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Apacheにmod_dosdetector 導入

概要

過剰なWebクローラーによりサーバのパフォーマンスが落ちることがあるため、mod_dosdetectorを入れてみます。

mod_dosdetector は、Apache HTTP Server 用のモジュールで、DoS(Denial of Service)攻撃を検出し、対策を講じるためのものです。このモジュールは、特定のIPアドレスからの過剰なリクエストを監視し、しきい値を超えた場合にそのIPアドレスを一時的にブロックすることで、サーバーのリソースを保護します。

Ubuntu 20.04にはこちらを入れましたが、

  • ufwとの連携でサーバに負荷がかかる
  • 細かい設定が可能

ということで、こっちをUbuntu 24.04に入れてみます。

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Apache 2.4
    • Apache2-devがインストールされていることが前提です。

さっくりとした手順

  1. gitでソースをダウンロードします。
  2. Makefileを書き換えた上でインストールします。
  3. 設定ファイルを作成します。
  4. 設定を有効化し、Apacheを再起動します。

mod_dosdetectorのダウンロード

  • ソース格納ディレクトリに移動
cd /usr/local/src && pwd

自分の環境に合わせます。

  • git clone
sudo git clone https://github.com/stanaka/mod_dosdetector.git
  • 展開したディレクトリに移動
cd mod_dosdetector && pwd

Makefileの書き換えとインストール

  • Makefile修正

デフォルトのMakefileは/usr/sbin/apxsとなっているため書き換えます。

sudo sed -i 's|^APXS=.*|APXS=/usr/bin/apxs|' Makefile
  • インストール
sudo make install
  • インストール確認
cat /etc/apache2/mods-available/dosdetector.load

LoadModule dosdetector_module /usr/lib/apache2/modules/mod_dosdetector.soと表示されます。

設定ファイル追加

参考: mod_dosdetectorを使ってみましょうよ。~挫折を乗り越え~

sudo tee /etc/apache2/mods-available/dosdetector.conf > /dev/null <<EOF
<IfModule dosdetector_module>
DoSDetection on
DoSPeriod 60
DoSThreshold 5
DoSHardThreshold 10
DoSBanPeriod 60
DoSTableSize 100
DoSIgnoreContentType ^(image/|application/|text/javascript|text/css)
</IfModule>
EOF
  • DoSDetection on
    • 説明: DoS (Denial of Service) 検出を有効にします。
  • DoSPeriod 60
    • 説明: DoS攻撃を検出するための監視期間を秒単位で指定します。
  • DoSThreshold 5
    • 説明: DoS攻撃と見なすリクエストの閾値を指定します。
  • DoSHardThreshold 10
    • 説明: より厳しい閾値を指定します。
    • 60秒間に同一IPアドレスから10回以上のリクエストがあった場合、即座にそのIPアドレスをブロックします。
  • DoSBanPeriod 60
    • 説明: DoS攻撃と見なされたIPアドレスをブロックする期間を秒単位で指定します。
  • DoSTableSize 100
    • 説明: DoS検出のために保持するIPアドレスの最大数を指定します。
  • DoSIgnoreContentType ^(image/|application/|text/javascript|text/css)
    • 説明: DoS検出から除外するコンテンツタイプを正規表現で指定します。

設定有効化とApache再起動

  • mod有効化
sudo a2enmod dosdetector
  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service

まずはこれで様子を見てみます。

設定ファイルの一括バックアップ時に用いるワンライナー。

概要

同一サーバに複数のバーチャルホストを運用している場合、個別のconfファイルの一括バックアップを取る必要があります。

その際、

sudo cp -pi /path/to/src/directory/*.conf /path/to/backup/directory/

としたのでは、オリジナルのファイルがファイル名そのままコピーされます。そういうときに、

  • 特定のファイルを一括でコピーしつつ
  • .bk.yyyy-mm-ddなどの識別子を付与

するTIPSです。

コマンド

for file in /path/to/src/directory/*.conf; do sudo cp "$file" "/path/to/backup/directory/$(basename "$file").bk.$(date +%Y%m%d)"; done

これで、コピー元にある.confファイル全てが、バックアップ先に元のファイル名に.conf.bk.yyyy-mm-ddが付与された状態で保存されます。

cdコマンドの後にpwdを付与する。

Linuxサーバで、どのディレクトリで作業をしたかは「どのコマンドを実行したか」と同等以上に重要です。

そのため、Linuxサーバでの作業において、どのディレクトリで作業をしているかを考えるため、

cd /hoge

を実行したら

pwd

が自動的に実行される設定を施します。

コマンド

  • 設定追加
sudo tee -a /etc/profile.d/pwd.sh > /dev/null << 'EOF'
cd() {
builtin cd "$@" && pwd
}
EOF
  • 設定反映
source /etc/profile.d/pwd.sh

