月: 2013年7月 Page 2 of 3

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-4 ランズ・エンド〜ミナックシアター

ランズ・エンドを後にして、次の目的地は「是が非でも訪れてみたかった場所」です。その場所は「ミナックシアター(The Minac Theatre)」。その名が示す通り劇場なのですが、「コーンウォールの崖地に、たった一人の女性が50年かけて手動で作り上げた」世界でも類を見ないオープンエアの劇場です。

地図を確認し、観光案内板などを頼りに自転車を漕いでいったのですが……

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思いっきり場所を間違えました。前にスイスでも同じような経験をしたことがあります

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トンネルをくぐり抜けると、ゴムボート。どう考えてもプライベートビーチですね……。

気を取り直して目的地を再設定。駐車場に「Minac Theatre」と書いてあるので今度こそまちがいなしです!

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ところが、件の劇場に向かうまでの道が思いっきり獣道なので、若干不安になりましたが……。 しっかり到着。

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劇場にはカフェテリアが併設されており、劇場隣の海水浴場を眺めながらのティータイムを楽しめます。

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頂いたのは「コーニッシュティー」。いわゆる「紅茶とスコーンのセット」ですが、地方によって「デボン・ティー」や「クリーム・ティー」などの呼び方があったり。ここはコーンウォールなので、当然「コーニッシュ」と呼ばれている次第。

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濃厚なベリージャムとクロテッドクリームは、それだけで疲れが吹っ飛ぶ甘さでした。

次のエントリーでは、いよいよ「一人の女性が独力で作り上げた」劇場をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-3 ランズ・エンド(2)

初夏のコーンウォール旅行記、1日目の最初の山場であるランズ・エンド岬の風景です。

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岬のレストランやアトラクションのコンプレックスでは、バイオリンのソロコンサートが開催されていました。今考えると、録音できる装置があっただけに、そうしなかったのが残念でなりません。

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前回は訪れなかった岬周辺も散歩しました。これはポップアートフィルターを用いて撮影しています。

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フィルターを取り除くとこんな色合い。アトリエがあったり、農場があったりと、思ったよりも拓けていました。

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そこで、毛並みのいい三毛猫に出会いました。

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この一帯を所有していると思しき貴族の館(かホテルか)をズームで撮影。

そんなこんなで、潮風を浴びながら持ってきたお弁当をいただき、丁度いい時間になったので、この場所を後にしました。

次のエントリーでは、風変わりな劇場をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-2 ランズ・エンド(1)

荷物をあらかた置いて軽装になり、グレートブリテン島の最西端であるランズ・エンドに向かいます。ここは以前も訪れましたが、やはり、ここに向かうまでの間にある最高のサイクリングロードが忘れられませんでした。

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一面に見える地平線。鮮やかな翠に穏やかな風…… サイクリングの醍醐味です。

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小高い丘も牧草地になっていて、これぞ「英国のカントリーサイド」。

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自転車は順調に進み、ランズ・エンド岬に到着。観光シーズンということもあり、2009年秋と比べて多くの人で賑わっています。

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心なしか、海も前回よりも蒼く見えました。

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海鳥も悠々と翼を広げています。

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そして、お約束の記念碑をバックに記念撮影。この日に頂いたアイスはストロベリー。これまた、濃厚なクリームの味にピッタリでした。

次のエントリーでは、更にランズ・エンドの光景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月22日-1 ペンザンス、セント・マイケルズ・マウント

寝台列車の中でとても贅沢な時を過ごし――

朝6時頃に軽快なノックの音が聞こえました。ドアを開けると「朝食だ」と乗務員のおばさまが持ってきてくれたのです。おばさまは入ってくるなり

「とても素晴らしい天気なのに、どうして窓を開けないの? あ、開け方がわからないのね。ちょっと待ってなさい」

と窓を開けてくれ……

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おばさまの言うとおり「素敵な陽光の下」で朝食を頂きました。こうやって食事が出てくる辺り、さすがは英国という感じです。

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そうして、寝台列車の旅は終わり。これからは自転車が「足」として活躍することになります。

まず、「一目惚れした」英国版のモン=サン・ミッシェル「セント・マイケルズ・マウント」に向かいます。

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引き潮になり始めた頃、馬に乗っている人たちを発見。城と馬が絵になるのは欧州の面目躍如です。

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セント・マイケルズ・マウントをバックに愛車を撮影。2009年10月から自転車は様々な進化を遂げました。

