「十二分に楽しめるソロプレイ」だと判明です。
【概要】
プレイヤーは小さな町の長。限られた区画に資源を効率よく配置し、よりよい町を作っていきます。
資源を集めることで建物を建築。それらの建物は何を必要とするかの設計図が予め決められていますが、狙った資源を常にもらえるとは限りません。
それどころか、他が提供した資源は必ず引き取らなければならないのです。
最初のうちは区画に余裕があるため資源置き場は困りませんが、町が発展していくにつれて取れるアクションは少なくなっていきます。
この、「建築スペースを確保しつつ効率よく効果的に建物を配置していく」のがこのゲームの醍醐味です。
【ソロプレイのやりかた】
- ソロプレイの前に、特定の建物カードが取り除かれます。
- 建物カードを種類ごとに並べます。
- モニュメント駒を一つ用意し、モニュメントカードを脇に置きます。
- その後、「資源カード」をよくシャッフルして山札を作ります。
- その資源カードを3枚並べます。
- 資源カード1枚を選び、そこに書かれている資源を自分の街に置きます。
- [6]で取った資源カードは山札の下に置きます。
- 建物を置けない/作れなくなるまで続けます。
そして、その出来栄えを得点化していき、ハイスコアを目指します。
【ソロプレイ感想】
- 狙った資源が常にもらえるわけではない
- 一度配置した建物や資源は動かすことができない
- 特殊な効果がない限り、配置図の範囲にしか建物は置けない
という制限が、単純なルールを悩ましいものにしているのが白眉でした。
「この建物を作るためにはここにスペースが必要」
↓
「でも余計な資源の置き場も作らなくてはならない」
↓
「余計な資源がたまりすぎてスペースがなくなりそうだから、一度他の建物を作ってやりすごそう」
↓
「そしたら空きスペースが狭くなった」
というジレンマのサイクルが駆け巡ります。
単純なルールなのに運と戦略、立ち回りや判断力が試される秀作です。