3月にLPIC、4月にITIL Foundationを取得したことにより、ようやく「こうすれば僕はいい具合に学習ができる」やり方が見えてきました。
と言うよりもLPIC合格の時点でおぼろげながら見えてきた方法が、ITILで確信に至った次第です。今回のエントリーは、そんな僕の勉強方法を直近のITILを用いてご紹介します。
ITILで用いたテキストは下記2種。
参考書と問題集です。僕の場合、主役は問題集でした。
1.全くの無知識で模擬試験を解く。
いきなり、本番と同じ形式の問題を解きます。当然ながら結果はひどいものになりますが、これにより「自分のレベルはどのぐらいなのか」「どのぐらい勉強すれば、合格レベルまで追いつくのか」が見えてきます。
2.参考書を通しで読んで全体像をつかむ。
参考書の最初の出番。読んでいくと、当然[1]で理解しきれていなかった箇所が出てきますから、そこが「当面、学ばなければならない点」になるので学習時間や要点の配分を割り振ることが可能になります。
3.問題集を解いていく。
参考書を思い出しながら問題をガシガシと最後まで解いていきます。
4.誤答した解説を要約しながらノートに書き写す。
この段階での問題集の間違いはむしろ「望ましいもの」になります。「正解したか」ではなく「どうして間違えたのか」が形となって現れていきます。解答の解説を要約し、誤りを正していきます。
5.問題集に再挑戦
[4]で誤答した部分に気をつけながら、再度通しで問題集に挑戦。
6.最初は正解して2度目に間違えた箇所を参考書で確認。
実はここが重要。「理解したつもり」だったり「まぐれ当たり」だったりした問題がこのフェイズで浮き彫りにされます。参考書で復習して誤った認識を修正。
7.問題集に3回目の挑戦。
ここまで来ると
・元から理解していた問題
・分からなかった問題
・分かっていたつもりの問題
が埋まるので、一気呵成に解いていきます。もちろん、この段階でなお誤った箇所は参考書で確認します。
8.知識を得た上で模擬試験に挑戦。
[1]の復讐戦です。[2]〜[8]で積み上げてきたものが実力となって、正答率は飛躍的に上がっています。
9.最後に参考書を通しで読んでディティールを詰める。
試験に備えて、最終確認。
と、こういった流れで知識を積み重ねて行きました。
ポイントは
- 最初は出来なくて当然と理解する。
- 現状を知る。
- ギャップを埋めながら問題を解く
- 理解していた「つもり」を浮き彫りにさせる
- 結局、反復練習が一番
と言ったところでしょうか。割と愚直な方法ながら効果はそれなりにあると思いますので、「社会人になってから学習をしたい」という方は参考までに。