月: 2022年5月 Page 2 of 4

ボードゲーム『ニューファンドランド』各国の特徴。

先週のボードゲーム会で魅力を再発見したボードゲーム『ニューファンドランド』。

北大西洋の覇を競うプレイヤー(大船団を率いる総督)の特徴を改めてご紹介です。(ボドゲーマに寄稿した文章です)

このゲームはランダムに選ばれた国を担当します。

そこで、何度か試して得られた各国の簡単な戦略を記します。(用語の日本語訳はメビウスゲームズの説明書に合わせています)

イングランド:

積み込み:★★★★★
入植  :☆☆☆☆☆
販売  :★★★★☆
発見  :★★★★★
固有能力:植民地港(積み込みを強さ2以上で実行した場合、追加で1枚のx1カードを受け取る)

戦略:
植民地港は積み込み時に追加の資源だけでなくチャーター船も余分に入手できます。入植はスペインに負けるので発見で得た資源を箱4の船または販売に回しましょう。

おすすめの船長:
資源獲得は発見で行うため、コロンブスが特に強力です。


フランス:

積み込み:★★★★☆
入植  :★★★☆☆
販売  :★★★★★
発見  :★★☆☆☆
固有能力:徴税所(販売達成時、+3の勝利点を得る)

戦略:
序盤の展開は他国に譲るものの、資源が余ってくる第3/第4Rの販売の強さは他の追随を許しません。イングランドと同じく箱4のレア船の入手を目指すとともに、入植で得られるボーナスを見込んで、収入フェイズで手持ちに資源がなくても販売に回すぐらいの強気の戦略が求められます。

おすすめの船長:
獲得時と収入/建設フェイズに黄金を入手できるコルテスがベストと言えるでしょう。また、積み荷を増やすためのドレイクもまた強力です。


オランダ:


積み込み:★★★★☆
入植  :★★★☆☆
販売  :★★★★☆
発見  :★★★☆☆
固有能力:陸軍省(全てのアクションで速力+2)

戦略:
ポルトガルと別のベクトルのバランス型。速力+2はまずイニシアチブ勝負を決定づけるため、他国の出鼻をくじくことができます。そのため、インタラクションを意識した戦略をとっていきます。

おすすめの船長:
基本的に誰でも強さを発揮できますが、マゼランで「絶対に速さ勝負で勝つ」か、ドレイクで船を増やして手数を増やしていきます。


スペイン:

積み込み:☆☆☆☆☆
入植  :★★★★★
販売  :★★★★☆
発見  :★★★★★
固有能力:植民地管理所(入植時、他のキューブが置かれているマスに追加でキューブを置き、どちらかのボーナスを得る)

戦略:
固有能力発動後、入植はスペインの独壇場となります。第1Rから船を入植と発見に割り当て、島の完成を目指しつつマジョリティを得るのが基本にして強力な戦術となります。

おすすめの船長:
エリアマジョリティの要となるコロンブスや、イニシアチブが取れるマゼランの2人のどれかを状況に応じて選んでいきます。


ポルトガル:

積み込み:★★★☆☆
入植  :★★★★☆
販売  :★★★☆☆
発見  :★★★★☆
固有能力:船着き場(共通の船着き場とは別に追加で船を置ける)

戦略:
オランダと双璧を成すバランス型。船の数が単純に増えるため、物量作戦で他国と差をつけていきます。船を積極的に買い替えていき(場合によってはレア船の交換も)、状況に応じて植民や発見などを行います。

おすすめの船長:
オランダと同様に誰を選んでも役立ちますが、強みをさらに活かすドレイク、販売の箱数を補うためのダ・ガマとの相性が抜群です。

訪れていた『聖地』。(漫画『ぱすてる』一括購入)

今週の日曜日―― Kindleセールでまとめ買いした漫画『ぱすてる』44冊。

「尾道を舞台にしたラブコメ」というふんわりとした情報しか与えられなかったのですが、中身を読んで驚愕しました。

尾道への解像度

すでに訪れたところが作中の至るところに描かれていました。

  • 尾道水道のパノラマ
  • 路地裏
  • 千光寺公園の山道
  • ロープウェイ
  • 商店街
  • etc..

