先月より進めていた2010年のコーンウォール旅行記、ようやく全てのエントリーを書き上げることができたので各エントリーへのリンクです。
2010年6月21日:
2010年6月22日:
2010年6月23日:
2010年6月24日:
以上20エントリー。生涯で最も記憶に残った旅の一つなので、完成して大満足です。そして、もう一度、コーンウォールの旅を満喫したいものです。
先月より進めていた2010年のコーンウォール旅行記、ようやく全てのエントリーを書き上げることができたので各エントリーへのリンクです。
2010年6月21日:
2010年6月22日:
2010年6月23日:
2010年6月24日:
以上20エントリー。生涯で最も記憶に残った旅の一つなので、完成して大満足です。そして、もう一度、コーンウォールの旅を満喫したいものです。
泊まっていたB&Bで荷物を受け取り、ペンザンスの街を彷徨います。
さっきまで晴天だったセント・マイケルズ・マウントはうっすらと雲がかかりました。潮も満ち、その姿は「島」へと変貌を遂げました。
街の中心。真ん中の特徴ある建物は銀行になっています。
こういう路地を撮影するだけでも、当時の情緒を思い出すことができます。
ペンザンスの波止場。フェリーや貨物船、この更に西にあるシリー諸島への船なんかも出港します。
チョコレートハウスのポップな看板と、奥に見えるのは教会の塔。
中心には地元のコミュニティであるパブもあり、家が建ち並びます。一度、こんな場所に腰を据えて滞在したいですねぇ……。
そして、駅へと続く道を淡々と進んでいき、電車に乗ってロンドンへと変えるのでした。
因みにこの日は2010年ワールドカップの日本 vs デンマークで、日本が劇的な勝利を収めた日。電車の中でツイッターを開き、フォロアーの実況を見ながらの帰還となりました。
こうして、僕の英国での最後の旅行は終わりを告げました。
(終わり)
コーンウォール旅行記は2日目。1日目は早々と寝たおかげで爽やかな目覚めを迎えることができました。身支度を整えて、朝食をいただきます。
この、シンプルながらもボリュームのあるイングリッシュ・ブレックファスト。栄養も補給して状況を開始します。
この日の目的地はコーンウォール半島北部のセント・アイヴズ。マザーグースの歌に
As I was going to St. Ives – Mother Goose
As I was going to St. Ives
I met a man with seven wives,
Each wife had seven sacks,
each sack had seven cats,
Each cat had seven kits:
kits, cats, sacks and wives,
How many were going to St. Ives?セント・アイヴズに行く途中 (マザーグースの歌:壺齋散人訳)
セント・アイヴズに行く途中
7人の妻を連れた男と出会った
妻の一人ひとりは7つの袋を持ち
袋の一つ一つには7匹の猫がいて
ネコの一匹一匹は7匹の子猫を連れていた
子猫とネコと袋と妻たちと
全部でいくつになるでしょう
とありますが、この歌の「セント・アイヴズ」がかの地である証明は取れていません。さておいて、ガイドブックによると、この街は芸術家のアトリエを数多く抱える観光都市という事で期待は嫌が上でも高まります。
ペンザンスからセント・アイヴズまでの自転車のルートは上記の地図の通り。若干のアップダウンがあったものの、自転車は実に軽快な走りで目的地へと向かっていきます。
半島を縦断し、再び海が見えてきました。坂をしばらく下って行くと――
あっと驚く光景が眼科に広がりました。岬を覆うように白壁の家が建ち並んでいます。これこそセント・アイヴズに相違ありません。
適度な場所に自転車を駐めて、探索を開始します。引き潮の海岸から見る街並みは、まるでジブリの映画を見ているかのよう。
観光用のオート三輪が波止場に駐められていました。この日は、ほぼまる一日をこの街で過ごすことに決めました。
というわけで、次のエントリーでもセント・アイヴズの光景をご紹介です。
朝6時頃に軽快なノックの音が聞こえました。ドアを開けると「朝食だ」と乗務員のおばさまが持ってきてくれたのです。おばさまは入ってくるなり
「とても素晴らしい天気なのに、どうして窓を開けないの? あ、開け方がわからないのね。ちょっと待ってなさい」
と窓を開けてくれ……
おばさまの言うとおり「素敵な陽光の下」で朝食を頂きました。こうやって食事が出てくる辺り、さすがは英国という感じです。
そうして、寝台列車の旅は終わり。これからは自転車が「足」として活躍することになります。
まず、「一目惚れした」英国版のモン=サン・ミッシェル「セント・マイケルズ・マウント」に向かいます。
引き潮になり始めた頃、馬に乗っている人たちを発見。城と馬が絵になるのは欧州の面目躍如です。
