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受けの広さと力押し。(ガイアプロジェクト:イタル&ダー・シュワーム)

先述したように、「ガイアプロジェクトが動く」が大きなアドバンテージとなっているiPad mini。

練習中の種族と大好きな種族の検証です。

case1:イタル人

  • エリア2→3にトークンを燃やしてもなくならずガイアエリアに移動
  • 学院の知識収入が他よりも高い
  • ガイアエリアにあるトークンを4消費して技術タイルを得られる首府能力

と、弱いことが書かれていない強力な種族。ではありますが、使っていたのは最初の頃だったので立ち返って改めて使ってみました。

  • どのタイミングからでも得点を狙える
  • 序盤でミスっても(あるいは囲まれても)リカバリーできる
  • マジョリティも研究も高水準

と、最強種族筆頭なだけあります。何よりも技術タイルを得られることによる受けの広さは相当なものです。

ただ、パワートークンを激しく消費するので終盤にパワーが回転しないのが難点でした。

case2:ダー・シュワーム

  • 最初に建てられるのは首府のみ
  • ターン毎にパワー1の宇宙ステーションを置ける
  • 同盟の衛星はパワートークン消費ではなくQICを消費
  • 「既存の同盟に追加する」形で拡大

と、既存ルールから大きく外れながらも

  • 同盟タイルによる得点と追加資源
  • 研究ゴールや上級技術を狙いやすい

と、これまた強い種族。反面、周りを取り囲まれると動きが取れないために柔軟性は低いという印象です。

それだけに、力押ししたときの爆発力はかなりのもの。このゲームではマップが開拓しやすかったことも幸いし、マジョリティも研究も高水準。

  • 5つの同盟タイル
  • 4同盟
  • 3研究ゴール
  • 2上級ゴール

を達成し、200点オーバーいきました。

まとめ

運の要素が初期しかなく、他のプレイヤーの動向で戦略が変わるガイアプロジェクト。

柔軟性に高い種族と自分の強みを最大限に活かせる種族は強いと改めて思いました。

資産管理ツールSnipe-itによるボードゲーム管理(検証)

ふと思い立ち、自分のLinux機に資産管理ツール「Snipe-it」を立ち上げてみました。

目的

こういったボードゲームの管理ができるようになりそうという思惑があったからです。

インストール

インストール環境

Ubuntu 21.04 (kubuntu)
5.11.0-49-generic

今回はDockerイメージではなくオンプレで行いました。なお、例によってローカルNW内部での構築です。

こちらのサイトを参考に、そのままインストールです。

アクセス権を間違えるという初歩的なミスを犯しましたが、なんとか動きました。

画面

大本がIT資産管理のためボードゲームでは不要な/必要な項目がありますが

  • 価格
  • いつ購入したか
  • 画像イメージ

を盛り込めるのは可能性があります。

今後の展望

  • 各種サブスクリプション
  • 携帯電話などの「本来の意味でのIT資産管理」

も行えるので、「まずはこれを継続して使うことができるか」の仕組み作りが第一。かなり飽きっぽいので、どうにかして工夫をしませんと。

週末のソロゲーム。

『タイニータウン』の裏で、いくつかゲームを嗜んでいました。

荒野へ-The Game of Tarot-

クリアできることがかなり難しいだけに、達成時の盤面は「自分の今後」が現れるかのよう。今回、キーカードが《死神》と不穏なもの。「再生」「仕切り直し」という意味にかけてみます。、