全てが緻密なスケールで描写されているのには本当にびっくりでした。

漫画感想

元々、尾道は「千光寺公園の一望」に惹かれ、度々訪れていた思い出の地。

そんな場所で

  • 心温まるストーリー
  • 繊細なキャラクター描写
  • 絶妙な空気感

などに更に感動。「尾道が舞台」ってだけで手にする理由はあったはずなのにリアタイしなかったことが悔やまれます。

今年、なんとしてでも尾道に旅行したいと決意をしたほどです。

テクスチャと回る光。-百均グッズの撮影用小物(その12)-

かなり久しぶりに百均に寄れる機会を設けましたので、こんなものを購入してみました。

竹製ランチョンマット

この手のマットがフィギュア撮影と相性いいのはすでにご紹介したとおり。

これを元に、試してみます。

セッティング

いつものように、複合機の上にある撮影スペースに設置。

作例

テクスチャ感が強調されていました。

既存背景との組み合わせ

そして、この上に「百均の木枠と造花で作る背景」を乗せたらどうなるのかを更に検証です。

驚きの結果。裏に回った竹の僅かな反射が周囲を明るくしてくれるようです。

フォーカスがちょっと弱めのマクロレンズでここまで描写してくれました。

まだまだ、背景には伸びしろがあると思い知らされました。

ボードゲーム『紅茶ロマン紀行』感想。

フレーバーもシステムも満点。コンパクトなコンポーネントに悩みどころ考えどころが詰まった中量級ゲームです。

概要

プレイヤー達は紅茶を扱う実業家です。近代のイギリスを舞台に「紅茶王」の栄誉を勝ち取ろうとしています。

世界を駆け巡り

  • 茶箱を入手し
  • お茶の価値を上げていき
  • 茶園や施設を買い付け

最終的に誰よりも早く紅茶王たる資格(100勝利点)を得るのが目的です。

ゲームシステム

いわゆる「ロンデル」を軸にしたすごろく。自分の駒(2人の場合は共用の駒)を1~3歩進め、

  • 止まったカードの処理を実行する
  • 必要な茶箱を支払い、止まったカードを購入する(これが勝利点になります)

のどちらかを行います。この、

「カードを買うためには一定数以上の価値がある茶箱が必要」と「一度カードを買った場合はまた茶箱を獲得していく必要がある」メカニズムがシステムの肝となっています。

素晴らしいと思ったところ

不可逆のロンデルがもたらすインタラクション

駒は時計回りに、強制的に1~3歩の任意の数を進みます。そのため、「あと数周すればカードを手に入れられるが、その前に他のプレイヤーに狙われる」の読み合いが激しいものとなります。
2人の場合は駒が共有のため、その駒を通り過ぎるとその周回で止まることは不可能となります。

3~4人では茶箱1つの価値を下げることで他プレイヤーのカードに止まることができますが、これはけっして少なくない代償です。

この、「相手に最適解を取らせないため行動をカットする」読み合いもプレイヤー間の競争を高めていました。

極めて高いリプレイ性

最初のカード配置と次々に入れ替わるカード群により、固定要素はほぼありません。(ゲーム終了時まで取り除かれない基本カード群でさえゲームのたびに順序が変わります)
また、入手したカード効果を再利用できるカードによって、どのカードを優先的に取っていくかの戦略性も見逃せません。

やや残念だと思ったところ

キューブがずれやすい。

『テラフォーミング・マーズ』の資源管理キューブと同じような問題を抱えています。最大6つ、1~6の価値があるキューブはボード上でずれやすいので注意が必要です。

サドンデスを回避する方法が(ほぼ)ない

勝敗の決着は『宝石の煌めき』のように勝敗のトリガーが決まった後、最終プレイヤーまで進める方式ではなく、100点を取得した時点でゲーム終了。そのため、最終盤は駒を実行するまでもなく(その手番のプレイヤーが処理を実行するだけで)勝敗が決まってしまいました。

まとめ

カードとキューブとダイス、それに駒とボードのみで紅茶の世界を再現していくフレーバーが見事でした。
また、紅茶の知識がそれなりにあれば「だからこのカードはこういう効果なのか」とニヤリとくること請け合い。