セント・マイケルズ・マウントをバックに愛車を撮影。2009年10月から自転車は様々な進化を遂げました。
等々、改修をしてくれたリストア屋さんには感謝をしてもしきれません。
さておいて、軽い散歩の開始です。
驚くほど真っ青な空の下、干潮で現れた「巡礼の道」を通ります。
島に上陸はしましたが、ここの観光は最終日と決め、早々と対岸に戻り宿に向かうことにしました。
実は宿の予約をした際に「寝台列車で朝にペンザンスに到着するから、朝のうちにチェックインしても構わないか」と電話をして了解を得ていたのです。
地図を頼りに宿(B&B:Bed and Breakfast, 寝室と朝食だけを提供する英国式の民宿)に到着すると「もう、あなたの部屋は準備してあるからチェックアウトまで好きに使っていいわ」言われて少し困惑。
とはいえ、荷物を置いてランズ・エンドに向かうのは嬉しい限り。シャワーを浴びて軽く着替えて、本格的なサイクリングが始まります。
次のエントリーでは、二度目のランズ・エンドの光景をご紹介です。
一週間にわたってお届けした、コーンウォール旅行記のインデックスです。
最初のエントリーが2年前だったこともあり、ようやく肩の荷が下りた感じです。
この調子でスイス旅行のインデックスも作らないといけませんねぇ……。
コーンウォール旅行記の最終日。夜行列車ではなく、普通に5~6時間ほど掛けて電車で帰ることになります。10日に「敢えて上陸しなかった」セント・マイケルズ・マウントを観光してから帰ろうという心づもりですが、その前に英国ならではの「ブリティッシュ・ガーデン」。公共の公園を見ることにしました。
コーンウォール地方はグレートブリテン島で最も温暖な地域に所属しているため、植生がロンドンと異なります。
こういった花壇の作り込みは、流石はガーデニングの本場です。
石垣にも色とりどりの花が植えられていて、日本の庭園とは全く違った趣です。
そんな庭園を我が物顔で黒猫が闊歩していました。というよりも、猫の優雅なひとときをこちらが邪魔したような感じです。
そうして、この旅行の大本命であるセント・マイケルズ・マウントに向かう事にしました。
その行き先を示すかのように、海鳥が欄干に止まっていました。
(続きます)
セント・マイケルズ・マウントを背景に、当時使っていたヴィンテージもののランドナー。様々なパーツが外れ、貧相なロードバイクのような装備ではありましたが……。 時間はB&Bのチェックインの時間になりました。ひとまず荷物を置きに行きます。
英国ではB&B(Bed and Breakfast)と呼ばれる寝床と朝食だけを提供する民宿が結構メジャーな宿泊手段として存在。この日泊まる事になった宿もそのご多分に漏れず民家をそのまま改装したようなアットホームな宿でした。
宿に自転車を駐車し、一息ついたところでペンザンスの街を歩いていきます。坂のある港町というのは、道の隙間から海が見えるので大好きです。
ランズ・エンドに向かう途中に360度の大パノラマを見た分、逆に人々の生活が息づく街の風景が新鮮な光景に見えました。
アンティークショップの飾りにもヒトデやカモメを配置しており、港町のセンスを感じさせます。
ベーカリーで見かけた、この地方名物の食べ物コーニッシュパイ。中には鳥とコーンをクリームソースで煮込んだものが入っており、この大きさ。おやつどころか夕食に間に合うものでした。
別の角度から見るセント・マイケルズ・マウント。島というか、要塞みたいな形で、清教徒革命の内乱の頃には実際に要塞として使われていたようです。
(続きます)
今まで書きたいと思っていたコーンウォール旅行記をついに書きます。その走りを書いたのは何と2011年の6月20日。2年も経過していました。
ペンザンス駅に到着し、最初に向かったのはセント・マイケルズ・マウント(St.Michael's Mount)。英国版のモン・サン=ミッシェルと言うべき代物で、潮の満ち引きで島への入り口が現れるところまで本家と同じ。(そもそも、名前自体もモン・サン=ミッシェルの英語読みです) ここはじっくりと訪れる事に決め、まずは目標である「西の果て」を目指します。
ペンザンス港。段々と雲が晴れていきます。
こちらはペンザンスの目抜き通り。港町だけあって、坂が多かったのが印象的でした。ここから目指すランズ・エンドまでは16マイル程度。自転車の足取り軽く進んでで行きます。
とにかく信じられない光景でした。360度、見渡す限りの地平線。大パノラマが広がっているのです。
結構なアップダウンがあったものの、道以外は草原と青空のみ。このサイクリングコースは、自転車の理の天国です。そうして、2~3時間も走り……
グレートブリテン島の最西端であるランズ・エンド(Land's End:地の果て)に到着しました。
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