悩ましい難易度ではありますが、「やりようによっては」クリアできるゲームです。
複数人との違い
以下のルールがあります。
ルール1
- 2人用のセットアップで実施する。
- 専用の個人ボードを用いる。
- 離れたエリアにタイルを配置する場合は船で繋いだ場合のみ。
- 得点ではなく、5ラウンド終了時までにすべてのタイルを埋めるのが目的。
- 船で保管できる品物の種類に制限がない。
- エリア完成時の得点はラウンドのもののみ。(10→8→6→… のボーナス)
- 色完成時のタイルは用いない。
- 修道院(知識)タイルの得点はゲーム終了ではなく即時に(そしてその段階のみ)獲得。
- 品物用の白いダイスを振った時、その出目のタイルが排除される。
特に、「タイルが排除される」のは思いの外厳しく、すべてを埋めていきたいのに瞬く間にタイルが取られていきます。
いくら建物コンボで連鎖反応が起きるとはいえ、これはかなり厳しいルール。それを緩和するために以下が設けられています。
ルール2
- 船を配置して品物を獲得した場合、手持ちの品物5つを排除することで、黒タイルを裏返してワイルドカードとして利用できる。
- この時、ゲームボードにある他のすべての商品が除外される。
- 色を全て完成した場合、中央市場からタイルを取り、出目を無視して配置可能。(通常のダイスアクションには含めない)
これに加え、難易度調整のルールが有りました。
ルール3
- 得点ボードの「50」のところにマーカーを置いておく。
- 得点を獲得し、マーカーを通過したら「城」配置と同じように追加のアクションを行える。
- そして、マーカーを5減らし、自分の得点を0にする。
このマーカー、50で厳しいと思ったら45、40、35と減らすことが可能です。(その逆も可能)
ゲーム感想
段々と減っていくタイルや手番(さらにダイスの出目)に怯えながら、
どうにかこうにか並べていくことができました。
- 全てのタイルをまんべんなく獲得するシビアさ。
- タイルが取られてしまう緊張感。
- 中盤以降、色が完成してアクションが連鎖していく爽快感
はさすが古典の傑作と言われるだけはあります。
もう一つ思ったのは、各ランドの処理の煩雑さ。
ラウンド終了時
- 共通ボードから品物以外のタイルをすべて取り除く。
- 銀鉱に応じた銀貨を得る。
次ラウンド開始時
- 中央市場に裏が黒のタイルを表にして置く。
- 各市場にその色に沿ったタイルを表にして置く。
は、下手をしたら軽いゲームが終わってしまいます。
そのため、これらオーガナイザーでソートしていくことがとても重要でした。
この煩雑さがなくなればもっとローテーションできるのになと思った次第です。