月: 2019年8月

2018年、ボードゲームにのめり込んでいった過程-3- まとめ

安定:ボードゲームで得たもの、学んだこと(2018年12月)

めくるめくタイルプレイスメントの広がり

ボードゲームに手を出して5ヶ月目。ここでようやく、タイルプレイスメントの定番、名作『カルカソンヌ』を入手します。比較的わかりやすいルールながらもインタラクションやジレンマが大きいこのゲームは「名作」と呼ばれるに十分なものでした。

また、自分が英国で一番好きな地域『コーンウォール』というタイルプレイスメントがあることも知り、迷わずに入手。(ゲーム性やルールのわかりやすさ等は流石に『カルカソンヌ』に軍配が上がるものの、これはこれで味があります)

大晦日も迫った中で購入した『京都ダンガン』。京都市街の碁盤の目を模したゲーム盤に道路タイルを配置していき、割り当てられた名所を巡っていくもの。かつて、毎月のように京都に訪れていたこともあって、盤上で京都観光を再現する楽しさは筆舌に尽くしがたい物がありました。

(余談ではありますが、『京都ダンガン』は余りにも気に入ったため、『ボドゲーマ』に紹介文とインストを上梓したほどです

これらタイルプレイスメント、

  • 成果(完成形)が一目瞭然
  • 読み合いや邪魔の予測も立てやすい
  • アドバイスもしやすい

など、ワーカープレイスメントと並んでかなり好きなメカニズムとなりました。

複合型ゲーム『NEWTON』

この月に購入した中で「ひりつくように頭を使う」ゲームとして、現在も継続的に遊んでいるのが『NEWTON』。プレイヤーは学問を究めるために欧州各地を巡り、講義を受け、発明/研究をしていきます。

やることは「対応するアクションをボードに置く」ワーカープレイスメントに近いものの、アクションの順番やタイルの配置などが複合的に合わさり、得も言われぬプレイ感を醸し出しています。

最終的に、2018年12月に購入したものは下記の通り。この年の合計は28本です。
『カルカソンヌ』
『ワードバスケット』
『カルカソンヌ拡張 塔』
『コーンウォール』
『アナクロニー拡張エグゾスーツコマンダーズパック』
『NEWTON』
『5x5 City』
『ソクラテスラ』
『海底探検』
『京都ダンガン』

・ボードゲームで得たもの

なんと言っても「休日、自宅内の行動の選択肢が増えた」こと。仕事や家庭の都合で家にいることが多くなったので、室内でガッツリ遊べるこれらは「福音」と言えるべき存在となりました。

また、先のエントリーで言及したように「唐突にボードゲームを広げたい」と思うより先に各種コンポーネントを広げてさっと開始、終わったらすぐ片付けられる程度には整理整頓の習慣ができたことも大きな収穫です。特に、この途上で購入した折りたたみテーブルはプラモを作る際の作業台としても活躍しました。

・ボードゲームで学んだこと

「各種段取りの大切さ」は学びました。コンポーネントが予め分類されているのとされていないでは、セットアップの速度に雲泥の差があります。

・今後の展望

未プレイの人や不慣れな人でもすんなりと遊ぶために「わかりやすいインスト」も欠かせません。これを更に磨き、スムーズな説明をつけていきたいと思っています。

そして、現時点でのボードゲーム所持数は50(拡張含む)本なので、流石に部屋に収まりきれなくなっています。これ以上は棚を増やす、ライフスタイルを変えるなどで折り合いをつけたいところです。

・まとめ

結局の所、ボドゲ沼に沈んでいったものの、全体を通して「いい変化」だっことは自信を持って言えます。ボードやダイス、駒(ミープル含む)、カードで様々な世界を体験できるボードゲーム、どこまで継続できるかはわかりませんが、当面は楽しんでいきたいですね。

2018年、ボードゲームにのめり込んでいった過程-2-

変革:アルルの丘と爆発的に増えていくボードゲーム(2018年10月~11月)

