ソロプレイでの感想です。
華やかなイラストとは裏腹に、「ボットに不要カードを押しつけて自分勝手の庭園を造る」パズルになっていました。
ソロプレイ概要
プレイヤーは架空の敵「マクレガー」と4ラウンドに渡って戦います。
- カードを1枚場に出す
- マクレガーに2枚渡す
- マクレガーから2枚、デッキから1枚受け取る
を行っていき、最終計算は
「自分の点数 - マクレガーの点数」
となっています。
良かったと思った点
美麗なコンポーネント
カードのイラストは緻密で色彩豊か。他にも
- 立体的なパンチボードの建造物
- 他プレイヤーと区別するための壁
- ダイヤルカウンター
など、ビジュアル面で訴えてきます。
セットアップの簡単さ
- 自分の手札
- マクレガー専用のデッキ
- メインデッキ
を所定の枚数用意するだけ。後はカウンターと必要に応じて拡張を手元に置けばゲーム開始です。
パズル的な思考の悩ましさ
前述したように、
「自分の点数 - マクレガーの点数」
で最終的な点数が決まります。その上、自分のカード2枚は相手に行くために「自分が得をして相手が損をする立ち回り」が終始求められます。
限られた手札、相手が引くであろう自分のカードを予測しながら得点行動に移るのはもはやパズルとなっています。
比較的高いリプレイ性
得点源のセットコレクションの数が比較的多く、
- 今回はシンボルで狙う
- 施設ボーナスを狙う
- ラウンドごとの得点を確実に積み上げる
など、戦略が多彩でした。
やや残念だと思ったところ
手番処理が難解
これは別項でも述べますが、カードのやりとりが複雑です。慣れるまで相当の時間を要しました。
あからさまなカードの強弱
他よりも「単純にシンボルが多いだけのカード」や「他より得点条件が緩いカード」が多いため、それを出されると挽回が厳しくなっています。ソロなら「これをとどめる」などでリカバリーできますが多人数では難点だと思いました。
価格
これはコンポーネントの華やかさが徒となっています。立体コンポーネントや専用カウンターが7人分も用意されている分、価格に転嫁されています。
ソロプレイゲームとしてのまとめ
上記の難点があるので人を選びます。ですが、
- ソロプレイでもしっかりしたルールがある
- ソロプレイ特有の理不尽さがない
- 程よい軽さ
- 得点計算への道筋が楽しい
- 拡張込みでも遊べる
のはありがたく、素晴らしく美しいイラストで自分の「庭園」が出来上がっていく様は自分好みです。箱庭ゲームが好きで言語依存が少ない方が好みという方は遊んでみるのも一興ではないでしょうか。
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