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今日の旅行記はベルン駅での乗り換えからスタート。列車が天井スレスレだったのが印象的でした。いよいよ、目的地であるベルナー・オーバーラント地方の入り口であるインターラーケンへと向かいます。

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スイスの電車のトイレはこんな感じになっています。下世話な話ではありますが、日本人の感覚からすれば「狭い」です。電車と言うよりは飛行機のトイレといった感じ。

さておいて……。 この列車での最大の衝撃はこちら。

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コンパートメント(個室)です。「二等列車」の「自由席」です。余計な料金を取られることなく贅沢な列車旅を楽しめることに感激を禁じえませんでした。

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車窓からの景色は雑誌やテレビで見るような光景が見えてきました。青々とした草原に山。また、雲の位置が低いことは標高の高さを実感できます。青空だったら、それこそ絵葉書のような世界が流れていくのでしょうね。

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湖沿いに立ち並ぶ山小屋のような家は、ここがスイスだということを実感させてくれます。スイスはご承知の通り海のない国ですが、大小様々な湖が点在しているようで……。

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電車は湖沿いを走り始めました。雲が湖面スレスレ。なのに、水面がそれほど波が立っていません。居並ぶ絶景を前にして、眠気が吹き飛んでいきます。

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車窓からの景色を目に焼き付けておこうとしたのは何も「外国人」の僕だけではないようで……。 現地の子供もコンパートメントの逆側の窓からの景色を楽しんでいました。

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風景画をそのまま切り出したような教会です。むしろ、RPGの世界。セーブできたり次のレベルまでの経験値を教えてくれそうな神父様がいるような勢いです。

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まばらだった家は段々と密度を増していき、豪華な建物も見えてきます。ということは、もうすぐ目的地であるインターラーケン駅です。

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そうして―― 今回の旅行の「拠点」であるインターラーケン東駅に到着しました。ホテルのチェックインまではまだ間があるので、時間を潰すために観光をすることにしました。そこで僕は「最初の挫折」と「思わぬ幸運」に出会うことになるのです。

(続きます)