カテゴリー: 旅行記-国内 Page 3 of 7

2013年を振り返る-2月-

2013年の2月―― 北海道に戻っていった友人が上京し、我が家に宿泊。そのつながりで友人と鬼怒川に日帰り旅行をしてきました。

R8244783

こんなふうに、世界の名所がミニチュアで見られるのは面白くてシュールな光景です。

また、友人の手土産にエンブレムシールをいただき、Galaxy Note 2に貼りつけたのも思い出です。

image

実は、この時にはLPIC Level2の勉強を開始していた時期で、それを祈願するために秩父神社に訪れていたりします。

R8244913

とても寒い時期ではありましたけれど、こんな感じで出かけたりほっこりした出来事もあったのが2月です。

京都・祇園でのティータイム。(2007年12月30日)

週末は様々なレポートがあったため、基本的に家に閉じこもっていました。なので、写真を適度に発掘していたわけで。

そんな中で見つけたのが今から6年も前の写真です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

京都の風情を今に伝える祇園・巽神社周辺――

PC301286

京都の街中を言葉通りの意味で歩きまわり、一息つこうかと喫茶店に入ったことを思い出しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それは、本格的な紅茶と手作りのケーキを出してくれる場所でした。一見、京都のイメージからはかけ離れていますが、元々の京都は最先端の流行を取り入れた街。(現に、祇園祭の山鉾には西欧の絨毯が使われています)

ルビー色の紅茶は冷えた身体を温めるには十分。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

デザートも、ババロアの上に柚子のブリュレと林檎を刺した手間のかかった一品。甘さと酸味、そしてなめらかな食感が合わさって心も身体も落ち着いたことが、この写真を見た時に蘇って来ました。

何だかんだで「その時の記憶を封じ込める」ために僕は写真を撮っているのだと思います。

九州旅行まとめ(2013年9月17日〜9月21日)

先だっての九州旅行のまとめを書いていなかったので、改めて公開です。

R8248420

様々な見所があり、実に有意義のあるツアーでした。また、神社関係の観光が多かったので決意を新たにできたのも大きな収穫。

さて、次はどこに旅をしましょうかねぇ……。

九州旅行5日目:太宰府天満宮(2013年9月20日)

長いと思っていた4泊5日の九州周遊ツアーがあっという間に最終日を迎えました。

長崎の眼鏡橋に立ち寄った後に観光バスは一路太宰府市に向かいます。言わずと知れた「太宰府天満宮」を参拝するためです。

R8248720

今まで色々な天満宮を見ては来ましたが、ここまで規模が大きいところは初めてです。照りつけるような日差しの下、本殿へと歩を進めていきます。

R8248723

池には橋が三つ架かっており、手前からそれぞれ「過去」「現在」「未来」を示すそうです。

R8248728

朱塗りの門が青空に良く映えます。思えば、今回の旅行は桜島にちょっと雲がかかった以外は全て好天でした。僕は旅行における天候運は強い方ですが、ここまで連続で晴れるの幸運に感謝せざるをえませんでした。

R8248734

天満宮と言えば「知恵牛」。受験生の合格を祈願してか紅白のねじりはちまきが印象的でした。

そんなこんなで参拝を終えてバスに戻る時に小腹が空きました。太宰府天満宮と言えば「梅ヶ枝餅」がつとに有名ではありますが、この暑さの中で焼きたての餅を食べる気になれず、参道の和菓子屋であるものを見つけました。

2013-09-21 12.15.16

それがこの「ティラミスもなか」。パリパリで肉厚のもなかの皮にティラミスアイスをはさみ、ココアパウダーをたっぷりとまぶした品です。もなかの香ばしさがアイスにしっかりマッチして、ひとときの清涼剤となった次第です。

そうして、全行程を終えて昼食を頂き、福岡空港から羽田へと戻りました。

一応、今回の旅行記は終わります。しかし、今後のエントリーで旅の反省点などを書く余地があります。

九州旅行記番外編:猫へのお土産。

九州周遊ツアーは土曜日に終了。最終日は太宰府天満宮のみの観光でしたので、少し後回しにして鹿児島・仙厳園の猫神神社で購入した猫への土産についての投稿です。

R8248741

購入したのは首輪。本当はもっと最初に付けるべきなのでしょうけれど、猫達が我が家に来たときは生後2か月未満。ですので、ある程度成長してから付けようと考えていたときにちょうど良く発見した次第です。

縮緬柄で猫の形を模した鈴付き。付けた当初は慣れない物と音で戸惑っていましたが……

R8248759

翌日には「見せつけるように」気に入ってくれたようです。三毛猫には金の鈴。

R8248757

そして、茶虎には銀の鈴とそれぞれの毛皮の色を引き立てるような組み合わせにしました。

嫌がって自分で外そうとしないだろうか? と考えたものの、杞憂に終わって一安心。

この鈴のお陰で、「猫がどこにいるか」が判別できるようになったのもいい感じ。ただ、本気でいたずらをするときには鈴の音すら鳴らさずに背後に回ってきているわけですけれども。

九州旅行4日目-3:長崎・夜景(2013年9月20日)