紅茶の缶を模したパッケージやティーカップ状の資源管理ボードも没入感を高めてくれます。

  • ロンデルによる行動管理
  • 茶箱の資源管理
  • 得点行動や終了トリガーの読み合い

が小さな「缶」に凝縮されているゲームでした。

コンポーネントの相対評価。

この、「久しく対人で回していなかったボードゲーム」での気づきです。

ボードゲーム『ニューファンドランド』

入手して間もない頃や、遊び始めた頃は「ゲーム盤が多くてコンポーネントも多い」思っていたのですが

土曜日に遊んだときは「ん? こんなにボード小さかったっけ?」と首を傾げたのが正直なところ。

とはいえ、会議室のテーブル2つの半分を覆うようなボードが狭いはずがなく。

なぜ、これが小さく見えたのだろうかと思っていたのですが答えは思いの外簡単でした。

相対比較

自宅でのプレイ機会が多かった「重量級」のほうがもっと盤面を支配していたに尽きます。

ガイアプロジェクト

  • 宙域ボード
  • 個人ボード
  • 研究ボード
  • 目標ボード

いずれも圧巻の存在感。

大鎌戦役

テーブルに収まらないほどのボードにひしめき合う『大鎌戦役』。

エバーデール

立体的な高さとカード自体の盤面がすごいことになるエバーデール

といった、「超重量級」があったからでした。

これら、広いスペースを必要とするのはもちろんのこと

  • 多くのコンポーネント
  • 複雑化しているルール
  • インストとプレイ時間の兼ね合い

などで、逆に人と遊ぶのに敷居が高いというものだらけ。これらをもっとスマートに解決する手段はないかなというのも実感しました。

差しボードゲーム会で遊んだもの。

2022/05/14、2人戦でのボードゲームを楽しみました。

紅茶ロマン紀行

  • 茶箱を入手し
  • 茶箱の価値を高め
  • 高めた茶箱で産地/お茶に関する設備を購入

というワーカープレースメント要素もあるロンデル。システムが明快なのに悩ましさ満点。

タルギ

外周に駒を配置し、「配置したところとその交点のアクションを実行する」ワーカープレースメント。

2人用としてスッキリとまとめられていて、2012年の受賞作品だというのも納得です。

バナナグラム

1人でじっくりやるぶんには浮かぶアイディアも、人との競争となると相当なプレッシャーがかかり敗北を喫しました。

ヌースフィヨルド

大きく印象が変わった一本。ソロモードに慣れていたのに「他の人の思惑が絡む」対人戦では点数が伸びません。

また、船や建物にも限りがあるので「きちんとした立ち回り」が必要になりました。

ニューファンドランド

船を軸にしたワーカープレースメント。

  • 積み込み
  • 入植
  • 配達
  • 発見

を行っていきます。資源のやりくりやスターとプレイヤー争い、エリアマジョリティが見事に備わった良作。

他にも『みんなでソロキャン!』でも遊びました。

限られた時間の中、インスト含めてここまで回せたことに感謝です。

「リファレンス」の追加。(redmine_glossary_plugin導入)

概要

  • コマンド一覧
  • ツールの場所

など、50音順で参照して確認したい情報は多々あります。その情報を確認するため、以下のプラグインを導入しました。

redmine_glossary

このように、「用語集」を追加できるプラグインです。

環境

  • LinuxMint 21.03
  • Redmine 4.2
  • Apache 2.4

手順

全て管理者権限で実施しました。

プラグイン配置

cd /var/lib/redmine/plugins
# 各自のplugin配置ディレクトリに読み替えてください
sudo -u wwww-data git clone https://github.com/torutk/redmine_glossary.git
# オリジナルからForkした4.2環境でも動くバージョンです

設定反映

cd ../
bundle install
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2

導入後の設定

  1. 各プロジェクトで「用語集」を有効にします。
  2. 用語を追加していきます。
  3. Wiki記法に沿って画像の挿入も可能です。 

「かんばん」によるスケジュールの可視化。(redmine kanban プラグインフィードバック)

