概要

先だってChatGPTが書いた

  1. IPアドレスを尋ねる
  2. IPアドレスそのままか、/24ごとブロックするか、/16ごとブロックするかを0~2で質問(空白エンターは0)
  3. 実行前に内容を確認する。yなら続行、nなら中止
  4. 1~2に沿ってufw deny処理を行う
  5. 「ルールを付け加えました。他のIPブロックしますか?」の分岐を出す。yなら1に戻る。nなら次の処理
  6. ufw reloadを行う
  7. 現在のブロック状況を出しますか? yならufw status numberedを表示。nなら終了メッセージを出す

このスクリプト、Bingが書くとどうなるかを試してみました。

Bingの出力結果

  • bing_ufw_deny.sh
#!/bin/bash

# ループフラグを設定
loop=true

# ループ開始
while $loop; do
    # IPアドレスを尋ねる
    echo "ブロックしたいIPアドレスを入力してください。"
    read ip

    # IPアドレスの形式をチェック
    if [[ $ip =~ ^[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}$ ]]; then
        # IPアドレスそのままか、/24ごとブロックするか、/16ごとブロックするかを0~2で質問
        # 空エンターは0
        echo "IPアドレスをそのままブロックする場合は0、/24ごとブロックする場合は1、/16ごとブロックする場合は2を入力してください。"
        echo "何も入力しない場合は0とみなします。"
        read option

        # オプションに応じてIPアドレスを変換
        case $option in
            1)
                # /24ごとブロックする場合
                ip=${ip%.*}.0/24
                ;;
            2)
                # /16ごとブロックする場合
                ip=${ip%.*.*}.0.0/16
                ;;
            *)
                # その他の場合はIPアドレスそのまま
                ;;
        esac

        # 実行前に内容を確認する。yなら続行、nなら中止
        echo "ufw deny from $ip to any を実行します。よろしいですか? (y/n)"
        read confirm

        if [[ $confirm == [yY] ]]; then
            # yならufw deny処理を行う
            sudo ufw deny from $ip to any
            echo "ルールを付け加えました。"
        else
            # nなら中止メッセージを出す
            echo "処理を中止しました。"
        fi

        # 「ルールを付け加えました。他のIPブロックしますか?」の分岐を出す。yなら1に戻る。nなら次の処理
        echo "他のIPをブロックしますか? (y/n)"
        read loop

        if [[ $loop == [yY] ]]; then
            # yならループフラグをtrueにして1に戻る
            loop=true
        else
            # nならループフラグをfalseにしてループを抜ける
            loop=false
        fi

    else
        # IPアドレスの形式が不正な場合はエラーメッセージを出す
        echo "正しいIPアドレスを入力してください。"
    fi

done

# ufw reloadを行う
echo "ufw reload を実行します。"
sudo ufw reload

# 現在のブロック状況を出しますか? yならufw status numberedを表示。nなら終了メッセージを出す
echo "現在のブロック状況を表示しますか? (y/n)"
read status

if [[ $status == [yY] ]]; then
    # yならufw status numberedを表示する
    sudo ufw status numbered
else
    # nなら終了メッセージを出す
    echo "スクリプトが終了しました。"
fi

体感として

Bingはネットワークアドレスの切り出しが素直です。

  • Bingの場合
        # オプションに応じてIPアドレスを変換
        case $option in
            1)
                # /24ごとブロックする場合
                ip=${ip%.*}.0/24
                ;;
            2)
                # /16ごとブロックする場合
                ip=${ip%.*.*}.0.0/16
                ;;
            *)
                # その他の場合はIPアドレスそのまま
                ;;
        esac
  • ChatGPTの場合
    # ネットワークアドレスに変換
    if [[ -n "$block_cidr" ]]; then
        if [[ $block_option == "1" ]]; then
            # /24で区切る場合
            network_address=$(echo $ip_address | cut -d'.' -f1-3)
            # CIDR表記の生成 (/24)
            cidr_notation="$network_address.0$block_cidr"
        elif [[ $block_option == "2" ]]; then
            # /16で区切る場合
            network_address=$(echo $ip_address | cut -d'.' -f1-2)
            # CIDR表記の生成 (/16)
            cidr_notation="$network_address.0.0$block_cidr"
        fi
    else
        cidr_notation="$ip_address"
    fi

と、シンプルになっています。

蛇足ですが、ChatGPTはこの処理にたどり着くまで5回ぐらいの錯誤を繰り返しました。

なので、このケースで言えばBingはよりユーザーの意図をくみ取ったと考えられます。

こちらの選択肢もあると分かったという収穫。