先月より進めていた2010年のコーンウォール旅行記、ようやく全てのエントリーを書き上げることができたので各エントリーへのリンクです。
2010年6月21日:
2010年6月22日:
2010年6月23日:
2010年6月24日:
以上20エントリー。生涯で最も記憶に残った旅の一つなので、完成して大満足です。そして、もう一度、コーンウォールの旅を満喫したいものです。
先月より進めていた2010年のコーンウォール旅行記、ようやく全てのエントリーを書き上げることができたので各エントリーへのリンクです。
2010年6月21日:
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2010年6月23日:
2010年6月24日:
以上20エントリー。生涯で最も記憶に残った旅の一つなので、完成して大満足です。そして、もう一度、コーンウォールの旅を満喫したいものです。
セント・マイケルズ・マウント併設のレストランで素晴らしいサンドウィッチをいただき、いよいよ庭園を訪れることにします。
城をバックに、本当に色とりどりの花が咲き誇っていました。ブリティッシュガーデンの本領発揮です。
また、当然ながら海を臨む場所にあるため、海風を防ぐための植え込みにも余念がありません。
また、サボテンのような植物もありました。漆のような黒い葉が周りの草原を引き立て合います。
こちらはサボテン園。「陽の沈まぬ帝国」の名を恣にしていた頃、彼らが英国に持ち込んだのはこういう植物も大量にあったわけで……。
庭園には井戸がありました。ただ、ここはいくら深く組み上げても塩水しか出ない気がします。彼らは昔、水の確保を同していたのかが気になるところですね。
そんなこんなで庭園を満喫したら、潮が満ちており、島への陸路が閉ざされました。と、言う事は……
船で対岸に戻ります。
いよいよ旅も終わりに近づきました。大満足です。サイクリングも楽しみましたし、普段見られないものも沢山見られました。後は電車を待つばかりです。
次のエントリーはいよいよ最終回。ペンザンスの街並みをご紹介です。
セント・マイケルズ・マウントの城内を堪能し、麓へと降りていきます。
ほんのちょっとだけ雲が見えてきましたが、むしろ歩くには丁度いい気温になりました。そしてお昼ごはん。前回訪れていた時のレストランが絶品だったので、再びそこで頂くことにします。
前回と異なり、ほぼ満員。注文するものは決まっていました。
ここで獲れたカニを使ったサンドイッチ。"A true taste of the sea" と自信たっぷりな宣伝文句を信用しました。
果たして――提供されたサンドウィッチは、それはそれは素敵な味でした。噛めば噛むほどカニの味わいが口の中全体に行き渡り、野菜やパンとの相性抜群。更に、付け合わせのサラダにはカニの肉汁がタップリと入っていて、言葉通りの意味でカニづくし。英国とは思えない料理に舌鼓を打ちました。
食後は、前回訪れることができなかった庭園に向かいます。その途中では、島の人たちが植えた花が咲き誇り、ブリティッシュガーデンの心意気を見せています。
庭園への道。英国にしては珍しい気温帯に位置しているため、ロンドンとは全く違う植生を見せています。
一面の芝生、生い茂る様々な植物。庭園好きにとっては極上の世界が繰り広げられます。
次回のエントリーでは、そんな「極上の庭」をご紹介です。
先日の日記に引き続き、セント・マイケルズ・マウントの館内を巡って行きます。
館内を進んでいくと屋上に出ました。ここは礼拝堂になっています。
屋上には日時計が今でも時を刻んでいます。
礼拝堂の中。ステンドグラスの重みは紋章は一朝一夕で出来上がったものではありません。歴史の風格はそれを守る人々の心意気で作られていくんですね。
小さな教会ではありますが、それが「城の中に作られている」事を考えると驚愕の一言。
その礼拝堂の向かい側にはゲストルームが設えられていました。この、ヴィクトリア朝やエドワード朝を思わせる絢爛な家具はそれだけでも一級品の美術品です。
ここからは18世紀以降に建てられたスペースを向かっていきます。この廊下はそれこそ、ヴィクトリア朝のドラマに出てきそうです。
武器庫には、中世〜近代の刀剣や銃、鎧などが所狭しと保管されておりました。
そんな中でひときわ目立っていた日本の鎧兜。おそらく、江戸期の工芸品だと思いますが…… 別スペースで飾っている辺り、領主様のお気に入りなのでしょうね。
次のエントリーでは、セント・マイケルズ・マウントでの昼食や庭園をご紹介です。
イギリス版モン・サン=ミッシェルと言えるセント・マイケルズ・マウント。過去は修道院として使われていましたが、今は貴族の館で、実際に生活スペースが存在します。
しかし、観光客のために展示スペースが設けられている次第。僕が以前訪れた時、館内撮影はできなかったのですが、この時は撮影が出来るようになっていて、思わず小躍りするほどでした。
城の入口近くには、清教徒革命時に使われていたと思しき大砲台が残されていました。
中は資料館としての側面も持ちあわせており、この山を題材とした絵画も掲げられています。
書斎。これだけの蔵書量があることからも、この館の資産家ぶりが伺えます。
館内の大食堂。鏡のように磨きこまれた木のテーブルは、風格たっぷり。将に「貴族が住むに相応しい」光景です。
昔使われていた鎧も飾られていました。夜中、この中には入りたくないですねぇ……。
執務室の机。対面式の机が印象的でした。
執務室内の暖炉。風格と歴史が鈍い輝きを放っています。これの維持だけでも膨大な金額がかかるでしょうね。
出窓というよりもサンルームのようなスペースは、ゆっくり休むのにも丁度いい場所です。