宝石の煌めき

ソロバリアントを利用。「貴族タイルは自分だけが使える」イージーにしても苦戦するので、自分だけ『交易』のハンデ戦で挑みました。

特定のセットコレクションを達成することで

  • 発展カード購入時に任意の宝石トークンを得られる
  • 黄金トークンが2つ分になる

など強力な効果が得られる効果のおかけでアドバンテージを稼いで勝利。

ドリーマツリー

こちらは開封から。タイル配置かと思いましたが

  • 明確な得点がない
  • 置くタイルはこちらが選べる

がほかと一線を画しています。なのでこれは「パズル」と理解。「大きな一本の木を作っていく」ゆったりさたゲーム性は貴重です。

ボードゲーム『タイニータウン』ソロプレイ感想。

「十二分に楽しめるソロプレイ」だと判明です。

【概要】

プレイヤーは小さな町の長。限られた区画に資源を効率よく配置し、よりよい町を作っていきます。

資源を集めることで建物を建築。それらの建物は何を必要とするかの設計図が予め決められていますが、狙った資源を常にもらえるとは限りません。

それどころか、他が提供した資源は必ず引き取らなければならないのです。

最初のうちは区画に余裕があるため資源置き場は困りませんが、町が発展していくにつれて取れるアクションは少なくなっていきます。

この、「建築スペースを確保しつつ効率よく効果的に建物を配置していく」のがこのゲームの醍醐味です。

【ソロプレイのやりかた】

  1. ソロプレイの前に、特定の建物カードが取り除かれます。
  2. 建物カードを種類ごとに並べます。
  3. モニュメント駒を一つ用意し、モニュメントカードを脇に置きます。
  4. その後、「資源カード」をよくシャッフルして山札を作ります。
  5. その資源カードを3枚並べます。
  6. 資源カード1枚を選び、そこに書かれている資源を自分の街に置きます。
  7. [6]で取った資源カードは山札の下に置きます。
  8. 建物を置けない/作れなくなるまで続けます。

そして、その出来栄えを得点化していき、ハイスコアを目指します。

【ソロプレイ感想】

  • 狙った資源が常にもらえるわけではない
  • 一度配置した建物や資源は動かすことができない
  • 特殊な効果がない限り、配置図の範囲にしか建物は置けない

という制限が、単純なルールを悩ましいものにしているのが白眉でした。

「この建物を作るためにはここにスペースが必要」
 ↓
「でも余計な資源の置き場も作らなくてはならない」
 ↓
「余計な資源がたまりすぎてスペースがなくなりそうだから、一度他の建物を作ってやりすごそう」
 ↓
「そしたら空きスペースが狭くなった」

というジレンマのサイクルが駆け巡ります。

単純なルールなのに運と戦略、立ち回りや判断力が試される秀作です。

ボードゲーム『タイニータウン』専用オーガナイザー組み立てと収納。

Tower Rex製オーガナイザー到着

自分が贔屓にしているボードゲームサプライメーカー、Tower Rexから到着しました。

というよりも、このオーガナイザーの存在を知ったから本体を購入したパターンです。

組み立て

何度か言及したように

  • 楔形のほぞがあるため接着剤は不要
  • ゲームのテーマに沿った意匠が施されている

が特徴。この緻密なレーザーカットも素敵です。

30分程度で組み立ては完了。

収納

そして、収納開始です。かなり多い木駒がひとまとめにされているので、オーガナイザーの面目躍如です。

建物、資源がきれいにまとまりました。

  • 種別ごとの建物カード
  • 拡張のパーツ

すべてが1つに収まるのは何度見ても気が晴れ晴れとします。

モバイル版『ガイアプロジェクト』進捗とAI(易)の戦術思考。

実感として:アップデートの影響か、難易度「易しい」でも前より勝ちにくくなっていました。

Case 1:地球人

マジョリティがガイア入植と衛星数だったので地球人を選択。

リソース管理がそれなりに功を奏して154点でした。

Case 2:ダー・シュワーム

マジョリティは入植した惑星の種別と施設数。

ジオデンの片方を孤立させるようにしていったのが功を奏して、大同盟を結ぶことができました。

AI(易)の傾向

他にも、以下のような傾向が見えてきました。

  • 隣接を狙わない
    • 初期配置からして離れた惑星に置きたがり、パワー利用をさせないという意志が伝わってきました。
  • 研究分野に注力しがち
    • そのため、序盤の展開は遅れてしまい、結果としてマジョリティを失っているようです。
  • プレイヤーの研究ゴールをカット
    • 上記では再現できなかったものの、「一切ガイア計画を行っていないのに、こちらのガイア計画ゴール(入植したガイア惑星ごとに勝利点」をカットするためだけに研究を進められたことが多々あり、歯がゆい思いをしました。

