月: 2012年1月 Page 1 of 2

冬のサイクリンググッズ「ゴアソックス」を試してみる。

僕が普段サイクリング時に利用しているのは、SHIMANOのMTB用SPDビンディングシューズ。

 

外見が普通のスニーカーとさほど変わらず、比較的歩きやすいため重宝しています。しかし、通気性が良すぎて寒風をダイレクトに食らって足が冷えるというけして小さくない欠点を抱えておりまして……。

新しいシューズを買うのは予算面で難があります。なので、シューズカバーで運用しようかと当初思っていました。しかし、

  • それなりに高い。
  • 寒い中でのカバーの脱着が面倒。
  • 泥道に突っ込んでしまった場合のメンテナンスが大変そう。

等の理由により断念。どうしたらいいんだろうと考えながら自転車屋を巡回しているとY's Road新宿でこんなのを発見しました。

GWB-771ゴアソックス

その名が示すとおり、ゴアテックス製の靴下。英国に滞在していたときにゴアテックス製のウィンドブレーカーを購入して以来愛用しているので、この素材の「防風・防寒」は身を以て体験しています。値段も4,200円とお手頃価格でしたから一も二もなく飛びつきました。

今日、早速試してみたところ…… 靴の中が別の空間で覆われているがごときの暖かさでした。この手のアイテムにしては比較的薄手というのも幸いし、普通のソックスの上に重ねて履いてもサイクリングシューズにフィットします。

お手入れに関しても、ネットに入れれば洗濯機での洗濯OK。この簡単さも見逃せないポイントでした。

助かりました。おかげで、冬場のサイクリングで足先の感覚を失うといったことが軽減されそうです。

【書評】漫画版『鬼平犯科帳 19巻』(文藝春秋情報出版・さいとう・たかを/池波正太郎)

数日前、図書館に漫画版の『鬼平』が置いてあったので読んでみたという次第。

僕が池波正太郎の名を知ったきっかけは、12年以上前に英国で滞在していたとき、たまたま見つけた『剣客商売』の文庫本。イギリスの(お察しください)な食事事情のため、氏が描写する「今にも、その料理が手元にあるかのような……」食べ物の風景に悶絶した覚えがあります。

それから『散歩の時に何か食べたくなって』などのエッセイ集、『おもしろくって、ありがたい』に代表される短文集を散発的に購入して池波氏の文章から伝わる「生き様」や「仕事のありよう」などのいわゆる池波的“ダンディズム”に憧れています。

それはさておいて、本のレビューというか感想は以下。

『剣客』

落ちぶれた浪人風の剣客が

「これでも…… 俺は、剣術使いだ……。だからよ、剣術使いのなれの果てが、どうしても意地を通したかった…… までの事だ……」

と言っていたので、「その道に生きるもののサガか」と思いながら読んでいると、単なる逆恨みと判明して若干がっかりでした。

下手人の一味を追い詰める長官(おかしら)の台詞回しや行動がいちいち格好よかったです。また、殺陣の描写に凄まじいまでの躍動感があるのは流石の大御所さいとう・たかをの成せる技でした。

『盗賊婚礼』

「“本格”の盗みに努める盗賊のお頭とそれを理解しない手下」「ひょんな事から盗賊一味の顔が割れる」という、鬼平にはありがちのパターンでした。しかし、その中にとても印象に残った言葉があります。

「然しながら、金は人間を活かすために使ってこそ意味のあるもの!」

池波正太郎先生の金銭感覚というか「金銭観」はこれに集約されていると思います。『剣客商売』の中にも「(秋山小兵衛)先生はお金を自分の召使いのように使いこなしていなさる」みたいな表現がありますし。

漫画でここまで面白いのですから、小説を通しで読むときのおもしろさ、読了したときの喜びは格別でしょうねぇ……。 時間のある今だからこそ通しで読んでいきたいものです。

2012年版・どこでも筆記システム

以前ご紹介した『クラウド時代のハイブリッド手帳術』。その中に、下記の文章がありました。

 自分なりの着想や発想は、オリジナリティの源です。他の人でも調べれば見つけられるインプットメモとは違った重要性を持ちます。

さらに、「一度失われてしまうと、二度と再会できない」という点においてもメモを残しておく重要性は高まります。人はいろいろなことを考えますが、その大半を忘れていきます。そして、「何かを考えた」という事実そのものまでも忘れていくので、自分が忘れていることに気がつきません。せっかく新しいアイデアにつながる着想であっても、それを書き留めておかなければ、こぼれ落ちる砂のように簡単に失われてしまいます。

着想とは一期一会の気持ちで付き合い、会った記念に写真を撮影するように、メモして残しておく必要があります。

これは実際その通りなのですが「そのためには、どこでもメモを残せるような仕組み」を整えておく必要があると実感しました。さて、どうしたものかと思いあぐねいていると――サラリーマンになって数年経つか経たないかと言うときに「リールホルダと携帯用ボールペンを組み合わせたどこでも筆記システム(腰リールとGTD)」を愛用していたことを思い出しました。

非常に使い勝手が良かったことは覚えているのですが、肝心要の「携帯できるボールペン」であるペンポッドが発売中止になっていたと言うことで使うのをやめ、現在に至っていたと。

このシステムをどうにかして2012年に用意できるグッズで構築できないか? とロフトや東急ハンズ、百均などを巡り以下の道具をようやく発見。

  • 単語カード(百均で見つけたインデックス付き)
  • 腰リール(東急ハンズで発見、カラビナなのでベルト穴だけでなく鞄の中にも取り付け可能
  • ゼブラ・ワークダッシュ(握るだけでペン先が出てきて、離すと収納。しかもリングと本体は分離可能)
  • ストラップ用ひも(百均で購入。脱着可能なもの)

特にワークダッシュを東急ハンズで見つけた時は衝撃が走りました。これこそ、2012年に甦ったペンポッドなのだと。小さくても握りやすさは満点ですし、158円と安価だったので迷わずに購入。

そうして、これらを組み合わせて――

2012年版の「腰リール」です。この「どこでも筆記システム」の利点は、先にご紹介した「腰リールとGTD」にそのまま書かれているとおりです。即ち

情報を永続化するまでのタイムラグが大幅に減ります。やることが

  1. 何かを聞く、思い付く
  2. 腰から単語帳を引っぱってくる
  3. 書き込む
  4. 手を放す

だけだからです。

思い付いたことや聞いたことをすぐに書き取れるようになるので、忘れないように努力するのではなく、安心して忘れることができるようになるわけです。結果として脳の負荷が減り、心配事が減っていきます(何でも書いておくので結果として仕事が増えた感じがしますが、嬉しい副作用でしょう)。脳内だけで保っておく情報を可能な限り減らすことが個人の生産性に大きく寄与する、というのがGTDの基本的な考え方です。

僕は特に忘れやすい性質なので、こういった「フールプルーフ的なシンプルな仕掛け」というのは重要だなと感じ、こんなシステムを「発掘」した次第です。

サイクリング記録-江戸川サイクリングロードで柴又帝釈天-

2012/01/27、江戸川サイクリングロードを用いて柴又帝釈天(経栄山 題経寺)まで自転車で行ってきました。

言わずと知れた「寅さん」の舞台でもあり、夏目漱石の『彼岸過迄』にも登場している場所です。まずは自宅から三郷駅近くの江戸川土手まで自走し、状況を開始します。

サイクリング時の携行品(基本装備)

僕のサイクリングの目的は大半が「自転車でどこかで出かけて、何かをすること」です。乗っている自転車がクロスバイクということもあり、トレーニングとか速さを追求ってのは余りしません。ですから、「より速く」とか「より軽く」というような「哲学」からかけ離れ、サイクリング時の携行品はどうしても多くなりがち。

そんな僕の「基本装備」をご紹介です。

まずは、これがなくては始まりません。

  • iPhone
  • サイクルコンピュータ兼ナビ(ASG-CM21)
  • 心拍計(ナビに記録)

  • カメラ(RICOH GX-R とS10/P10ユニット)
  • ほぼ日手帳
  • メモ帳・ノート各種
  • 筆記用具

サイクリング先(或いは途中の休憩)で何かを記録するときに使います。他愛もない発想をすることが多いと言うこともあり、ほぼ日手帳だけでは飽き足らず、複数のノートを携行します。

  • Bluetoothヘッドホン
  • 予備バッテリー

外出先での暇つぶし。何だかんだで音楽は聴きながら読書したいですし、「外出先でiPhoneのバッテリーが切れる」というのは何を置いても避けるべき事項です。そのため、予備バッテリーは3,000mAhという容量が比較的大きいものをセレクトしています。

  • 水筒2種
  • 非常食料

左の水筒はボトルケージに取り付けて走行中に飲むスポーツドリンク。右の魔法瓶には休憩時に飲む温かいお茶。そして、何かあったときのための非常食料など。

これら+αをフロントバッグやワンショルダーバッグ(ノーマディック ATTRACT アンドロイド ワンショルダー)に詰めて、基本装備となります。このバッグ、見た目以上にたっぷり入り、機能的な上に突然の雨でも水が染み込みにくい素材のために自分のような「ガジェットを使って何かする」人にピッタリ。昨年末の「いい買い物」の一つです。

かなり装備品が多いことは重々承知しておりますが、これらに囲まれてないと不安というのが正直な結論です。

墓参したときのスナップ-山門・公園-

祖父の月命日と言うこともあり、墓苑隣接の寺院でのスナップ。それぞれRICOH GX-R S10ユニットのミニチュアフィルタをかけています。

[撮影場所:某所 露出時間:1/270秒 F値:4.1 レンズ焦点距離:7.3mm ISO感度:100]

[撮影場所:某所 露出時間:1/233秒 F値:4.2 レンズ焦点距離:7.8mm ISO感度:100]

 

冬にピッタリ、鍋1個でお気軽に作るティーラテ。

スタバなどで売られているチャイなどに分類されるいわゆる「ティーラテ」。
実は鍋(ミルクパン)1個で相当簡単に作れたりするんです。

材料および手順はこちら。(分量はトールサイズのタンブラー)

  • 茶葉(セイロン・アッサムなどがおすすめ) :ティースプーン2杯ぐらい
  • 水 :100cc程度
  • 牛乳:タンブラーの6~7割ぐらい
  • 砂糖、蜂蜜: 適宜
  • シナモン: 少々

1. ミルクパンに水を沸かし、沸騰したら茶葉を入れて1分ぐらい煮出します。

2. 茶葉が開いてきたら、そのまま牛乳を注ぎ、砂糖、蜂蜜、シナモンなどで味付けをしていきます。量はお好みで。「ちょっと甘いかな?」ぐらいの味付けだと喫茶店のものに近くなります。

3. 牛乳が沸騰する寸前で火を止め、茶こしを使ってタンブラーに注ぎ、完成。

これはいわゆるベーシックなレシピです。もちろん、シナモンが苦手な方は入れなくても構いません。牛乳を豆乳に変えても面白いですし、スライスしたショウガを1枚ぐらい入れるとエスニックな感じになり、体が温まります。

喫茶店で買うと結構な値段がするティーラテも、こんな感じで作れば安価かつお気軽にゴクゴクと飲めます。時間に余裕がある方は試されてはいかがでしょうか。

用途別に使い分けているiPhoneケース。

普段僕が利用しているiPhoneケースはこれ。

革のフラップタイプのiPhoneケースで、Suicaが入れられるので電車で移動する場合には打って付けです。更に……

カバーがそのままスタンドとなるので、動画を机の上で見るときに最高なのです。

ストラップリングになるネジをiPhoneに取り付け、愛用している美智子様のお印を象った値付けとUSBメモリを装着。

 

横に付いているメガフォンが特徴的なのは、自転車に取り付けるときに使用。2倍ぐらい増幅しているので、下り坂を結構なスピードで走っていても音がしっかり聞こえます。自転車でイヤホンなんて違法な自治体がほとんどですし、危険極まりありません。

 

こちらはIPX7等級まで対応している防水ケース。お風呂で音楽聞きながらツイートしたりネタ出しをしているので、何だかんだで使用頻度が高いです。ただ、問題は「iPhoneの形状にジャストフィットしすぎている」ため、先に挙げた「ストラップ用リング」をいちいち取り外す必要があるって事なんです。

こんな感じで使い分け、iPhoneは既に「片時も手放せないツール」となっているわけで……。

 

真冬の雨でのスナップ。

土日は田舎に輪行してサイクリングするはずだったのが、この雨により断念。
近所のSCまで電車を使って出かけ、その帰り道に何となく撮ってみました。

[撮影場所:自宅近く 露出時間:1/30秒 F値:2.5 レンズ焦点距離:5.1mm ISO感度:218]

真冬なのに実はたわわに成り、青々とした葉が光っていました。

柚子を収穫。

先週末、爺様が趣味でやってる柚子園に訪れ、収穫を手伝いました。

[撮影場所:柚子園 露出時間:1/250秒 F値:5.2 レンズ焦点距離:44.5mm ISO感度:161]

使ったカメラはRICOH GX-RのP10ユニット。自然が相手ですから、10倍ズームの方が便利。

[撮影場所:柚子園 露出時間:1/320秒 F値:5.6 レンズ焦点距離:52.5mm ISO感度:141]

収穫の旬からは相当に遅いものの、それなりに収穫できてほっとしました。

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