前回のエントリーで挙げた『ナショナルエコノミー』で知った「ワーカープレイスメント」は衝撃的でした。
「ワーカー(駒)を配置することで、何らかの資源やアクションを得る」
「基本的に複数のワーカーは配置できないことでジレンマが発生する」
は自分には思いもよらない概念だったのです。
また、
「ソロプレイ可能」
も非常に重要なファクターでした。

そこで、次に買うボードゲームとして選んだワーカープレイスメントが

『アルルの丘』

になります。「北海に面した村を開拓・建築し、生産や交易で資源を得て発展させていく箱庭ゲーム」と、言うだけなら簡単なのですが……

兎にも角にも「コンポーネントの質も量も凄まじい」重量級ゲーム。大きさの比較対象が「猫」だったという段違いの世界に足を踏み入れてしまいます。

後日、ボドゲの熟練者から「よりによってこれ?」言われたのも今では納得しかありません。

この『アルルの丘』で「百均で売られている収納ケースを使い、コンポーネントを分類/整理してセットアップをしやすくする」方法を学んでいきます。それでも、なお、大きすぎる壁にぶち当たりました。

  • 「コンポーネントに比してルールブックが薄すぎてどうしたらいいかわからない」
  • 「そもそも、こんな大型のボードは今持っているちゃぶ台ではメインボードを広げることすらできない」

ボードゲームカフェやゲームショップなどを用いる案もありましたが、工夫すればどうにかなりそうだし、「自室で快適に遊びたい」という要件を譲歩する気は毫もありませんでした。

そこで、自分は以下の方策をとっていきます。

・部屋の模様替えと収納スペースの刷新
 膨大なコンポーネントを迷いなく広げ、今後増えるであろうボードゲームの収納場所を確保するためには、自分の部屋の家具の配置を見直すしかありません。そこで、デッドスペースとなっていた収納棚をまとめていきました。
 不用品をバッサリと捨て、後述するプレイスペースを確保しても問題ないように家具を再配置。
 これにより、アルルの丘を含めた重量級ゲーム3つが収まるようになっただけではなく、動線が劇的に改善し、出勤時や帰宅時の衣服の収納が格段にしやすくなった副次的効果を生みます。

・折りたたみテーブルの導入
 結論から言うと、これは2018年のコペルニクス的転回でした。キャンプで用いる折りたたみテーブルは不要なときには部屋の片隅に置けるので自室を圧迫することはありません。また、模型を作るときの作業スペースとしても非常に有用でした。

・収納スペースの追加
 模様替えの際に空いたスペースに整理棚などを追加。特に『アナクロニー』は『アルルの丘』を上回る量のコンポーネントを有していたため、収納可能なスツールを導入。

こうして、「ちょっとした時間があれば自室でボードゲームのソロプレイ」ができる環境を手に入れ、周りから引かれるレベルで増えていきます。

2018年10月~11月に入手したゲーム
『アルルの丘』
『ブラッディ・イン』
『アナクロニー』
『ダイスセトラーズ』
『アルルの丘拡張 紅茶と交易』
『ブラッディ・イン拡張 旅の一座』
『SAGRADA』
『ワイナリーの四季』
『ワイナリーの四季拡張 トスカーナ』
『ワイナリーの四季拡張 ラインガウ』
『ポンペイ滅亡』
『Blade Rondo』
『Blade Rondo Night Theater』

2018年、ボードゲームにのめり込んでいった過程-1-

昨日のエントリーで、2018年よりボードゲームにハマったと書きました。

買い始めた8月まではMtGの片手間としてプレイしていたのに、今では全くの逆。むしろ「ボードゲームのために自室や生活習慣を最適化する」までになりました。

今後のエントリーとして、ボドゲにハマっていった過程について、過去のツイートの画像を交えながら書こうと思います。

発端:『海底探検』(2018年6月)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

不定期に集まっていたMtGの集まり、「皆様の時間を少しお貸しいただきたい」との声でやることになったのが名作『海底探検』でした。
ライフ(酸素)が参加者全員であること、勝利点を得るために冒険をしないといけないが、そうなると生還できない。かといって臆病になりすぎると勝利点を得られない。そこにダイス運が重なる駆け引きがとても素晴らしかったのです。