これで、

cd /hoge

cd /hoge && pwd

と同じ結果を持つようになります。

Firefly-iiiのアップデート。(6.1.2→6.2.1)

LAMP環境で動く財務管理システム、firefly-iiiを6.1.2→6.2.1にアップグレードしたときの手順メモです。

参考:Upgrade a self-managed server/Firefly III documentation

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Apache 2.4
  • MySQL 8.0.39
  • PHP 8.3.12
  • Composer 2.7.9
  • firefly-iii 6.1.2

さっくりとした手順

  1. DBのバックアップを取得します。
  2. 最新版のパッケージをダウンロードして展開します。
  3. 利用中のfirefly-iiiを待避させます。
  4. 待避させたfirefly-iiiからファイル/ディレクトリをコピーします。
  5. アップグレードを行います。

DBのバックアップ

  • 作業ディレクトリに移動
cd /hoge && pwd

任意の作業ディレクトリに移動します。

  • DBバックアップ
mysqldump --no-tablespaces --single-transaction -u username -h localhost -p database_name > DB_Backup.$(date +%Y%m%d).sql

usenamedatabase_name、及びDB_Backupは自分の環境に合わせます。

  • バックアップ確認
head -100 DB_Backup.$(date +%Y%m%d).sql

バックアップができていること、平文でSQLが読めることを確認します。

パッケージ取得

  • 作業ディレクトリに移動
cd /hoge && pwd

任意の作業ディレクトリに移動します。

  • wget
wget https://github.com/firefly-iii/firefly-iii/releases/download/v6.1.21/FireflyIII-v6.1.21.zip
  • ファイル所有者変更
sudo chown www-data:www-data FireflyIII-v6.1.21.zip
  • ファイル確認
ls -l FireflyIII-v6.1.21.zip

ファイルがあること、所有者がWebアプリ実行ユーザ(www-data)であることを確認します。

アップデート前のfirefly-iiiを待避

  • ディレクトリごと待避
sudo mv /home/www-data/firefly-iii /home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d)

自分の環境に合わせます。firefly-iiiがインストールされているディレクトリをまるごと移動します。

  • 待避確認
ls -ld /home/www-data/firefly-iii

→ ディレクトリが無いこと

ls -ld /home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d)

→ ディレクトリがあること

アップデートパッケージの解凍と配置

  • 解凍
sudo -u www-data unzip -o /hoge/FireflyIII-v6.1.21.zip -x "storage/*" -d /home/www-data/firefly-iii

/hogeは先ほど取得したパッケージがある場所です。アップデート前と同じ位置、名前に解凍します。

  • 解凍・配置確認
ls -l /home/www-data/firefly-iii

ファイル一式があり、www-dataが所有者になっていること

アップデート前のファイル・ディレクトリをコピー

  • 待避させたディレクトリに移動
cd /home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d) && pwd

自分の環境に合わせます。

  • .envファイルをコピー
sudo cp -pi .env /home/www-data/firefly-iii/.env

コピー先のディレクトリは自分の環境に合わせます。

  • .envファイルコピー確認
ls -l /home/www-data/firefly-iii/.env

ファイルがあることを確認します。

  • storageディレクトリのコピー
sudo cp -pir storage /home/www-data/firefly-iii/
  • storageディレクトリのコピー確認
ls -l /home/www-data/firefly-iii/storage

ファイルやディレクトリがあることを確認します。

アップグレード

  • アップグレード後のディレクトリに移動
cd /home/www-data/firefly-iii && pwd

先ほど展開したディレクトリに移動します。

  • DBマイグレーション
sudo -u www-data php artisan migrate --seed

Yesが見えるようにして実行します。

  • 一時複合化
sudo -u www-data php artisan firefly-iii:decrypt-all
  • アプリケーションキャッシュクリア
sudo -u www-data php artisan cache:clear
  • コンパイルされたビューのキャッシュクリア
sudo -u www-data php artisan view:clear
  • DBアップグレード
sudo -u www-data php artisan firefly-iii:upgrade-database
  • Laravel assportのキー生成
sudo -u www-data php artisan firefly-iii:laravel-passport-keys

アップグレード反映・確認

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service
  • Webサービス再起動確認
systemctl status apache2.service
  • アップデート確認
  1. アップデートを行ったfirefly-iiiサイトにブラウザでアクセスします。
  2. ログインできることを確認します。
  3. バージョンが上がっていることを確認します。
  4. 登録操作などができることを確認します。

アップデート後の処理:mysqldumpの削除

  • バックアップしたDBの削除
cd /hoge && pwd

mysqldumpを実行したディレクトリに移動します。

  • dump削除
rm DB_Backup.$(date +%Y%m%d).sql
  • バックアップ削除確認
head -100 DB_Backup.$(date +%Y%m%d).sql

ファイルが読めないことを確認します。

アップデート後の処理待避させたディレクトリの削除

  • 削除前:待避ディレクトリ確認
ls -ld /home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d)

ディレクトリがあることを確認します。(自分の環境に合わせます。)

  • 待避させたディレクトリの削除
[ -d "/home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d)" ] && sudo rm -rf "/home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d)"

それぞれ、待避させたディレクトリであることを入念に確認してから行ってください。

  • 削除前:待避ディレクトリ確認
ls -l /home/www-data/firefly-iii.$(date +%Y%m%d)

ディレクトリがないことを確認します。

Nextcloudのメンテナンス時に出てきたエラーに対処。

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Nextcloud 29.8
  • PHP 8.3
  • MySQL 8.0.39
  • Apache 2.4

警告内容

Nextcloudのメンテナンスのため、以下のコマンドを実行。

sudo -u www-data php occ maintenance:repair

この警告が出たので対処をしていきます。

WARNING: Failed to create filecache trigger (compatibility mode will be used): Anng a query: SQLSTATE[HY000]: General error: 1419 You do not have the SUPER privilege andmight* want to use the less safe log_bin_trust_function_creators variable)
WARNING: ffmpeg binary could not be configured

DBのトリガー修正

mysqlの設定ファイルのバックアップ

サーバの要となるサービスです。バックアップは確実に行ってください。

  • ファイルバックアップ
sudo cp -pi /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf /path/to/backup/directory/mysqld.conf.$(date +%Y%m%d)

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • ファイルのバックアップ確認
diff -u /path/to/backup/directory/mysqld.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf

エラーがなければバックアップは成功です。

設定ファイル書き換え

  • sedによるファイル書き換え
sudo sed -i '/\[mysqld\]/a log_bin_trust_function_creators = 1' /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
  • 書き換え後の差分確認
diff -u /path/to/backup/directory/mysqld.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
  • 差分
 [mysqld]
+log_bin_trust_function_creators = 1

設定反映

  • 反映前のサービス確認
systemctl status mysql.service

active(running)を格納します。

  • サービス再起動
sudo systemctl restart mysql.service
  • 反映後のサービス確認
systemctl status mysql.service

active(running)を格納します。

ffmgetのインストール

そもそもこのパッケージがインストールされていなかったので、

sudo aptitude install ffmpeg

として、パッケージをインストールします。

設定反映確認

  • Nextcloudのルートディレクトリに移動
cd /nextcloud/root/directory

自分の環境(/var/www/html/nextcloudなど)を指定します。

  • 設定確認
sudo -u www-data php occ maintenance:repair

冒頭のエラーがなければOKです。

証明書-中間証明書の整合性を確かめるワンライナー。

SSLサーバ証明書の発行/更新時のチェック方法のメモです。

今まではissuerとsubjectのハッシュ値が同じことを確認していましたが、より確実な方法を調べました。

前提

Let's Encryptのように、証明書と中間証明書が結合されている状態の証明書です。

コマンド

openssl crl2pkcs7 -nocrl -certfile /etc/certs/hoge.example.com.crt | openssl pkcs7 -print_certs -outform PEM | awk 'BEGIN {c=0;} /BEGIN CERTIFICATE/ {c++} { print > "cert" c ".pem"}' && openssl verify -CAfile cert2.pem cert1.pem

/etc/certs/hoge.example.com.crtは、サーバにある証明書をフルパスで指定します。

  1. 証明書をCRL(証明書失効リスト)を含めずにPKCS#7形式に変換。
  2. PKCS#7形式からPEM形式で出力。
  3. awkによって証明書と中間証明書に分解。
  4. サーバ証明書と中間証明書を分割。

を含めています。

実行結果

openssl verify -CAfile cert2.pem cert1.pem
cert1.pem: OK

と出れば、cert1.pem(サーバ証明書)がcert2.pem(中間証明書)によって正しく署名されていることを示しています。

主なエラーの意味と対策

unable to get local issuer certificate
  • 意味:中間証明書またはルート証明書が見つからないか、信頼されていない。
  • 対策:CAファイルに必要な中間証明書とルート証明書が含まれていることを確認します。
certificate signature failure
  • 意味:証明書の署名が無効であるか、改ざんされている可能性がある。
  • 対策:証明書が正しく署名されていることを確認し、証明書ファイルが改ざんされていないかチェックします。
unable to verify the first certificate
  • 意味:証明書チェーンの最初の証明書(通常はサーバ証明書)が検証できない。
  • 対策:CAファイルに正しい中間証明書とルート証明書が含まれていることを確認します。
self signed certificate in certificate chain
  • 意味:自己署名証明書が証明書チェーンに含まれている。
  • 対策:自己署名証明書が適切に信頼されているか確認します。

