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九州旅行記番外編:猫へのお土産。

九州周遊ツアーは土曜日に終了。最終日は太宰府天満宮のみの観光でしたので、少し後回しにして鹿児島・仙厳園の猫神神社で購入した猫への土産についての投稿です。

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購入したのは首輪。本当はもっと最初に付けるべきなのでしょうけれど、猫達が我が家に来たときは生後2か月未満。ですので、ある程度成長してから付けようと考えていたときにちょうど良く発見した次第です。

縮緬柄で猫の形を模した鈴付き。付けた当初は慣れない物と音で戸惑っていましたが……

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翌日には「見せつけるように」気に入ってくれたようです。三毛猫には金の鈴。

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そして、茶虎には銀の鈴とそれぞれの毛皮の色を引き立てるような組み合わせにしました。

嫌がって自分で外そうとしないだろうか? と考えたものの、杞憂に終わって一安心。

この鈴のお陰で、「猫がどこにいるか」が判別できるようになったのもいい感じ。ただ、本気でいたずらをするときには鈴の音すら鳴らさずに背後に回ってきているわけですけれども。

九州旅行4日目-3:長崎・夜景(2013年9月20日)

長崎の宿は「矢太樓」という山の上にあるホテル。先帝両陛下がお泊りになられた格式ある宿ということもあり、普段の個人旅行だったら値段の面でも予約できない場所。そこに宿泊できるのはツアーならではです。

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室内に入った瞬間、長崎市街を一望できる窓からの風景に息を呑みました。

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荷物の整理もそこそこに、「世界新三大夜景」に選ばれた長崎を目に焼き付けていきます。

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日が落ちるに連れてイルミネーションは輝きを増していきます。

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日が沈みかけた時は宝石箱をひっくり返したような光の洪水でした。

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夜ともなると、漆黒の空がキャンバスになり、「1000万ドルの夜景」とも称される光の競演に見とれていました。余りにも勿体ないので、この日の夜は窓を開けたまま寝たほどです。

そして、4時半頃―― 目に突き刺すような光で目が覚めました。まだ夜が明けてないのになぜだろうと思ったら

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部屋に差し込んできたのは月光。十六夜の月が市街を照らしていたのです。慌ててカメラを取り出して撮影した次第です。

これまで様々な夜景をカメラに収めてきましたが「宿の部屋から動くことなく夜景を楽しむ」のは実は初めての体験です。これが味わえただけでも、このツアーは大収穫でした。

次の投稿では最終日の光景をご紹介する予定です。

(続きます)

九州旅行4日目-2:長崎市街(2013年9月20日)

九州周遊ツアー最後の宿がある場所、長崎市にやって来ました。

ここではたっぷりと自由行動があります。幸い、ここは2007年に訪れたことがありますので身体がなんとなく覚えています。

まずは長崎駅から市電に乗り築町駅で下車。長崎中華街で昼食です。

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入り口は何やらお祭りみたいな雰囲気です。

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ちょうど中秋節の時期であり、関帝廟が入り口に設けられていました。路地を適当に歩いて現地の人達が入っていそうな店に入りました。

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おかず2品のサービスランチ。それでも手が抜かれておらず、エビマヨの味わいが僕好みでした。

中華を堪能した後、再び市電に乗って大浦天主堂へと歩を進めます。

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実はこの場所は僕が子供の頃に訪れた場所として記憶に残っています。なぜなら、その日は「日航機123便墜落事故」の翌日。追悼ミサのために物々しい雰囲気だったことを幼心に覚えています。

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それはさておいて参拝を行いました。日本最古のキリスト教教会だけあって、歴史と風格は海外の教会と比肩します。

参拝後に外を出ると、教会正面のマリア像が長崎市街を見渡していました。

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坂の町、長崎を形容するような道を歩き、大浦天主堂からほど近いグラバー園を訪れます。

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幕末の志士と縁が深いグラバー氏の邸宅。一瞬、自分が日本にいることを忘れさせてくれる雰囲気は古くから西洋と交流のあった長崎を象徴するかのようです。

