月: 2023年11月

Redmineにヘッダ画像を付与。(Redmine View Customizeを利用したCSS編集)

RedmineのView Customize Pluginを利用して、ちょっとだけサイトを装飾してみました。

やったこと

このように、Redmineサイトのヘッダに画像を入れました。

https://atelier.reisalin.com/

前提

画像ロゴを用意します。

個人/私的利用のため、Bing Image Creatorにて生成しています。

用意した後、適切な箇所にアップロードします。(筆者はDMSFプラグインでアップロードしています)

表示を変更していきます。

画面遷移

  1. Redmineサイトに管理者権限でログインします。
  2. 管理>表示のカスタマイズに進みます。
  3. 「新しい表示のカスタマイズ」をクリックします。

設定

以下の通り設定します。

  • パスのパターン:
  • 空白
  • プロジェクトのパターン:
  • 空白
  • 挿入位置:
  • 全ページのヘッダ
  • 種別
  • CSS
  • コード
#header {
background-image: url("画像への適切なパス");
background-repeat: no-repeat;
background-size: contain;
background-position: 80% center;
height: 100px; 
/* 位置・高さはサイトやテーマに合わせてください */
}

設定後、「有効」にチェックを入れて「作成」をクリックします。

表示を確認します。

ヘッダに設定した画像が出てくれば成功です。

規格化と拡張化。(情報カードの改良)

アナログツールとして非常に気に入ってしまった情報カード。それをもっと効率的に使おうということで手に入れたのがこちらです。

B6用クリップボード

取り寄せたのはB6のクリップボード。

情報カードは元々B6サイズに規格化されているため、サイズは完璧です。

収納

既にある布のケースにもしっかりフィットしました。

壁に掛けるリングにキーリングを着けることで、さらに取り出しやすくしています。

「既存のもので改良する余地がある」のは、規格化された文具の利点で美点です。

BookStack、テンプレートとアクセス権。

この合わせ技によって、効率的な記入ができるようになります。

BookStackのテンプレート機能

  • 議事録
  • 報告書
  • 購入記録

など、書くフォーマットが決まっている文書はかなりあります。そのテンプレートの使い方が以下の通り。

テンプレート機能の設定方法

  • 任意の文章を作成します。
  1. 右のボタン「テンプレート」をクリックします。
  2. テンプレートに設定するにチェックを入れて保存します。

一度保存してしまえば、どのブックのどのページでも参照できます。

閲覧権限の設定

非常に便利な機能ですが、一般公開しているURLに設定していると、このテンプレートが閲覧されます。

そこで使うのが「権限設定」です。

  1. テンプレートを設定したページに移動します。
  2. 「権限」をクリックします。

権限を設定します。(以下、設定例)

  1. 権限を上書きする役割:Viewer(ログインしなくても閲覧できる役割)
  2. 権限:なし(全てのチェックを外す)
  3. その他の全員:「デフォルトを継承」のチェックを外します。

設定後、保存をします。

設定確認

ブラウザのゲスト機能などを用いて、ログインしていない状態で、先ほど権限を設定したURLにアクセスします。

閲覧できないことを確認します。

これで、管理者だけがテンプレートを参照できる環境ができます。

ボードゲーム『アルルの丘』感想

何度か言及しているボードゲーム『アルルの丘』。作品単体でのレビューは実は初めてです。

(ボドゲーマの寄稿を機に、ここでもご紹介です。
https://bodoge.hoobby.net/games/arler-erde/reviews/43630

自分が最初に購入したウヴェ・ローゼンベルク作品であり、未だに定期的に遊んでいる「座右のボードゲーム」です。

概要

プレイヤーは東フリジア地方を開拓していきます。湿地だらけの土地を切り開きつつ資源を手に入れ、ドイツ各地へと交易を行い、様々な施設を建築していきます。

ゲームシステム

基本的なワーカープレースメントではありますが、大きな特徴があります。

フルオープンのアクションスペース

まず、作品の共通ボードの大きさ広さに驚くでしょう。タイル置き場以外の全てがアクションスペース。「ラウンドごとに開放」ではなく、全てを使うことができます。

加工・運搬システム

「ワーカー固定」を打ち破る概念です。ゲーム中に手押し車や馬車を手に入れることによって、建築素材アップグレードしたり、素材やタイルを売り払って食料へと変換。リソースのやり取りや勝利点の獲得へと繋がります。

アクションの強化

多彩な選択肢を集中させるシステムです。アクションスペースを改良することで、後のラウンドでより多くの資源を得らることができます。(もちろん、これも得点行動に繋がります) 