次回のエントリーでも、城内の光景をご紹介です。
コーンウォール旅行記は最終日。部屋を片付けてチェックアウトをし、電車の時間まで荷物を預かってもらうことに。
この日はじっくりとセント・マイケルズ・マウントを訪れることにしました。
この日もよく晴れていました。砂浜に残る水がセント・マイケルズ・マウントを鏡のように写していた程です。
砂浜の溝は、潮が浅い時でも船が行き来できるように設けられた「航路」になっています。
クリアな空と海は、ここが英国とは思えません。今、改めて見ても、この旅行は天候に恵まれていました。
写真を撮影しながらマラザイオンの浜辺からセント・マイケルズ・マウントに上陸していきます。干潮時に現れる「巡礼の道」の脇には海藻が堆積していました。
島に上陸。港は完璧に干上がっていて、海底があらわになっていました。これが、船がないと行き来できないようになるのですから、潮汐の力は凄いです。
港から島を眺めると、山城の麓に家が建ち並んでいるのがわかります。それらは島の従業員の家や漁に使う道具の保管庫、そして観光者用の施設となっています。
入り口で入場料を支払い、山頂に位置する「城」の入り口へと登っていきます。道端では紫陽花が褪せること無く咲いていました。
風化しつつありますが、しっかり残っている石垣。過去、ここは清教徒革命時の要塞としても使われた歴史の証人です。
そして、ようやく、眼前に城の詳細が現れてきました。
次のエントリーでは、セント・マイケルズ・マウントの「城内」の光景をご紹介です。
アザラシウォッチングも無事に終了し、いい時間になってきたので帰宿することにしました。
自転車のホイール越しにセント・アイヴズに別れを告げます。再び半島を縦断し…… セント・マイケルズ・マウントでいったん休憩をしました。
着いた頃は干潮。手前の岩は満潮時の船着き場にもなります。
干潮の海岸からマラザイオンの街を眺めます。右奥の草原と手前の家々が織りなす幾何学的な模様が印象的でした。
英国は日本と異なり海水浴場でお馴染みの「海の家」がありません。ですから、海岸でゆっくり休みたい人は左手前のようにテントを張る必要があるわけで。 それにしても、こんな場所を臨みながら泳ぐのは最高でしょうね。
「夕刻」というにはまだまだ日が高い時期ですが、夕陽に照らされた砂浜の紋様が素敵でした。
宿の窓から裏庭を見ると、猫が香箱を作っていました。チェアーを占有している姿は貫禄たっぷりでした。
こうして、二日目は終了。次回からのエントリーは最終日。「セント・マイケルズ・マウント」の内部をじっくりとご紹介です。
ペンザンスからランズ・エンド、少し迷ってミナックシアターを観光し、帰宿することにしました。ですが、まだ日が高いためにセント・マイケルズ・マウントをちょっと見物です。
ミナックシアターからの帰り道。どこまでも続く大草原。
ペンザンス ~ マラザイオンは車で5分ほどの距離。歩行者と自転車用に、海岸沿いの道がありまして、この景色がまた素晴らしいのです。
潮はやや満ちていて、島へと続く道がうっすらと見えています。手前のイルカの噴水は酒場宿が建てたものです。
マラザイオンの街の店では、何故か鯉のぼりが入り口に掲げられていました。ある意味、斬新な使い方です。
潮風を受けて、海鳥が飛び立とうとしていました。
そうして、この日は早々と宿に到着し、持ち込んだ食料を全て頂いて泥のように眠りました。
次のエントリーでは、コーンウォール半島の北側にある観光名所「セント・アイヴズ」へと向かいます。
朝6時頃に軽快なノックの音が聞こえました。ドアを開けると「朝食だ」と乗務員のおばさまが持ってきてくれたのです。おばさまは入ってくるなり
「とても素晴らしい天気なのに、どうして窓を開けないの? あ、開け方がわからないのね。ちょっと待ってなさい」
と窓を開けてくれ……
おばさまの言うとおり「素敵な陽光の下」で朝食を頂きました。こうやって食事が出てくる辺り、さすがは英国という感じです。
そうして、寝台列車の旅は終わり。これからは自転車が「足」として活躍することになります。
まず、「一目惚れした」英国版のモン=サン・ミッシェル「セント・マイケルズ・マウント」に向かいます。
引き潮になり始めた頃、馬に乗っている人たちを発見。城と馬が絵になるのは欧州の面目躍如です。
セント・マイケルズ・マウントをバックに愛車を撮影。2009年10月から自転車は様々な進化を遂げました。
等々、改修をしてくれたリストア屋さんには感謝をしてもしきれません。
さておいて、軽い散歩の開始です。
驚くほど真っ青な空の下、干潮で現れた「巡礼の道」を通ります。
島に上陸はしましたが、ここの観光は最終日と決め、早々と対岸に戻り宿に向かうことにしました。
実は宿の予約をした際に「寝台列車で朝にペンザンスに到着するから、朝のうちにチェックインしても構わないか」と電話をして了解を得ていたのです。
地図を頼りに宿(B&B:Bed and Breakfast, 寝室と朝食だけを提供する英国式の民宿)に到着すると「もう、あなたの部屋は準備してあるからチェックアウトまで好きに使っていいわ」言われて少し困惑。
とはいえ、荷物を置いてランズ・エンドに向かうのは嬉しい限り。シャワーを浴びて軽く着替えて、本格的なサイクリングが始まります。
次のエントリーでは、二度目のランズ・エンドの光景をご紹介です。
一週間にわたってお届けした、コーンウォール旅行記のインデックスです。
最初のエントリーが2年前だったこともあり、ようやく肩の荷が下りた感じです。
この調子でスイス旅行のインデックスも作らないといけませんねぇ……。
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