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園内は長崎港を一望できる絶好のスポット。

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建物内には居留していた人たちが使っていたものが数多く展示されていました。これは、子供のために作らせたドールハウス。店の様子や人の服装が精巧に再現されていて、これだけでも第一級の資料です。

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最後に長崎平和公園を訪れて、この日の観光は終了。しかし、宿では更に驚嘆する出来事が待っていました。

(続きます)

九州旅行4日目-1:柳川(2013年9月20日)

九州周遊ツアーもいよいよ残り2日。2日目の大分〜鹿児島、3日目の鹿児島〜熊本と結構な移動がありましたが、4日目のこの日は各立ち寄り先をじっくり楽しめました。

内牧温泉で朝湯を楽しんだ後、川下りや鰻で有名な柳川に訪れました。

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しかし、既にその両者は過去に堪能しているのでオプショナルツアーの川下りを選択せず、自由散策をした次第。「限られた時間で柳川を観光するにはどうするか」と少し考えて『柳川藩主邸 御花』に入りました。

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上野・池の端にある旧岩崎邸に匹敵する洋館に思わず戦慄を覚えます。以前はここを訪れなかったなんて不覚です。

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邸内は洋館と数寄屋屋敷が隣接している形。中庭の何気ない風景だけでも、柳川藩主の好事家ぶりが伺えるというものです。

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ですが、僕としては洋館よりも屋敷の方が好みでした。廊下に並ぶ兜は安土桃山時代に使われていた年季の入れ用です。

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その廊下から眺める洋館。青空、真っ白の壁、庭木の緑と見事なコントラストを見せていました。

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先の廊下は大広間につながっていました。こんなところで一度食事をしてみたいと思う反面、実際に食べるとなると落ち着かなくて味がわからないだろうなと益体もない想像をふくらませます。

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旅先で様々な庭園を見てきましたけれども、ここのインパクトは歴代でも最高峰です。「松島を模した庭園」というスケールの大きさにぐうの音も出ません。

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テラスから庭園を見るとこの形。小さくなって小舟に乗ったら「松島をクルージングしている」と錯覚するのではないかと思いました。

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周りの堀も鬱蒼としながらどこか品性のある造りになっており、当時の威勢が忍ばれます。

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そして、この旅で何度目になるかわからない曼珠沙華を撮影し、この地を後にしました。

次の投稿では長崎の光景をご紹介する予定です。

(続きます)

九州旅行記3日目:鹿児島(2013年9月19日)

周遊ツアー折り返しとなる3日目は鹿児島を中心に巡りました。

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まず立ち寄ったのが鹿児島名産の軽羹と薩摩揚げの工場兼直売所。両方共大好物なので、この直売は正直嬉しかったです。特に大好きな「餡なしの軽羹」は関東ではなかなかお目にかかれませんから。

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青空の下、桜島が姿を見せています。「一日に七回姿を変える」の談が良くわかります。

そこから向かった先は知覧。

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ここでは特攻平和会館を訪れました。

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館内は撮影禁止。ここは撮影が許されていた「三角兵舎」です。各地から集められた特攻隊員たちはここで僅かな日を過ごしていたと言います。館内やここを見ると、言葉を失いました。ただ、The Back Hornの『コバルトブルー』が脳内で再生されただけです。

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特攻に用いられた戦闘機のレプリカが慰霊碑のようになっていたのも胸を打ちました。

昼食を頂いた後に訪れたのが仙厳園。島津公ゆかりの庭園です。

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眼前には桜島がその威容をたたえていました。

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庭園内も武家が好みそうなシンプルかつ瀟洒な造り。ツアーという限られた時間ではなく、たっぷりと余裕がある時に再度訪れてみたい場所でした。

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園内で印象深かったのは「猫神神社」。曰く、朝鮮出兵の際に島津義弘公が猫7匹を朝鮮に連れて行き、猫の眼の瞳孔の開き具合で時間を計っていたそうで、その折に生還した2匹の猫を祀った神社だとか。