AWSによって外部環境からアクセスできるようになったredmine。思った以上に威力を発揮してくれました。

redmineによるスケジュール管理方針

「1案件に付き1つのチケット」を発行しています。

例えば:ボドゲ会を執り行うスケジュールがあるとすれば

概要に主だった物(見切れているところに日時や場所)を記載し、

過程を書いておくことで「なぜその結論に至ったか」のフィードバックを行えます。

何より、外出先でも見られる/編集できるのは心理的な安心感ももたらしてくれました。

かんばん

これらチケット管理に特に役立っているのがこの「かんばん」プラグイン。

  • チケット(スケジュール)がどのぐらいあるか
  • 期日までどれぐらいか
  • 優先度

などを一瞥できるのはとても便利。

また、

リマインダーメールはこちらでも設定したので、「適切な期日を設定していれば」漏れることもありません。

この手のプロジェクト管理ツール、使い方次第で個人用途のツールとなると実感です。

モバイル版『ガイアプロジェクト』イタル人のギャンビット手順。

『ガイアプロジェクト』最強種族の一つに数えられているイタル人。

  • 収入フェイズでパワートークンが1増える
  • 学院の知識が他よりも多い
  • エリア2→エリア3にトークンを「燃やし」ても消費分がガイアエリアに移動する

など、様々な利点を持っていますが、特に顕著なのは「条件を満たしていればパワートークンと引き換えに技術タイルを得られる」首府能力。

能力フロー

graph TB A((収入フェイズ)) A-->B((ガイアフェイズ<br>開始)) B-->C{ガイアフォームが<br>次元横断星に} C--ない-->D C--ある-->c1{ガイアフォームの下に<br>ガイア惑星タイルが} c1--ある-->D c1--ない-->c2[ガイア惑星タイル下に<br>ガイア惑星タイルを置く] c2-->D{ガイアエリアに<br>トークンがある} D--ある-->F{惑星首府を} F--建てていない-->f1[全てのトークンを<br>エリア1に置く] F--建てている-->f2[4トークンを破棄するごとに<br>技術タイル1枚取得] f2-->f1 f1-->E D--ない-->E>ガイアフェイズ終了]

と、地球人と同じぐらい特異な能力。これをフル活用できる機会が「2ターン目に技術タイル2つを獲得する」ギャンビット。

手順

前提条件

  • ラウンドブースター:「パワートークン+2」を得ていること
  • パワーの受動によりエリア2にパワートークンが4つあること
  • 到達可能距離に次元横断星があること

第1ラウンドの動き

  1. 鉱山→交易所→首府へと改良を進めます。
  2. その合間にパワートークンが4つエリア2に移ったらそれらを消費します。
    1. 一番望ましい動きはエリア3に2個、エリア2に4個のトークンがある状態に持ち込み
    2. エリア2のトークンを2つ消費。そして2鉱石のパワーアクションを行うことです(4クレジットや2知識でも可)。
  3. 研究や技術タイルの取得によりガイア計画を進め、ガイアフォームを獲得します。
  4. 到達可能な宙域にガイアフォームを置きます。(この時点でガイアエリアに8個のトークンがあります)

第2ラウンドでの進展

  1. 上述したフローに従い、ガイアフェイズを進めます。
  2. ガイアエリアにあるトークンを戻す代わりに8個のトークンを破棄して2枚の技術タイルを獲得します。
    1. オススメ1:ガイア入植ごとに3勝利点(他にガイア種族がいない場合)
    2. オススメ2:収入フェイズに4クレジット(1ラウンドでクレジットを相当消耗しているので)
    3. オススメ3:1鉱石&1QIC(距離を伸ばしてガイア計画を再利用)

第3ラウンド以降の注意点

  1. このやり方はかなり盤面にインパクトを与えるものの、「8トークン消費」は結構な消耗です。
  2. 特にガイア計画を進めるだけのトークンを得られていないはずです。
  3. パワー3アクション(2トークン取得)やトークン2個のブースターを積極的に狙っていきましょう。
  4. 知識を上げていき、ガイア計画研究ボーナスによる3トークンは必須です。
  5. これにより、もう2〜3枚の技術タイルを首府能力で得られるとは思います。

実際の結果

このやり方で順当にガイア計画→経済→航法の研究も進め、176点を取ることができました。

ハイリスクハイリターンなギャンビット、決まると爽快なので狙えるときは狙っていこうと思いました。

redmine、添付ファイルのカテゴライズ。( redmine_attachment_categories プラグイン導入)

概要:redmine_attachment_categories

チケットに添付する添付ファイル。関連するものを放り込んでいくうちにどれがどれだか分からなくなるパターンが多々発生します。
それを解消するために添付ファイルそのものをカテゴライズします。

環境

  • LinuxMint 21.03
    • Ubuntu20.04でも動作確認済み
  • Redmine 4.2
  • Apache 2.4

手順

全て管理者権限で実施しました。

プラグイン配置

cd /var/lib/redmine/plugins
# 各自のplugin配置ディレクトリに読み替えてください
sudo -u wwww-data git clone https://github.com/HugoHasenbein/redmine_attachment_categories.git

設定反映

cd ../
bundle install 
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2

導入後の設定

設定1

  1. redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理>プラグイン>Attachment Categoriesに移動します。
  3. 好みのスタイルに変更します。

設定2

  1. redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理> Attachment categoriesに移動します。
  3. カテゴリーの名称やタグの色を変えられます。 

導入後の動き

ファイルの添付時、カテゴリーごとにラベルを貼ることができます。

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