  • 泥除けとキャリアの再取り付け
  • ボトルケージとミラーの設置
  • フレーム備え付けの鍵
  • パニアバッグ
  • タイヤの新調
  • ディレイラーの再調整
  • ホイールのブレ取り

等々、改修をしてくれたリストア屋さんには感謝をしてもしきれません。

さておいて、軽い散歩の開始です。

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驚くほど真っ青な空の下、干潮で現れた「巡礼の道」を通ります。

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島に上陸はしましたが、ここの観光は最終日と決め、早々と対岸に戻り宿に向かうことにしました。

実は宿の予約をした際に「寝台列車で朝にペンザンスに到着するから、朝のうちにチェックインしても構わないか」と電話をして了解を得ていたのです。

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地図を頼りに宿(B&B:Bed and Breakfast, 寝室と朝食だけを提供する英国式の民宿)に到着すると「もう、あなたの部屋は準備してあるからチェックアウトまで好きに使っていいわ」言われて少し困惑。

とはいえ、荷物を置いてランズ・エンドに向かうのは嬉しい限り。シャワーを浴びて軽く着替えて、本格的なサイクリングが始まります。

次のエントリーでは、二度目のランズ・エンドの光景をご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月21日-2 ナイト・リビエラ・スリーパー

かつては鉄道大国として名を馳せた英国ではありますが、モータリゼーションや航空網の発達といった時流には逆らえず、現存する寝台列車は数少ないものになりました。

その、数少ないうちの一つが「ナイト・リビエラ・スリーパー」と呼ばれるロンドン・パディントン駅〜ペンザンス駅を一晩かけて走る列車です。

駅のチェックインカウンターで乗る列車と車両を確認し、自転車を詰め込み(英国は地下鉄以外は自転車を解体することなく載せることができます)、いよいよ「寝台」へ乗り込みます。

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寝台車の廊下は極めて狭く、人一人通るのがやっとという感じ。

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その分、内部はとても広々としていました。寝台車なのに、完全個室という「移動するビジネスホテル」です。テレビまで備え付けられているのは驚きの一言。

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窓からドア方面を見るとこの形、枕脇に各種アメニティを入れられる網棚がありました。

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アメニティは非常に充実。ビジネスホテルでもらえる物が全て揃っていて「これなら、洗面用具を持ってくる必要がなかった」と思ったほどです。

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ベッドサイドテーブルまであり、「移動しながら、こんな贅沢な空間にいていいのか」と疑問に思ったものです。

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デスクも広々。

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最大の驚きが、テーブルを開けると出てくる洗面台! 真面目に「トイレとシャワー以外は全て個室に揃っている」充実ぶり。

そんなこんなで社内改札も終わり、寝台列車は西へ、西へとひた走りました。

次回のエントリーは、再びのセント・マイケルズ・マウントを中心にご紹介です。

初夏のコーンウォール旅行記:2010年6月21日-1 ロンドン〜パディントン駅

時間軸は、2010年6月初頭にさかのぼります。

英国遊学の終了まで一ヶ月を切り、「最後にどこに行こうか」と言う時に、たまたま聴いていた音楽。

夏影-Cornwall Summer mix
http://www.youtube.com/watch?v=bAhejPXWwTc

この、透明感ある歌声のタイトルに飛び込む「Cornwall」の文字。

2009年の秋に訪れた時には「寝台車の予約を間違えた」り、「庭園に行けなかった」など、悔いが残る旅行になったことを思い出し「ならば、もう一度、自転車でここに行くしかない!」と、前回の反省を活かして英国の鉄道会社「First Great Western」社の「Night Riviera Sleeper」のサイトから「寝台付き」をしっかりと予約。別のインターネットサイトからペンザンスの宿も取りました。

そして、やってきたのが2010年6月21日、「出発日当日」となります。出発時刻が23:45のために、準備の時間がタップリとありました。この時に思い立ったのは「サイクリング主体になるから、ある程度日持ちするお弁当を持って行こう」というもの。

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弁当として選んだのは「押し寿司」でした。この頃は英国で購入した/持ち込んだ和食の材料が大量に残っていたため、すし酢などを一気に消費する必要があったのです。これは牛肉をタレに漬け込み、よく焼いた後にきゅうり、錦糸卵と合わせたもの。

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こちらは冷凍サーモンを解答してわさび、味醂を効かせたヅケにした押し寿司。湿度が少ない英国だからこそ、このお弁当はできたと言えるでしょう。

