2025/07/18リリースされた『ユミアのアトリエ』Ver.1.0.3.0のアップデートにおいて、ゲームのフリーズ後にセーブデータが吹っ飛んでしまう事象が発生、その後、復旧したので、そのメモです。

環境

  1. Steam 1751405894 (安定)
  2. ユミアのアトリエ Ver.1.0.3.0
  3. OS : Windows 11 Home
  4. グラフィックボード(本事象には関係ないと思われますが GeForce RTX 2060 Super)

状況

  1. ゲームのフリーズ後、再起動したら保存していたすべてのセーブデータが消えていた。

状況発生までの流れ

  1. クリア後のセーブデータでロード。
  2. DLCアイテム(グランシャインを原料とするもの)のレシピを一定まで発現
  3. 別の場所にファストトラベルして戦闘を数回行う。
  4. 拠点にファストトラベル。(ラクーナ地方→シバーシュ地方)
  5. 画面がフリーズし、ロード画面が出てこないため、ゲームを終了した
  6. ゲーム再起動後、「体験版からデータを引き継ぎますか?」のダイアログが発生
  7. コンフィグ画面など設定後、オープニングイベント開始。
  8. イベント終了後、ゲームのロード開いたが、今までのすべてのセーブデータが消えていた。
  9. 一度終了。
  10. 再起動後、ゲームのメインメニューからデータを開いても、オートセーブの序章(最初の戦闘のチュートリアルが終わった状態)だった。

状況解決までに確認したこと

  • C:\Users\user\Documents\KoeiTecmo\Atelier Yumia内にあるセーブデータは、すべて、保存時のタイムスタンプのままで残っていました。

Steamクラウドへの保存は有効化させていたので、以下の手順で再同期を行いました。

試したこと1

  1. Steamの管理画面で、「Steamクラウドにユミアのアトリエのセーブデータ」の保存をオフにする。
  2. C:\Users\user\Documents\KoeiTecmo\Atelier Yumiaのフォルダを別の場所に退避。
  3. 再度、「Steamクラウドにユミアのアトリエのセーブデータ」の保存をオンにする。
  4. C:\Users\user\Documents\KoeiTecmo\Atelier Yumiaがクラウドからダウンロードされ、復元が行われた。

→ 状況は変わらりません。「体験版からデータを引き継ぎますか?」のダイアログは発生しませんでしたが、残っているセーブデータは、
ゲームのメインメニューからデータを開いても、オートセーブの序章(最初の戦闘のチュートリアルが終わった状態)でした。

試したこと2

  1. 上記、復元されたC:\Users\user\Documents\KoeiTecmo\Atelier Yumiaのフォルダから、以下のファイルを一度退避。
    • managed_data.bin
    • system_data.bin
  2. ゲームを起動

「体験版からデータを引き継ぎますか?」のダイアログが発生に戻り、序章イベントが始まりました。

試したこと3

  1. Steamの管理画面で、「Steamクラウドにユミアのアトリエのセーブデータ」の保存をオフにする。
  2. C:\Users\user\Documents\KoeiTecmo\Atelier Yumiaのフォルダを全て別の場所に退避する。
  3. ゲームをセーブできる状態まで進める。
  4. 新たに作成されたフォルダC:\Users\user\Documents\KoeiTecmo\Atelier Yumiaに、退避させたセーブデータのうち、以下のもの以外を保存。
    • managed_data.bin
    • system_data.bin
  5. ゲームを起動

→ ゲームをセーブできる状態の(チュートリアル戦闘が終わった状態)のみのセーブデータが見える状態です。

試したことからの状況確認

フォルダ内にuser_data_xx.binが、セーブ時のタイムスタンプで残っているのにもかかわらず、ゲームのメインメニューからロードを行っても、セーブデータが見えないという状況。

2025/07/19時点でのステータス

  1. この内容をコーエーテクモのサポートに問い合わせました。

今後やっていくこと

まぁ、消えていたとしても幸い、攻略情報は残しています。DLCの検証が遅れるってのが残念な部分ではありますが「それはそれ」として、序盤からの検証をもう一度行いつつ

  • 再発防止策があれば考える
  • サポートからの返答待ち

というのが流れとなります。

そこからの復旧

以下のようにして復旧させました。

  1. user_data_50.binのように、確実にクリアしたことが分かっているセーブデータがありました。
  2. オートセーブのデータ、user_data_100.binを別の場所に退避させます。
  3. user_data_50.binをuser_data_100.binにリネームします。
  4. 起動後、オートセーブのデータが「user_data_50.bin」として認識されました。