QICの使いやすさ。

は、今後の種族ピックアップの目安となりえます。

展開と資源変換。(『ガイアプロジェクト』地球人チャレンジ)

ボードゲーム『ガイアプロジェクト』における、お気に入りの種族の一つ「地球人」。「どういうときに高得点が取れたか」のサンプルケースが見つかりました。

『ガイアプロジェクト』における地求人の特徴

まず、ガイアフェイズで以下の特性があります。

graph TB A((収入フェイズ)) A-->B((ガイアフェイズ<br>開始)) B-->C{ガイアフォームが<br>次元横断星に} C--ない-->D C--ある-->c1{ガイアフォームの下に<br>ガイア惑星タイルが} c1--ある-->D c1--ない-->c2[ガイア惑星タイル下に<br>ガイア惑星タイルを置く] c2-->D{ガイアエリアに<br>トークンがある} D--ある-->F{惑星首府を} F--建てていない-->f1[全てのトークンを<br>エリア2に置く] F--建てている-->f2[フリーアクションと<br>同じレートで<br>資源変換] f2-->f1 f1-->E D--ない-->E>ガイアフェイズ終了]
  • ガイアフェイズ時、パワートークンがエリア2に置かれる
  • 首府を建てていればついでに資源までもらえる

この2段構えが強力な種族は、ガイア入植というよりも「そのついでに得られる資源変換とパワーアクション」でアドバンテージを稼いでいきます。

得意とするパターン

今回、その得意とするパターンに合致しました。

  • 最終目標
    1. 宙域
    2. 同盟に含まれる施設数
  • 次元横断星が集中。
  • 次元横断星、ガイア惑星、地球型惑星が2〜3に固まっている

そして、研究タイルの位置、「ガイア入植3点」がガイア計画にある

でお膳立てが整ったという形です。

執った戦略

とにもかくにも第1Rに首府を建てます。先の強力な資源変換だけではなく、パワーアクションを強く使っていけます。

そして、優先的に航法を上げていきます。得られる知識は少ないのですが、そこをパワーアクション(4消費で2知識/7消費で3知識)で補います。

他種族が惑星改造や7クレジット/2鉱石を優先的に狙っていったことにも救われました。

航法が十分に上がったらガイア計画の研究を上げ、展開をしていきます。

最終結果

個人ボード

個人ボードはこの形。技術タイルは3枚プラス上級。なんと、学院を一切建てませんでした。

得点

176と満足行く結果。

  • 最終ラウンドのブースター:ガイア惑星ごとに1点
  • ガイア計画のゴールで得られる勝利点
  • 宙域×2の上級タイル

もさることながら、「ガイア入植ごとに3点」のタイルで30点も取れたことが大きいです。

まとめ

前回

「強い種族でも、同じ戦略は通用しない」

と書きましたが、「同じ戦略パターンを整えることはできる」

と言い換えたほうが良さそうです。

一点集中の成功と失敗。(モバイル版『ガイアプロジェクト』地球人&アンバス人)

回数を重ねれば重なるほど学びを得られます。

失敗ケース:アンバス人

結果から言いますと「100点をオーバーできたのが不思議」な失敗でした。

  • 惑星改造をパワーアクションやブースターのみで賄おうとしていた
  • そのため惑星改造の研究が遅れ、研究ゴールをジオデンに取られた

何よりもアンバス人の固有能力「首府ワープ」の位置を盛大に間違えるという体たらく。

典型的な失敗例でした。

成功ケース:地球人

その反面、戦略を

  • 技術タイル:ガイア入植3点で稼ぐ
  • マジョリティ/ガイアゴールに集中
  • 知識はパワーアクションで補う

に絞り、167点を取れたのがこの地球人。

技術タイルはわずかに2。ゴールもガイア計画と航法のみのわかりやすさ。

まとめ

  • 強い種族でも、同じ戦略は通用しない
  • 強い行動のために拡大再生産は必要だが、拡大再生産が強いわけではない

という事実が改めて浮き彫りになるボードゲーム『ガイアプロジェクト』。使い慣れている種族ですら点数に村があるのですから、もっと安定した得点ルートを開拓していきたいです。

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