カテゴリー: ソロプレイ Page 22 of 25

鳥のゲーム、魚のゲーム。

今日の主なソロゲーは二つ。

ウイングスパン

本ブログでレビューは書いてないものの、何度か取り上げているもの。2019年に買った中でもベストな1つとなっている鳥の保護区を舞台にしたゲームです。

  • 鳥カードを置く
  • 鳥カードを配置するための餌を集める
  • 鳥に卵を産ませる
  • 鳥カードを引く

の4アクションを手番順に行うのみなのに、様々なアクションが連動していき、ボードが豊かになっていく様は素晴らしいとしか言いようがありません。

今回は餌の収集が遅れるという戦略上のミスがありbotに敗北。もうちょっと定跡を組み立てる必要があります。

コールドウォーター・クラウン

これは記事でも紹介したもの。拡張を足すことで戦略の幅が広がり、基本セットでは一方的にやられていた「寡黙な釣り人」に5点差まで迫ることができました。

先の「ウイングスパン」よりテンポは遅いのですが、より運の要素が強く言語依存も少ないので初心者に勧めるにはこちら。

両方とも負けてしまったものの、屋内にいながらアウトドア体験をした形です。

デジタル版『大鎌戦役』実績。

なんだかんだでセットアップが楽な上にプレイ感をつかみやすいボードゲーム『大鎌戦役』のアプリ版。

デジタルの利点の一つに「実績のアンロック」があります。それを目指すために縛りや条件を模索していく様が結構な楽しさ。

その実績解除のためにDLCの拡張版まで手に入れ、

90%超までいきました。

  • 全ての陣営での勝利
  • 全てのマットを用いての勝利
  • 下段(改良や展開など)を使わないでの勝利
  • 戸川幕府/アルビオン氏族でそれぞれを戦闘で倒す
  • 15ターン以内に勝利

など、「それはできるのか」的なものもありました。(前回ご紹介した禁止の組み合わせは、これのためだったりします)

また、「完全ロックアウト」などの対人でやると確実に嫌われるムーブを決められるのもアプリならではと思った次第です。

室内での屋外体験。

GWの境目がほとんどなかったとはいえ、Stay homeを体現するかのような黄金週間最終日でした。

明け方にリモート作業があったので午前中は静養を取り、午後に『大鎌戦役』。アプリ版で処理を体に覚え込ませたため、物理的なコンポーネントでもスムーズにうまく展開できました。

何より、明るい部屋で「屋外で用いる想定で作られた」テーブルや椅子をセットしてのゲームは少しでもアウトドア体験です。

夕飯は“新兵器”ホットサンドメーカーを携えての焼き鳥。火の通りも早いし蒸し焼きになり、そのまま皿として利用できると、ここまで便利な道具とは思いませんでした。

ですが、日常が戻るのはいつの日のことやら。

ZENタイルの新たな「背景」

今年手に入れて良かったものの一つに、「前日の自分の心境をタイムライン上に配置する」ZENタイルがあります。

前日の振り返りはもちろん、

手ぬぐいのコレクションを整理するきっかけになったり、

ボードゲーム盤を背景にしたりと変化をつけてきたのですが、やはり「一日の記録」ということで、感情以外のれっきとした記録を写り込むようにしたいと考え、うってつけの物があったのを思い出しました。

いわゆる電子メモ帳。物の試しに買ってみたものの、ずっとお蔵入りになっていたのですが

  • 大画面で見やすい
  • どうせ消すから保存機能がなくても問題なし
  • かなり自由に書ける

と、こういう局面にドンピシャでした。

特に「この日に何を食べたか」は忘れがちになっているので、これも一緒に記録できるのは願ったり叶ったり。

こういう、細かな記録の積み重ねは大事です。

部屋の冗長化とボードゲーム『みんなでソロキャン!』感想。

此度のStay homeに先立ち、リモートワークやらなんやらの部屋として空き室をちょっとだけ整理しました。

ボードゲームを並べるためのテーブルとサブテーブル、そしてキャンピングチェアは元々使っているので問題なし。

ノートPCやサブディスプレイも置けます。

とはいえ、GW期間中であるため、まずは、軽めのボードゲーム『みんなでソロキャン!』を並べてみたわけです。

気軽にドラフトの魅力を味わえるし、フレーバーも大好きな一作。紹介は既にボドゲーマに寄稿しているので、ここに改めて転載します。


「準備パートでドラフトしたキャンプ道具を適切な時間帯に出していきパラメーターを上げていく」が基本的な流れとなっているハンドマネージメント系ゲームではありますが、

「ドラフトとは何か」をボドゲ初心者に伝えるには最適だと思いました。

  • プレイヤーが担当するキャンパーが使える道具/使えない道具がハッキリしているためバッティングが起こりにくい
  • 必ずピックするカードはテントと寝袋各1枚に食事2食分と分かりやすい
  • 各時間帯で設置できる道具に限りがあるため見通しが立てやすい
  • 道具の役割や前提となる道具は「実際に使う道具」のためイメージさせやすい
  • 言語情報少なめのため、複雑なテキストで進行が止まりにくい