個人的には「時間を計る」は建前で「猫と一緒にいたかった」としか思えません。さておき、ここで我が家の猫達のために首輪を購入。

この日の観光はこれで終了。なんと、鹿児島から一気に阿蘇の内牧温泉まで北上しました。そうして、中秋の名月を楽しみながら露天風呂を楽しみ、旅は後半戦へと差し掛かります。

(続きます)

九州旅行記2日目:別府・やまなみハイウェイ・高千穂・霧島(2013年9月18日)

相変わらず快晴が続く九州。2日目は別府から宮崎の高千穂を経由して霧島へと向かう大移動となりました。

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まず向かったのは別府の湯の花採取場。粘土と藁葺き屋根を用いて昔ながらの製法で作っているそうです。

それからやまなみハイウェイを用いて南進していきます。「やまなみ」の言葉が示す通り、青空の下で見る九州の山々は絶景の一言。特に感動したのは

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この、車窓から撮影した阿蘇連山。涅槃像のようになっているのが印象的でした。

様々な景色を楽しみながら観光バスは大分を突っ切り、宮崎の高千穂渓谷に向かいます。ここは前から行きたかった、言わばメインイベントです。

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2つの橋がお出迎え。降り注ぐ陽光と爽やかな湿度の中、軽くウォーキングをしていきます。

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この自然が織りなす渓谷の素晴らしい風景は「神話の故郷」高千穂に相応しいものです。

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パンフレットにもよく出てくる「真名井の滝」を撮影。滝の至近距離にボートが浮かんでいるのは、なかなか他では見られない光景です。

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真上から見下ろす水の色も特筆すべきものがありました。この、深い緑は他の渓谷でも見られるものではありません。

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昼食をいただき、腹ごなしの散歩で見つけた曼珠沙華。そうして、渓谷美を堪能した後に高千穂神社を参拝しました。

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本殿はもとより、境内からひしひしと感じる荘厳な雰囲気に圧倒されました。そこでおみくじを引いたら「大吉」。僕は神社ではよく大吉を引きますが、それは「ご祭神と相性がいい証拠」だそうで、有難いことです。

その後は一般道や高速を乗って行き、鹿児島に大移動。最後の目的地は天孫降臨と馴染みが深い霧島神社です。

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この辺りは僕の先祖の故郷の地なので、「身体がここを知っている」不思議な感覚に包まれました。そして、「西の日光」と言われるだけの絢爛な建物の造りと、今日一番感動した場所でした。

それから程なくして、2日目の宿に到着。

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宿の窓から桜島が見える絶好のロケーション。温泉の質も肌に合い、ようやく「九州で温泉を堪能」した形となりました。

3日目は一度桜島の近くに訪れた後、また北上する移動が続きます。尤も、それも「美味しい部分だけ巡る」ツアーの利点でもありますけれど。

(続きます)

九州旅行記1日目:湯布院(2013年9月17日)

いよいよ夏休みのメインイベントである九州周遊ツアーが始まりました。

昨日は羽田空港から大分空港に飛び、湯布院に向かいます。先刻の日記の通り、ここを訪れるのは5年ぶりです。

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抜けるような青空のもと、金鱗湖は青々とした緑を反射していました。

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街を見下ろすようにそびえる由布岳。

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湯布院の目抜き通りを散策。古い建物を活かした土産物屋が建ち並び、その風情は瀟洒な温泉街の佇まいを見せています。

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土産物屋の軒先に傘。そこにミストを噴霧しているディスプレイは初めて見ました。こんな陽光の下ですが、それがかえって傘の鮮やかさを引き立たせています。

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ディスプレイとして使われている車。塗装のヒビやサビがこの街並みに実に合います。

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5年前には見なかった、ピーターラビットの世界観を模したショッピングエリア。「ピーターラビット」の舞台は湖水地方なのに、建物はコッツォルズ風……。 まぁ、でも、くすんだ空の下だったら映える気がしました。

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再び金鱗湖に戻り、まだ試していなかったミニチュアフィルタで撮影。やはり、スナップメインですとGR Lensが特に映えます。ここの所、動いているものばかり撮影していたので風景を撮影するのは逆に新鮮だったり。

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そして、今日のベストショットは曼珠沙華。背後に湖のマスコット的存在のガチョウがいました。

この日は羽田から大分の移動で終わり。2日目は、一番の移動日となります。

湯布院の風景。(2008年5月31日~6月1日)

今年の夏休み(と言っても9月の中旬ですが)に九州旅行に行くことになったのは日記でも述べたとおり

その周遊ツアーの中には湯布院が含まれていました。「そう言えば、過去に訪れたことがある」と記憶の糸をたどりながら写真を探すと、2008年に訪れていました。もう、5年も前の話です。その時は色々とあって、家族が気分転換にと旅行に連れて行ってくれたときでした。

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とにかく過ごしやすかったことを覚えています。緑も濃く、行楽シーズン真っ盛り。

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宿は朝食のみだったので、スーパーまで足を伸ばしたその帰り道に見た雄大な山の風景。

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夕刻の金燐湖。湖面に反射する明かりがえもいわれぬ雰囲気を出していました。

翌朝――飛行機で帰る前に金燐湖を散策。

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上とほぼ同じ位置で撮影したのに、随分と印象が異なります。夕刻の主役が建物なら、朝の主役は山と空ですね。

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「紅葉」にはほど遠い若葉にクローズアップして撮影。晩秋に訪れてみたい物ですが、人で一杯でしょうね。

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水面からでもハッキリと見て取れる魚影。水紋に緑が反射しているのも素敵です。

その、湯布院(を含めた)九州への旅も残すところ一週間とちょっと。仕事をキッチリとこなして憂いなく各地を周遊していきたいです。

2度目の北海道。(2007年10月7日:旭山動物園)

2007年6月にはじめて北海道を訪れ、2度目に訪れる機会は何と10月でした。その間に

・デジタル一眼レフに手を出す
・何年ぶりかの海外旅行

というイベントがあり、社員旅行として北海道フリープランがあったのが10月のお話。社員旅行とはいえ自由時間があったので、これ幸いとばかりに札幌から特急を使い旭山動物園に訪れました。

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ペンギン大好きなので、ここは「何としてでも訪れたい」場所でした。それから数回は訪れる機会があるのですが、それはまた別のお話。

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折しも天気に恵まれ、絶好の撮影日和となりました。

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この動物園の特徴は何といっても、「行動展示」。様々な工夫をこらし、「動物が自然で行動するかのごとく」魅せる展示。こんなふうに、トンネルの下から水中を覗けるシーンに感激です。

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「ペンギン舎」と一口に言っても、フンボルトペンギンやジェンツーペンギン、イワトビペンギン、そしてキングペンギン等、いろいろな種類が見られて感動。

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もちろん、他の動物もしっかりといるわけで。サル山も他の動物園よりも丁寧に作りこまれていました。

この時の写真はまだ「一番レフの性能に振り回されている」感じで、量はあるもののそれほど満足の行く写真は少なかった気がします。

続・はじめて北海道に訪れた時のこと。(2007年6月9日・10日)

昨日の続き。はじめて北海道に上陸した時のことです。知床から向かったのは摩周湖。あの、霧に包まれていることで有名な湖のはずでしたが……。

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霧が消えてます。こんな珍しいこともあるんですねぇ……。

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その「霧が腫れている」おかげで、真ん中の島も見ることができましたし、神秘的な稜線もカメラに収めることができました。

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宿は阿寒湖周辺という事で、その周りは一種独特のテーマパークみたいになっていました。

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阿寒湖の湖面。これはマリモの成り損ない…… なのでしょうか。

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鬱蒼と茂る森と、向こうに見えるホテル街が印象的でした。

この旅行は

知床 → 芝桜 → 摩周湖 → 阿寒湖 → 旭川 → 新千歳で帰宅

という、かなりのハードコースでしたが、北海道の広大さを楽しむには十分でした。

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