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redmineのチケット/かんばんによる買い物リスト管理。

むような出費を抑えるため、唐突にやってくる衝動買いにも耐えられるため、こういう管理が必要だと改めて思いました。

redmineの肝となるチケット、様々なissue(チケット)がどの状態にあるかをkanban(agile)プラグインでこのように一瞥できるようにしています。

これによって、

  • 予約日が近づいているものがないか
  • 優先的に購入するものはないか

を把握できるようになっています。

チケット個別でも

「いつ」「どこで」「何を」「いくら」使ったかを記録しているのですが……

記録することで逆に数値が可視化される恐怖が出てくるわけで。

NextCloudを利用してのフィードバック。

自身のオンプレ環境にNextcloudを運用するようになって一ヶ月ちょっと。

思ったことを少し述べます。

よかったこと

画像ファイルの保存

スマートフォン/iPadで保存したファイルを逐次アップロードしてくれる安心感は本当に素晴らしいです。しかも、自宅内NWでのみアップロードする環境なので不要な通信を抑えられます。

自動タグ付けによる取り回し

アプリ「recognize」のおかげで、ある程度の画像の分類をしてくれるようになりました。

やや難点

「統合的」に用いることはできない

  • カレンダー
  • ノート
  • スケジュール

など、様々なアプリが用意されていますが、それ専門に特化したWebサービスには及ばないという印象。ToodleDoなどのようにToDoの繰り返し登録などがあれば良かったのになと思います。

自動タグ付けのCPU消費

機械学習によるタグ付けは、それだけでCPUを激しく消費します。特に、画像を大量登録していた移行期〜3週間ほどはロードアベレージが7〜8を超えていてヒヤヒヤものでした。

今後の展望

「Dropboxから安全に移行できるか」が鍵になります。そうなると、ディスクの冗長化や一層のセキュリティ対策が求められるので、課題は続きます。

Nextcloudにアプリ『Quick Notes』を導入。

使い勝手を試してみます。

導入

Redmineのプラグインと異なり、NextcloudのアプリはWeb管理画面から行うことができます。

管理メニュー→アプリへと移動します。

検索などで「Quick Notes」を検索します。

アプリを有効化します。

「ダウンロードして有効にする」をクリックします。このとき、管理者パスワードを訊かれるので入力後に「Confirm」をクリックします。

有効化後、

トップページに「Quick notes」が出てきます。

アプリ外観

インストール直後は当然ながら、右側の所にはなにもありません。「+ New note」をクリックします。

Google Keepのような入力画面。写真も添付できますが、NextCloud上のものしか添付できません。

ファーストインプレッション

Google KeepのようでGoolge Keepでないというのが第一印象でした。特に、デフォルトでは自動セーブされない(更新したい場合はSaveを推す必要がある)のは結構違和感があります

なので、Settingsで

このチェックを外して自動セーブをデフォルトにするのがいい感じになりそうです。

そして、

  • 書いた文章の全てが表示される
  • ノート覧が左に表示される

のはKeepにない強み。

とはいえ、「Google Keepの代替になり得るか」に関しては現時点ではNo。今後の運用を見つけていく形です。

redmine: knowledgeプラグインの画像アップロード時のエラーを解消。

半年ぐらいの問題が解決しました。

環境

  • redmine 4.2.4
  • Linux Mint 20.03
  • Apache 2.4.54
  • mysql 8.0.31
  • redmine_knowledgebase 4.1.1
  • ruby 2.70-p0
  • redmineディレクトリ /var/lib/redmine
  • redmineログディレクトリ /var/log/redmine

事象:

  1. knowledgebaseプラグインを用いて記事を発行します。
  2. 画像をアップロードします。
  3. 「作成」をクリックすると 500 internal server errorになります。

