前回の記事では、1回のアイテムラッシュで2000万ダメージを叩き出したライザの調合ビルドについて書きました。
そのときに装備画面へ表示されていたのが、

アルケミスト Lv.92
という数字です。この「92」、どうやって作っているのか。
『ライザのアトリエ3』のロールは、装備が強くなれば何となく上がっていく……というだけのものではありません。
「証」や「誓い」、「心得」といった効果によって内部的なロール値が加算され、その合計によってロールレベルが決まります。ところが、ゲーム内の説明はというと、
アタッカーレベルが少し上昇する
といった具合。
「少しって何ポイントですか?」
となるわけです。
そこで前回、装備を崩して一つずつ確認してみたのですが、今回はさらにそこから一歩進めました。
「じゃあ、狙ったロールレベルへ着地させるには、どうすればいいのか」
をテーマにしてみます。今回の答えになったのが、特性の「戦士の誓い」でした。
まず、今回の装備構成
今回の4部位は、次のようになっています。
- 武器:アニエスルーチェ Lv.82
- 防具:クルーガークローク Lv.87
- 装飾品:ハーナルリング Lv.92
- 装飾品:ウォーロックリング Lv.77
そして、4部位すべてに、
戦士の誓い
を入れています。
さらに、
- クルーガークローク → アタッカーの証6
- ハーナルリング → アタッカーの証6
- ウォーロックリング → アタッカーの証5
を配置。
超特性については、
- アニエスルーチェ → 鷹の目
- クルーガークローク → 英雄の心得
- ハーナルリング → 英雄の心得
- ウォーロックリング → 英雄の心得
という構成です。
これによって最終的に、4部位すべてで
アルケミスト Lv.92
が発現します。
ここで重要なのが、「戦士の誓い」です。
「戦士の誓い」は、好きな素材に付けられるわけではありません
今回の調合で一番面倒だったのが、実はここです。「戦士の誓い」は、普通の特性と少し違います。
中間素材に付与できません。
つまり、
「戦士の誓いを持った素材を作っておいて、それを各装備に入れよう」
という、いつものやり方ができません。
装備そのものを調合するとき、マテリアル環に直接入れまる
泥臭い手。これが今回のロール調整のポイントになりました。素材を用意して後から特性を移すのではなく、「この装備そのものに戦士の誓いを付ける」
という形です。
そのため、4つの装備すべてでロール値を調整するなら、4つとも個別に調合段階から仕込む必要があります。地味ですが、これが結構大事です。
そして「証」はリンクコールで調整する
一方、「証」はリンクコールで付けています。今回の構成では、
- クルーガークローク → アタッカーの証6
- ハーナルリング → アタッカーの証6
- ウォーロックリング → アタッカーの証5
です。そしてアニエスルーチェには「証」を入れていません。ここは前回の検証でも出てきたポイントです。
武器に証がなくても、他の装備に証が存在していれば、全身のロール値を使ってロールが発現します。
つまり、 証を付ける場所と、戦士の誓いを付ける場所は別々に考えていい。 これが分かると、ロールレベルの調整がかなり楽になります。
「92」にするために、戦士の誓いを使う
以前は、
証+心得
という形でロール値を積んでいました。しかし、それだけでは狙ったところへ綺麗に着地しません。
そこで特性を、 戦士の誓い へ差し替えました。戦士の誓いは、ロール値を+5する特性です。
これを4部位に入れる。つまり、
+5 × 4部位 = +20
を全身へ追加できます。これによって、証による大きな加算に対して、最後の数値を細かく調整できるようになりました。
「証6を入れると大きく上がる。しかし、そのままでは狙ったところからズレる」
という場合に、
+5を追加して着地点を合わせる。
今回の「戦士の誓い」は、まさにそのための特性です。
アニエスルーチェだけ、少し事情が違う
そして今回、個人的に面白かったのが武器です。

アニエスルーチェ
- Lv.82
- 品質999
- 攻撃力433
- 素早さ376
- 発現ロール:アルケミスト Lv.92
付与効果は、
- 純粋な希望
- アイテム強化+20%
- 大岩転がし
- いにしえの徒
となっています。
ここではリンクコールで「アイテム強化+20%」を入れています。つまり、武器の4枠をロール調整に使うのではなく、ダメージを伸ばすための効果を優先しています。
それでも「戦士の誓い」を特性として入れているので、ロール値については必要な分だけ確保できます。さらに超特性も、英雄の心得ではなく「鷹の目」に変更しました。
鷹の目はクリティカル発生時の効果に50%のボーナスが付くため、こちらは明確に火力側の選択です。
つまり、ロール値を戦士の誓いで確保して、超特性を火力へ戻す。
今回の調整は、こういう考え方になっています。
防具と装飾品は「証+誓い+心得」
残りの3部位は、かなり分かりやすい構成です。
クルーガークローク