このゲームで好きなところ

自由な盤面

アクションの選択肢はそのままゲームの自由さに繋がります。

  • ストイックに得点を突き詰める
  • 農村/酪農などに特化した村を作る
  • 商品加工や交易を重ねる

など自由自在。「ボードゲームにおけるオープンワールド」と自分は表現しています。

指標となる建物

本作のリプレイ性を高める要素が、ランダムに割り当てられる建物群です。いずれも地味ですが有用となる効果を備えていて、上位/最上位の建物へとつないだり開拓の指針となっています。

ゆるい食糧事情

『アグリコラ』と異なり、ワーカー維持に必要な食料ががラウンドごとに3で固定。家畜や旅(交易)によって容易に稼げるので、維持はほぼあってないようなもの。

パッケージにも描かれている『アルル教会』のような、食料を15も消費する建物でもゲーム終盤はらくらくと支払えるでしょう。

このゲームが人を選ぶ点

選択肢の多さの弊害

上記の自由な盤面はそのまま欠点となります。基本的に全てのアクションで何らかのアドバンテージは得られるものの、季節ごとに選べる選択肢などが重なって、「何をやっていいかわからない」手詰まり感が発生します。

複雑なルールの弊害

ここに、難解な説明書が加わります。「アクション強化」や「加工/交易」、土地の開拓などなど、なにかアクションをするたびにルールとにらめっこ。

特にフリーアクションの多さもあって、強烈なダウンタイムが発生します。

膨大なコンポーネントと広大なボード

タイル/駒の多さは相当のもの。

当然、セットアップやプレイ時間は長くなるので、かなりの覚悟が必要になります。(ここに拡張が加わるとスペースはさらに増加します)

まとめ

重厚なコンポーネント群に関わらず1〜2人用と規格外。ダウンタイム等を考慮するとむしろソロゲー専用という形です。

  • 並べられたタイルを見て開拓の指針を決め
  • 資源の調達方法を考え
  • 合間合間に計画があっているかを確かめていく

過程がそのままゲームボードに現れていく楽しさは本作ならではです。

  • 一つの作品を繰り返し味わいたい
  • 一人で没入感あふれるゲームをしたい

と、本当に人を選ぶゲーム。

願わくば、本作のビッグボックス発売を機に、上記のような方々に触れてもらえることを願わんばかりです。

ボードゲーム『グラスロード(ミニ拡張同梱版)』感想。

※本記事は『ボドゲーマ』にも寄稿済みです。
https://bodoge.hoobby.net/games/glass-road-mini-expansion/reviews/43618

ボードゲーム『グラスロード』

ボードゲームの様々なメカニズムが詰め込まれているのに比較的とっつきやすく、リプレイ性も高い作品。
特に、人数によってプレイ感が変わるのが印象的でした。

クローズドのゲーム会で持ち込んでいただき、気に入って即購入したという作品です。

概要

プレイヤーはガラス/レンガ工房の村を発展させていきます。元々いる職人たちと利害の折り合いをつけながら、誰が村の発展に寄与するでしょうか?

ゲームシステム

プレイヤーのアクションは基本的にカードを出すだけです。なのに、

  • カードによる事前プロット
  • その際に発生するバッティングとバリアブルフェイズオーダー
  • 資源管理
  • タイルプレースメント

等の要素がギュッと詰まっていました。

特筆すべき内容として、ダイヤルによる資源管理。「ある程度の基本資源が増産されると、上位資源が増える代わりに基本資源が減ってしまう」特徴があります。

これは利点であり欠点です。

  1. 得点を生み出す建物を作るためには上位資源が必要。
  2. 上位資源は勝手に生み出されてしまうので建物の資源が足りなくなる。

のジレンマ。そこに、バッティングが加わります。他の人とアクションが被ってしまうと、同じアクションを強制的に取ります。これによって、「資源を生産してから建物を建てたいのに、空振りになってしまう」ままならなさが終始生まれてしまいます。

それだけに一つの手番が極めて重く、勝利点一つが極めて高いひりつくゲームを楽しむことができました。

このゲームで感じたところ

「人数でプレイ感ががらりと変わってしまう」ところです。

  • 4人
  • 2人
  • ソロ

で思ったことを以下に記します。

4人プレイの場合

「ベスト人数」と言うだけのことはありました。とかくバッティングの読み合いが熾烈です。

  • 両方のアクションをプレイしたい(被らないアクションを取りたい)
  • 相手のバッティングを可能な限り誘発させたい
  • けど、それぞれによって目算が狂いたくない

のトリレンマ。状況を見定めて出し抜いていくバチバチのインタラクションが発生します。

2人プレイの場合

手札以外の全てが公開情報であるため、相手の狙いが見えてきます。そんな中でのバッティングの有無は非常にシビア。手札と手数がモノを言う本作の魅力を別の意味で味わえます。

バッティングが互いに発生する状況としない状況が顕著に分かれていて、そこからのゲームプランに差がつくという形でした。

ソロプレイの場合

本作の対人戦とソロプレイは全くの、完全に別ゲームです。

「事前にアクションをカードで決めていく」までは一緒ですが、なんと、「ランダムな順番でプレイする」という豪胆なルールが設定されています。

しかも、アクションがフルで使えるのはプロットしたカードの1枚だけです。そのために

  • リスクをできるだけ回避して着実に資源を増やすか?
  • 最善手が出ることを期待してイチバチの勝負に出るか?

