『テラフォーミング・マーズ』ソロゲームでの個人的な企業評価第3弾は「対人/対CPU』と比べて弱かったカード群に加え、ちょっとしたオマケがあります。

〔国連火星動議〕

タグ:地球
開始時:40MC。
アクション:自分のTRが上昇した世代で、3MC支払えば追加でTR1上昇。

国連火星動議は、世界政府の手動でテラフォーミング・プロジェクトを実行するための組織である。テラフォーミング宣言の後、競争相手として多くの企業が名乗りを上げたが、国連火星動議は火星開発の影の立役者として、いまだ強い力を誇っている。

初期TRが低いソロゲームにおいて、追加のTR上昇が見込まれるこの企業は一見強く見えました。

しかしながら、その上げるための3MCすら捻出できないのがソロの恐ろしさ。そうなると、開始MCの少なさが足かせになってしまったという印象です。(他のMCに乏しい企業はそれを補うだけの能力や資源があります)

〔タルシス共和国〕

タグ:建物
開始時:40MC。ゲームの最初のアクションとして1都市配置。
効果:火星上に都市が配置されたらMC産出量+1。自分で配置したら3MC獲得。

最初の大都市を基盤として、特定の企業によってコントロールされない、社会的なコミュニティが形成された。あらゆる企業から労働者やスタッフが集い、タルシス共和国が建国され、指導者が選出されることになったのだ。

自分でもこの評価になったのは意外と言うしかありません。

複数人での最凶企業の一角は、逆にソロプレイでの評価がかなり下がります。確かに初期MC算出が3上がった状態でゲームがスタートするのですが、「なりふり構わず全てのリソースを地球化に割り振る」ソロにおいて、都市を建設する余裕がありません。
また、《ノクティス市》や《首都》と言った電気算出を下げるカードもマイナス要因ですし、他プレイヤーが都市を建てることがないソロでは他人の都市建設に便乗するという牽制ができません。

まとめの前に

一つ、試してみたい企業がありました。ソロゲームのルールでは使うことができない、アレです。

〔初心者用の企業〕

タグ:[なし]
開始時:42MC。無料で10枚を手札に。

標準的な企業で、おこなうことも標準的。憶えておかねばならない特別な効果やアクションもない。初めて惑星をテラフォーミングするなら、ベストな選択。

実質的に72MCという途方もないアドバンテージで開始される初心者用の企業。それが、このソロモードにおいては恐ろしい強さでした。

最初に重いカードを気兼ねなく使え、10枚のアドバンテージのために、3世代ぐらいはカードを引かなくても済むほど。

ルール違反であることは承知してやってみましたが、ここまで安定した強さは禁止されているのも納得です。

まとめ

と、3日にわたって各企業のレビューを行いました。

ですが、結局の所、人によって、或いはカードの引きによって強さは変わるというのがぶっちゃけた感想です。

それに、14世代でのテラフォーミング完了は異様なハードモード。いずれの企業も成功率は高くはありません。

とはいえソロゲームをやっておくと、終了のトリガーやTRを上げていく立ち回りが体でたたき込まれるので、非常に有用だと思った次第です。