渓流釣りをテーマにしたボードゲーム『フレッシュウォーター・フライ』。前作の『コールドウォーター・クラウン』同様に「寡黙な釣り人」と最大7日間に渡って戦っていくことになります。
以下、2人以上対戦との違いとなります。
- ソロプレイ専用の、岩が描かれていない面を用いる。
- 寡黙な釣り人は個人ボードとドラグトークンを用いない。
- ハッチトークンは各色5個の30個固定で補充しない。
- 準備エリアの右下の数字だけダイスを振る。(4または5個)
- プレイヤーはラウンドごとに3連続でアクションを行う。(1つずつダイスをドラフトし、その出目に沿って行動する)
- 寡黙な釣り人は、残りのダイス1〜2ので目に沿った行動を取る。
- 寡黙な釣り人は常にポイントの下段にキャストし、判定に失敗した場合はその上に一個ずつドリフトする。
- 寡黙な釣り人のアタリ判定は常に4枚から1枚。
- 寡黙な釣り人がアタリ判定に成功した場合、リーリングを行うことなく、その魚とハッチトークンを得る。
- 寡黙な釣り人が手番中にハズレた場合は、ゲーム終了時に得られる勝利点が上がっていく。
特に、「リーリングをせずに魚を釣ってしまう」のが非常に厄介。ダイスを何回も使わないと釣り上げられない大物ですらやすやすとフィッシュしてしまうのです。
そして、岩カードの位置がステージごとに決められていて、勝利したり特定の魚を釣り上げていくことで実績が開放されるという仕組み。この、デジタルゲームでありがちな実績解放システムがより没入感へといざなってくれました。
どちらかが7匹を釣り上げたラウンドの終了後に1日が終了。共通目標に加え、寡黙な釣り人専用のステージごとの個人目標を足していき、勝利すれば次のステージへと進めます。
こちらも実績を重ねていけば岩カードを最初から使えたり、フィネスや勝利点が加算された状態で次の日に進めます。逆に言えば、そこまで強力なボーナスを用意しないと勝てません。なにせ、ステージごとの寡黙な釣り人の得点源は強力になっていくのですから。
最終ステージでの対戦は、個人ボードの目標(セットコレクションやチャマス1匹ごとに2点)と初期勝利点+6、そして岩場カードで引き当てたボーナスで勝てました。
ですが、『コールドウォーター・クラウン』より理不尽感はなく、負けたゲームでも実績を開放することでリベンジを狙えます。
そして、寡黙な釣り人に勝つコツは、
- 盤面を見て、勝利点が高いエリア(特にギンザケがいるエリア)へキャストさせない。
- ボーナスハッチは積極的に取る。
- 個人ボードのセットコレクションは狙わないとまず勝てない。
- 実績は フィネス > 岩カード > 勝利点 の優先順位で獲得していく。
とかく、フィネスによる細かいアドバンテージの獲得が重要でした。
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