エラーになるものの、元のページに戻ると記事は作成されているため割と放置していました。

とはいえ、記事を発行するたびにエラーが発生するのはストレスフル。今回、その事象を解決までこぎ着けます。

調査

production.logを発行します。

tail -f /var/log/redmine/production.log

上記ログを流しながら、現象を再現させます。

その結果、以下のログに突き当たりました。

Completed 500 Internal Server Error in 1091ms (ActiveRecord: 869.6ms)

ActionView::Template::Error (undefined method `thumbnail_path' for #<#<Class:0x0000564f87f6a428>:0x0000564f87600360>
Did you mean?  thumbnail_tag
               thumbnail_url):
    1: <h1><%= l(:label_new_article) %>: <%= link_to(h(@article.title), @article_url) %>
    2: (<%=h @article.category.title %>)</h1>
    3: 
    4: <% if thumb = get_article_thumbnail_url_absolute( @article ) %>
    5:   <p><img src="<%= thumb %>" alt="[Thumbnail]"></p>
    6: <% end %>
    7: 

このエラーで検索したところ、そのものズバリの記事が書かれています。

https://github.com/alexbevi/redmine_knowledgebase/pull/394/commits/fe9d5952058649d457cec8118f50e4ee14690b40

これを元に解決させていきます。

手順

全て管理者権限で実施しています。

ディレクトリに移動します。

cd /var/lib/redmine/plugins/redmine_knowledgebase/app/helpers

修正するファイルのバックアップを取ります。

cp -pi /var/lib/redmine/plugins/redmine_knowledgebase/app/helpers/knowledgebase_helper.rb /hoge/knowledgebase_helper.rb.org

差分の通りファイルを修正します。

vi /var/lib/redmine/plugins/redmine_knowledgebase/app/helpers/knowledgebase_helper.rb
ファイル差分

(上述したバージョンであれば184行目)

     thumb = get_article_thumbnail( article )

     if thumb
-      return "#{Setting.protocol}://#{Setting.host_name}#{thumbnail_path(thumb)}"
+      return polymorphic_url(thumb, :host => Setting.host_name, :protocol => Setting.protocol)
     else
       return ''
     end

修正したファイルを反映させます。

cd /var/lib/redmine
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2.service

対応後の修正を確認

  1. knowledgebaseプラグインを用いて記事を発行します。
  2. 画像をアップロードします。
  3. 「作成」をクリックしてもエラーが発生しないことを確認します。

Nextcloudのバージョンアップ。

WordPressと変わらない操作感でバージョンアップを行うことができました。

操作手順

NextcloudのWeb画面にログインし、「Administration settings」をクリックします。

更新できることを確認します。

アップデーターを開きます。

「アップデーターを開く」をクリックします。

アップデートを開始します。

「Start update」をクリックします。

どの段階まで進んだかを示してくれる親切設計でした。(写真を大量に保管しているのでバックアップ作成はかなりの時間がかかりました)

メンテナンスモードを解除します。

「Disable maintenance mode and continue in the web based updater」をクリックします。

「アップデートを開始」をクリックします。

何も問題がなければ、Nextcloudの管理者にログインされた状態でページが切り替わります。

アップデート後の後処理を行います。

アップデート対象に「Themes」が含まれていたので、背景が真っ白になっていました。これを修正するため再び「Administation settings」に進み、テーマをクリックします。

Background and login imageをクリックして任意の画像に置き換えます。

この後、「概要」をクリックすることで

「最新版です」となっていることを確認しました。

Elasticsearchバージョンアップ後、サービス起動せず全文検索できない件について

前提

Linux Mint 20.3でGrowiを運用しています。

現象

aptによるアップデート後、Growiで全文検索ができない現象が発生しました。

状況把握

[root@chisato.lyco.reco ~]# systemctl status elasticsearch.service 
● elasticsearch.service - Elasticsearch
     Loaded: loaded (/lib/systemd/system/elasticsearch.service; enabled; vendor preset: enabled)
     Active: failed (Result: exit-code) since Sun 2022-10-30 19:06:41 JST; 1 day 1h ago
       Docs: https://www.elastic.co
    Process: 983 ExecStart=/usr/share/elasticsearch/bin/systemd-entrypoint -p ${PID_DIR}/elasticsearch.pid --quiet (code=exited, status=1/FAILURE)
   Main PID: 983 (code=exited, status=1/FAILURE)