AWS Lightsail → WebARENAへの移行完了。

はじめに

個人的に用いているVPSのコンテンツを、AWS LightsailからWebARENAへと移行完了。

今までUbuntu 20.04で動いていたサーバがUbuntu 24.04へと変わったことにより、Ubuntu 20.04のEOL対応を済ませたという形。

それぞれが、URLもそのままに、バージョンが上がった状態で表示されているという形です。

移行のきっかけ

Ubuntu 20.04のEOLが近づいてきた

これが一番の理由。Lightsailを最初に使い始めた頃は2022年5月だったので、まだ余裕があったのですが、そこから2年も経つとさすがに対応するしかないという形。

Lightsailにそのままインスタンスを移行させても良かったのですが

円安によるLightsail利用料高騰

という立ちはだかる壁があり、

  • 4GB Memory
  • 80 GB SSD

をもう一つ作り維持して行くには結構辛いものがありました。その上、

IPv4アドレスに追加料金

という更に手痛い値上げも発表されます。

迫るEOLに維持費の高騰、それをどうにかするために選んだのがWebARENAです。

WebARENAに切り替えた理由

利用費の安さ

https://web.arena.ne.jp/indigo

2024/10/12現在、

  • 4vCPU
  • 4GB Memory
  • 80GB SSD

で月額1630円。(筆者がサインアップしたときは1年間有効のクーポン付きでした)

Lightsailの24USD/月より安価なのは魅力的でした。

キャリア運営による回線の安定。

今回はNextcloudを使うと決めているだけに、回線が安定しているキャリア(docomo)のvpsを利用しました。

移行が思ったよりスムーズだった理由

元からデータをクラウドストレージに保存していた

これが一番大きかったです。クラウドストレージWasabiをs3でマウントしていたために、他のサーバに画像を転送する必要すらありませんでした。

また、mysqldumpの転送も、同じようにs3経由で引っ張るだけです。

サービス構築のメモを最初に残していた

冒頭の外部サイトやこのブログに

  • うまくいった手順
  • ハマったこと
  • 失敗した理由

など書いていたのが助かりました。手順を基本的にコピペで済むように済ませていたのも自賛する点です。

事前検証

この検証のように、別サーバに移行することをやっていたのもまた助かりました。

今後

最小限構成でのLightsailの転用

とはいえ、「LightsailのDNS機能」が有用であるため、一番安いインスタンスを残しつつ他の用途に使っていきます。

Redmine5.1のコードブロックにコピーボタンを実装。

概要

性質上、RedmineのチケットやWikiにコードを貼り付ける機会は多々あると思います。

と、コードで囲まれている部分の脇にコピーボタンをつけて、コピペの手間を軽減します。

確認した環境

Redmine 5.1

さっくりとした手順

  1. 設定ファイル(4個分)のバックアップを取ります。
  2. パッチファイル(4個分)を作成します。
  3. 4つのファイルに対してパッチを適用します。
  4. Webサービスを再起動します。

ファイルのバックアップ

  • app/views/journals/new.js.erb
sudo cp -pi /redmine/root/directory/app/views/journals/new.js.erb /path/to/backup/directory/new.js.erb.$(date +%Y%m%d)
  • app/views/journals/update.js.erb
sudo cp -pi /redmine/root/directory/app/views/journals/update.js.erb /path/to/backup/directory/update.js.erb.$(date +%Y%m%d)
  • public/javascripts/application.js
sudo cp -pi /redmine/root/directory/public/javascripts/application.js /path/to/backup/directory/application.js.erb.$(date +%Y%m%d)
  • public/stylesheets/application.css
sudo cp -pi /redmine/root/directory/public/stylesheets/application.css /path/to/backup/directory/application.css.erb.$(date +%Y%m%d)

/redmine/root/directoryは、自分の環境に合わせます。(var/lib/redmineなど)

