降ってわいた月曜休み、友人宅で2018年末に購入したボードゲーム『コーンウォール』を回しました。

ずいぶんと前のエントリーでも述べたとおり、グレートブリテン島西部のコーンウォールは自分が一番思い入れのある英国の土地。

その名前を冠したボードゲームだったので入手したのはいいのですが、思った以上に機会に恵まれず、ようやく本格的に遊んでみたという次第です。

ゲームそのものは、有り体に言ってしまえば「『カルカソンヌ』の亜種」です。手番ごとにタイルを引いて、すでに配置されているところに矛盾がないように配置し、ミープル(人型の木製駒)を置くか置かないかを決め、地形が完成したら得点計算を行う――


“本家”との違いは下記の通り。

  • 真四角ではなく3つにつながったヘックス。
  • ミープルに大中小の強さがある。
  • 「お金」の概念がある。
  • お金を使って一度に2つ以上のミープルを配置できる。
  • 更に「既にミープルが配置されているエリア」に追加でミープルを置ける。(自分のでも相手のでも)
  • 地形の完成は『カルカソンヌ』と同じ「閉じられた土地」に加えコテージが描かれた場所がつながった場合
  • 地形が完成したらミープルはパブへと行ってしまい、回収するにはお金が必要。

上記の違いがやや煩雑だという印象があったので「じゃあ、『カルカソンヌ』でいいか」と乱暴な思考でプレイは敬遠したいたのですが、この機会に再評価を行いましたら、本家と違っての利点があることに気づきました。

  1. 一般的なこたつ机に収まる盤面なので場所をそれほど必要としない。
  2. インスト入れても45分ほどで終わるサックリとしたプレイ感。
  3. 運の要素が強いので経験値の違いによる得点差が出にくく初心者に優しい。
  4. 本家より「相乗り」が気軽に発生するため、短い時間ながらも緊張感。
  5. 得点計算も存外単純。

特に「それほど広くないテーブルで遊べる」ところと「短い時間で終わる」というのはかなりの利点。

それでいてタイルプレースメント特有の「感想戦が楽しい盤面」はしっかりと持ち合わせています。個人的には「コーンウォール特有の地形」を彷彿とさせるアートワークがお気に入り。

オフ会などで「いつもと違ったタイルプレースメントを楽しみたい」方にもおすすめできると思いました。