など、キャンプに慣れていたりキャンプ系の漫画/アニメを見ている方をドラフトに引き込める良作です。(この「引き込むことができる」はキャンプ場カードなどのウラ面に書かれているルール補足が顕著だと思います。

アクシデントにしてもえげつないものがありますが、「こういうアクシデントがある」と事前に説明しておけばどれも対処できるもの。

道具の中にもキャンパーの能力を底上げしたりコンボとなるものが多いのも魅力的。

  • もし、自分がソロキャンプをしたらどういう流れになるか
  • 手持ちの道具をどう効率的に使っていくか
  • 等々

考えることはあるものの、初心者にインストしながらでも1時間で終わりますし、経験者なら30分程度で終わります。

箱の小ささやピックしたら「順番にカードを出して満足度を上げる」のみのお手軽さも高ポイントです。

ボードゲーム『ニュートン』拡張『偉大な発見』感想。

追加されたコンポーネントはそのサブタイトル通り「偉大な発見」が待っていました。

多重/特殊アクションカード

「強さ2」で実行できる多重シンボルカードはわかりやすくて強力。これにより、もう1歩先の目的地へコマを置きたいときに2金を払わずに済みます。

また、特殊アクションカードは手札からプレイした場合は通常通り扱いますが、ラウンド終了時に個人ボードの下に差し込んだ後、同じ列にアクションカードをプレイしたとき効果を発揮します。

  • その手番中、1金を支払うことで薬品トークンを得たりもう一度ボーナスの効果を発動できる
  • 左側のアクションを実行した時、右側のアクションを追加で実行する

など、いずれも「あと一手、後一アイテム」に泣くこのゲームのジレンマを解消する強力なものです。

「偉大な発見」タイル

こちらはクイックアクションに「偉大な発見」タイルを購入できるというもの。購入された場合、上の永続効果(本やラウンド終了時の定期収入)をもたらすとともに、好きなタイミングで裏返すことで下半分の効果(条件に即した勝利点)を得ることができます。

どちらの追加要素もこのゲームの特徴である「どう行動して高い勝利点へと導いていくか」を更に深堀するものとなっていました。

実際に試したところ、特殊アクションカードとのコンボが早速決まる形となりました。

黙々と邪魔されず思考を組み立てていくソロゲー感が強い作品なだけに、こういう「後少しで点が伸びる」要素は大歓迎です。

ボードゲーム『コールドウォーター・クラウン拡張』感想。

独特のシステムと分かりやすいシステムが相まってここのところのお気に入りの『コールドウォーター・クラウン』。その拡張が既に出ているということで抑えました。

追加コンポーネント

新たに追加されたのは

  • 釣りエリア「海」の追加
  • 船コマ
  • 海で釣れる4種20枚の魚カード
  • 6枚の釣り名人向けカード[Squid]
  • 釣り道具[Anchor]

と、「海」を強く意識したものとなっています。

追加ルール

港の1アクションに新たに船コマを海エリアに置く「沖合に出る」が追加されました。プレイヤーが沖合にいると

  • 海エリアの魚を釣ることができる。
  • 通常の釣りエリア(湖、海岸、川)の魚を釣り上げることはできない。
  • 釣り人コマを各エリアに置く/取り除くことで通常通り個人ボードの餌を取り除くことができ、ボード上のゾーンが空になったときに、海エリアにある各ゾーンの魚を釣り上げることができる。(海エリアの魚は餌を問わない)
  • 沖合にいるとき、[Squid]以外の釣り名人向けカードカードに餌をキャストすることはできない。
  • プレイヤーが沖合に出る場合は港アクションが必要だが、陸上に戻る場合は手番の前か後で船コマを手元に戻すだけでよい。

と、かなり勝手が違うものの、海にいるというのが比較的イメージしやすくなっていました。

そして、[Small species challenge]と排他的オプションとして[Mean species challenge]と[Trout species challenge]が追加。セットコレクションに幅が加わり、リプレイ性が増しました。

新しい釣り道具[anchor]は手番中、港アクションの1つが取れるお役立ちアイテム。

追加ルール感想

単純に種類が増えたことにより、終了のトリガー「12種類を釣り上げる」がやりやすくなり、「8種先取」の競争も激化。

海用のコンテストは「釣り上げた海の魚の重さの合計の絶対数」となり、勝利点も最大で8点と大盤振る舞いのために無視することはできません。

なにより、動きが増えたことにより中盤以降のマンネリ化を防ぐとことができるので、良い拡張と結論付けられます。

ボードゲーム『コールドウォーター・クラウン』ソロゲームのバリアント。(調整中)

前にも書いた釣りのボードゲーム『コールドウォーター・クラウン』。ソロゲームは「寡黙な釣り人」と釣果を競います

ですが、恐ろしい勢いで魚を釣り上げるため、一方的な展開になりがち。そこで、少しでも実力差を縮めるためにいくつかのバリアント(というかナーフ化)を試みました。

[Small Species Challenge]を保有しない

「寡黙な釣り人」は最初から[Peach][Flounder][Roach]を3引きつりあげたことで得られる[Small Species Challenge]の5点分のアドバンテージを得ていますが、これを撤廃。

取れるアクションは常に1回。

寡黙な釣り人の手番開始時に、プレイヤーが釣り上げている釣り名人向けカード以外の魚カードの合計枚数が、寡黙な釣り人のそれよりも少ない場合、餌を引くアクションは2回となりますが、それを無視することで釣果は均衡になります。(尤も、これを廃止したところで寡黙な釣り人は本当に黙々と釣り続けます

透明な餌トークンの処理

プレイヤー、寡黙な釣り人のどちらかに透明な餌トークンが現れた場合、

  1. 透明な餌トークンをいったん脇に避ける。
  2. 釣り名人向けカードの山札の一番上のカードを寡黙な釣り人の得点エリアに置く。
  3. 廃棄エリアにある全ての餌トークンを通常通り布袋に戻す

の処理を実行した後に

  • 釣り名人向け魚カードの山札の上からもう1枚引き、寡黙な釣り人の得点エリアに置く
  • 布袋からランダムに7個の餌トークンを引いて、廃棄エリアに配置する

の2択を選んだ後に透明な餌トークンを布袋に入れます。そこで、本バリアントではこの2択を廃止し、上記(1)〜(3)の後、単に布袋に入れるだけとします。

「調整」の結果……

2枚めが自分、3枚めが寡黙な釣り人の釣果。差は歴然で弱くしすぎてしまったきらいがあります。

もう少し試してみて、常にプレイヤーが活用であれば更に変更が必要です。

数日ぶりの物理での『大鎌戦役』。

自宅待機要請を受けてから、自室に猫が来るようになり、思うようにテーブルに広げられない日が続いたものの、今日は運良く『大鎌戦役』ができた次第。

ポーラニアを使い、ラスヴィエトとタイマン。初心者向けオートマだったこと&戦闘カードの引きに恵まれ勝利。

手軽さではアプリに敵いませんが、この、ワチャワチャとした物理的なコンポーネントを手にとって動かしていくのは「作業をしている」感覚でとてもよいものです。

そして、「効率の良い動きを求める」のは思考ロジックの涵養にもつながるわけで。

メックやキャラクターの造形も、多くのファンがいるわけだと思いました。

テーブルゲームにおけるテーブルの問題。(追記あり)

積んであるゲームを崩そうと思った矢先、大きな問題が待ち構えていました。

ゲームは水力発電ゲーム『バラージ』。重厚なコンポーネントに惹かれ買って整理したまではいいけれどルールを読み込めなかった作品。いい加減、その時期だと思って取り敢えずボードを並べたら

かなりいっぱいいっぱい。ボードだけでもこのレベルなのですから、その他のコマ・タイルなどはプレイに支障をきたすでしょう。

ある程度の重ゲーにも耐えられるような広さのテーブルを用意し、更に追加のサブテーブルまで用意したのに、ユーロゲーム特有の「日本の住宅事情を一切考慮しない広さ」が仇になりました。

こういうときのためにホビーショップで広げたいのですが、今の御時世ではそれができず。

テーブルの広さを広げるか、もうちょっと小さいスペースでもプレイできるソロ可能なものを用意するかの二択になりそうですが、後者を選びそうな感じです。

2020/06/07 追記

専用オーガナイザー導入と置き場所の工夫でどうにかなりました。

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