また、/path/to/backup/directtoryは任意のバックアップディレクトリを指定します。

ファイルのバックアップ確認

  • app/views/journals/new.js.erb
diff -u /path/to/backup/directory/new.js.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/app/views/journals/new.js.erb
  • app/views/journals/update.js.erb
diff -u /path/to/backup/directory/update.js.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/app/views/journals/update.js.erb
  • public/javascripts/application.js
diff -u /path/to/backup/directory/application.js.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/public/javascripts/application.js
  • public/stylesheets/application.css
diff -u /path/to/backup/directory/application.css.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/public/stylesheets/application.css

それぞれ、バックアップしたファイル → バックアップ元ファイルで差分(diff)を取り、エラーがないこと(差分が無いこと)でバックアップを確認します。

パッチファイル作成

cd /hoge && pwd

任意の作業ディレクトリに移動します。

  • new.js.erb.patch
tee new.js.erb.patch > /dev/null << 'EOF'
--- new.js.erb
+++ new.js.erb.patch
@@ -11,3 +11,4 @@
 $('#issue_private_notes').prop('checked', true);
 <% end %>

+addCopyButtonToPreTag();
EOF
  • update.js.erb.patch
tee update.js.erb.patch > /dev/null << 'EOF'
--- update.js.erb
+++ update.js.erb.patch
@@ -7,6 +7,7 @@
   $("#journal-<%= @journal.id %>-notes").replaceWith('<%= escape_javascript(render_notes(@journal.issue, @journal, :reply_links => authorize_for('issues', 'edit'))) %>');
   $("#journal-<%= @journal.id %>-notes").show();
   $("#journal-<%= @journal.id %>-form").remove();
+  addCopyButtonToPreTag();
   var journal_header = $("#change-<%= @journal.id %>>div.note>h4.note-header");
   var journal_updated_info = journal_header.find("span.update-info");
   if (journal_updated_info.length > 0) {
EOF
  • application.js.patch
tee application.js.patch > /dev/null << 'EOF'
--- application.js
+++ application.js.patch
@@ -1123,6 +1123,49 @@
   });
 });

+function addCopyButtonToPreTag() {
+  $('.wiki .copy-contents').remove();
+  var copyContents =
+    $("<div class='copy-contents'>").append(
+      $("<button class='code-copy-button' title='Copy' onclick='copyText($(this).parent().next(\"pre\"), $(this).parent());'>")
+      .append("<span class='icon-only icon-copy'>")
+    );
+  $('.wiki pre').before(copyContents);
+  $('.code-copy-button[title]').tooltip({
+      show: {
+        delay: 400
+      },
+      position: {
+        my: "center bottom-5",
+        at: "center top"
+      }
+  });
+}
+function copyText(target, copyEl) {
+  // Selecting strings in 2 ways for cross-browser support
+  // 1. Use select();
+  copyEl.append("<textarea class='tmp'>");
+  var tmp = copyEl.find('.tmp');
+  tmp.val(target.text());
+  tmp.select();
+  // 2. Use createRange();
+  var range = document.createRange();
+  range.selectNode(target[0]);
+  window.getSelection().removeAllRanges();
+  window.getSelection().addRange(range);
+  // Copy and Cleanup
+  var copied = document.execCommand('copy');
+  window.getSelection().removeAllRanges();
+  tmp.remove();
+  // Show copied messages
+  if (copied){
+    copyEl.append("<div class='copied-message'>Copied.</div>");
+    var copiedMessage = copyEl.find('.copied-message');
+    copiedMessage.show();
+    copiedMessage.fadeOut('slow', function() { $(this).remove(); });
+  }
+}
+
 function inlineAutoComplete(element) {
     'use strict';

@@ -1241,6 +1284,7 @@
 $(document).ready(setupAttachmentDetail);
 $(document).ready(setupTabs);
 $(document).ready(setupFilePreviewNavigation);
+$(document).ready(addCopyButtonToPreTag);
 $(document).ready(setupWikiTableSortableHeader);
 $(document).on('focus', '[data-auto-complete=true]', function(event) {
   inlineAutoComplete(event.target);
EOF
  • application.css.patch
tee application.css.patch > /dev/null << 'EOF'
--- _old/application.css
+++ application.css.patch
@@ -449,6 +449,30 @@
   height: initial;
 }

+.copy-contents {
+  position: relative;
+}
+.copy-contents .code-copy-button {
+  position: absolute;
+  display: flex;
+  right: -13px;
+  top: 0px;
+  border: none;
+  background-color: transparent;
+}
+.copy-contents .copied-message {
+  position: absolute;
+  display: flex;
+  right: -13px;
+  top: 20px;
+  display: none;
+  color:#505050;
+}
+.copy-contents .tmp {
+  position: fixed;
+  left: 200%;
+}
+
EOF

