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ボードゲーム『カスカディア』ソロプレイ感想。

ソロプレイのみの感想です。

わかりやすいルールに深い戦略性、高いリプレイ性がもたらす「新たな中量級の基準作」と納得した作品です。

概要

プレイヤーはカスカディア(北アメリカ西岸の自然保護区域)で自然と動物の調和を目指していきます。

ゲームシステム

ドラフトとタイル配置。自然が描かれたタイルと動物が描かれたディスクを同時に受け取り、

  • すでに配置されているところに最低一辺が重なるようにタイルを配置
  • 空いているタイルに、対応する動物が描かれているディスクを配置

が基本線です。例外処理(キーストーンが描かれたタイルに対応した動物を置いたときに自然トークンを入手する/置けない動物は破棄される)以外は数分で説明が終わるわかりやすさです。

各人が20手番を終えればゲーム終了。

  • 最初に示された動物の配置ルールに沿って動物の得点を計算する
  • 地形のまとまり(回廊)の大きさで得点を計算する
  • 余った自然トークン

の合計で最終得点が決まります。

このゲームで素晴らしいと思ったところ

二層ドラフトによる「ままならなさ」

本作最大の特徴です。セットで取る必要があるので「取りたい動物があるのに地形に合わない」状況は毎回のように発生します。

ソロプレイの20手番中、15手番は変な声が出ていました。

多層の得点源

上述したように動物の組み合わせと地形のまとまり(回廊)も重要な得点源。動物の配置パターンも多種多様。

一つに特化するよりもバランスよく配置することが重要であるため、どの動物をどこに配置していくかの多層的な思考が必要になってくるのも心地よい疲労感でした。

このゲームの少し残念な点

動物の強弱

初回推奨の組み合わせでは熊とエルクが圧倒的に強く、逆にキツネを主体にすると苦戦を強いられる感じです。

「調和」を主眼に置きながらも、狐だけが取り残されるパターンが数回ありました。

人と遊ぶときはこのあたりの情報を事前に伝える必要ありです。

転がるディスク

これは物理的な問題。袋からディスクを取りこぼすと、転がってしまいます。少し慌てると盤面と混ざる可能性がありました。

まとめ

  • わかりやすいルール
  • 多層的な戦略
  • 見栄えするコンポーネント
  • 圧倒的なリプレイ性

が程よい時間で終わるのは白眉。数々の賞を受賞したのも納得ですし、これからの中量級の基準となる傑作でした。

ソロプレイのキャンペーンも多数用意されているのも魅力的なところでした。

東フリジアへの帰還。(ボードゲーム『アルルの丘』ソロプレイ)

がっつりとやりたい気分だったので、重くてもゆったりしたボードゲーム『アルルの丘』の出番です。

泥炭地と堤防にせき止められ、家畜小屋と畑しかない土地が

最終的には城や教会が建ち、家畜も育つ豊かな土地へと変わりました。

漁船に交易船も並び、最終得点は124点となかなかの点数です。

自分にとっての重量級ボードゲームの基本であり何度やっても飽きない座右の一作はやはり繰り返し遊びたいヤツです。

ソロゲー日の締め。(ボードゲーム『コーヒーロースター』)

とにかくソロのボードゲームがしたかった日曜日。締めくくりは『コーヒーロースター』のワンショットプレイです。

  • 資源のカウンティング
  • 確率計算
  • セットコレクションとの豆操作の兼ね合い

が独特の、コーヒーのようにズシッと濃いプレイ体験が味わえます。

今回は

  • ローストレベル:4
  • フレーバー:3
  • スキル:3

の10点で、一応、次のレベルに進めるといった形。

チップの質感も面白く、リスクテイキングも悩ましいです。

ソロプレイ用ゲームとしての白眉と言える作品です。

建物コンボ。(ボードゲーム『ヌースフィヨルド』ソロプレイ)

ボードゲームのソロプレイ熱が高まりましたので、『ヌースフィヨルド』を回してみました。

仕様デッキは鯖デッキ。

  • 漁獲量が森のタイルになる
  • ストックにある漁船分だけ点数になる

などのタイルで「船を造船しない」プレイングが決まりました。

必然的に船での勝利点は取れないので、建物と現金での得点。

  • 建物:26点
  • 船:なし
  • 株券:なし(長屋の効果により0点)
  • 金:8点

の34点。「漁船を造らないプレイング」は鯖デッキの特権です。

タイルとバースト。(ボードゲーム『カルカソンヌ』ソロバリアント)

五輪開催中ということで、フランスを舞台にしたボードゲーム『カルカソンヌ』のソロプレイバリアントを実施です。

  • 赤・緑・黄色の順番で進み
  • 置いたタイルにミープルが置けるのであれば必ず置く
  • 置くことが出来なければバーストで終了
  • 三色のミープルが一番下の色しか点数が伸びない(相乗りなどで計算中の間に一番低い色が出て来た場合はそれも点数)
  • ミープルやタイルが置けなくなったとき、一番低い点数のミープルが点数

