ことのあらまし
自分が日記として用いている『ZENタイル』。その紹介記事に、このゲームが紹介されていました。
『荒野へ-The Game of Tarot』は、タロットカードを使ったゲームであり、占いであり、瞑想であり、儀式である。
22枚のカードを山にして(これを「闇山」と呼ぶ)、カードを引いて手札にし、ルールに従ってテーブルの上(荒野と呼ぶ)に出していく。「未来の血」「自分の血」と呼ばれる赤いチップを移動させながら、すべてのカードを荒野に出し切れば達成。
https://telling.asahi.com/article/14516689
- ソロプレイ可能なボードゲーム
- 馴染みのあるテーマ
- 占いや瞑想として使える
が興味深く、注文をしました。
開封と内容物
- 大判のタロット
- 程よいサイズのタロット
- 血トークン
- 説明書/解説書
と、かなりシンプルなコンポーネントです。
「現代西部劇」といった趣のイラストで大アルカナを表現しているのが斬新でした。
ゲーム内容
ゲームのルールは簡単。
- カードを規則に従って順番に出していく。
- カードの効果に「逆位置で出す」「手札を補充する」「血カウンターの移動」などがあればそれに従う。
- 7列3段(21枚)を出し切ればゲーム達成。
アルカナの番号の昇順(逆位置からの場合は降順)で出す縛りが思いのほかきつく、「血」と呼ばれるトークンの数によって手札が補充できる量も決まるのでシビアな手札管理を要します。
ですが、その血トークンは他のカードによって取り除いたり移動することが可能。血トークンが置かれたカードを回収するカードもありますので、それらをどう使うかがピンチを覆す好機となります。
この
- 残っているカードの確率計算
- 効果をどう使うか
- どのカードを回収すれば受けが広くなるか
の状況判断が常に悩ましく、まるで瞑想めいたものを感じます。
「占い」「瞑想」「儀式」
しかもこのゲームはタロットを元にしているので
プレイ結果がそのまま占いになります。クリアしたときの
- 現在の状況:審判
- 過去:塔
- 未来:悪魔
- 外的要因:月
- 内面:節制
と、かなり示唆に富んだ結果になっていました。
ルール一覧があれば手持ちのタロットが使えるのも好ポイント。
精神を集中してゲームに挑む様は瞑想になりますし、それがうまくいくかの手順は儀式ともなりえます。
いや、シンプルなコンポーネントで可能性はとても高い素敵なゲームでした。
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