パッチファイルの所有権変更

  • 変更前確認
ls -l *.patch

上記、作成した4つのパッチがあり、作業アカウントが所有者になっていることを確認

  • 所有者変更
sudo chown www-data:www-data *.patch

→ redmineの実行ユーザを指定します。

  • 変更後確認
ls -l *.patch

4つのパッチの所有者がredminの実行ユーザーになっていることを確認

パッチ適用

  • app/views/journals/new.js.erb にパッチ適用
sudo -u www-data patch /redmine/root/directory/app/views/journals/new.js.erb < /hoge/new.js.erb.patch
  • /app/views/journals/update.js.erb にパッチ適用
sudo -u www-data patch /redmine/root/directory/app/views/journals/update.js.erb < /hoge/update.js.erb.patch
  • public/javascripts/application.js にパッチ適用
sudo -u www-data patch /redmine/root/directory/public/javascripts/application.js < /hoge/application.js.patch
  • public/stylesheets/application.css にパッチ適用
sudo -u www-data patch /redmine/root/directory/public/stylesheets/application.css < /hoge/application.css.patch

それぞれ、ファイルがある箇所を絶対パスで実行してください。特に、application.jsとapplication.cssの取り違えに注意ください。

パッチが上手くいかないときは?

エディタなどを利用して、

https://www.redmine.org/attachments/25075

の内容を、追記してください。

diffによるパッチ適用確認

  • app/views/journals/new.js.erb
diff -u /path/to/backup/directory/new.js.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/app/views/journals/new.js.erb
  • app/views/journals/update.js.erb
diff -u /path/to/backup/directory/update.js.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/app/views/journals/update.js.erb
  • public/javascripts/application.js
diff -u /path/to/backup/directory/application.js.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/public/javascripts/application.js
  • public/stylesheets/application.css
diff -u /path/to/backup/directory/application.css.erb.$(date +%Y%m%d) /redmine/root/directory/public/stylesheets/application.css

として、作成したパッチファイルと同じかを確認します。

設定反映

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service
  • Webサービス再起動確認
systemctl status apache2.service

active(running)を確認します。

上記適用後、

  1. コードブロックにコピーボタンがあり、
  2. ボタンクリックで内容がクリップボードに保存される

ことが確認できれば設定完了です。

MySQLのデータベースを暗号化してバックアップするスクリプト。

概要

以前も作成していた、MySQLのデータベースのバックアップを自動的に取得するスクリプトを少々リファインさせました。

変数指定により、複数のDBを任意にバックアップできます。

スクリプトの動き

  • サーバ内にあるDBのバックアップを取得し、暗号化して指定ディレクトリに保存します。
  • 複合化のパスワードはスクリプトが自動生成し、暗号化と同時に別ディレクトリに保存します。
  • cronの自動実行を前提としているため、古い暗号化ファイルと複合化のパスワードは一定期間後に削除を行います。

動作を確認したサーバ

  • Ubuntu 24.04
  • MySQL 8.0.39

前準備

アカウントファイル

任意のディレクトリに、db_account.txtといった、DBにユーザー名とパスワードを記したファイルを作成しておきます。

[client]
user = db_user
password = "password"
  • パーミッションは400にします。(chmod 400 db_account.txt)
  • 取り扱いは慎重に行ってください。

バックアップDBの格納先

  1. 冗長性があり
  2. 機密性が保たれる

場所を指定してください。筆者はクラウドストレージ(wasabi)をマウントしています。

パスワードの格納先

/home/hoge/dbrestore_password のように、複合化のパスワードを格納するディレクトリを作っておきます。
こちらも運用に合わせ、適切に保管ができる場所を指定します。

それぞれ、スクリプト実行アカウントがアクセス/実行できるものにします。

スクリプト

スクリプト内容

  • スクリプトファイル名(例)
    • mysql_db_backup.sh

変数などは間違いの無いように指定ください。

#!/bin/bash

## 変数ここから ##
# $HOMEの変数を指定します。
HOME_DIR="/home/hoge"
# SQLをバックアップするディレクトリ(保管先)を指定します。運用に合わせて指定ください。
backup_dir="/path/to/backup/directory"
# 保持するバックアップの世代を日数で指定します。
keep_days=7
# ファイルに付与する日付/作業ディレクトリ名/バックアップファイル名を指定します。
current_date=$(date +%Y%m%d)
backup_name="backup_mysql_${current_date}"
zip_file="backup_mysql.${current_date}.zip"
# アカウントファイルを指定します。運用に合わせて指定ください。
credentials_file="${HOME_DIR}/script/config/db_account/db_account.txt"
# パスワードを記録するファイル名を指定します。運用に併せてして指定ください。
password_dir="${HOME_DIR}/dbrestore_password"
password_file="${password_dir}/db-restore.${current_date}.txt"
# redmineのデータベース名を指定します。
database_name=database
# バックアップ時に指定するオプションを指定します。
options="--defaults-extra-file=$credentials_file --no-tablespaces --single-transaction"
# バックアップファイルのパターンを指定します。
backup_file_pattern="backup_mysql.*.zip"
# パスワードファイルのパターンを指定します。
password_file_pattern="*restore*.txt"
## 変数ここまで ##

