週末は様々なレポートがあったため、基本的に家に閉じこもっていました。なので、写真を適度に発掘していたわけで。
そんな中で見つけたのが今から6年も前の写真です。
京都の風情を今に伝える祇園・巽神社周辺――
京都の街中を言葉通りの意味で歩きまわり、一息つこうかと喫茶店に入ったことを思い出しました。
それは、本格的な紅茶と手作りのケーキを出してくれる場所でした。一見、京都のイメージからはかけ離れていますが、元々の京都は最先端の流行を取り入れた街。(現に、祇園祭の山鉾には西欧の絨毯が使われています)
ルビー色の紅茶は冷えた身体を温めるには十分。
デザートも、ババロアの上に柚子のブリュレと林檎を刺した手間のかかった一品。甘さと酸味、そしてなめらかな食感が合わさって心も身体も落ち着いたことが、この写真を見た時に蘇って来ました。
何だかんだで「その時の記憶を封じ込める」ために僕は写真を撮っているのだと思います。