という、「必ず置く必要がある」シビアなルール。特に普通のゲームだったら好まれる修道院が嫌われる要素になっていたり、都市の相乗りが積極的に行われます。

今回は33点。

どうやら30~35点は合格レベルとのこと。

ノーマルゲームと違ってゲーム終了のトリガーが異様に速いので、隙間時間を埋めるのにもってこいです。

戦略転換の試み。(ボードゲーム『クランズ・オブ・カレドニア』ソロプレイ)

ネットで見かけた『クランズ・オブ・カレドニア』の記事を実践しました。

  • 序盤に生産拠点を構築し
  • 後半の得点行動につなげる

というもの。いつもなら

  • 序盤は鉱夫/木こりで資金源を確立し
  • 市場から直接購入
  • 最後に得点行動

というところ。そこで、先の戦略でやってみました。使ったのは加工施設が安くなるキャンベル氏族です。

  • 栄光点:14
  • 基本生産物:1
  • 加工品:8
  • 資金(£10ごとに1点):4
  • ホップ:3
  • 綿花:20
  • タバコ:20
  • トウキビ:24
  • 輸出6つ達成:8
  • 入植の塊が14:18

で合計120点。

と、ちょっと納得いかない点数です。

反省点は麦を必要とする施設が重複しすぎたこと。ある程度の資金源は必要だったということ。

とはいえ、加工品をいちいち高額で買う必要が無かったのは魅力的。

この辺のバランスを考えながらもう少しこの方針を続けていきます。

“悪魔的”な宿経営。(ボードゲーム『ブラッディ・イン』ソロプレイ)

この暑さでは外に出る気も起きず。日曜日の午後にやったのはこれです。

テーマは不謹慎ながらもメカニズムは上出来。ハンドマネージメントとエンジンビルドが楽しいボードゲームです。

序盤で買収する人数を減らし、コンシェルジュにより「共犯者」の支払いを軽減。

そして司祭で埋葬人の消費をなくして順調にエンジンができあがりました。

最終的な結果は180点。170点以上で得られる「悪魔的な宿屋の主人」の実績を解除。

こちらが犠牲者の数々。

デザイン上、何を重視するかの戦略が問われ、序盤のエンジン構築やリソース管理が楽しい作品。

ボードゲームを始めて間もない頃に買ったということもあり、お気に入り度は高いです。

デジタルの息抜きのアナログ。(『アグリコラ』ソロプレイ)

電車に乗っている時でもゲームができるようになったということで、改めて『ライザのアトリエ3』を進めています。

その息抜きとして

ボードゲーム『アグリコラ』のソロプレイを開始。

  • 初期食料が0
  • 累積スペースで増える木材が3ではなく2
  • 収穫フェイズでの食糧供給は家族一人当たり「3」

と、資源がカツカツの代わりにアクションスペースの奪い合いがありません。

また、ドラフトもないので、職業カードと小進歩は最初に配られた7枚でのスタートです。

今回引けたのは

  • 大鎌使い
  • 薪集め
  • 夢遊病者

の強い職業に加えて

  • 粘土層の窪地
  • 三圃式農業

の強力な小進歩。これを軸にゲームを組み立てていきます。

一番厳しい2~3ステージを無事に乗り切り、

最終ラウンド終了時にはこの形。

トータル58点となりました。羊市場の出が早ければ60点も行っていただろうという満足なできです。

北海道土産と『Otaru 1899』ソロプレイ。

一度食べたいと思っていた五勝手屋羊羹をお土産にいただきました。

筒に入っていて、備え付けの糸を使って切るスタイルも楽しいですし、爽やかな甘さなのにずしっとくる後味が特徴。

これで頭に栄養が行き渡ったので、北海道をモチーフにしたボードゲームのソロプレイを行いました。

バリアブルフェイズオーダーとAP管理が特徴的な『Otaru 1899』です。

かなり意気込んでボット(イナゾー)に臨んだものの、4点差で敗北。生産に寄せすぎて投資の分で負けました。

かなり悔しい展開でしたので、次は勝ちたいです。

日曜朝のソロゲーム。(『グラスロード』)

気分転換を兼ねて、軽めのソロゲーを実施です。

グラスロード

ホイールによるリソース管理とイチバチ感あふれるアクションカードの選択が悩ましいソロゲーム。

アクションの組み立てを誤り、1手無駄になってしまいましたがなんとかアクションを重ねられました。

結果

最終的な結果は

  • ガラス:2点
  • 砂:1点
  • レンガ:1点
  • 建物:18点
    • 事務所:2点
    • 入植用住居:1点
    • 窯:3点
    • 自然主義者の家:4点(砂地4つを達成)
    • 村の教会:5点(空きスペース1点追加)
    • 沼地のあばら屋:1点
    • 食料貯蔵庫:1点
    • 燃料倉庫:1点

で計22点。ソロゲームのクリア目標である30点には遙かに及ばず。

サクサク進んでリプレイ性も高いゲームなので、もう少しやりこみたいやつです。

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