現場の方が「美味しい焼き鳥を食べに行こう」と誘われたのは、中目黒駅からほど近い「あきら」という店。
こんな感じの丁寧に作り込まれた店内の時点で期待十分。
お通しは大根の浅漬けと生姜の甘酢漬け。こんなに厚く切られているのに中まで味がしみ通っているのが印象的でした。
名物の一つ、白菜のサラダ。今までの常識を覆すようなシャキシャキ感。そもそも、白菜をサラダにするというアイディアが今までになかったものでした。後述する焼き鳥との相性が完璧です。
最初に感動したのが、この揚げたジャガイモ。単なる素揚げかと思いきゃ、外側がカリカリで中身はホクホク。その揚げ加減が絶妙なのです。外側にもハーブがいい感じに散らされていて、バターとの相性は言うまでもありません。
野菜でこんなに素晴らしいんだ。メインの鶏はどれだけ美味しいんだろうと期待していたら、果たせるかな――
名物、鶏もも肉の炭火焼き。口に入れた瞬間、戦慄が走りました。カリッとしながらも旨味が残っている鶏皮に、踊るような弾力の身肉。塩加減、焼き加減も申し分なし。ここ数年で――否、これまで食べた鶏肉の中でも最高クラスでした。
そして、フィーチャーしているのが「七輪焼き」。何のことはない、「焼き肉の鶏版」といった趣なのですが…… 見ての通りの美しい色合いにうっとり。
焼いているところ。iPhoneのカメラでもはっきりと確認できる煙。その香りが食欲を倍プッシュです。
・砂肝のコリコリした感じ
・ハツのコクと柔らかさ
・鶏皮部分のジューシーさ
・つくねの馥郁たる旨味
……などなど、食べていて飽きることがありません。
大満足でした。惜しむらくは自宅からちょっと遠いことと、人気店故に予約が難しいところ。だけど、この味なら前もって予約してでも食べたい。
そんな、本気で素晴らしかった夏の夜。いい暑気払いになりました。
コメントを残す