の「ざわ・・ ざわ・・」としたディシジョンメイキングと運否天賦(ある意味でのリスク管理)が痺れます。

他のウヴェ・ローゼンベルクの作品との比較

ここで、他のウヴェ作品のソロバリアントとの比較は、興味をお持ちの方にとっての一助となるかと思います。

  • アグリコラ (ラウンドカードのめくれ運があるものの、手持ちの小進歩と職業でゲームプランは行いやすい)
  • ヌースフィヨルド(準完全公開で資源は予測可能。Cデッキのめくれ運はカバー可能)
  • アルルの丘(全てのアクションが完全公開。運要素はセットアップのみ)
  • レイクホルト(目標が見えているし支援カードやシナリオでゲームメイクは支援されている)

等に慣れている方にとって、本作はかなり面食らうでしょう。

なにせ、上記の定跡である「事前に渡されるものがある程度見えているので最善手を取れる」がほぼ通じないのです。他の方がレビューされたように、本作のソロはある種、ソロで行う麻雀に近いものが感じられます。運と実力の両方を天秤にかけつつ得点を稼いでいくシステムが今から10年も前に作られていたことに脱帽するほかはありません。

まとめ

  • 様々なメカニズムを有しているのに中量級
  • バッティングの読み合いによるインタラクション
  • 勝手が違うソロプレイ

など、独自面がことさらに強調されているボードゲームという印象です。

個人的に気に入っているのがテキスト量の少なさ。やることもシンプルでタイル類も少なめだったので、ボードゲームをそれほどやりこんでいない友人にも導入できるという特徴はとても気に入りました。

ソロプレイの(いい意味での)ままならなさとセットアップのしやすさも魅力的。程よいプレイ時間で色々なボードゲームのメカニクスも味わえる珠玉の作品です。

2023年11月のボードゲーム記録(1:差しゲー)

連休を利用してのボードゲームはタイマンプレイでした。

グラスロード

グラスロード

インストを含めての2人プレイ。

  • 資源管理
  • タイルプレースメント
  • 建物コンボ
  • バッティング
  • バリアブルフェイズオーダー

などがいくつも絡んだ作品。ベスト人数は4人とのことでしたが、あまりゲーム慣れしていない人には2人がちょうどいいと思った次第です。

クランズオブカレドニア

クランズオブカレドニア

重いゲームに慣れていただこうとこれをチョイス。

  • ラウンド目標なし
  • 港ボーナスなし
  • 輸入品価格はそれぞれ「4」で固定

の導入ルールです。

プレイ後

そして、このゲーム、コマの数に比して置けるヘックスがとても少ないと思いました。契約時に「屠殺(羊/牛をボードに戻す)」システムは、それを緩和するための者だなと感じたほどです。

おそらく、この適正人数は2~3でしょう。

尤も、この導入だからまだ理解戴きましたが、通常ルールはまだ様子見が必要かなと。

宝石の煌めきデュエル

最後にこちらをプレイ。王冠10個を狙っていましたが、それら全てをカットされて20点先取で敗北。

遊んだゲームは3本でしたけど、初プレイが2本のためにちょっと時間が掛かりました。

スナップと収穫。

過日、ハリーポッターのスタジオツアーを訪れました。

スタジオ内撮影

本当に圧巻。映画そのままの世界で埋め尽くされていて、それらも非常に芸が細かいです。

個人的にダイアゴン横町や魔法省の作り込みに感動でした。

食事

オールタイムブレックファースト

いわゆるフルイングリッシュ・ブレックファースト。作品にちなんで9と3/4がトーストにプリントされています。

メニューそのものは英国にいたときと同じもの、ですが、圧倒的に味が良かったのは逆に戸惑いました。

お土産

マグカップを2つにノート1つ、キーチェーンをいくつかと、当初の予定より遙かにどっさり。

特に、この錬金釜型のタンブラーは自分のフィギュア撮影のピースとなりました。

それはさておいて、「また、映画を通しで見た上で再訪したい」と強く思えるアトラクションでした。

BookStackの画像格納ディレクトリを別パーティションに格納。

概要

BookStackをより安全に運用するため、別パーティションに格納します。

以前やったこの手法がそのまま使えました。

前提

  • 既にBookStackが運用されていること。
  • 別のストレージにマウントされている格納用ディレクトリがあること。
  • 筆者はクラウドストレージ「wasabi」を利用しています。

