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ボードゲーム『ワーリング・ウィッチクラフト』感想。

何度か本ブログで紹介しているボードゲーム『ワーリング・ウイッチクラフト』の改めての説明です。

その魅力に取り憑かれて購入し、その後のボードゲーム会の定番となった作品です。

概要とルール

『ワーリング・ウィッチクラフト』は、プレイヤーが魔女となり、様々な調合レシピを駆使して資源を変換していくゲームです。

資源を効率よく変換し、相手に送りつけ、勝利を目指します。

ゲームの基本ルール

ゲームは、基本的に以下のサイクルを繰り返すことで進行します。

  1. 調合レシピの選択: 手札から調合レシピを選び、自分の前に出します。
  2. 資源の変換: 出したレシピに従い、手元の資源を別の資源に変換します。
  3. 資源の配置: 使った資源はストックに、変換された資源は自分の釜の上に置きます。
  4. 釜のドラフト: 自分の釜を、隣のプレイヤーに渡します。
  5. 資源の受け取り: 隣のプレイヤーから受け取った釜の上の資源を、自分の作業台に置きます。
  6. 超過分の処理: 作業台に置ききれない資源は、送りつけてきたプレイヤーの魔法円に置かれます。
  7. 勝敗チェック: 誰かの魔法円に資源が5個以上置かれたらゲーム終了。そのプレイヤーが勝者です。同時決着の場合はタイブレークで勝敗が決まります。
    決着がつかなければ、使わなかったカードを隣のプレイヤーに渡し、新たにカードを引いて、次のサイクルを始めます。

このゲームの素晴らしい点

雰囲気満点のコンポーネント

まず目を引くのが、その豪華なコンポーネントです。立体的な釜や独特のカードイラストは、まるで本当に魔女になって薬を調合しているかのような没入感を味わえます。

資源となるカラフルなキューブも、ゲームを盛り上げてくれる要素の一つです。

ダウンタイムが短く、サクサク遊べる

資源変換は全プレイヤーが同時に行うため、待ち時間がほとんどありません。そのため、ゲームのテンポが良く、サクサクとプレイできます。

高いリプレイ性

毎回異なる調合レシピの組み合わせに加え、各プレイヤーが異なる能力を持つ魔女カードを使用することも可能。

そのため、何度遊んでも新鮮なゲーム展開が楽しめます。

熱い読み合い

ゲーム中は、相手に何を送りつけていくか、相手が何を狙っているのか、どうすれば自分の資源を効率的に変換できるのか、常に考えを巡らせる必要があります。

送りつける資源の種類や量、どのレシピを選ぶかなど、様々な要素が絡み合い、白熱した駆け引きが楽しめます。

スピーディーで劇的な決着

調合レシピはゲームが進むにつれて蓄積されていくため、後半になるほど資源の変換量が爆発的に増加します。

捌ききれなくなった時点でゲームが終了するため、もたつかず、スピーディーに決着がつくのも魅力です。

特に、3~4人戦だと誰かが(自分含め)奇声を上げた瞬間にゲームが終わるような劇的な幕切れになるのが本作の魅力の一つです。

このゲームで少し気になった点

アルカナの説明

カードに描かれたアルカナを進めることで発動する効果は、いずれもゲーム展開を有利にしてくれます。

ですが、少し効果が分かりにくいためルールブックの読み込みとインストは入念に行いたいところです。

物理的な注意点

  • 釜が大きいため、比較的コンパクトなゲームにしては箱が大きめです。
  • 資源(キューブ)を頻繁にやり取りするため、うっかり落としてしまうことがあります。落としてしまうと、どこまでゲームが進んでいたか、物理的に巻き戻すのが難しい場合があります。

