概要
こちらの「matomoとRedmineの連携」にて「view_customize_pluginで設定がうまくいなかった」件について、Redmine_jpの代表様から直々のコメントをいただきました。
View Customizeプラグインでのトラッキングコード挿入がうまくいかなかった件、matomoで生成したトラッキングコードから と の計2行を削除するとうまくいきそうな気がします。
アクセス解析システムmatomoとredmineの連携。コメント
これを元に設定を行いました。
実施した手順
さっくりとした手順
- SSHクライアントからベースファイルの切り戻しを行います。
- RedmineのWeb画面「表示のカスタマイズ」から再設定を行います。
- matomo管理画面からアクセス解析が有効であることを確認します。
前提
- Redmine上にview_customize_pluginが導入済みであること。
- (インストール方法については筆者管理の公開用Redmineで紹介しています)
- ウェブ解析システムmatomoが導入済みであり、対象Redmineのトラッキングコードを控えていること。
Redmineサーバで実施する作業
ベースファイルのバックアップから切り戻しを行います。
sudo cp -pi /path/to/backup/directory/base.html.erb.$(date +%Y%m%d --date '1 Day ago') /var/lib/redmine/app/views/layouts/base.html.erb
# 変数「date」でバックアップを取っているので、作業した日付に修正します
# 2日前なら'2 Days ago'、1週間前なら'1 Week ago'、3年前なら'3 Years ago'など応用が利きます
diff -u /path/to/backup/directory/base.html.erb.$(date +%Y%m%d --date '1 Day ago') /var/lib/redmine/app/views/layouts/base.html.erb
# バックアップと差分がないことで切り戻しを確認します
切り戻し後にWebサービスの再起動を行います。
sudo systemctl restart apache2.service
aystemctl status apache2.service
# 自分が使っているWebサービスに合わせます
Redmine管理画面で実施する作業
Redmineに管理者アカウントでログインします。
- 管理>表示のカスタマイズに進みます。
- 「新しい表示のカスタマイズ」をクリックします。
トラッキングコードを設定します。
- パスのパターン:空白
- プロジェクトのパターン:空白
- 挿入位置:全ページのヘッダ
- 種別:JavaScript
- コード:matomoで提示されたトラッキングコードから、「上部の<script>と下部の </script>を外したコード
設定後、「有効」にチェックを入れ「保存」をクリックします。
保存後、Redmineサイト内のページをいくつか表示させます。
Web解析システムmatomoで実施する作業
解析対象のRedmineで解析されていることを確認します。
今回の学び
- ダメだった手順を載せることに意義がありました。
- ソース修正の時に「ヘッダを確認する」のところで、「view_customize_pluginで設定済みの他のヘッダ」を確認すべきでした。そうすれば、設定の誤りに気づくことができました。