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年末年始のボードゲーム-2- 2022年のボードゲーム初め

2022年のお正月、3が日すべて、ボードゲームソロに費やしました。各日、テーマを決めてのゲーム選択です。

2022年1月1日-ウヴェ・ローゼンベルク縛り-

アグリコラ ファミリーバージョン

見通しを立てやすいこのゲーム、ラウンドごとの最適解を探していった結果、87点を取れました。

アルルの丘

こういう機会でなければ回せない重量級ボードゲーム、『アルルの丘』。今回は作業台を参照する建物があったので、これを用いたコンボを狙い123点ほど取得。

アグリコラ

2020年、2021年と元日に『アグリコラ』ソロをおみくじ代わりにしていますので、それに倣いました。

  • 鋤手助手
  • 大工
  • 屋根つけ

といった強力な職業に助けられて67点と満足行く結果です。

2022年1月2日 - 国産ボードゲーム縛り-

コーヒーロースター

煙のチップ処理がうまくいかないということもあり、クリアには二手足りませんでした。

ナショナルエコノミー

自分が最初に買ったワーカープレイスメント。クリア条件である「100点」には及びませんでした。

横濱紳商伝ロール&ライト

契約を14達成できましたけれど、得点を稼げる技術カードがなく108点止まり。

ぬくみ温泉繁盛記

こちらもダイスに泣かされました。158点と辛うじて及第点です。

Aqua Garden

これはうまくいきました。セットコレクションを計算し、63点まで伸びました。

2022年1月3日-釣り/漁をテーマとしたゲーム縛り-

コールドウォーター・クラウン

健闘、一歩及ばず。「寡黙な釣り人」が次々に重さチャレンジをクリアしていく理不尽でした。

フレッシュウォター・フライ

キャンペーンではなく1ゲームのみ。圧倒的大差をつけられて敗北。

Fleet the Dice Game

60点台と、そこそこの数字です。ボットが強くダイスも絡むゲームは致し方ありません。

ヌースフィヨルド

これはやり込んだだけの経験が生きました。効果がマイルドで特典が伸びにくいニシンデッキにも関わらず38点を叩き出しました。長老と漁獲量枠をすべて使い切れたのが満足です。

まとめ

昨年の年末年始以上にボードゲームで充実。その他、いいニュースもありましたがそれはまた別のお話です。

ボードゲーム『アグリコラ ファミリーバージョン』感想。

様々な要素をそぎ落としながらも、アグリコラのエッセンスがあちこちに散りばめられていました。本家との違いを中心に書いていきます。

概要

言わずと知れたワーカープレースメントの基本にして金字塔。『アグリコラ』のルール簡略化バージョンです。

すなわち

  • 農場を開墾し
  • 家族(ワーカー)を増やし、養い
  • 牧場を増やし

勝利点へと帰着していきます。

本家『アグリコラ』との主な違い

各種カードがない

これが最大の特徴だと思います。

  • 職業
  • 進歩

はもちろんのこと、ラウンドカードすらありません。ワカプレ初心者が敬遠するであろうドラフトやら文字依存がバッサリと切り取られ、純粋に「ワーカーを配置して行動する」を堪能できます。

個人ボードなし

限られたスペースに部屋や農地、柵を配置するのではなく資源を一定数支払って大きさが異なるタイルを手元に配置するスタイル。柵も支払う木材に合わせ様々な大きさのタイルを配置します。

ラウンドごとのアクションが完全公開

とはいえ、『アルルの丘』のように最初からフルオープンではなく、ラウンドごとに開放されていきます。なので、「次のアクションに備えこの資源が必要」と見通しが大幅に立てやすくなっています。

資源が削られている

  • 野菜

がありません。従って、部屋の改築もレンガ止まり。食料調達も麦/家畜/漁に絞られます。

食料/資源調達の容易さ

本家につきまとう「食料をどうやってまかなうか」が大幅に軽減されています。個人的に感動したのが進歩タイルを用いたパン焼きがフリーアクションになっていること。「せっかくオーブンを手に入れたのにアクションを封鎖されパンが焼けない」事態とは無縁です。

ソロプレイでも「木が3ずつ増える」ので部屋の増築(≒家族増員)も容易。部屋を増やす、柵をセットして家畜を殖やすがかなり楽に行えました。

失点なしの自由な農場経営

前述した通り、このゲームは個人ボードがなく、ある程度は好き勝手に配置できます。本家アグリコラで悩んでいた「ここを埋められなかったら失点」がないのです。また、

  • 耕作地
  • 家畜の種類

をバランス良く配置する必要もありません。「大農園を作る」「見渡す限りの羊牧場」など、より箱庭感が増しています。

「厳しい」と思ったところ

運要素が排除されたアブストラクト

本ゲーム、運の要素が一切ありません。職業や進歩で足りない部分をカバーする方法がないのです。

ここに「アクションの見通しが立てやすい」が加わるとバチバチのアブストラクトが発生します。特に、後半の家畜や進歩タイルが解放されるラウンドになるとスタートプレイヤーが全て美味しいところを持って行きます。

各プレイヤーがある程度やりこんでいると、本家『アグリコラ』以上の熾烈なアクション先行/占有は必至です。

これはソロプレイでも例外ではなく、得点を求めてしまうとラウンドごとの最適解が一致してしまいます。

まとめ

とはいえ、

  • 簡単なセットアップ
  • 言語依存がないのでインストも簡単
  • テンポ良くサクサク進む
  • 支払いが緩い
  • より箱庭感満載

点は「ファミリーバージョン」と呼ぶにふさわしいものです。「今日はこんな農場ができた」的な感想戦を楽しむもよし、真剣勝負で火花を散らすのもよし。

「得点を特に気にせず、自由な農場経営」を楽しむのが本ゲームに必要な視点だと思いました。

ボードゲーム『アグリコラ ファミリーバージョン』開封と収納。

ボドゲ納めの帰りに購入しました。

『アグリコラ ファミリーバージョン』

ワーカープレースメントの基本にして金字塔、『アグリコラ』のルール簡略化バージョン。

前から気になっていた作品に再販がかかっていたので迷わず購入です。

開封

木製トークンが固まって袋に入っていました。後はいつものタイル群。

本家から「減った」コンポーネント

  • 野菜
  • 石材
  • カード

がありません。特に本家『アグリコラ』のリプレイ性を無限に高めるカードがないのはちょいと衝撃です。

コンポーネントの整理

幸い、ほぼ全てのタイル/トークンをしまえました。

品名何に使ったか
Case and Case 4分割3・建材(木材/レンガ/葦)&厩
・家畜(羊/猪/牛)&麦
・ワーカー(各5人)
Case and Case の外側17木以外の柵(柵/畑)タイル
トレーディングカードケース(M)1部屋タイル
トレーディングカードケース(S)1食料
ハンドルつきミニケース1それ以外のタイル、マーカー

収納

一番大きな柵以外は本家と同じく百均グッズのみで収納です。

プレイした感想は改めて。

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