10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor$Worker.<init>(ThreadPoolExecutor.java:637)
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor.addWorker(ThreadPoolExecutor.java:928)
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor.processWorkerExit(ThreadPoolExecutor.java>
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor.runWorker(ThreadPoolExecutor.java:1158)
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor$Worker.run(ThreadPoolExecutor.java:642)
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/java.lang.Thread.run(Thread.java:1589)
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd-entrypoint[983]:         at java.base/jdk.internal.misc.InnocuousThread.run(InnocuousThread.java:186)
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd[1]: elasticsearch.service: Main process exited, code=exited, status=1/FAILURE
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd[1]: elasticsearch.service: Failed with result 'exit-code'.
10月 30 19:06:41 chisato.lyco.reco systemd[1]: Failed to start Elasticsearch.

→ この後、

systemctl restart elasticsearch.service 

を行っても起動しません。この事象を解決したときのメモです。

原因調査

cat /var/log/elasticsearch/elasticsearch.log 
(中略)
java.lang.IllegalArgumentException: Plugin [analysis-icu] was built for Elasticsearch version 7.17.6 but version 7.17.7 is running

を発見しました。ElasticSearchをバージョンアップしたのに、動いてるプラグインが対応しきれなかったためエラーになったようです。

対処

以下のコマンドを実行しました。

/usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin remove analysis-icu
/usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install analysis-icu
/usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin remove analysis-kuromoji
/usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install analysis-kuromoji
# 問題を起こしているプラグインの削除→再インストールを実施

systemctl restart elasticsearch.service

対処確認

 systemctl status elasticsearch.service 
● elasticsearch.service - Elasticsearch
     Loaded: loaded (/lib/systemd/system/elasticsearch.service; enabled; vendor preset: enabled)
     Active: active (running) since Mon 2022-10-31 21:23:02 JST; 23s ago
       Docs: https://www.elastic.co
   Main PID: 5424 (java)
      Tasks: 94 (limit: 9199)
     Memory: 768.5M
     CGroup: /system.slice/elasticsearch.service
             ├─5424 /usr/share/elasticsearch/jdk/bin/java -Xshare:auto -Des.networkaddress.cache.ttl=60 -Des.networkaddress.cache.negative.ttl=10 -XX:+AlwaysPreTouch -Xss1m -Djava.awt.headless=true -Dfile.encoding=UTF-8 -Djna.nosys=true>
             └─5617 /usr/share/elasticsearch/modules/x-pack-ml/platform/linux-x86_64/bin/controller

10月 31 21:22:38 chisato.lyco.reco systemd[1]: Starting Elasticsearch...
10月 31 21:23:02 chisato.lyco.reco systemd[1]: Started Elasticsearch.

で、正常に起動したことを確認できました。

mod_securityで検知したIPの自動遮断。

ここから更に改良を加えました。

やりたいこと

  • 上記抜き出したIPアドレスのリストを日々統合する。
  • 自動的にmod_securityのnegativeリストに入れる。
  • その上で普段アクセスしているIPアドレスを除外して偽陽性から逃れる。

前提

以下を導入済みです。

  • Mod_security
  • Apache 2.4.1
  • Redmine 4.2
  • ログの格納先は /var/lib/redmine/log/

手順

全て管理者権限で実施しました。

ログを格納するディレクトリを作成します。

mkdir /var/lib/redmine/log/suspicious_ip

自動実行するスクリプトを作成します。

cd /hoge/
vi negativelist_add.sh
スクリプト内容
#!/bin/sh

SHELL=/bin/sh
PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin

cd /var/lib/redmine/log
cat error.log | awk 'match($0,/[0-9]+\.[0-9]+\.[0-9]+\.[0-9]+/) { print  substr($0, RSTART, RLENGTH) }' | sort | uniq > /var/lib/redmine/log/suspicious_ip/suspicious_ip.`date +%Y%m%d`
chown www-data:www-data /var/lib/redmine/log/suspicious_ip/suspicious_ip.`date +%Y%m%d`
cat /var/lib/redmine/log/suspicious_ip/suspicious_ip.2* |sort |uniq > /var/lib/redmine/log/suspicious_ip_all.txt
cat suspicious_ip_all.txt > /etc/apache2/sites-available/negativelist.txt
chown www-data:www-data suspicious_ip_all.txt
sed -i  /除外したいIPアドレス/d /etc/apache2/sites-available/negativelist.txt

スクリプトに実行権限を設定します。

chmod +x negativelist_add.sh

Apacheの設定ファイルを編集します。

ここでは/etc/apache2/sites-available/redmine-le-ssl.conf にコンフィグを作成済みです。

cd /etc/apache2/sites-available
cp -pi redmine-le-ssl.conf redmine-le-ssl.conf.bak
vi redmine-le-ssl.conf
設定ファイル内容
<VirtualHost _default_:80>
servername [redmineのドメイン名]
 RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTPS} off
        RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</VirtualHost>
<VirtualHost _default_:443>
servername [redmineのドメイン名]
CustomLog /var/log/redmine/access.log combined
ErrorLog /var/log/redmine/error.log
Alias /redmine /var/lib/redmine/public

# Mod Security
SecRuleEngine On
## ModSecurity有効化
SecRequestBodyInMemoryLimit 524288000
SecRequestBodyLimit 524288000
## ファイルのアップロードをできるようにします。
SecRuleRemoveById 949110
SecRuleRemoveById 941310
SecRuleRemoveById 980130
SecRuleRemoveById 911100
SecRuleRemoveById 200002
SecRuleRemoveById 200003
SecRuleRemoveById 200004
SecRuleRemoveById 959100
## 上記を無効化しないとチケット更新時にエラーとなりました(偽陽性)ため、上記ルールを除外します。
    SecRule ARGS:modsecparam "@contains test" "id:4321,deny,status:403,msg:'ModSecurity test rule has triggered'"
## テスト用の検知パラメータを付け加えます。

## Negativelist
SecRule REMOTE_ADDR "@pmFromFile negativelist.txt" "phase:1,id:2,deny,msg:'Negativelisted IP address'"

# /etc/apache2/sites-available/negativelist.txt に記載されたIPアドレスを自動的に遮断します。

<Location /redmine>
PassengerBaseURI /redmine
PassengerAppRoot /var/lib/redmine
Require all granted
<RequireAll>
    Require all granted
</RequireAll>
</Location>

  SSLEngine on
    Protocols h2 http/1.1
    Header always set Strict-Transport-Security "max-age=63072000"


SSLCertificateFile [let's encryptが指定した証明書ファイルのパス]
SSLCertificateKeyFile [let's encryptが指定した秘密鍵ファイルのパス]

#Include /etc/letsencrypt/options-ssl-apache.conf

        RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTP_HOST} ^samplehoge\.hogehoge
        RewriteRule ^/$ https://samplehoge.hogehoge/redmine/ [R]

</VirtualHost>

SSLProtocol             all -SSLv3 -TLSv1 -TLSv1.1
SSLCipherSuite          ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384:ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384:ECDHE-ECDSA-CHACHA20-POLY1305:ECDHE-RSA-CHACHA20-POLY1305:DHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:DHE-RSA-AES256-GCM-SHA384
SSLHonorCipherOrder     off
SSLSessionTickets       off

SSLUseStapling On
SSLStaplingCache "shmcb:logs/ssl_stapling(32768)"

設定を反映します。

apache2ctl configtest
# Syntax OKを確認します
systemctl restart apache2

crontabで自動実行できるようにします。

crontab -e

追記内容

0 8 * * * /hoge/negativelist.sh

これで、以下の動きができるようになります。

  • アクセスログ(エラーログ)に従ってIPアドレスの抜き出し
  • 重複を抜き出し、その日にアクセスされた不審なIPアドレスを記載する。
  • 蓄積されたIPアドレスを全て統合。重複を抜き出しネガティブリストに上書きする。
  • そこから普段アクセスしているIPアドレスを削除する。

Nectcloud recognizeアプリ導入後のOPcacheの設定。

発生した事象

Nextcloudにアップロードされた画像をタグ付けしてくれる「recognize」アプリを使っています。

それを用いて運用したところ、以下のエラーに出くわしました。

発生画面

メニュー > Administration settings > 概要

  • PHP OPcacheモジュールが正しく設定されていません。詳細はドキュメントを参照してください。
    • 「OPcacheのインターン文字列バッファーがまもなく一杯になります。全てのスクリプトをキャッシュに保管できるようにするには、opcahe,interned_strings_bufferの値を8より多い値で、PHP設定に適用することを推奨します。

これを放置していったところ、Webサービスが止まり、SSHにも接続できなくなりました。そのため、以下の対処を施しました。

前提:環境

以下の環境で動いています。

  • Ubuntu 20.04
  • Apache 2.4.54
  • PHP 7.4.32

※snapは使わず、オンプレで構築しました。

また、Opcacheモジュールは設定済みです。

対処

以下、管理者権限で実施しています。

mkdir /etc/old
cd /etc/php/7.4/mods-available
cp -pi opcache.ini /etc/old/opcache.ini.`date +%Y%m%d`
vi opcache.ini
設定内容
opcache.interned_strings_buffer=16
; 8 → 16に修正

設定反映

apache2ctl configtest
# Syntax OK を確認します
systemctl restart apache2

反映確認

メニュー > Administration settings > 概要

へと進みます。

「全てのチェックに合格しました。」

を確認します。

余談:recognizeアプリの注意点

万単位のファイルを既にインポートしたため、画像認識とタグ付けのためにかなりのCPUリソースを消費します。(平均オーバーロードが7を超えるときもありました)
そのため、zabbix等で負荷を監視している場合は認識中は閾値を上げておく等の対処が必要です。

Ubuntu 20.04にNextcloudをインストール。

Dropboxのようにファイルを保存できて、各種アプリ(プラグイン)で様々な機能を拡張できるOSS、Nextcloudをインストールしました。

このエントリーで行うこと

  1. nextcloud用のphpモジュールを入れる
  2. nextcloudに即したデータベースを入れる
  3. apache設定ファイルを作成する
  4. 設定反映を行い、初期画面を出す。

インストールしたハードウェア

この、2台目のChuwi Herobox Proです。redmineのデータ同期サーバのデータをマウントするために選びました。

前提

以下が導入済みです。

  • Ubuntu 20.04
  • Apache 2.4 (2.4.41)
  • mysql 80 (8.0.30)
  • php 7.4 (7.4.32)
  • nextcloud用のドメインを設定していること
  • サーバ証明書 (Let's Encryptワイルドカードを用いました)

手順

全て管理者権限で実施しました。

phpの追加モジュールをインストールします。

sudo apt install php7.4-{opcache,pdo,bcmath,calendar,ctype,fileinfo,ftp,gd,intl,json,ldap,mbstring,mysqli,posix,readline,sockets,bz2,tokenizer,zip,curl,iconv,phar,xml}

systemctl restart apache2

データベースを作成します。

mysql -u root -p
CREATE USER 'nextcloud'@'localhost' IDENTIFIED BY 'パスワード';
CREATE DATABASE IF NOT EXISTS nextcloud CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_general_ci;
GRANT ALL PRIVILEGES ON nextcloud.* TO 'nextcloud'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;

ファイルをダウンロードして配置します。

導入したサーバは/homeディレクトリを別SSDにマウントしているため、以下のようにしました。

wget https://download.nextcloud.com/server/releases/latest.zip
unzip latest.zip /home/www-data
chown -R www-data:www-data /home/www-data/nextcloud

設定ファイルを作成します。

mkdir /var/log/apache2/nextcloud
chown -R www-data:www-data /var/log/apache2/nextcloud
vi /etc/apache2/sites-available/nextcloud.conf

設定ファイルの内容

<VirtualHost _default_:80>
 ServerName [公開するドメイン名]
 RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTPS} off
        RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
 CustomLog /var/log/apache2/nextcloud/access.log combined
 ErrorLog /var/log/apache2/nextcloud/error.log
</VirtualHost>

<VirtualHost _default_:443>
 ServerName [公開するドメイン名]
 CustomLog /var/log/apache2/nextcloud/ssl_access.log combined
 ErrorLog /var/log/apache2/nextcloud/ssl_error.log
  SSLEngine on
  Header always set Strict-Transport-Security "max-age=15552000; includeSubDomains"
    SSLProtocol All -SSLv2 -SSLv3  -TLSv1
     SSLCipherSuite ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384:ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384:DHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:DHE-DSS-AES128-GCM-SHA256:kEDH+AESGCM:ECDHE-RSA-AES128-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES128-SHA256:ECDHE-RSA-AES128-SHA:ECDHE-ECDSA-AES128-SHA:ECDHE-RSA-AES256-SHA384:ECDHE-ECDSA-AES256-SHA384:ECDHE-RSA-AES256-SHA:ECDHE-ECDSA-AES256-SHA:DHE-RSA-AES128-SHA256:DHE-RSA-AES128-SHA:DHE-DSS-AES128-SHA256:DHE-RSA-AES256-SHA256:DHE-DSS-AES256-SHA:DHE-RSA-AES256-SHA:AES128-GCM-SHA256:AES256-GCM-SHA384:AES128-SHA256:AES256-SHA256:AES128-SHA:AES256-SHA:AES:CAMELLIA:DES-CBC3-SHA:!aNULL:!eNULL:!EXPORT:!DES:!RC4:!MD5:!PSK:!aECDH:!EDH-DSS-DES-CBC3-SHA:!EDH-RSA-DES-CBC3-SHA:!KRB5-DES-CBC3-SHA
    SSLCertificateFile /etc/certs/ssl.crt
    # 証明書のファイルパス
    SSLCertificateKeyFile /etc/private/ssl.key
    # 秘密鍵のファイルパス

    DocumentRoot /home/www-data/nextcloud
    <Directory /home/www-data/nextcloud>
        Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
        AllowOverride All
        Require all granted
    </Directory>

</VirtualHost>

設定を反映します。

a2ensite nextcloud.conf
apache2ctl configtest
# Syntax ok を確認します
systemctl restart apache2

起動確認

ブラウザから設定したドメインにアクセスします。

アクセス後、ガイドに従い

  • 管理者アカウント
  • パスワード
  • データベース情報

を設定後、以下の画面が出てくれば成功です。

PHPの再インストール。(混在環境の改善)

こちらの続きです。

  • システム内にPHP 7.4と8.1が混在
  • 一部をアップグレード対応しても満足に動かない

パターンがあったので、完全削除を対応しました。

手順

PHPの完全削除

apt-get --purge autoremove php*

これにより、設定ファイルを含めてPHPが削除されました。

PHP7.4インストール

add-apt-repository ppa:ondrej/php
aptitude update
aptitude upgrade

apt install php7.4

apt install php7.4-{opcache,pdo,bcmath,calendar,ctype,fileinfo,ftp,gd,intl,json,ldap,mbstring,mysqli,posix,readline,sockets,bz2,tokenizer,zip,curl,iconv,phar,xml}


設定反映

systemctl restart apache2

その後、正常に上がっていることを確認。

[--purge]オプションで完全に削除するのを失念していました。

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