## 処理ここから ##

# 1.アカウントファイルのパーミッションが400かどうかチェックします。
# 400以外は処理そのものを終了します。
permissions=$(stat -c "%a" "$credentials_file")
if [ "$permissions" != "400" ]; then
echo "アカウントファイルのパーミッションは400である必要があります。"
exit 1
fi

# 2.一時的なバックアップディレクトリを作成します。
mkdir "${backup_dir}/${backup_name}"

# 3. mysqldumpを実行してデータベースのバックアップを取ります。
mysqldump $options -h localhost $database_name > "${backup_dir}/${backup_name}/${backup_name}.sql"

# 4. パスワードによる暗号化を実施します。
password=$(openssl rand -base64 12)
cd "${backup_dir}/${backup_name}"
zip -r "${backup_dir}/${zip_file}" -P "$password" .
cd -

# 5. 一時的なバックアップディレクトリを削除します。
rm -rf "${backup_dir}/${backup_name}"

# 6. 解凍パスワードを指定ディレクトリに保存します。
echo $password > $password_file

# 7.パスワードの読み取り権限を600に変更します。
chmod 600 $password_file

# 8. 保持期間より古いバックアップファイルを削除します。
find "$backup_dir" -name "$backup_file_pattern" ! -type f -newermt "${keep_days} days ago" -delete
find "$password_dir" -name "$password_file_pattern" ! -type f -newermt "${keep_days} days ago" -delete

## 処理ここまで ##

作成後、

chmod +x mysql_db_backup.sh

で実行権を付与します。

スクリプトの動かし方

スクリプトの動き

./mysql_db_backup.sh

として実行すると、

  1. 変数で指定したアカウントファイルを読み込み、mysqldumpでバックアップを取ります。
  2. バックアップ作成後、パスワード付きzipファイルに圧縮します。
  3. 圧縮されたバックアップと複合化のためのテキストファイルを変数で指定したディレクトリに格納します。
  4. 変数で指定した期日が過ぎたバックアップファイルと複合化のためのテキストファイルは自動的に削除されます。

バックアップDBの解凍

unzip backup_mysql.yyyymmdd.zip

とすると、パスワードを尋ねられます。

db-restore.yyyymmdd.txtに表示された文字列を入力します。

または、

unzip -P $(cat /path/to/password_file.txt) /path/to/zip_file.zip -d /path/to/output_directory

でファイルを直接引数にして解凍することもできます。

cronの指定

動作を確認したら、

crontab -e -u hoge

でcron編集画面を出し、

0 2 * * * /home/hoge/script/directory/mysql_db_backup.sh

などとして指定すれば、日次のDBバックアップを取得可能です。

Ubuntu 20.04で動いていた Redmine 4.2のデータを Ubuntu 24.04上のRedmine 5.1に移行。

概要

Redmine 4.2 を動かしている Ubuntu 20.04 が2025年4月にEOLを迎えるため、Redmine 5.1 (Ubuntu 24.04)にリプレースをしました。

最初に

  • 「この手順で上手くいった」という筆者のメモ書きです。
  • Rubyのバージョン違いなどで動かないプラグインがいくつかあります。代替手段は別途考慮してください。

動かなかったプラグインとワークアラウンド

redmine_knowledgebase です。

5.xで動くフォークを試したものの、rubyの兼ね合いで動きませんでした。

そのため、記事をこのBookStackに移行させています。

環境

移行前環境

  • Ubuntu 20.04
  • Redmine 4.2
  • Ruby 2.7
  • Apache 2.4
  • MySQL 8.0.39

移行後環境

  • Ubuntu 24.04
  • Redmine 5.1
  • Ruby 3.2
  • Apache 2.4
  • MySQL 8.0.39

さっくりとはならない手順

  1. 【移行先】空のRedmineを構築します。
  2. 【移行元】DBのダンプファイルを作成し、移行先に転送します。
  3. 【移行元】ファイル、メール設定ファイルなどを移行先に転送します。
  4. 【移行先】DBをリストアします。
  5. 【移行先】gemのアップデートを行います。
  6. 【移行先】移行元で稼働していたプラグインを入れていきます。
  7. 【移行先】動作確認を行います。
  8. 【移行元】移行元のredmineを停止します。
  9. 【移行先】必要に応じてDNSの切り替えと移行先のサイト設定を行います。

