九州旅行4日目-3:長崎・夜景(2013年9月20日)

長崎の宿は「矢太樓」という山の上にあるホテル。先帝両陛下がお泊りになられた格式ある宿ということもあり、普段の個人旅行だったら値段の面でも予約できない場所。そこに宿泊できるのはツアーならではです。

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室内に入った瞬間、長崎市街を一望できる窓からの風景に息を呑みました。

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荷物の整理もそこそこに、「世界新三大夜景」に選ばれた長崎を目に焼き付けていきます。

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日が落ちるに連れてイルミネーションは輝きを増していきます。

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日が沈みかけた時は宝石箱をひっくり返したような光の洪水でした。

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夜ともなると、漆黒の空がキャンバスになり、「1000万ドルの夜景」とも称される光の競演に見とれていました。余りにも勿体ないので、この日の夜は窓を開けたまま寝たほどです。

そして、4時半頃―― 目に突き刺すような光で目が覚めました。まだ夜が明けてないのになぜだろうと思ったら

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部屋に差し込んできたのは月光。十六夜の月が市街を照らしていたのです。慌ててカメラを取り出して撮影した次第です。

これまで様々な夜景をカメラに収めてきましたが「宿の部屋から動くことなく夜景を楽しむ」のは実は初めての体験です。これが味わえただけでも、このツアーは大収穫でした。

次の投稿では最終日の光景をご紹介する予定です。

(続きます)

九州旅行4日目-2:長崎市街(2013年9月20日)

九州周遊ツアー最後の宿がある場所、長崎市にやって来ました。

ここではたっぷりと自由行動があります。幸い、ここは2007年に訪れたことがありますので身体がなんとなく覚えています。

まずは長崎駅から市電に乗り築町駅で下車。長崎中華街で昼食です。

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入り口は何やらお祭りみたいな雰囲気です。

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ちょうど中秋節の時期であり、関帝廟が入り口に設けられていました。路地を適当に歩いて現地の人達が入っていそうな店に入りました。

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おかず2品のサービスランチ。それでも手が抜かれておらず、エビマヨの味わいが僕好みでした。

中華を堪能した後、再び市電に乗って大浦天主堂へと歩を進めます。

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実はこの場所は僕が子供の頃に訪れた場所として記憶に残っています。なぜなら、その日は「日航機123便墜落事故」の翌日。追悼ミサのために物々しい雰囲気だったことを幼心に覚えています。

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それはさておいて参拝を行いました。日本最古のキリスト教教会だけあって、歴史と風格は海外の教会と比肩します。

参拝後に外を出ると、教会正面のマリア像が長崎市街を見渡していました。

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坂の町、長崎を形容するような道を歩き、大浦天主堂からほど近いグラバー園を訪れます。

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幕末の志士と縁が深いグラバー氏の邸宅。一瞬、自分が日本にいることを忘れさせてくれる雰囲気は古くから西洋と交流のあった長崎を象徴するかのようです。

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園内は長崎港を一望できる絶好のスポット。

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建物内には居留していた人たちが使っていたものが数多く展示されていました。これは、子供のために作らせたドールハウス。店の様子や人の服装が精巧に再現されていて、これだけでも第一級の資料です。

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最後に長崎平和公園を訪れて、この日の観光は終了。しかし、宿では更に驚嘆する出来事が待っていました。

(続きます)

九州旅行4日目-1:柳川(2013年9月20日)

九州周遊ツアーもいよいよ残り2日。2日目の大分〜鹿児島、3日目の鹿児島〜熊本と結構な移動がありましたが、4日目のこの日は各立ち寄り先をじっくり楽しめました。

内牧温泉で朝湯を楽しんだ後、川下りや鰻で有名な柳川に訪れました。

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しかし、既にその両者は過去に堪能しているのでオプショナルツアーの川下りを選択せず、自由散策をした次第。「限られた時間で柳川を観光するにはどうするか」と少し考えて『柳川藩主邸 御花』に入りました。

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上野・池の端にある旧岩崎邸に匹敵する洋館に思わず戦慄を覚えます。以前はここを訪れなかったなんて不覚です。

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邸内は洋館と数寄屋屋敷が隣接している形。中庭の何気ない風景だけでも、柳川藩主の好事家ぶりが伺えるというものです。

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ですが、僕としては洋館よりも屋敷の方が好みでした。廊下に並ぶ兜は安土桃山時代に使われていた年季の入れ用です。

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その廊下から眺める洋館。青空、真っ白の壁、庭木の緑と見事なコントラストを見せていました。

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先の廊下は大広間につながっていました。こんなところで一度食事をしてみたいと思う反面、実際に食べるとなると落ち着かなくて味がわからないだろうなと益体もない想像をふくらませます。

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旅先で様々な庭園を見てきましたけれども、ここのインパクトは歴代でも最高峰です。「松島を模した庭園」というスケールの大きさにぐうの音も出ません。

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テラスから庭園を見るとこの形。小さくなって小舟に乗ったら「松島をクルージングしている」と錯覚するのではないかと思いました。

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周りの堀も鬱蒼としながらどこか品性のある造りになっており、当時の威勢が忍ばれます。

