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厳島神社の回廊。

宮島は土日に滞在し、日曜の夕方に飛行機で帰宅。数時間で東京まで移動できるとは、本当に凄いなと思います。

さて、土曜日に宮島に到着しておきながら厳島神社の本堂を参拝したのは日曜日のお昼になってからでした。

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それまでは適度に買い物。焼きたてのもみじ饅頭は表面がわずかに堅く、香ばしさと記事の柔らかさ、餡の甘さが最高でした。この出来立ての美味しさを知ってしまったら、お土産に買うのが逆に憚られるほどでした。

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お昼頃、潮がいい感じに満ちてきたので、いよいよ参拝。境内では梅が咲いていました。なんでも、すでに東京では桜が開花したそうで……。

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横から見た神社。先の日記で述べたように「御神体である宮島に神社を建てられない」と海上に祀ったのがそもそもの始まり。なので、フランスのモン・サン・ミッシェルや英国のセント・マイケルズ・マウントと同じく「海上神殿」に位置づけられています。

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内部の回廊は水をたたえており、より一層「海の上」ということを意識させられます。

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舞台からみる本殿。この対称性の美しさはため息が出ます。

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逆に、本殿から舞台方面を見たもの。建立されてから1400年以上の時が流れているのに、しっかりと維持されている伝統の重みを板の輝きに見ました。

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境内と大鳥居。どんな台風が来てもそのたびに再建する、そんな先人の努力の元、今もこうして見られるのは、とても有難いことです。

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能舞台の向こうに現れる大鳥居。満ち干きが激しい9月ごろは、通路がヒタヒタになるぐらいまで水井が上がるようで、またその風景を見たいものです。

続・クローズアップ・厳島神社。

昨日の続き。「宿泊先が宮島」なので、ナイトクルーズにも参加してみました。

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ナイトクルーズです。まだ満潮の時間ではないのですが、「正式な参道」である海から更に厳島神社を見ようという趣向。

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時間にして15分ほど。屋形船の真っ正面にあの鳥居が見えてきました。

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船上からの眺め。昼は鳥居をくぐり抜けられるほどの距離でしたが、今回は結構離れている分、全体が見渡せました。

それから桟橋に戻って、まだ潮が満ちていない境内を訪れます。

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この、圧倒的な大きさに唖然としました。漆黒の夜空にそびえたつ朱の門は「神の島への入り口」として相応しい姿をたたえています。

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少し離れた位置から、「クロスプロセス」フィルターを使って撮影。

「夜、現地で泊まる」事により、写真やテレビで見られない宮島の姿を垣間見ることができた感じです。

クローズアップ・厳島神社。

土曜日は羽田を発ち、広島は宮島に訪れました。何はなくとも「厳島神社」があまりにも有名。その神社の象徴である「大鳥居」に様々な側面がありました。

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まずは地上からの風景。写真にもあるように手漕ぎ船で鳥居をくぐれるというので乗船。

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船頭さんいわく、厳島神社は海上に建てられているために「正式な参道は海上」だそうで。

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有栖川宮親王による神社の名前は「海側」と「神社側」で名前が違うというのも驚き。こちらは海上からの文字。「厳嶋神社」と書かれています。

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その反対側に書かれているのは「伊都岐島(いつきしま)神社」。元々の神社名である万葉仮名によるもの。つまり、それだけ歴史がある証左です。

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また、鳥居の両端は「太陽」と「月」が模られています。それぞれ「東」と「西」を司っているとか。

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鳥居の柱はよく見ると直線ではなく少し歪んでいます。これは自然木を利用したため。高さ16mで円周10mの大木なので、そのまま使ったそうです。ただし、中はくり抜かれていて人間の頭ほどの大きさの石が重しとして詰められています。しかも、その石一つ一つに般若心経が書かれているのです。古くから「神仏混淆」の神社であり、明治の廃仏毀釈運動においても厳島神社の「特異性」を廃することはできなかったとか。

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厳島神社の特異性はまだまだあります。実はこの神殿は 「北向きの神社」。 古くから厳島は島全体が御神体として崇拝されており、そこに社を建てることなどできないと海上に神殿を建立した歴史があります。そのために北向き(正確には北西)となっているとか。

今まで「鳥居で有名な界面の神社」としか見ていませんでしたが、数々のバックグラウンドがその特異性を作っているのですね。鳥居一つで大きな勉強になりました。

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