【移行先】Redmineを構築していきます。

  • こちらのページに従って、移行先のUbuntu 24.04サーバに、Redmineを構築していきます。
  • 構築したてのRedmineのアカウントとパスワードは admin /admin なので、仮パスワードを設定しておきます。

【移行元】DBのダンプファイルを作成して転送します。

  • ディレクトリ移動
cd /hoge && pwd

任意のディレクトリを指定します。

  • ダンプファイル取得
mysqldump -h localhost -u redmine -p --no-tablespaces --single-transaction redmine > redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql

ユーザー名(-uの後)とDB名(>の前)は自分の環境に合わせます。

  • ダンプファイル内容確認
view redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql

SQL文が平文で読めることを確認します。

作成後、任意の安全な方法で移行先に転送します。

【移行元】各種ファイルを転送します。

以下のディレクトリやを任意の安全な方法で転送します。

/path/to/redmine/root/directory配下(移行前のRedmineルートディレクトリ)の

  • files ディレクトリ(添付ファイル一式)
  • config/configuration.yml ファイル(メール設定がある場合)
  • public/thme/配下のテーマディレクトリ

これらのファイルは転送後、移行後のRedmineに対応するディレクトリ/ファイルに、そのまま上書きます。

【移行先】DBのリストアを行います。

  • ダンプファイル格納ディレクトリに移動
cd /hoge && pwd
  • ダンプファイル確認
ls -l redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql

ファイルがあることを確認します。

  • DBリストア
mysql -h localhost -u redmine -p redmine < redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql

このときのパスワードは、「移行先のRedmineのDBユーザのパスワード」です。

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service

Webサービス再起動後に

  1. 移行後のRedmineサイトが移行元と同じ見た目であること
  2. ログインできること
  3. プロジェクト一覧が見られること

までは確認しましたが、チケットを確認しようとすると

500 internal server error

が発生し、閲覧も編集もできない事態が発生しました。

【移行先】gemのアップデートを行います。

こちらの、チケット表示でinternal server errorを解消するため、

Has 500 Internal Server Error when upgrade 4.1.1 to 4.2.7, please help.
https://www.redmine.org/boards/2/topics/67435

この手順を追加します。

  • Redmineのルートディレクトリに移動
cd /path/to/redmine/root/directory && pwd

自分の環境に合わせます。

  • gem update
 sudo gem update

しばらく時間がかかります。

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service

gemのアップデート後、今度はエラーが出ないことを確認です。

【移行先】各種プラグインを入れていきます。

移行前に動いていたプラグインを確認しながら、プラグインを入れていきます。

DBマイグレーション中にrake abortedが出た場合は、そのプラグインはRedmine/Rubyのバージョンが合わないので、動かないプラグインです。

【移行先】動作環境を行っていきます。

プラグインを入れながら、既存の機能(別のユーザーがログインできるか、アクセス権は合っているか、チケットの作成や更新ができるか)などを見ていきます。

【移行元】稼働していたRedmineサイトを停止します。

移行元のサーバにSSHログインし、

sudo a2dissite redmine.conf

redmine.confは自分の環境に合わせます。

で設定ファイルを無効化後、

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service

として、稼働していた移行元のサイトにアクセスできないことを確認します。

【移行先】必要に応じてDNSの切り替えと移行先のサイト設定を行います。

これは、移行元でも同じURL(ドメイン)を使いたい場合の措置です。

  • DNS向き先変更

DNを利用して、ドメインを移行先のIPアドレスへと付け替えます。

各種DNSサービスによって異なるので、そちらを参照してください。

  • apacheバーチャルサイトの設定変更

/etc/apaches/site-available/redmine.conf (自分の環境に合わせます)

の以下の箇所を編集していきます。

<VirtualHost *:80>
servername hoge.example.com
# 今まで動いていたドメイン名

<VirtualHost *:443>
    ServerName hoge.example.com
# 今まで動いていたドメイン名
  • 構文確認
sudo apache2ctl configtest

Syntax OKを確認します。

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service

切り替え後

  1. 前と同じドメインで、新しいRedmineサイトにログインできる
  2. (プラグインが廃止していなければ)同じ機能を使える

ことを確認できれば作業完了です。

移行後の処理

  1. DB移行時に利用したダンプファイルを削除します。
  2. 時期を見て旧サーバのデータの削除を行います。

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