さっくりとした手順

  1. 別パーティションに格納用ディレクトリを作成します。
  2. 既存のimagesディレクトリを格納ディレクトリにコピーします。
  3. 既存のimagesディレクトリの参照先を変更します。
  4. 動作を確認します。

格納用ディレクトリ作成

  • 別パーティションに格納用ディレクトリを作成
sudo mkdir -p /path/to/directory/bookstack/images
# 適切なパーティション内のディレクトリを指定します。
# 筆者環境: /mnt/wasabi/bookstack/images
  • 作成ディレクトリの所有者変更
sudo chown -R www-data:www-data /path/to/directory/bookstack/images

配置済みのディレクトリコピー

  • ディレクトリ移動
cd /home/www-data/bookstack/public/uploads/images && pwd
# 格納ディレクトリに移動します。(自分の環境に合わせます。
  • imageディレクトリ内一式を格納ディレクトリにコピー
sudo cp -pir ./* /path/to/directory/bookstack/images
# 筆者環境:
# sudo cp -pir ./* /mnt/wasabi/bookstack/images/
  • コピー確認
ls -la /path/to/directory/bookstack/images

imagesディレクトリの参照先変更

  • imageディレクトリ退避
    • mvにより、オリジナルのディレクトリを保持します。作業が完了したら削除するなりバックアップを取るなりしてください。
cd /home/www-data/bookstack/public/uploads
ls -lad images
# imagesディレクトリがあることを確認

sudo mv images images_org

ls -lad images
# imagesディレクトリがないこと(エラー)を確認
  • シンボリックリンク張り替え
sudo -u www-data ln -s /path/to/directory/bookstack/images images
# 筆者環境
# sudo -u www-data ln -s /mnt/wasabi/bookstack/images images
  • リンク張り替え確認
ls -la images
# 別パーティションに作成したフォルダに向き先があることを確認します

設定反映と反映確認

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service
# 念のためWebサービスを再起動します。
  • 設定反映確認
  1. BookStackに管理者権限でログインします。
  2. ファイルをアップロードできることを確認します。
  3. 上記、格納先パーティションに、新しくファイルが作られていることを確認します。

BookStackサイトの後処理。

幸いなことに、既に構築しているサービスと連携させることができました。

それを更に発展させます。

概要

BookStackにあるヘッダーを用いて以下を行います。

  1. フォント変更
  2. Matomoトラッキングシステムの追加

設定方法

BookStackに管理者権限でログインします。

フォント変更

設定>カスタマイズ>カスタムheadタグに進みます。

以下のコードを入れます。

  • フォントは適宜、指定してください。
  • 著作権などの問題から、フリーのフォントを強く推奨します
<style>
  body {
    --font-body: 'TakaoPGothic', Regular;
    --font-heading: 'TakaoPGothic', sans-serif;
    --font-code: 'TakaoPGothic', monospace;
  }
</style>

Matomoトラッキングシステムのコード追加

※この操作は、別にMatomoトラッキングシステムを運用していることが前提です。※

上記の</stile>に続けて、以下のようなコードを入れます。

<!-- Matomo -->
<script>

<!-- Matomoシステムで提示されたトラッキングコードを貼り付け -->

</script>
<!-- End Matomo Code -->

設定後の確認

以下を確認します。

  1. BookStackでの表示が指定したフォントであること。
  2. Matomoトラッキングシステムで、サイトの閲覧記録を見ることができること。

これからの課題

日本語フォントは表示されましたが、PDFがうまくエクスポートできません。(htmlやMarkdown形式のエクスポートは可能)

これを修正しつつ、コンテンツを増やしていきます。

AWS LightsailにBookStack構築。

BookStackの構築がうまくいき、「これは使えそうだ」と思ったので、AWS Ligtsail上に構築しました。

やったこと

サイト構築

上述した通りです。

ログローテーション設定

https://barrel.reisalin.com/books/bookstack/page/bookstack

/etc/logrotate.d/bookstackに

/var/log/bookstack/*.log {
        daily
        missingok
        ifempty
        copytruncate
        rotate 10
        compress
        create 0640 www-data www-data
}

を作成しました。

Mod_Security設定

既に動いているので使わない手はありません。

https://barrel.reisalin.com/books/bookstack/page/bookstackmod-security

で連携させました。

ロゴ/バナー設定

既に「BarrelGazer」というサイト名をつけたので、それっぽいロゴやバナーをAIに描写してもらいました。

使ってみての感想

Scrapboxのように階層で区別できる上に「本棚」というイメージがお気に入りです。

しかも、描写が速いのが特徴。あとはMarkdownの自動補完があれば言うことなしですが、そこはローカルで動かしているGrowi環境との連携です。

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