- アタッカーの証6
- 戦士の誓い
- 英雄の心得
ハーナルリング

- アタッカーの証6
- 戦士の誓い
- 英雄の心得
ウォーロックリング

- アタッカーの証5
- 戦士の誓い
- 英雄の心得
となっています。
ここでウォーロックリングだけ証5なのも重要です。
証6を3つ並べてしまえばいい、という話ではありません。証5と証6の差分を利用して、「ここから先は戦士の誓いで調整する」という構成になっています。
要するに、ロールレベルの調合は、 「強いものを詰め込む」だけではなく、「どこで数字を動かせるか」を考えるパズル
になってきます。
余談:アルケミストレベルを上げまくる理由
今回の構成を整理すると、
- 証 → ロール値を大きく動かす
- 戦士の誓い → +5単位で細かく調整
- 英雄の心得 → ロール値をさらに加算
- 鷹の目 → ロール調整を捨てて火力へ回す
- リンクコール → 装備固有効果を目的に合わせて変更する
という役割分担になっています。そして最終的に、4部位すべてでアルケミスト Lv.92。
もちろん、ただLv.92という数字を作りたかったわけではありません。Lv.92まで上げる理由は、アイテムの威力バフが50%近くまで跳ね上がるからです。
せっかくなので「なぜ筆者は、そこまでしてアイテムの威力を上げるのか」も書いておきましょう。筆者は『ライザ3』で、コアアイテムを使った戦闘について一つ明確な考え方を持っています。
それは、「撃つまでに何手も必要な必殺技は、筆者にとって必殺技ではない」というものです。
この考え方で思い出すのが、『るろうに剣心』における斎藤一の「牙突」です。
原作では、新撰組が己の得意技を徹底的に磨き上げ、絶対の必殺技にまで昇華させる理由について、
実戦の殺し合いにおいて 同じ敵に二度巡りあう事は極端に少ない
そのため 相手を確実に仕留める一撃さえもてば
それ以外の小技は全く無用になる
という理屈が語られています。この理屈に沿って、ライザに「発動までにチャージが必要な波動砲」を求めていません。
ましてや、ラムローストという木偶人形を相手に、
「準備を整えれば、こんなに大きな数字が出ます!」
と言われても、そこはあまり参考にしていません。筆者が欲しいのは、
実戦の場で、相手に何もさせず、先制攻撃で全部吹き飛ばすための一撃です。
そう考えると、コアアイテム「アカシアの原典」の思想とは、どうしても噛み合わなくなります。

筆者は、アカシアの原典を信用していません。ツヴァイレゾナンスと同様に追加ダメージをリンクコールで付与しても、です。
もっと正確に言いましょう。
威力を出すためにCCやAP、HPといった別の係数を要求し、それらを準備してから最大火力を出す設計を、「絶対の必殺技」とは認めたくない。
3手も4手もかけて威力を最大化するなら、それはもう「必殺技」というより、儀式です。筆者が欲しいのは儀式ではありません。
開幕だけで終わる一撃です。
そこで選んだのが、効果を上書きしたツヴァイレゾナンスでした。もちろん、これだけでは終わりません。
その一撃を成立させるためには、
- エイビスコールによるアイテム威力向上
- ラブリーブロッサムによる必中ブレイク
- そこからのデバフとブレイク状態の維持
- そして、それらを受けたツヴァイレゾナンスの一撃
が必要になります。だからこそ、その最後の一撃をさらに押し上げるために、
アルケミスト Lv.92
まで持っていく。これが今回の装備構成です。
「アカシアの原典の方が強い」では、そのアカシアの原典。
CCやAPやHPを準備して、何手もかけて最大火力を出す前提ではなく、実戦開始直後に同じ条件で撃ち比べてみましょう。
ラムロースト相手の記録ではなく。準備に何ターンも使う理想条件ではなく。
そのうえで、「アカシア最強」とおっしゃるのであれば、そのロジックを見たい、というのが筆者の本音です。
ちなみに、全く同じ発動条件で撃ったアカシアの原典が

11,161,930ダメージであるのに対し、ツヴァイレゾナンスは

20,229,707ダメージでした。
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