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そして、この旅で何度目になるかわからない曼珠沙華を撮影し、この地を後にしました。

次の投稿では長崎の光景をご紹介する予定です。

(続きます)

九州旅行記3日目:鹿児島(2013年9月19日)

周遊ツアー折り返しとなる3日目は鹿児島を中心に巡りました。

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まず立ち寄ったのが鹿児島名産の軽羹と薩摩揚げの工場兼直売所。両方共大好物なので、この直売は正直嬉しかったです。特に大好きな「餡なしの軽羹」は関東ではなかなかお目にかかれませんから。

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青空の下、桜島が姿を見せています。「一日に七回姿を変える」の談が良くわかります。

そこから向かった先は知覧。

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ここでは特攻平和会館を訪れました。

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館内は撮影禁止。ここは撮影が許されていた「三角兵舎」です。各地から集められた特攻隊員たちはここで僅かな日を過ごしていたと言います。館内やここを見ると、言葉を失いました。ただ、The Back Hornの『コバルトブルー』が脳内で再生されただけです。

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特攻に用いられた戦闘機のレプリカが慰霊碑のようになっていたのも胸を打ちました。

昼食を頂いた後に訪れたのが仙厳園。島津公ゆかりの庭園です。

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眼前には桜島がその威容をたたえていました。

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庭園内も武家が好みそうなシンプルかつ瀟洒な造り。ツアーという限られた時間ではなく、たっぷりと余裕がある時に再度訪れてみたい場所でした。

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園内で印象深かったのは「猫神神社」。曰く、朝鮮出兵の際に島津義弘公が猫7匹を朝鮮に連れて行き、猫の眼の瞳孔の開き具合で時間を計っていたそうで、その折に生還した2匹の猫を祀った神社だとか。

個人的には「時間を計る」は建前で「猫と一緒にいたかった」としか思えません。さておき、ここで我が家の猫達のために首輪を購入。

この日の観光はこれで終了。なんと、鹿児島から一気に阿蘇の内牧温泉まで北上しました。そうして、中秋の名月を楽しみながら露天風呂を楽しみ、旅は後半戦へと差し掛かります。

(続きます)

九州旅行記2日目:別府・やまなみハイウェイ・高千穂・霧島(2013年9月18日)

相変わらず快晴が続く九州。2日目は別府から宮崎の高千穂を経由して霧島へと向かう大移動となりました。

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まず向かったのは別府の湯の花採取場。粘土と藁葺き屋根を用いて昔ながらの製法で作っているそうです。

それからやまなみハイウェイを用いて南進していきます。「やまなみ」の言葉が示す通り、青空の下で見る九州の山々は絶景の一言。特に感動したのは

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この、車窓から撮影した阿蘇連山。涅槃像のようになっているのが印象的でした。

様々な景色を楽しみながら観光バスは大分を突っ切り、宮崎の高千穂渓谷に向かいます。ここは前から行きたかった、言わばメインイベントです。

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2つの橋がお出迎え。降り注ぐ陽光と爽やかな湿度の中、軽くウォーキングをしていきます。

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この自然が織りなす渓谷の素晴らしい風景は「神話の故郷」高千穂に相応しいものです。

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パンフレットにもよく出てくる「真名井の滝」を撮影。滝の至近距離にボートが浮かんでいるのは、なかなか他では見られない光景です。

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真上から見下ろす水の色も特筆すべきものがありました。この、深い緑は他の渓谷でも見られるものではありません。

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昼食をいただき、腹ごなしの散歩で見つけた曼珠沙華。そうして、渓谷美を堪能した後に高千穂神社を参拝しました。

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本殿はもとより、境内からひしひしと感じる荘厳な雰囲気に圧倒されました。そこでおみくじを引いたら「大吉」。僕は神社ではよく大吉を引きますが、それは「ご祭神と相性がいい証拠」だそうで、有難いことです。

その後は一般道や高速を乗って行き、鹿児島に大移動。最後の目的地は天孫降臨と馴染みが深い霧島神社です。

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この辺りは僕の先祖の故郷の地なので、「身体がここを知っている」不思議な感覚に包まれました。そして、「西の日光」と言われるだけの絢爛な建物の造りと、今日一番感動した場所でした。

それから程なくして、2日目の宿に到着。

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宿の窓から桜島が見える絶好のロケーション。温泉の質も肌に合い、ようやく「九州で温泉を堪能」した形となりました。

3日目は一度桜島の近くに訪れた後、また北上する移動が続きます。尤も、それも「美味しい部分だけ巡る」ツアーの利点でもありますけれど。

(続きます)

九州旅行記1日目:湯布院(2013年9月17日)

いよいよ夏休みのメインイベントである九州周遊ツアーが始まりました。

昨日は羽田空港から大分空港に飛び、湯布院に向かいます。先刻の日記の通り、ここを訪れるのは5年ぶりです。

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抜けるような青空のもと、金鱗湖は青々とした緑を反射していました。

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街を見下ろすようにそびえる由布岳。

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湯布院の目抜き通りを散策。古い建物を活かした土産物屋が建ち並び、その風情は瀟洒な温泉街の佇まいを見せています。