この手の「AI特有の思考」を読むことができれば、それを狙った攻略が進みます。

クロスと背景。

思わぬ収穫がありました。

タロット用クロス

話はタロットをモチーフにしたボードゲーム『荒野へ -The Game of Tarot』を入手したときに遡ります。

今持っているタロットカードがあったはずだと発掘した猫をテーマにしたタロットカード。

一緒にタロット用のクロスとポーチを買っていたのです。

普段遣いのテーブルを覆い、シックな色合いのこのクロス、他に転用できると思い立ちました。

写真撮影の背景用クロス

あとはシンプルに、撮影ブースに立てかけるように配置。

クロスを用いての作例

クロスの表面と裏面を使っても目論見通り。光をある程度吸収してくれるために被写体の奥行きがより広がります。

まとめにかえて

カメラを入手した一連の流れでもそうですが……

今年は新しいものを入手したことにより、今まで持っていたものが脚光を浴びるケースが見受けられる気がします。

ボードゲーム『荒野へ-The Game of Tarot』開封と感想。

ことのあらまし

自分が日記として用いている『ZENタイル』。その紹介記事に、このゲームが紹介されていました。

『荒野へ-The Game of Tarot』は、タロットカードを使ったゲームであり、占いであり、瞑想であり、儀式である。

22枚のカードを山にして(これを「闇山」と呼ぶ)、カードを引いて手札にし、ルールに従ってテーブルの上(荒野と呼ぶ)に出していく。「未来の血」「自分の血」と呼ばれる赤いチップを移動させながら、すべてのカードを荒野に出し切れば達成。

https://telling.asahi.com/article/14516689
  • ソロプレイ可能なボードゲーム
  • 馴染みのあるテーマ
  • 占いや瞑想として使える

が興味深く、注文をしました。

開封と内容物

  • 大判のタロット
  • 程よいサイズのタロット
  • 血トークン
  • 説明書/解説書

と、かなりシンプルなコンポーネントです。

「現代西部劇」といった趣のイラストで大アルカナを表現しているのが斬新でした。

ゲーム内容

ゲームのルールは簡単。

  1. カードを規則に従って順番に出していく。
  2. カードの効果に「逆位置で出す」「手札を補充する」「血カウンターの移動」などがあればそれに従う。
  3. 7列3段(21枚)を出し切ればゲーム達成。

アルカナの番号の昇順(逆位置からの場合は降順)で出す縛りが思いのほかきつく、「血」と呼ばれるトークンの数によって手札が補充できる量も決まるのでシビアな手札管理を要します。

ですが、その血トークンは他のカードによって取り除いたり移動することが可能。血トークンが置かれたカードを回収するカードもありますので、それらをどう使うかがピンチを覆す好機となります。

この

  • 残っているカードの確率計算
  • 効果をどう使うか
  • どのカードを回収すれば受けが広くなるか

の状況判断が常に悩ましく、まるで瞑想めいたものを感じます。

「占い」「瞑想」「儀式」

しかもこのゲームはタロットを元にしているので

プレイ結果がそのまま占いになります。クリアしたときの

  • 現在の状況:審判
  • 過去:塔
  • 未来:悪魔
  • 外的要因:月
  • 内面:節制

と、かなり示唆に富んだ結果になっていました。

ルール一覧があれば手持ちのタロットが使えるのも好ポイント。

精神を集中してゲームに挑む様は瞑想になりますし、それがうまくいくかの手順は儀式ともなりえます。

いや、シンプルなコンポーネントで可能性はとても高い素敵なゲームでした。

ボードゲーム『フローリッシュ』ソロルールの手番

ソロプレイ時の手番処理がやや難解だったのでメモです。

架空の対戦相手「マクレガー」と庭園の出来具合を争っていき

「自分の点数 - マクレガーの点数」

で点数を決めます。

準備

  1. 自分とマクレガーのカウンターを用意します。
  2. デッキをシャッフルします。
  3. デッキからカードを6枚引き、自分の手札とします。
  4. デッキからカードを12枚引き、裏向きのままマクレガーデッキとしてマクレガー用のカウンターの脇に置きます。
  5. また、カードを一時的に取り置く場所「スタック」を用意します。

手番の流れ

以下のような流れとなります。

  1. プレイヤーは手札から1枚を場に出します。
  2. プレイヤーの手札から2枚を選び、裏向きにして一時的なカード置き場「スタック」に置く。
  3. マクレガーデッキの1枚上のカードをめくり、マクレガーの場に出す。
  4. プレイヤーはマクレガーのデッキから2枚引く。
  5. プレイヤーはデッキから1枚引く。
  6. [2]でスタックに取り置いたスタックをマクレガーのデッキに入れる。
  7. [6]のデッキをシャッフルする。

図解

シーケンスで示すと以下の通りです。

sequenceDiagram title:『フローリッシュ』ソロ:手番処理 autonumber participant p as プレイヤー participant s as スタック participant l as デッキ participant m as マクレガー note over p:手札から1枚を<br>場に出す(P) p ->> s:手札から2枚<br>スタックに置く note over m:トップ1枚を<br>場に出す(M) m ->> p: マクレガーデッキから2枚引く l ->> p: デッキから1枚引く s ->> m:スタックの2枚をマクレガーデッキに入れる note over m:マクレガーデッキ<br>をシャッフル

得点計算

  • プレイヤーとマクレガーが3枚を場に出したらラウンドごとの得点計算を行います。
  • 4ラウンドが終了(12枚のカードを場に出したら)ラウンドごとの得点計算とゲーム終了時の得点を計算します。
  • 自分の点数からマクレガーが取った点数を引きます。30点以上でクリア。
    • 30点:銅メダル
    • 40点:銀メダル
    • 50点:金メダル

ボードゲーム『フローリッシュ』ソロ感想。

ソロプレイでの感想です。

華やかなイラストとは裏腹に、「ボットに不要カードを押しつけて自分勝手の庭園を造る」パズルになっていました。

ソロプレイ概要

プレイヤーは架空の敵「マクレガー」と4ラウンドに渡って戦います。

  • カードを1枚場に出す
  • マクレガーに2枚渡す
  • マクレガーから2枚、デッキから1枚受け取る

を行っていき、最終計算は

「自分の点数 - マクレガーの点数」

となっています。

良かったと思った点

美麗なコンポーネント

カードのイラストは緻密で色彩豊か。他にも

  • 立体的なパンチボードの建造物
  • 他プレイヤーと区別するための壁
  • ダイヤルカウンター

など、ビジュアル面で訴えてきます。

セットアップの簡単さ

  • 自分の手札
  • マクレガー専用のデッキ
  • メインデッキ

を所定の枚数用意するだけ。後はカウンターと必要に応じて拡張を手元に置けばゲーム開始です。

パズル的な思考の悩ましさ

前述したように、

「自分の点数 - マクレガーの点数」

で最終的な点数が決まります。その上、自分のカード2枚は相手に行くために「自分が得をして相手が損をする立ち回り」が終始求められます。

限られた手札、相手が引くであろう自分のカードを予測しながら得点行動に移るのはもはやパズルとなっています。

比較的高いリプレイ性

得点源のセットコレクションの数が比較的多く、

  • 今回はシンボルで狙う
  • 施設ボーナスを狙う
  • ラウンドごとの得点を確実に積み上げる

など、戦略が多彩でした。

やや残念だと思ったところ

手番処理が難解

これは別項でも述べますが、カードのやりとりが複雑です。慣れるまで相当の時間を要しました。

あからさまなカードの強弱

他よりも「単純にシンボルが多いだけのカード」や「他より得点条件が緩いカード」が多いため、それを出されると挽回が厳しくなっています。ソロなら「これをとどめる」などでリカバリーできますが多人数では難点だと思いました。

価格

これはコンポーネントの華やかさが徒となっています。立体コンポーネントや専用カウンターが7人分も用意されている分、価格に転嫁されています。

ソロプレイゲームとしてのまとめ

上記の難点があるので人を選びます。ですが、

  • ソロプレイでもしっかりしたルールがある
  • ソロプレイ特有の理不尽さがない
  • 程よい軽さ
  • 得点計算への道筋が楽しい
  • 拡張込みでも遊べる

のはありがたく、素晴らしく美しいイラストで自分の「庭園」が出来上がっていく様は自分好みです。箱庭ゲームが好きで言語依存が少ない方が好みという方は遊んでみるのも一興ではないでしょうか。

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