カテゴリー: ソロプレイ

ボードゲーム『アナクロニー』感想。

金・土に渡ってご紹介した『アナクロニー』収納。劇的にセットアップ時間が短縮されたので、早速、プレイすることにしました。

時空移動が可能になってしまったが故に近い将来の破滅が明らかとなったディストピアな地球の首都を舞台に、様々な資源を地球や未来から集めて脱出に必要な施設・資源を獲得していくというのがゲームの目的。

  • テーマと一致したゲームシステム
  • 各種プレイヤーキャラクターによる幅の広い戦略
  • 運の要素も絡む恐ろしく高いリプレイ性
  • アートワークと(拡張の)ミニフィギュアが織りなす没入性
  • 戦略通りに動け、大量得点を獲得できたときの爽快感

等が特に素敵な超重量級ボードゲームです。

広大なマップと冗長な個人ボード、そして覚えることがたくさんのルールなどが行く手を阻みますが、それを乗り越えた先に待っているのは、緻密なゲームプランニングと上手な資源のやりくりが必要とされる、やはりディストピアなゲームでした。

このゲーム、いわゆるワーカープレースメントとなっていますが、下記のシステムが特徴的です。

  • 地球(メインボード)でアクションを行うにはエグゾスーツと呼ばれるロボットが必要。
  • このロボットはワーカーがいないと操ることはできない。※
  • ロボット自体、1ターンで使い切りなので充電が必要。
  • ロボットが不要な個人ボードのアクションスペースを作るにはロボットで地球に出て資源を集めて建設する。
  • ワーカー自体を調達するにも基本的にはロボットに乗り込んで調達。
  • ワーカーは基本的に使った後は疲弊状態となり次のターンで使えない。
  • → 再利用するには水を飲ませて回復させたり強制労働で叩き起こす必要あり。

※固有能力や拡張によって無視されるケースもあります

何よりこのゲームを特徴付けるのが、「未来から資源を前借りできる」というシステム。建築に必要な素材はもちろん、水やワーカー、はては充電済みのエグゾスーツに至るまで未来の自分から借りられます。

ですが、借りすぎるて首が回らなくなるというのは世の常。借りた資源はタイムトラベル用の施設を作って過去に送り返さないと、ツケとして時空異常空間なるものが強制的に配置されます。

貴重な建築スペースを占有し、解消するにはより多くの資源とワーカーそのものを犠牲にしなければなりません。(マイナス勝利点のおまけ付き!)

反面、無事に返済できれば追加の勝利点が待っています。(クレジットカードで買い物をしたときに得られるポイントのようなもの。尤も、本ゲームでは勝利点で買い物はできませんが)

本ゲーム、ターンが進んでいくと地球に小惑星が衝突し、いよいよ終局へ向かいます。このとき、脱出に必要な条件が揃っていると、恐ろしく高い勝利点をたたき出せるので、これが実質的な勝利条件。

この条件も勢力によって異なります。(中には先述した時空異常空間を2つ作るというものも)

やることも多く、資源もシビアなものの、各勢力の脱出条件に満たすような行動ができるようになっていますから、戦略の方針は立てやすい方です。

ソロプレイは専用のボードとエグゾスーツを用います。ダイスとチップを合わせることで、ワーカープレースメント特有のアクションスペースを先取りされる緊張感が生まれています。

広いゲームスペースが必要で膨大なコンポーネントと格闘し、一つ一つの行動が重いので人は選びます。

ですが、全てのアクションがアイコンで示されているので覚えてしまえばサクサク進めます。

先述したリプレイ性、テーマ、没入感による快感は「これぞ重ゲー」と呼ぶにふさわしいものでした。

思考の再整理としてのボードゲーム。(『ニュートン』ソロゲーム

今週はドハマリした構築やらドキュメント整理などで本当に仕事で頭が煮え立ちました。大量の情報に惑わされ、自分の立ち位置というか、目的が不明になったことも多数。

そんな自身の「ロードアベレージ」を下げていくため、まずは系統立てて頭を再整理する必要があるなぁと思って帰宅してプレイしたのが前に収納を紹介した『ニュートン』

机を模したアクションボードにカードを置き、そのアイコンに相当する行動――

  • 講義
  • 技術
  • 業績
  • 研究

を行い、偉大なる科学者達への路を探求していきます。上記行動、一見バラバラですが

  • 研究を行うためには旅をして見聞を広げる必要がある
  • 旅にも研究にもお金がかかるので業績をアピールする
  • 旅や研究の効率を上げるため技術を向上させる
  • 講義を受けて、よりよい行動を取れるようにする

と、密接に絡み合い、一つの目的――「高い評価(勝利点)」へと集約されます。

また、終盤になると一気に成果が上がっていく様は地道な研究が華々しい成果となるようです。

上記、最初は「あー、今回失敗したな」思いながらも70点以上と満足いく点数になりました。

写真映えのあまりしない茶色いコンポーネントに一、二回程度ではコツが分からない初見殺しのルール。

なのに、「手持ちの状況や全体の盤面で最良となる行動を把握し、細かいシナジーで成果を出す」ってのは、普段の仕事の頭の使い方として、非常に役立つなぁと思った次第です。

百均グッズによるボドゲ収納『ニュートン』の整理。

専用オーガナイザーのプロが設計したフィット感は流石ではありますが、工夫でどうにか収納できるゲームもあります。

今日のテーマはそんな「どうにかなった」作品、『ニュートン』の話です。

プレイヤーは研究者となって欧州各地を周遊し、発明や研究をしていくというゲーム。

「机を模した個人ボードにアクションカードを置く」だけなのに、様々なアクションが絡み合い、細かなシナジーの積み重ねで勝利点が加速していくさまはえもいわれぬプレイ感です。

そんなお気に入りのゲームが無事に整理できました。

個人コンポーネント

このグッズがあったから整理が成立したと言っても過言ではありません。もとはといえばピルケース。

  • 旅路コマ
  • 研究者コマ
  • 旅人コマ
  • ディスク
  • 個人アクションカード

全てが過不足なく収納できたのには感動。ゲーム開始時に一式をポンと渡すだけの気軽さとコンパクトさは他の追随を許しません。

アクションカード

このサイズのカードは本型のケースがピッタリと経験上分かっていますが、特にこのゲームには調和しています。

タイル・トークン類

宝箱だったりトランクだったり。細かなトークン類が多いこのゲームでは分割型ピルケースが重宝します。

最後にまとめて

一つの箱には収まりました。こういうある程度余裕があるコンポーネントならまだ自分でどうにかなるので、専用とは使い分けです。

ボードゲーム『テラフォーミング・マーズ』ソロモードをプレイしました。

連投です。ルールを把握した上、専用オーガナイザーまで導入したテラフォーミング・マーズ。今まで積んでた分、減価償却するかのようにのめり込んでいます。

箱から取り出し、セットアップしていった結果。通常の複数人と異なり

  • 中立の都市と森が2個ずつ配置された状態でスタート
  • 初期TRは14
  • 称号、褒賞は使わない

に加え、「14世代で全てのグローバルパラメータ(気温/海洋/酸素)を最大値まで上げないと敗北」という、かなり厳しい制約があります。そんな厳しい制約下、4回ぐらいのチャレンジでようやくクリアしたのが先週末。

それからアプリでプレイのコツや処理を学んだことが功を奏して、今朝も無事にクリアしました。選んだ企業は優良企業筆頭〔エコライン〕。

とはいえ、他のプロジェクト後からも借りてギリギリ14世代目に地球化に成功できたのでヒヤヒヤものでした。特にこの《ダイモス落とし》で気温を一気に三段階上げられたのが助かりました。

総じて思ったことは

  • 「規定ターンでのクリア」が至上命題である以上、各資源の安定供給が肝
  • 勝利点は後から考える
  • 引きはもちろん、カードの取捨選択が大事

なので、「一人でも遊べるTCG」というのが正直な印象でした。

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