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土産物屋の軒先に傘。そこにミストを噴霧しているディスプレイは初めて見ました。こんな陽光の下ですが、それがかえって傘の鮮やかさを引き立たせています。

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ディスプレイとして使われている車。塗装のヒビやサビがこの街並みに実に合います。

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5年前には見なかった、ピーターラビットの世界観を模したショッピングエリア。「ピーターラビット」の舞台は湖水地方なのに、建物はコッツォルズ風……。 まぁ、でも、くすんだ空の下だったら映える気がしました。

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再び金鱗湖に戻り、まだ試していなかったミニチュアフィルタで撮影。やはり、スナップメインですとGR Lensが特に映えます。ここの所、動いているものばかり撮影していたので風景を撮影するのは逆に新鮮だったり。

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そして、今日のベストショットは曼珠沙華。背後に湖のマスコット的存在のガチョウがいました。

この日は羽田から大分の移動で終わり。2日目は、一番の移動日となります。

旅行の準備と、IKEAでの食事と。

いよいよ、今日から九州周遊ツアー。昨日はその準備に追われました。

4泊5日とゆったりした日程とはいえ、持っていくガジェット類は絞りました。

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それでも結構な量になりました。

  • ノートPC
  • 7インチタブレット(MeMo Pad HD7)
  • Galaxy Note II
  • Aquos Phone

うち、ノートPC以外は携行します。端末3台に分散させることで、丸一日をほぼ充電することなく運用することが可能だと判明しましたのも理由の一つ。

そうして、旅行の準備が終わり、台風も収まってきたので家族に付き合いIKEAで買い物。そこのフードコーナーで夕飯を頂きました。

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僕が頼んだのはチーズハンバーグカレー。399円でこのボリュームと味は文句なし。広い店内で歩き回った後のカロリー補充にはいい感じです。

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照り焼きチキン。個人的にはこっちの方が美味しかったです。素揚げした蓮根がいいアクセントになっていました。

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上記メインと同じぐらいの値段のサイドメニュー、スモークサーモンのマリネ。流石は北欧資本提供のレストランだけあって、いい感じでした。

家具屋なのにレストランがあるというのも驚きなのに、値段や味がファミリーレストランに匹敵というのが驚きです。

まだまだ、世間には知らない事実がたくさんあるなと思って出立したわけで……。

再びの銀座しまだ。

昨日――

上京していた友人と夕飯。これは「是が非でも最近感動した店」に連れて行きました。

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8月初頭に訪れた立ち飲み居酒屋「銀座しまだ」。前回も開店5分で満員になっていたのを目の当たりにしたので、30分前から待機。その選択は正解。今度は何と開幕と同時に満員でした。

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前回も頂いた金目鯛刺身。心なしか、前よりもふっくら、ゆったりした味わいになっていました。

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だし巻き卵。「卵焼き」というよりも「上質のカスタードプディング」のようなふっくらした味わい。

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百合根と車海老のかき揚げ。潮をまぶしているのでそのまま食べられます。表面の緑は三つ葉かと思いきゃ、何とコリアンダー! それがプリプリのエビとホクホクした百合根と実に合うのです。

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この日感動したのが「さんまの舞茸巻き」。焼き魚の香ばしさと刺身の柔らかさが同居している、絶妙としか言いようがないさんまの身肉。更に、魚の脂を舞茸がタップリと吸って、得も言われぬ味わいを醸し出していました。

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最後に食べたのが鯛の酒蒸し。先と同じく「きのこと魚の組み合わせ」ですが、調理法と魚が違うため、全く違う味わいになっていました。

どれもこれも感動する美味しさ。友人も喜んでくれて、やはり、ここに来てよかったです。

先週と連休の雑感。

さて、今日からいよいよ夏休みが始まりました。

疲れを癒やして…… と行きたいところですが、先週の業務はいつもと勝手が違うフィールドワーク。

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東京タワーがほど近い場所で、5日の内4日を過ごしました。いつもと勝手が違う作業だったために心身ともに結構なダメージを受け、土曜日はいつもよりも遅く起きた次第です。

それでも、仕事が滞りなく終わり、憂いなく夏休みを過ごせたのは僥倖と言うべきでしょう。

そんなゆっくりとした今朝は、うちの猫達の世話をしつつ写真撮影。

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周りが明るくて瞳が細い猫を見られるのは休日の昼間ぐらいですから、今のうちに撮りためしていきたいなと思ったわけで。

 

残暑の氷川神社。

昨日の日曜日―― 大宮で所用があったので、氷川神社を訪れました。以前、ITIL Foundationを受験して以来の参拝となります。

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雨が降りそうな中の撮影ですが、流石のGR Lens。緑をハッキリと描き出してくれます。

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ここから撮影する本殿への門が一番好きな風景です。

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ミニチュアフィルターで撮影した門。厚い雲に覆われている中で、綺麗な朱色が浮かび上がりました。

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これまた、ミニチュアフィルター。参拝が終わった後の参道の様子です。

実はこの日、参拝の大きな御利益があったのですが、それはまた別のお話。実に充実した日曜日となりました。

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