まとめ

本作は以下のような方にオススメしたい作品。

  • 比較的短時間で濃密な駆け引きを楽しみたい方
  • ファンタジーな世界観が好きな方
  • コンポーネントの美しさにもこだわりたい方

『ワーリング・ウィッチクラフト』は、簡単なルールながらも奥深い戦略性、没入感あふれるコンポーネント、そしてスピーディーなゲーム展開が魅力の傑作ボードゲームです。

資源をわちゃわちゃと変換していくパズル感も、ゲームのスピード感に繋がっています。

アトリエ的な世界や魔法魔術学校への造詣が深い方なら夢中になれる逸品です。

2024年に購入した印象的なボードゲーム。

今年は部屋のスペースなどの関係でそれほどボードゲームを買っていませんでしたが、いくつかの作品が印象的でした。

ワーリング・ウイッチクラフト

2023年に遊び、2024年初頭に購入。

  • 資源管理
  • 資源の押しつけ
  • ドラフト
  • バースト

などが非常にかみ合い、フレーバーにもマッチ。友人に勧めたところ、その友人も購入し、更にその友人も買ったという連鎖的な作品。

短時間で終わり、ダウンタイムも少なめなのが素晴らしい作品です。

カスカディア

気になったときには売り切れていた作品。再版を機に拡張、インサート含めて買いました。

  • 悩ましいドラフト
  • わかりやすいルール
  • 映えるコンポーネント
  • 高いリプレイ性

など、人気も納得の作品でした。

来年もこのクラスの作品に出会えるのかが楽しみです。

2024年2月・連休のボードゲーム会。

日と場所の都合がつき、参加できました。

主なゲームは

Heat

主催者の推しゲームを初プレイ。コーナリングとギアを美味く使いわけるハンドマネジメントや駆け引きが非常に面白かったです。

勝負を決めたのは三連ヘアピンの最終コーナー。うまくスリップストリームに入ってラインを抜け、一気にギアを4速まで上げてフィニッシュできました。

メラナ

クローズド会でしかできないゲーム。前回は自分の失敗で崩れてしまったのでリベンジマッチです。

規定階数に達した時点で「うっかり」手前の階層を崩し、無事にクリアできました。

エレメンタルトランクマン

木駒を振って、その結果でリソースを管理していくという斬新さが面白かったです。

最終トリガー後にボーナスを明けることで勝利できました。

ワーリング・ウィッチクラフト

主催者たってのリクエストがあって遊びました。上家にうまくコントロールされ、完敗。

その他

  • 京都ダンガン
  • ドメモ
  • Fairy Conterto
  • グミトリテ

など、非常に充実した時間を楽しめました。

2024年2月最初の統率者&ボードゲーム。

回してきました。

統率者戦『工匠の主任、ウルザ』

https://barrel.reisalin.com/books/7380a/page/20231203

リストはここから変わらずです。

印鑑、旅人のガラク等から順調に加速していき、場が完全に膠着したところに

決まればラッキー的に仕込んでいた

  • 覇者シャルム
  • ファイレクシアの変形者
  • マリオネットの達人

が決まり、無限での勝利。このデッキ、今まで買ったことがなかったので初の快挙を成し遂げた感じです。

ワーリング・ウィッチクラフト

購入したときは2人でしか遊んでいませんでしたが、4人で回す機会に恵まれました。

4人だとこちらの思惑と異なる形で勝敗が決まるので、『アズール』と同じように人数でプレイ感が変わるゲームです。

これに関しては高評価も戴いたので、改めてレビューをしていきます。

ボードゲーム『ワーリング・ウィッチクラフト』開封。

購入から間が経った作品、ようやく開封できました。

開封

『ワーリング・ウィッチクラフト』外箱

ゲーム時間やプレイ感と比して、箱はかなり大きめです。

内容物

コンポーネントは少なめ

やはり、箱に比してコンポーネントも少なめ。

  • 組み立て式の大釜
  • 個人ボード
  • キューブ
  • カード

のほぼ4構成です。

大釜

存在感が大きい釜

本作を象徴するのがこちらの大釜です。これをやりとりしていくので、後でボンドなどで補強する必要がありそうです。

釜を全て組み立て、カードをスリーブに入れて収納に掛かります。

収納

大釜をしまうための仕切り付き

箱の大きさ、最大の理由はこの「釜の収納スペース」です。もう少しコンパクトにできれば箱の大きさは小さくできたのでしょうが、没入感を考えるとこちらです。

このため、収納スペースはほとんど余裕がありません。最初についていた袋に頼るほかないです。

釜と錬金術士

そして、想像通り、この釜のサイズはfitma / ねんどろいどとぴったりのサイズでした。

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