長崎の宿は「矢太樓」という山の上にあるホテル。先帝両陛下がお泊りになられた格式ある宿ということもあり、普段の個人旅行だったら値段の面でも予約できない場所。そこに宿泊できるのはツアーならではです。

R8248670

室内に入った瞬間、長崎市街を一望できる窓からの風景に息を呑みました。

R8248671

荷物の整理もそこそこに、「世界新三大夜景」に選ばれた長崎を目に焼き付けていきます。

R8248675

日が落ちるに連れてイルミネーションは輝きを増していきます。

R8248681

日が沈みかけた時は宝石箱をひっくり返したような光の洪水でした。

R8248692

夜ともなると、漆黒の空がキャンバスになり、「1000万ドルの夜景」とも称される光の競演に見とれていました。余りにも勿体ないので、この日の夜は窓を開けたまま寝たほどです。

そして、4時半頃―― 目に突き刺すような光で目が覚めました。まだ夜が明けてないのになぜだろうと思ったら

R8248701

部屋に差し込んできたのは月光。十六夜の月が市街を照らしていたのです。慌ててカメラを取り出して撮影した次第です。

これまで様々な夜景をカメラに収めてきましたが「宿の部屋から動くことなく夜景を楽しむ」のは実は初めての体験です。これが味わえただけでも、このツアーは大収穫でした。

次の投稿では最終日の光景をご紹介する予定です。

(続きます)

九州旅行4日目-2:長崎市街(2013年9月20日)

九州周遊ツアー最後の宿がある場所、長崎市にやって来ました。

ここではたっぷりと自由行動があります。幸い、ここは2007年に訪れたことがありますので身体がなんとなく覚えています。

まずは長崎駅から市電に乗り築町駅で下車。長崎中華街で昼食です。

R8248567

入り口は何やらお祭りみたいな雰囲気です。

R8248568

ちょうど中秋節の時期であり、関帝廟が入り口に設けられていました。路地を適当に歩いて現地の人達が入っていそうな店に入りました。

R8248572

おかず2品のサービスランチ。それでも手が抜かれておらず、エビマヨの味わいが僕好みでした。

中華を堪能した後、再び市電に乗って大浦天主堂へと歩を進めます。

R8248581

実はこの場所は僕が子供の頃に訪れた場所として記憶に残っています。なぜなら、その日は「日航機123便墜落事故」の翌日。追悼ミサのために物々しい雰囲気だったことを幼心に覚えています。

R8248588

それはさておいて参拝を行いました。日本最古のキリスト教教会だけあって、歴史と風格は海外の教会と比肩します。

参拝後に外を出ると、教会正面のマリア像が長崎市街を見渡していました。

R8248595

坂の町、長崎を形容するような道を歩き、大浦天主堂からほど近いグラバー園を訪れます。

R8248601

幕末の志士と縁が深いグラバー氏の邸宅。一瞬、自分が日本にいることを忘れさせてくれる雰囲気は古くから西洋と交流のあった長崎を象徴するかのようです。

R8248618

園内は長崎港を一望できる絶好のスポット。

R8248634

建物内には居留していた人たちが使っていたものが数多く展示されていました。これは、子供のために作らせたドールハウス。店の様子や人の服装が精巧に再現されていて、これだけでも第一級の資料です。

R8248660

最後に長崎平和公園を訪れて、この日の観光は終了。しかし、宿では更に驚嘆する出来事が待っていました。

(続きます)

九州旅行4日目-1:柳川(2013年9月20日)

九州周遊ツアーもいよいよ残り2日。2日目の大分〜鹿児島、3日目の鹿児島〜熊本と結構な移動がありましたが、4日目のこの日は各立ち寄り先をじっくり楽しめました。

内牧温泉で朝湯を楽しんだ後、川下りや鰻で有名な柳川に訪れました。

R8248511

しかし、既にその両者は過去に堪能しているのでオプショナルツアーの川下りを選択せず、自由散策をした次第。「限られた時間で柳川を観光するにはどうするか」と少し考えて『柳川藩主邸 御花』に入りました。

R8248512

上野・池の端にある旧岩崎邸に匹敵する洋館に思わず戦慄を覚えます。以前はここを訪れなかったなんて不覚です。

R8248523

邸内は洋館と数寄屋屋敷が隣接している形。中庭の何気ない風景だけでも、柳川藩主の好事家ぶりが伺えるというものです。

R8248524

ですが、僕としては洋館よりも屋敷の方が好みでした。廊下に並ぶ兜は安土桃山時代に使われていた年季の入れ用です。

R8248526

その廊下から眺める洋館。青空、真っ白の壁、庭木の緑と見事なコントラストを見せていました。

R8248530

先の廊下は大広間につながっていました。こんなところで一度食事をしてみたいと思う反面、実際に食べるとなると落ち着かなくて味がわからないだろうなと益体もない想像をふくらませます。

R8248535

旅先で様々な庭園を見てきましたけれども、ここのインパクトは歴代でも最高峰です。「松島を模した庭園」というスケールの大きさにぐうの音も出ません。

R8248547

テラスから庭園を見るとこの形。小さくなって小舟に乗ったら「松島をクルージングしている」と錯覚するのではないかと思いました。

R8248558

周りの堀も鬱蒼としながらどこか品性のある造りになっており、当時の威勢が忍ばれます。

R8248563

そして、この旅で何度目になるかわからない曼珠沙華を撮影し、この地を後にしました。

次の投稿では長崎の光景をご紹介する予定です。

(続きます)

九州旅行記3日目:鹿児島(2013年9月19日)

周遊ツアー折り返しとなる3日目は鹿児島を中心に巡りました。

R8248457

R8248458

まず立ち寄ったのが鹿児島名産の軽羹と薩摩揚げの工場兼直売所。両方共大好物なので、この直売は正直嬉しかったです。特に大好きな「餡なしの軽羹」は関東ではなかなかお目にかかれませんから。

R8248462

青空の下、桜島が姿を見せています。「一日に七回姿を変える」の談が良くわかります。

そこから向かった先は知覧。

R8248468

ここでは特攻平和会館を訪れました。

R8248472

館内は撮影禁止。ここは撮影が許されていた「三角兵舎」です。各地から集められた特攻隊員たちはここで僅かな日を過ごしていたと言います。館内やここを見ると、言葉を失いました。ただ、The Back Hornの『コバルトブルー』が脳内で再生されただけです。

R8248479

特攻に用いられた戦闘機のレプリカが慰霊碑のようになっていたのも胸を打ちました。

昼食を頂いた後に訪れたのが仙厳園。島津公ゆかりの庭園です。

R8248487

眼前には桜島がその威容をたたえていました。

R8248495

庭園内も武家が好みそうなシンプルかつ瀟洒な造り。ツアーという限られた時間ではなく、たっぷりと余裕がある時に再度訪れてみたい場所でした。

2013-09-19 14.10.39

園内で印象深かったのは「猫神神社」。曰く、朝鮮出兵の際に島津義弘公が猫7匹を朝鮮に連れて行き、猫の眼の瞳孔の開き具合で時間を計っていたそうで、その折に生還した2匹の猫を祀った神社だとか。

個人的には「時間を計る」は建前で「猫と一緒にいたかった」としか思えません。さておき、ここで我が家の猫達のために首輪を購入。

この日の観光はこれで終了。なんと、鹿児島から一気に阿蘇の内牧温泉まで北上しました。そうして、中秋の名月を楽しみながら露天風呂を楽しみ、旅は後半戦へと差し掛かります。

(続きます)

九州旅行記2日目:別府・やまなみハイウェイ・高千穂・霧島(2013年9月18日)

相変わらず快晴が続く九州。2日目は別府から宮崎の高千穂を経由して霧島へと向かう大移動となりました。

R8248324

まず向かったのは別府の湯の花採取場。粘土と藁葺き屋根を用いて昔ながらの製法で作っているそうです。

それからやまなみハイウェイを用いて南進していきます。「やまなみ」の言葉が示す通り、青空の下で見る九州の山々は絶景の一言。特に感動したのは

R8248335

この、車窓から撮影した阿蘇連山。涅槃像のようになっているのが印象的でした。

様々な景色を楽しみながら観光バスは大分を突っ切り、宮崎の高千穂渓谷に向かいます。ここは前から行きたかった、言わばメインイベントです。

R8248360

2つの橋がお出迎え。降り注ぐ陽光と爽やかな湿度の中、軽くウォーキングをしていきます。

R8248390

この自然が織りなす渓谷の素晴らしい風景は「神話の故郷」高千穂に相応しいものです。

R8248412

パンフレットにもよく出てくる「真名井の滝」を撮影。滝の至近距離にボートが浮かんでいるのは、なかなか他では見られない光景です。

R8248425

真上から見下ろす水の色も特筆すべきものがありました。この、深い緑は他の渓谷でも見られるものではありません。

R8248420

昼食をいただき、腹ごなしの散歩で見つけた曼珠沙華。そうして、渓谷美を堪能した後に高千穂神社を参拝しました。

R8248433

本殿はもとより、境内からひしひしと感じる荘厳な雰囲気に圧倒されました。そこでおみくじを引いたら「大吉」。僕は神社ではよく大吉を引きますが、それは「ご祭神と相性がいい証拠」だそうで、有難いことです。

その後は一般道や高速を乗って行き、鹿児島に大移動。最後の目的地は天孫降臨と馴染みが深い霧島神社です。

R8248444

この辺りは僕の先祖の故郷の地なので、「身体がここを知っている」不思議な感覚に包まれました。そして、「西の日光」と言われるだけの絢爛な建物の造りと、今日一番感動した場所でした。

それから程なくして、2日目の宿に到着。

R8248452

宿の窓から桜島が見える絶好のロケーション。温泉の質も肌に合い、ようやく「九州で温泉を堪能」した形となりました。

3日目は一度桜島の近くに訪れた後、また北上する移動が続きます。尤も、それも「美味しい部分だけ巡る」ツアーの利点でもありますけれど。

(続きます)

Page 3 of 7

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén