月: 2024年12月

Redmine View Cutomizeを用いてアイコンを拡大表示させる。

概要

アイコンの画像にマウスを近づけたとき、

アイコンを拡大表示させるためのView_Customizeのスクリプトです。

前提

  • Redmine View Customize がインストールされていること。
  • Redmine 5.1で動作を確認しています。

手順

画面移動

  1. Redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理>表示のカスタマイズに移動します。

カスタマイズ作成:JavaScript

表示のカスタマイズに移動後、「新しい表示のカスタマイズ」をクリックします。

以下の通りに入力します。

  • パスのパターン
  • 空白
  • プロジェクトのパターン
  • 空白
  • 挿入位置
  • 全ページのヘッダ
  • 種別
  • JavaScript

コード

$(document).ready(function() {
// gravatarクラスを持つ画像にホバーイベントを追加
$('img.gravatar').hover(
function() {
$(this).css({
'transform': 'scale(1.5)', // 拡大率
'transition': 'transform 0.3s ease' // 拡大のスムーズなアニメーション
});
},
function() {
$(this).css({
'transform': 'scale(1)', // 元のサイズに戻す
'transition': 'transform 0.3s ease' // 縮小のスムーズなアニメーション
});
}
);
});
  • コメント
  • 任意「アイコンのホバー表示(javascript)」など
  • 有効
  • チェック
  • プライベート
  • チェックを外す

設定後、保存をクリックします。

カスタマイズ作成:CSS

表示のカスタマイズに移動後、「新しい表示のカスタマイズ」をクリックします。

以下の通りに入力します。

  • パスのパターン
  • 空白
  • プロジェクトのパターン
  • 空白
  • 挿入位置
  • 全ページのヘッダ
  • 種別
  • CSS

コード

/* gravatarクラスを持つ画像のスタイル */
img.gravatar {
transition: transform 0.3s ease; /* スムーズなアニメーション */
cursor: pointer; /* ポインタを表示 */
}
  • コメント
  • 任意「アイコンのホバー表示(CSS)」など
  • 有効
  • チェック
  • プライベート
  • チェックを外す

設定後、保存をクリックします。

動作を確認します。

上記設定後、チケット詳細などのアイコンが表示されているページに遷移します。

冒頭のようにマウスカーソルを近づけた際に拡大されれば設定は完了です。

Redmine 5.1にWikiエディタのフルスクリーンモードを追加するプラグイン。

概要

RedmineのWiki編集ページを他のマークダウン対応エディタのようにフルスクリーンモードを追加します。

動作を確認した環境

  • Ubuntu 22.04 / 24.04
  • Redmine 5.1
  • Apache 2.4

さっくりとした手順

  1. Redmineのプラグイン配置ディレクトリに移動します。
  2. git cloneを行います。
  3. Webサービスを再起動します。
  4. 動作を確認します。

Redmine プラグイン配置ディレクトリに移動

cd /home/www-data/redmine && pwd

自分の環境に合わせます。

プラグインインストール

  • git clone
sudo -u www-data git clone https://github.com/sk-ys/redmine_wiki_fullscreen_editor
  • clone 確認
ls -ld redmine_wiki_fullscreen_editor

ディレクトリがあることを確認します。

Webサービス再起動

sudo systemctl restart apache2.service

動作確認

  1. Redmineに管理者権限でログインします。
  2. チケットやコメント編集など、任意のWiki編集画面を表示させます。
  3. 以下のように「フルスクリーン有効化」ボタンが出ればインストール完了です。

終わらせるときは右上の「フルスクリーン無効化」をクリックすれば解除できます。

Wasabi障害切り分け。

障害報告

2024/11/30 9:00頃 ~ 2024/11/30 11:20

筆者が運営しているサイト

で画像が見られない事象が発生しました。

原因

Wasabiクラウドストレージの全リージョンのネットワークトラブル。

原因追及の切り分け

「Webサイトにアクセスできるのに画像が表示されない」でした。

WebArena にs3プロトコルでwasabiクラウドストレージにマウントしており、

df -h

を行ってもマウント情報が見られなかったためです。

念のため

sudo umount /mnt/wasabi && sudo mount -a

を実行しましたがマウントされず。

次に、Webコンソールにログインを試み、何か情報があるかを確認。

→ ログインそのものができませんでした。

そこで思ったことは

  • 何らかの理由でWasabiクラウドストレージに障害が発生
  • 自分のアカウントが無効化された

の2つ。情報を見るためTwitterで検索をしたら、自分と同じような状況に陥っているアカウントを見つけて、前者であると判断。

そこから30分後。

https://status.wasabi.com

で全域での障害を確認しました。

後は復旧を待つだけという状態。

復旧後の確認

sudo umount /mnt/wasabi && sudo mount -a
df -h

でマウントされていることを確認。

念のため

sudo systemctl restart apache2.service

を行って冒頭の2サイトにアクセス。

画像が見られることを確認しました。

サーバ全体のストレージを安価なクラウドストレージにしていることが災いしました。

オフラインバックアップなどを考慮したいところです。

続・Ubuntuで特定のディレクトリに移動した際にカスタムメッセージを表示する。

こちらの記事に更に処理を付け加えました。

  • /etc/profile.d/cd.sh
# カスタムcd関数を定義
cd() {
# ビルトインcdコマンドの実行
builtin cd "$@" || return

# PWDに基づいて処理を実行
case "$PWD" in
"/etc/apache2/sites-available")
echo "注意: .confファイルのバックアップを取ること"
;;
"/var/log" | "/var/log/"*)
echo "注意: ログファイルを定期的にチェックすること"
;;
# 任意の作業ディレクトリを追加
"/home/hoge/work")
echo "作業ディレクトリに移動しています..."
new_dir="$(date +%Y%m%d)"
mkdir -p "$new_dir" && builtin cd "$new_dir"
;;
*)
# 他のディレクトリでは何もしない
;;
esac

# 現在のディレクトリを表示
pwd
}

付け加えた機能は

  • cd コマンド実行時、pwdを追加で行う。
  • /var/log 配下全てのディレクトリで 「注意: ログファイルを定期的にチェックすること」と表示されるようにしたこと。
  • 任意の作業ディレクトリに遷移した際、自動的にyyyymmdd形式のディレクトリを作り、更にそのディレクトリに移動する。

後は

sudo chmod +x /etc/profile.d/cd.sh
source /etc/profile.d/cd.sh

とすれば、運用時の注意点や作業ディレクトリの自動作成まで行ってくれます。

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