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その日の「夜食」に先のヅケにしたサーモンにエビ・ホタテを入れたチラシ寿司。

これらを直前まで冷蔵庫に入れて保冷バッグに入れ――

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着替え・洗顔用具・自転車修理キットなどと共にパニアバッグとリュックサックに詰め込みます。

自転車が整備されていることを確認してフラットを出たのが21時頃。

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そうして、英国では2度目の寝台列車の旅が始まりました。

次のエントリーでは、「ナイト・リビエラ・スリーパー」の車内の様子をご紹介です。

早起きした連休の中日。

昨晩、思うことがあって猫ケージがある部屋に布団を持込み、そこで寝ていたと。

そうしたら朝5時半頃―― 猫がトイレ砂をガシガシする音で目が覚めました。確かに早い時間ですが、平日の朝ごはんよりは遅い時間。せっかくなので状況を開始することにしました。

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まずは、布団の脇にいる猫達を撮影し、軽く朝食。

そうして、比較的涼しい時間を使って父の墓参を行いました。去年の今頃は村杉温泉で父も一緒だったのにと思うと、グッとくるものがあります。残酷な時の流れを感じながらも墓参りが終了。

その後、近所のスーパーが朝早く開店していたので弁当の材料を買い込みました。

帰宅しても8時前。それなのに、一日分の予定を全て終わらせた感じで充実感いっぱい。朝早く起こしてくれた猫にはカンシャしなければです。

ホームステイ時にお世話になった猫。

我が家で猫を飼うのは初めての経験ではありますが、猫と一緒の生活を「体験」した時期がありました。

それは、僕が英国で遊学していた時の2009年5月〜7月までの間。そこのホームステイしていた家に猫がいたわけで……。

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茶トラの男の子。異邦人である僕に対しても警戒感がほとんど無く、間借りしていた部屋でも熟睡するほど慣れていました。

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こうやって見ると、我が家にいる子と比べて(当然ですが)大きさが全く違います。7kgはある立派な猫でした。

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遊びともなると、非常に男の子らしい表情を見せていました。

今、この子は元気なのでしょうか……。 大人の猫でしたが、今、猫のお世話ができているのは間違いなくこの猫のおかげです。

猫の猛暑対策、一応の解決。

梅雨明け後、一気に熱くなった関東圏。そんな室内で昼を過ごす羽目になった我が家のスコティッシュフォールドの姉妹。先だっての日記では「暑さ対策をどうするか」という話をしました。

ペット用品店で購入したひんやりシートはあまり気に入ってないなぁ思ってましたが、念の為に敷いて仕事に出かけたと。

そうしたら、帰宅すると……

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茶トラの方が、その上に乗っていました。三毛よりも大きめに成長し、更に毛皮の密度も高いので、まっさきに飛びついたのでしょう。尤も、こっちの子は人間の生活圏にちょっかいを出すのが得意な好奇心旺盛な子ですし。

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反面、おもちゃには飛びつくものの、それ以外のものに余り手を出さない三毛の方は、ケージの中の一番通気性の高い場所にいました。

「涼を求める」行為にも猫の性格が現れていて面白いものです。

田舎で涼を求めた日。(2011年7月9日)

暑さの連続で、身体がどうにかなりそうな予感です。ここ7〜8年で首都圏が一気に熱くなったと思うのは気のせいではないでしょう。

2年前の今ぐらいの時期も、恐ろしい暑さだったなと思いだしました。そんな時に奥秩父へとサイクリングに出かけました。

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秩父札所28番、橋立堂。そびえ立つ絶壁にも驚きですが、鍾乳洞がある不思議なお寺です。そこでしばし休憩。

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それから、道の駅あらかわで名物のつけうどんを頂きました。刻んだ柚子の皮の風味が堪えられない一品でした。

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そうしたら、店の方から採れたての琵琶をサービスされ、喜んで食べているとおかわりまでくれた次第。

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この道の駅で必ず食べるのが、フルーツをてんこ盛りにしたソフトクリーム。フルーツ主体でアイスは「土台」という扱いに驚きです。

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次の目的日向かおうという時にSLが通り過ぎました。

この時は、恐ろしいまでの夕立に出会い、軒先でしばらく過ごした思い出があります。

なんとはなしに撮影した写真でも、それを見ると、その時の空気感や心境まで思い出しますから、カメラを携えていてよかったといつも思います。

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