ただ、これは3人以上のゲームのためにこういう集まりでしかできないと思っていた矢先……

発展:『バナナグラム』(2018年8月)

2019-08-11 18.03.22

去年のエントリーでご紹介した『バナナグラム』がボードゲームに対する認識を改めることになります。「一人でプレイ可能なボードゲームがある」という事実は、手持ち無沙汰の自分の時間を埋めるには格好のものでした。

また、幸い、バナナグラムはMtG回でも好評だったので他にも探そうということになりました。

2018年8月に入手したゲーム
『バナナグラム』

加速:ワーカープレイスメントとタイルプレイスメント(2018年9月)

そして出会ったのが『ナショナルエコノミー』と『アクアリウムデザイナー』。前者によりワーカープレイスメントの魅力を知り、後者でタイルプレイスメント(エリアコントロール)及びドラフトの楽しさを知りました。特に『ナショナルエコノミー』は温泉宿で嬉々としてやっておりました。

Dn3BmvcVAAAjSWI
Dn21_L_UcAE2M8B

2018年9月に入手したゲーム
『アクアリウムデザイナー』
『ナショナルエコノミー』
『シェフィ』
『アルゴグラ』


と、とっかかりは、ワーカープレイスメントの序盤のように比較的ゆっくりとしたものでした。2018年10月から拡大再生産よろしく一気にボードゲームが充実していくのですが、それはまた次の投稿です。

ほぼ1年ぶりの更新-入出力機器(デジタル機器)の現状について。

ブログではほぼ1年ぶりの更新となります。

ここ最近、道具を刷新したことで「ブログへ文章を書いてみたい」と思うようになり、この機会に投稿した次第です。

最後の更新から1年、自身の変化として……

  • ボードゲームにドハマリ
    • これが一番の変化です。前回更新時の「バナナグラム」から1年、あれよあれよと増えていき、大小/拡張併せて50本ものボードゲームを購入。それだけの数のコンポーネントを収納するため、部屋の大幅な模様替えを行ったほどです。
  • MTGAにてスタンダードに参入
    • 自分にとって、Windowsのキラーコンテンツとなりました Magic; the Gathering Arena。紙で遊んでいた手間が一気に省け、カードの相場に踊らされることなく、かなり紙に近い感覚で遊べるとなっては、参入しない理由がありません。これによって、Chromebookで十分だったと思われていたキーボード付きの持ち運び可能なデバイスが「Windows(しかもそれなりのスペック)でないとダメだ」と結論づけた次第です。

上記の理由もあって、デジタル機器をここ数ヶ月で刷新したものがあるというのが本エントリーの眼目となります。

  • PC:Lenovo Ideapad C340
    • 購入してから3週間経ちますが、不満は今のところありません。先に挙げたMtG アリーナがストレスなく動くスペックを持ち、画面サイズも比較的大きく、重さも今日できる範囲。何よりもキーボードが打ちやすいというのがとてもありがたかったです。
  • デジタルカメラ:Olympus Stylus
    • 今となってはコンデジ自体がエンドコンテンツであるものの、バッテリーがほどよく持ち、軽く、ズームも兼ね備えているとあっては手放すことができません。
  • 電子ノート
    • シャープの電子ノートは2016年の11月頃に使っていたものの、何か違うと紙のノートに戻りました。が、今のモデルは「範囲コピーと貼り付けができる」という求めていた機能があったので買い換え。これについては改めて紙幅をさきたいほどの使い勝手となります。
  • Amazon Kindle
    • 電子書籍リーダーはボードゲームを本格的に開始できた原動力となっています。というのも、ここ2年は部屋のスペースを節約するために書籍を紙から電子書籍へと切り替えていきました。現在所有しているのは2018年モデルである防水機能付きの32GB。これだけあるので、100冊を超える漫画も苦もなく保存できています。

今日のところはリハビリも兼ねてこんなところ。所有しているボードゲームやらMTGAで使っているデッキやら、書きたいテーマはいろいろあるものの、投稿できるモチベーションを保てるかは今後次第となります。

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén